2019年現在、一番売れているiPhoneは何かご存じだろうか。
最新モデルの「iPhone XS」と「iPhone XR」ではなく、2017年モデルのiPhone 8。
近年のiPhoneは価格が高く、特にiPhone Xシリーズに関しては10万円を超えることもあり、機種変更のハードルがグーンと高まった。
この結果、値下げされた旧モデルがうれれまくる傾向が続いている。
iPhone 8に関しても全く同じで、最新モデルだった2017年後半〜2018年9月にかけてそれほど売れていたわけではないが、旧モデルとなった2018年9月以降売れまくっている。
「ドコモオンラインショップ」では、在庫切れが続き予約販売という、発売直後のような人気っぷりだ。
そんなiPhone 8に関して、僕は発売直後の2017年9月に「iPhone 8 Plus ゴールド」を購入し今も持っているのだが、
など、1年以上使ってきたユーザーとして魅力を紹介しようと思う。
目次
2019年2月時点でのiPhone 8販売状況
この記事では、主にiPhone 8を紹介する。
2019年2月時点でiPhone 8を新品で入手する方法は、Appleストアでの購入か、ドコモなど大手キャリアで購入するかのいずれかになる。
iPhone6s〜iPhone 8までの販売状況を、簡単にまとめると以下のようになる
状況 | iPhone 6s | iPhone 7 | iPhone 8 | iPhone XR | iPhone XS |
---|---|---|---|---|---|
Appleストア | × | ○ | ○ | ○ | ○ |
大手キャリア | docomoのみ | × | ○ | ○ | ○ |
格安SIM | △(在庫限り) | ○ | × | × | × |
実勢価格 | 42,768円〜 | 54,864円〜 | 73,224円〜 | 91,584円〜 | 121,824円〜 |
2019年時点でiPhone 8の購入を悩んでいる方は、主に以下の2種類だろう。
「コスパ重視」の方におすすめするのは「iPhone 7」だ。
詳しい解説は以下の記事をご覧いただけたらと思うが、iPhone 7とiPhone 8の主な違いは素材と新しい充電方式への対応なので、機能的な違いは薄く、であれば安い方がおすすめと思うから。
しかし、iPhone 7の取り扱いはAppleのSIMフリー版、UQ mobileなどが販売する格安SIM版に限られる。
それ以外の方、つまり大手キャリアユーザーにとってコスパの高いモデルは、「iPhone 8」だと思う。
このため、以降の記事は主に大手キャリアでの利用を検討している方が対象となる。
iPhone 8の選び方

iPhone 8の選択基準は主に3つある。
- iPhone 8かiPhone 8 Plusか
- ストレージは64GBか256GBか
- カラーバリエーション(ゴールド・シルバー・スペースグレイ)
Plusはカメラ機能を重視する方向け、カラーバリエーションは好みでよいと思うが、ストレージは特に悩むのでは無いかと思う。
ストレージ(容量)は「64GB」で十分

iPhone 8のストレージは64GBと256GBの2種類だ。
参考までに価格を記載すると以下の通り。
モデル名 | 64GB価格(税別) | 256GB価格(税別) |
---|---|---|
iPhone 8 | 67,800円 | 84,800円 |
iPhone 8 Plus | 77,800円 | 95,800円 |
64GBと256GBの価格差は「約18,000円」。かなり大きな価格差だ。
- 写真を撮りまくる
- 長時間の動画撮影をする
- 大容量ゲームをプレイする
このような方は、256GBを選んだ方が無難だが、それ以外の方は64GBで十分と思う。
ポイントは「iCloudを上手く活用する」ということで、スマホのストレージは画像データが占める割合が高いのだが、iCloudフォトライブラリを使えば、スマホのストレージは節約できる。
iCloudの料金体系は以下の通り。
容量 | 価格 | GB単価 | ファミリー共有 |
---|---|---|---|
50GB | 130円 | 2.6円 | × |
200GB | 400円 | 2円 | ○ |
2TB | 1,300円 | 0.65円 | ○ |
2TBが必要な方はまれで、ほとんどの方は50GBで十分だろう。
月130円で容量が増やせるイメージなので、256GBを購入するなら、iCloudの容量を増やした方が幸せになれると思う。
iPhone 8の特徴

2017年9月に発売したiPhone 8は、
- 4.7インチ液晶でコンパクトな「iPhone 8」
- 5.5インチ液晶で大型かつデュアルカメラ搭載で高機能な「iPhone 8 Plus」
の2モデル構成となる。
無印とPlusの違いは、iPhone 7シリーズと同様となる。
違いが少ないため、発売直後は「地味すぎる」と言われたし、同時に発表された全面リニューアルモデル「iPhone X」の影に隠れてしまった印象がある。
特徴らしい特徴は、
- 本体の素材が、アルミニウムからガラスに変わった
- ワイヤレス充電、USB-PDでの高速充電に対応した
などあってもなくても困らないような、ものだったので一般ユーザーはメリットを感じづらかった。
ただ、発売から1年以上経過し、再評価されたことが2019年現在の人気に繋がっていると思う。
再評価された理由だが、僕が思うに以下の3点が大きいと思う。
- 2018年モデルiPhone XS・XRが、10万円前後と高かった
- 2018年モデルの発表と共に、値下げされた
- ホームボタンを搭載した従来型iPhoneの「最終モデル」と見られた
価格は旧モデルになれば下がるのは当たり前だが、僕はホームボタン搭載の最終モデルと見られていることが、案外大きな理由だと思っている。

iPhone 8の魅力は『美しさ』

iPhone 8シリーズの大きな特徴は、長年続いたアルミニウム筐体から、ガラス筐体に原点回帰したことだと思う。
これは、ワイヤレス充電『Qi(チー)』に対応するためと言われているが、ガラス素材のiPhoneはiPhone 4Sを彷彿させ、
美しい、、、
と感じる。
こういうことを書くと、Apple信者のポエムなんて言われるが、金属では表現できないツルッとした美しさはガラス独特だと思う。
これが所有の満足度に繋がっている面はかなりあるのだが、欠点もある。
USB Power Delivery(USB-PD)による急速充電は便利

そして、iPhone 7シリーズになくて、iPhone 8シリーズにある特徴の1つが、充電機能の強化だ。
具体的には、
- ワイヤレス充電『Qi』の採用
- USB Power Delivery(USB-PD)を使用した急速充電
のことを意味する。
ただ、正直ワイヤレス充電にはそれほど魅力は感じていない。
テスト的に購入したQi対応充電パットはイマイチだった。
本命のAppleが販売する発売する『ワイヤレス充電パッドAirPower』の登場で、印象が変わる可能性もあるが、
大容量バッテリーだから時間がかかり過ぎる
というのが欠点だ。
実際に充電器を購入して試してみたが、正直そこまでのメリットは感じなかった。
便利なのは、オフィスや車内のちょっとした時間で充電する時くらいだと思う。

USB-C – Lightningケーブル(1,800円)が必要
逆に急速充電はものすごく便利だ。
近年のスマホはiPhoneに限らずバッテリーが大型化しており、充電に時間がかかる。
だからこそ、バッテリー切れがなによりも怖いわけだが、iPhone 8ではそれがない。
が必要という条件はあるが、わずか30分くらいで5割以上充電できれば、バッテリー切れの心配はほとんどなくなる。
ちょっとした移動時間や、話をしている間に充電出来るというのは、特に外出中の充電では非常に便利だ。
モバイルバッテリーに接続しながら使うのって面倒なので。
iPhone 8の欠点は「大きくて重いこと」

逆に欠点は「重いこと」だと思う。
特に、iPhone 8 Plusに関しては、持てば誰もが感じると思う。
重い!!!!
iPhone 8 Plus移行前に使っていた、iPhone 7の重量は138g。iPhone 8 Plusの重量は202g。
その差はなんと『64g』もある。
実に1.5倍の重量増で、購入後数日は主にiPhoneを持つ右腕の筋が、張ってしまうくらいの重量感だった。
Plusになったら大きくなるので、重くなるのは当たり前だが、iPhone 8系はiPhon 7系と比較して、全体的に重くなっている。
iPhone 8シリーズ | iPhone 7シリーズ | |
---|---|---|
無印(4.7インチ)の重量 | 148g | 138g |
Plus(5.5インチ)の重量 | 202g | 188g |
- ずっしりとした重さ
- ズボンのポケットに入れてもパンパン
- 電話すると、腕が疲れる
正直、結構つらかった。
一番困ったのは電話で、以下の記事でも紹介したが、僕は仕事の電話を個人携帯で受けまくっているので電話の利用頻度が高い。
プライベートで電話はほぼ使わないが、仕事となれば30分ほど話すこともあるわけで、「これじゃあ仕事に支障が出る」とすら思った。
ただ、1週間も使っていたら慣れた。
ほとんどの人がそう言っていたが、本当に慣れた。
流石に、肌身離さず使うiPhoneなので、慣れるのは早いんだなと思った。1ヶ月も経てば、特に気にならなくなってしまった。
ただ、機動力はかなり落ちたと感じていて、具体的にはApple Payが使いにくくなったと感じる。
これは機能的なものではなく、純粋に大きさに起因するモノで、同時に購入したApple Watch Series 3がそれを補う形となった。
iPhone 8 Plusの良いところは「カメラ」

そして、僕が購入した「iPhone 8 Plus」に関して言うと、カメラはとても使いやすい。
なんと言ってもiPhone 7 Plusから導入された、デュアルカメラは強力だ。
2つのカメラを使って、一眼レフカメラで撮影したような『背景ボケ』を再現できる、ポートレートモードが最大の魅力。

上記写真は料理を、パシャッと撮って、トリミングや色調補正を一切行っていないもの。
これだけの写真がスマホだけで撮れてしまう凄さ。
iPhone 8 Plusにおいて、スペック上の進化はないが、全体的に明るく撮影出来るようになっているそうだ。
そして、iPhone 8 PlusおよびiPhone Xにのみ搭載されているのが、『ポートレートライティング』モードだ。
基本的にはポートレートモードだけでこと足りる。
このカメラを手にすると、ほとんどの人がこう思うんじゃないだろうか。
もう高級コンデジすら持ち歩く必要はないのでは
と。
僕は普段のスナップショットはiPhoneで、ブログ用などちょっといい写真を撮りたい時は、SONYのRX100M3を使用している。
コンデジなのでコンパクトで、ミラーレス一眼と比較してもかさばらないし軽いが、荷物が増えることには変わりない。
どんなにいいカメラを持っていても、ここぞという時以外は、スマホカメラの手軽さに完敗する。
RX100M3を購入した2015年と比較しても、iPhoneのカメラは進化していて、差がどんどん縮まっている。
『ポートレートライティング』モードがあれば、いわゆるインスタ映えする写真も含めて、ほぼこれでこと足りるんじゃないかという気がした。
これは、Plusを使うメリットだと思う。
さらに言えば、通常のポートレートモードしかないiPhone 7 Plusと比較した、iPhone 8 Plusの強みとも言える。
iPhone 8はおすすめか?

というわけで、しばらく使い続けたiPhone 8 Plus。
さすがにこのデザインもiPhone 6以来続く4世代目ということで、面白みはないが成熟したデザインと使い勝手と感じる。
例えば、アルミニウムからガラスの筐体に変わったが、ほとんどの人はケースを付けて使用するため、アルミニウム素材かガラス素材かというのはあまり関係ない。
なので、
- iPhone 7からiPhone 8
- iPhone 7 PlusからiPhone 8 Plus
という機種変更はおすすめしない。
ただ、
というパターンならおすすめ出来るかと思う。
特にPlus系は長時間駆動が魅力だが、裏を返せばバッテリーが大きいため、充電にも時間がかかるということになる。
Plus系は特に急速充電対応の恩恵を受けやすい
というメリットもある。
カメラ重視ならiPhone XかiPhone XSもあり

最後に、カメラ機能を重視する方は、iPhone 8 Plusのデュアルカメラを上回る性能を持ち、かつコンパクトな「iPhone X」シリーズと悩む方も多いだろう。
iPhone XSとの比較については、以下の記事で紹介した通りの認識なのだが、
在庫処分で安売りしている「iPhone X」を狙うのはありだと思う。
キャリアが限定されるが、「ドコモオンラインショップ」ではMNP限定でiPhone Xが格安販売されている。

「端末購入サポート」による購入なので、1年間は同じ機種を利用し続ける必要があるが、価格はなんと「15,552円」。
iPhoneはリセール価値も高く、1年後に売却して、別の機種を購入しても恐らく利益が出てしまうくらい安い。
MNP限定、かつ在庫切れになっていることも多い状況だが、MNPが利用可能なら予約してでも入手する価値があると思う。
「iPhone X」の品質の高さはiPhone 8を上回っているので、使えそうならこのチャンスを活かして欲しい。
終わりに

僕はiPhoneなどのガジェットが好きな人間なので、基本的には最新モデルが売れて欲しい。
そうしなければ、新しい製品が生まれなくなるし、「アーリーアダプタ」と呼ばれる人しか使わなくなれば評価も固定化すると思うからだ。
なので、本当はiPhone XSをおすすめしたいが、コスパなど総合力で判断すると、1世代前の「iPhone 8」がおすすめという結論になってしまう。

そういう疑問もあるが、2019年時点としては「iPhone 8」はもっとも無難な選択になると思う。
iPhone 8を購入する
iPhone 8はAppleおよび、大手キャリアから販売されています。
AppleではSIMフリー、キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除可能です。
キャリアで購入するなら、手数料や頭金がないオンラインショップがおすすめです!
新生活に向けてスマホを「学割」で買おう
新生活(進学・就職・引越しなど)に伴い、スマホやタブレットを買うなら、「学割」をうまく使うと通信費用が安くなるので購入時期としては一番おすすめです。
「学割」と聞くと、中学生・高校生・大学生くらいが思い浮かびますが、「25歳以下」なら適用対象なのでわりと簡単に使えますよ。

ドコモでiPhoneを買うならオンラインショップがおすすめ
ドコモは店頭が非常に混み合っており、購入手続きはオンラインショップで行うのがおすすめです。
メリットは以下です。
- 24時間受付可能
- 送料無料(2,500円以上ですがスマホ・タブレットで、この条件を満たせないことはほぼない)で届けてくれる
- 機種変更では事務手数料がかからない
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iPhone 8のまとめ記事
iPhoneカテゴリートップ
2011年発売のiPhone 4S以来、iPhoneを毎年購入している管理人が、これまで書いて来たiPhone関連レビューを、iPhoneカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
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