2013年発売のiPhone 5sから採用された、指紋認証「Touch ID(タッチ・アイディー)」。
あまり大々的にアピールされていないが、「Touch ID」は2種類ある。
大きく分けると、以下の2種類だ。
- iPhone 6まで採用された、「Touch ID第1世代」
- iPhone 6s以降で採用されている、「Touch ID第2世代」
見た目上の違いはなく、違いは「センサー」なのだが、この記事では「Touch ID第2世代」について紹介しようと思う。
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「Touch ID」第1世代・第2世代比較で分かりやすいのは「スピード」
iPhone 5sから搭載された指紋認証「Touch ID」は、iPhone 6sから第2世代のセンサーを搭載して進化した。
スペック上の表記では
センサーを強化
という程度の記載しかされていないが、これがびっくりするほど進化している。
とにかく認識スピードが速くなっているのだ。参考に比較動画をUPしたので参考にして欲しい。
右側が圧倒的に早いことがわかると思う。
- 左側が、第1世代センサーの「iPhone 6 Plus」
- 右側が、第2世代センサーの「iPhone 6s」
「認識スピードの速さって重要?」
そういう意見はあるだろうが、1日に何度も使う機能なので使用感に直結する。
iPhone 6までのセンサーが遅いとは思っていなかったが、これを体験してしまうともう戻れないレベル。
ただ、「Touch ID第2世代」の進化はスピードだけではない。
湿った手やカサカサの手など「Touch ID」が苦手だった指も高精度で認識
第1世代で感じた以下の欠点が、改善したことだ。
- 汗ばんだり、手洗い直後の湿った手(指)
- 手荒れ乾燥などでカサカサの手(指)
これらは、「Touch ID第1世代」が苦手だったシーン。
トイレに行って手を洗った直後とかは、今までTouch IDが認識しないことの方が多かった。
だが、iPhone 6sからはそういうことがほとんど無い。
カサカサの手での認識については実体験としては分からないのだが、そういう理由で今までTouch IDを使ってこなかった友人が、「今回はいける」と絶賛していたので、乾燥肌にも強くなったのだと思う。
もちろん『絶対に正しく認識する』わけではない
ただ、認識精度は明らかに高くなったと感じている。
これはTouch IDを使っていた人にとってはものすごく嬉しいこと。
生体認証を採用しているApple製品
このように悪いことは全くない「Touch ID第2世代」だが、iPhoneにおいては採用モデルが減少している。
2017年に発売した「iPhone X」では、Touch IDは廃止され顔認証「Face ID」が採用されたから。
登場した当時は、革新的な生体認証といわれたし、僕も重宝していたが、現在は評価が下がっている。
その理由は2020年以来の「新型コロナウイルス感染症」
「マスク着用」が必須な世の中で、Face IDは使い勝手が悪く、Touch IDの価値が見直されている。
- 暗闇では認識精度が落ちる
- マスクを付けていると認識しない
これは技術的に解決は難しく、顔認証と指紋認証を両方使うのが最強というのは使えば実感すること。
Androidスマホでは、顔認証と画面内指紋認証の採用事例が増えセンサーもドンドン進化しており、iPhoneでも採用が望まれる声は多い。
しかし、最新モデル「iPhone 13シリーズ」でも採用されなかった。
しかし、Apple製品全体としてはまだまだTouch IDの採用事例が多い。
モデル毎に簡単にまとめてみる。
iPhoneの生体認証対応状況(Touch ID・Face ID)
iPhoneは2017年に発売した「iPhone X」以降、基本的に全モデルが「Face ID」に統一されている。
モデル名 | Touch ID | Face ID | |
---|---|---|---|
第1世代 | 第2世代 | ||
iPhone 5s | ○ | × | × |
iPhone 6 | |||
iPhone SE(第1世代) | |||
iPhone 6s | × | ○ | |
iPhone 7 | |||
iPhone 8 | |||
iPhone X | × | ○ | |
iPhone XS | |||
iPhone XR | |||
iPhone 11 | |||
iPhone 11 Pro | |||
iPhone 12 | |||
iPhone 12 Pro | |||
iPhone 13 | |||
iPhone 13 Pro | |||
iPhone SE(第2世代) | ○ | × |
基本的には、2014年9月発売のiPhone 6s・iPhone 6s Plus以降は第2世代と覚えておけばよいと思う。
唯一の注意点は、iPhone SE(第1世代)は第2世代Touch IDではないということだろうか。
iPadの生体認証対応状況(Touch ID・Face ID)
iPadは2014年に発売した「iPad Air 2」以降、基本的に全モデルが「Touch ID」に対応している。
ただし、iPad Proは「第3世代iPad Pro以降」は顔認証「Face ID」が採用され、後継機種でも採用が続いている状況。
iPad Airは第4世代で、iPad miniは第6世代で見た目が「iPad Pro」っぽくななり、指紋認証をトップボタンに配置する対応をとっている。
モデル名 | Touch ID | Face ID | |
---|---|---|---|
第1世代 | 第2世代 | ||
iPad Air 2 | ○ | × | × |
iPad mini 3 | |||
iPad mini 4 | |||
iPad Pro(第1世代) | |||
iPad(第5世代以降) | × | ○ | |
iPad Pro(第2世代) | |||
iPad Air(第3世代) | |||
iPad mini(第5世代) | |||
iPad Air(第4世代) iPad mini(第6世代) |
○ ※トップボタン |
||
iPad Pro(第3世代以降) | × | ○ |
Macの生体認証対応状況(Touch ID・Face ID)
Macについては、上位モデルに該当する「MacBook Pro」のみ「Touch ID」を長年採用していたが、2024年現在は以下の4モデルが対応している。
- 13インチMacBook Pro(2016年モデル以降)
- 15インチMacBook Pro(2016年モデル以降)
- 16インチMacBook Pro
- MacBook Air(2018年モデル以降)
Macに搭載されているTouch IDは「全て第2世代」。
2022年モデルのiPhoneでは「Touch ID」が復活?
以上が、2024年10月現在のTouch IDの状況。
顔認証「Face ID」の登場以来、Touch IDは徐々に収束する雰囲気があったのだが、2020年の新型コロナウイルス感染症の影響で評価が一変。
マスクを着用していても使いやすい「指紋認証の価値」
が見直された。
実際、顔認証は万能ではない。
Androidスマホが「ディスプレイ内指紋認証」を導入しているのが何よりもの証拠だが、これはこれで使い勝手がわるい……。
Appleもかねてから「ディスプレイ指紋認証」を採用すると噂されているが、形にならない状況。
しかし、iPad Air(第4世代)の登場で一気に現実味を帯びてきた。
iPad Airの指紋認証は「トップボタン」、iPhoneでいう「スリープボタン」に搭載されている。これをみて思った。
多くの方もそう感じたようで、iPhoneでのTouch ID復活が2022年モデルでは期待される。
終わりに
「Touch ID」は便利そうだけど使っていない
という声は、登場から5年以上経過してもいまだに耳にする。
確かに肌質などで合う合わないがあるのは事実だが、とりあえず設定して使ってみる価値はある。
とくに、この記事で紹介した「Touch ID第2世代」はかなり進化しているので、快適に利用できると思う。
是非使ってみて欲しい。
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