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MacBook Air 2018購入レポート。カスタマイズは必要?メモリ8GBの「吊るし(店頭モデル)」を買ってみた

MacBook Airスペースグレイ

僕は2024年現在、フリーランスとして仕事をしているので、主な仕事場は「自宅」だ。

このため、自宅では「Mac mini」を使って仕事をしているのだが、外出する機会もそれなりに多いため、モバイルPCとして「12インチMacBook」を併用している

12インチMacBookはあくまでも「サブ」なので、2016年モデルとそれなりに古くなっても特に不満はなかった。

しかし、2019年夏に12インチMacBookが販売終了……。コンパクトなMacは13インチのMacBook ProかMacBook Airになってしまった。

MacBookは2020年以降、悪名高い「バタフライキーボード」を廃止し、16インチMacBook Proが採用したシザー式の「Magic Keyboard」に切り替えるなど、リニューアルするのが確実。

チー
Appleがアピールしていた「バタフライキーボード」の最終系と言えるものを体験しておこう

というわけで、割り切った構成のMacBook Airを購入することにした。

僕はMacを購入するなら、「メモリ16GBは絶対必要」と言っていた人間

ただ、近年のMacはSSDが高速化し、「メモリ8GBの吊るし(店頭モデル)」でも十分使えるという意見もある。

今回僕はMacBook Air 2018のApple認定整備済製品を購入したので、以下を紹介しようと思う。

  • MacBook Air 2018(整備済品)の開封レポート
  • スペックの選定基準
  • メモリ8GBでも足りるのか?の考察

この記事の掲載内容は、2021年3月28日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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2019年モデルではなく、MacBook Air 2018を購入した理由は「安さ」

MacBook Air

僕がMacBook Air 2018を購入したのは、2019年10月の話。

つまり、この時の最新モデルは「MacBook Air 2019」だ。最新モデルを購入しなかった理由は主に3点。

  • 2019年モデルは「True Toneディスプレイ」を採用しているが、僕はサブPCなので不要
  • CPUなどその他のスペックは2019年モデルで進化していない
  • その割に、旧モデルとして安くなっている

冒頭に記載した通り、僕のメインPCは「Mac mini」なので、MacBook Airはモバイル用途のサブPC

サブPCにコストをかける必要はないと判断した。

これには僕の苦い経験もあり、今も所有している「12インチMacBook」は、2016年当時「ほぼ最高スペック」で購入した。

非力なPCなのでCPUは増強して正解だったと思うが、ストレージも512GBにしてしまい、明らかに不要だった……。

Thunderbolt 3のワンケーブルソリューション 2024年現在のトレンドは、例えばMacBook Proを持って、「Thunderbolt 3」経由で自宅では大画面のディスプレイに繋ぎ、外出時は外して持っていく「1台完結型」だと思う。

しかし僕は、平成30年7月豪雨を経験して、災害は起こる前提のライフスタイルを構築しようとしている

これは「一番大事な仕事道具」と言えるパソコンにも適用していて、でかくて重い「iMac」はやめたし、MacBook Pro1台に集約ではなく、適度に分散させる方向にしている

Mac miniを搭載したデスク(Thunderbolt 3のディスプレに接続)

このように、サブPCとしてせっかく「役割分担」させているのだから、PC選びを同じ視点にしてはダメだと思った。

結果、「割り切った構成」とするため以下を意識した。

  • 整備済み品で購入(=安価)
  • 最新の2019年モデルではなく、2018年モデルを購入
  • カスタマイズは行わず「吊るし(店頭モデル)」の状態で購入する
整備済み品MacBook Airの購入明細

結果、11万円なのでそこそこ安く入手できたと思う。

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Apple認定整備済製品(アウトレット)MacBook Air 2018開封レポート

Appleの整備済み品

というわけで、前置きが長くなったが、「MacBook Air 2018」が我が家にやってきた

Apple製品の「整備済製品」は、様々な理由でAppleに戻ってきた製品を改修して、再出荷しているモデル。

一般的にいう「アウトレット」と言えるもので、数量限定・カスタマイズ(CTO)もできないが、最新モデルの新品より1割〜2割安く、さらに1〜2世代前の製品も販売していることが特徴。

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実は僕が2008年に初めてMacを購入した時も、この整備済製品だった。

整備済み品として届いた段ボール 段ボールをあける 化粧箱が登場

ノートタイプとしては初めて購入したのだが、段ボールの地点では「いつも通り」だった

化粧箱が整備済み品専用

しかし、パッケージをみて驚く。

チー
化粧箱のカバーが「専用」なんだ!
化粧箱表面 化粧箱裏面

10年前購入した時は、iMacだったからなのか、途中で制度がかわったのか、新品と同じパッケージだったのだが、「Apple Certified Refurbished」と記載され、パッケージの地点で「整備済製品」と分かるようになっていた

外装フィルムを剥がす

しかし、その後の開封体験はいつも通り。

チー
外装フィルムだってちゃんと剥がせる(笑)
MacBook Air 2018 開封後

蓋を開けると本体がドーンと登場する。

同梱品

同梱品は、30W説明書、のUSB-C充電器、USB-Cケーブルだけで、相変わらずシンプルな構成。

MacBook Air フィルムを剥がす

早速フィルムを剥がす!この瞬間はいつもワクワクする。

チー
僕はこのフィルムも大事にとっておくので、売却時に大抵驚かれる(笑)
MacBook Airスペースグレイ MacBook Air裏面

今回はスペースグレイのMacBook Airを購入した。

右側面はイヤフォンジャック Thunderbolt 3ポートが2基(左側面)

右側面には3.5mmイヤフォンジャック。

左側面には12インチMacBookにはなかった、「Thunderbolt 3」のポートがある。

Touch Barなし、Touch IDあり

最大の特徴はキーボードだろうか。

MacBook Pro」の特徴は、Touch BarとTouch IDだが、MacBook Airは「Touch ID」のみ搭載されている。

チー
僕はプログラムも書くので、ESCキーをよく使うし、Touch Barはいりません
第3世代バタフライキーボード

バタフライキーボード」も第3世代となり、タイプ感などかなり変わっていた。

重さはそれなりになる

13インチモデルなので、重量は1.25キロほどあり、1キロを切る12インチMacBookと比較すると、どうしても重い……。

チー
片手でひょいと持てる重さとサイズ感がよかったけど、Airはさすがにそこまでは厳しい……。

今回購入した「MacBook Air 2018」のスペック

MacBook Air 2018

今回購入した「MacBook Air 2018」のスペックは以下の通り。

CPU 1.6GHzデュアルコアIntel Core i5
メモリ 8GB 2,133MHz LPDDR3
ストレージ 256GB SSDストレージ
MacBook Air 2018のスペック

金額は「116,380円(税込)」。

整備済み品MacBook Airの購入明細

これが最新モデルのMacBook Air 2019だと「153,780円(税込)」なので、40,000円近く安く買えた

  • True Toneディスプレイ
  • バタフライキーボードが3.5世代となり、少し改良されている

2019年モデルの改良ポイントはこれだけなので、サブPCとしては2018年モデルで十分だ

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MacBook Airのカスタマイズポイント

MacBook Airのセットアップ

MacBook Airは「12インチMacBook」の収束にともない、MacBookシリーズのエントリーモデルと位置付けられている

といっても、主力モデルであり、人気も高い13インチMacBook Proの最安モデルと比較すると、2万円程度しか差がなく、同時に比較検討する方も多いだろう。

僕が思うMacBook Airの魅力は、

バッテリー駆動時間が長く、高スペックではないがバランスがよいこと

だと思う。
要するに、一般利用としては「無難」な選択になるモデル。

それ故に、カスタマイズ項目は少なく、購入者が悩まなくてすむように考慮されているようだ。

MacBook Airのカスタマイズ項目

カスタマイズポイントは以下の2点のみ。

カスタマイズポイント 選択肢 ユーザー自身での換装可否
メモリ
  • 8GB DDR3
  • 16GB DDR3
×
ストレージ
  • 128GB SSD
  • 256GB SSD
  • 512GB SSD
  • 1TB SSD
×

今回僕が購入したのは、「メモリ8GB、SSD256GB」のモデル

ノンカスタマイズの「つるし」と言えるモデルだが、一番悩んだのはメモリ16GBにするかどうかだった。

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CTOでメモリ16GBにアップグレードするべきか

macOSは、昔も今も「メモリはあればあるだけ消費する」と言われている。

64GBメモリの威力

今使っている「Mac mini」は64GBメモリを搭載しているのだが、使えば使うほど消費量は増えて、50GBくらいは楽に消費する。

Mac mini 2018パッケージ

僕が初めてMacを買った2008年当時にしても、メモリはなるべく多めにした方が良いと言われていたし、僕自身も使ってそれは正しいと実感した。

その後、Macの主力がノートPCタイプに移り、ストレージがハードディスクより高速なSSDに変わった。

SSDを搭載するMacBook Pro/Airの動作は高速で、大容量メモリは不要と思った時期もあった。

しかし、MacBook Pro(Late 2013)を使った感想として、「16GBは必要」という結論が僕のなかではでた

しかし、既に5年前の話。

チー
SSDはその後も進化を続けているし、大容量メモリじゃなくてよいのでは……。

というわけで、今回は標準モデルとなる「8GB」を選択した。

詳しくは後述するが、結果的に「メインPC」として使わないのであれば十分と思ったし、比較的安価な店頭モデルを購入できるメリットは大きいと感じた

ストレージ(SSD)は利用スタイルで選択

MacBook Airのカスタマイズ項目

使い勝手に左右するメモリの大小と比較して、ストレージ(SSD)の大小は利用者の「使い方」に左右される。

ドキュメント作成中心であれば、128GBでも十分だろう。

しかし、一眼レフで撮影した写真データの管理、動画作成などもするなら、128GBでは足りない。

「空き容量を気にしながら作業する」という不毛さを避ける意味でも、256GBかそれ以上が良いと思う。

チー
Macを何に使うのかを考えて選ぶのが良いですよ!

ちなみに僕は、128GBと悩んだが、「余裕をみて256GB」を選択した

MacBook Airは「サブPC」の位置付けなので、大容量のデータはメインPCに保存しているし、大半のデータはiCloudなどクラウド上に保存している。

それを踏まえて、実際どれくらい必要なのか判断したかった面もあるのだが……

MacBook Airのストレージ利用状況

結論から言えば、「128GB」でも足りた。

が、空き容量が20GB程度しかない感じになるので、余裕はない。

チー
グラフを見るとパンパンなのに、数字ではスカスカに見えるのはデータの大半が「クラウド」にあるからなのかなぁ……。

「つるしのMac(店頭モデル)」でも使えるのか?

整備済み品MacBook Airの購入明細

というわけで、「メモリ8GB、SSD256GB」搭載のMacBook Airは十分に使えるものだった。

12インチMacBook」と比較すれば明らかに早いし、特に「Touch ID」が使えるのが便利。

ただ、一番の関心事項は「メモリ8GBで足りるのか?」という点。

サブPCとはいえ、僕の使い方はわりとヘビーだと思う。

  • ブラウザで常時10タブ以上表示
  • PHPの開発ツール(PHPStorm)
  • マークダウンエディタ

この辺りが「常時稼働」していおり、メモリは常にパンパンという感じだった。

CPU利用率は高め メモリは明らかに足りていない

アクティビティモニタで見ると、残メモリが1GB程度あるが、スワップが「5GB」も発生しており、明らかにメモリは足りていない

CPU利用率も高い。

この数字を見る限り、「メモリ16GB」が適正ラインと読みとれる。

ただ、実使用上「重い」かと言えばそうでもない。もちろん早くはないが、許容範囲内の動作速度。

しかし、ここに「Photoshop」のような重い画像編集アプリが加わると、話が変わる。

一気に動作速度が遅くなり、特にアプリの切替が「もっさり」するようになる。

メモリ8GBでの適正ラインは、

ブラウザ、Officeソフト系はわりと自由に起動できるが、重いアプリは1つまで

という感じかなと感じた。

チー
開発ツール、写真・動画編集アプリなど、「重いアプリを2つ以上」起動することが多いなら、メモリ16GBの方が無難そう
MacBook Airスペースグレイ

というわけで、MacBook Air 2018を購入したが、「サブPC」としては十分な性能だった

これだけのスペックのMacが「11万円くらい」で手に入っているわけで、上を見ればキリがないが随分安くなったなと思う。

ただ、欠点も明確になった。

重いアプリは1つまでしかまともに使えない

プロ向けの端末としては、やはり物足りない部分が多いので、その辺りは「割り切り」も必要かもしれない。

逆に、メインPCとしてガッツリ使いたいのであれば、CTOで「メモリ16GB」に増設すれば、一気に快適になるだろう。

チー
カスタマイズ項目が少ないので、とても分かりやすいMacです!
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MacBook Pro/Airは、Appleストアや家電量販店で販売されています。

購入後のカスタマイズは不可能なので、スペック選定は慎重に行ってください。

ノート型のMac
チー
僕は2024年10月現在は、「MacBook Pro」に使用しています。

今購入するなら「Apple Silicon」搭載のMacがおすすめです!パソコン買って驚いたのは、10数年ぶりですよ(笑)
M1 MacBook ProをメインPCにしました

Macはどこで買うのが安いのか?

パパンダ
Macは10万円以上する高い買い物だし、「少しでも安く」買いたい!
チー
それなら「ビックカメラ」か「Amazon」がおすすめかな。

特にM1プロセッサのMacはカスタマイズしなくても「爆速」なので!
2024年10月時点の「2020年モデルのM1 MacBook Air」販売価格です。カラーによる価格変動はありません。
店舗 タイプ 定価(税込) 値引き 実質価格
Apple Store 256GB 115,280円 - 115,280円
512GB 142,780円 - 142,780円
Amazon 256GB 115,280円 5,764ポイント 109,516円
512GB 142,780円 7,139ポイント 135,641円
ビックカメラ.com 256GB 115,280円 5,764ポイント 109,516円
512GB 142,780円 7,139ポイント 135,641円
チー
Macの場合、CTO(カスタマイズオーダー)したい人も多いと思うので、その場合Apple認定整備済製品を狙うのもあり!
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また、店頭モデルを購入する場合、SoftBank・Y!mobileユーザーは条件を満たせば、Yahoo!ショッピングで買うと「最大20%還元」なのでお得だと思います

Macを買うならどこがお得なのかを考察

一緒に使いたいおすすめアクセサリ

チー
僕がMacBookユーザーにおすすめしたい、アクセサリは以下です。

特にThunderbolt 3」対応製品はチェックしてみて欲しい!
Thunderboltを推進するのはApple

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MacBook Pro16インチで完成した作業環境

2007年以来のMacユーザーである管理人が、これまで書いて来たMac関連レビューを、Macカテゴリートップページでは整理して紹介しています。

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