Apple製品は基本的に「定価販売」なので、大幅な割引はなく、ポイント還元やセールでたまに安く買えるくらい。
さらに言えば、Macはモデルだけでなく、大きく分けると2種類ある。
- 店頭モデル(カスタマイズ不可の「つるし」)
- CTOモデル(カスタマイズモデル)
パソコンなのでiPhone・iPad・Apple Watchと異なり、ストレージだけでなくCPU・メモリなどもカスタマイズ対象となる。
かつては、大手家電量販店でしか販売されていなかったMacだが、2024年現在は販売店も増えた。
とは言えるし、僕はカスタマイズしたい人。
しかし、iPhoneの普及でMacユーザーが飛躍的に増えた結果、現実的に多いのは店頭モデル、さらに言えばMacBook Proの最安モデルと、MacBook Airユーザー。
つまり、ノンカスタマイズの「つるし」を購入している。であれば、少しでも安く・お得な店で買いたいだろう。
この記事では以下を紹介しようと思う。
- Macを販売している店舗
- WEBと実店舗どちらで買うのがよいか
- おすすめの店舗
結論から言えば、店頭モデルを購入するなら、Amazonでの購入がよいと思う。
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Macを販売している店舗
Macは昔からApple Storeを中心に、大手家電量販店で販売されている。
WEBに関してはApple Storeしか力が入っておらず、特に家電量販店のWEBサイトではMacを積極的に販売していなかった。
しかし、「ビックカメラ」がWEBサイトでの販売に力を入れ始めてから、流れが変わり始め、2024年現在はAmazonも参入するなど、MacもWEBで買うものという流れができている。
また、かつて「Macは高い」と言われていたが、ラインアップが整理され、高級モデルの「Pro」、エントリーモデルの「mini」や「Air」と棲み分けられたことで、ユーザーの裾野は広がったように感じる。
さらに言えば、パソコンと言えば今やデスクトップは少数派で、ノートパソコンが主流なので、MacBook ProとMacBook Airが売上げの大半となっている。
この結果、大きなスペースも不要になり、2024年現在は、多くのお店で見かけるようになっている。
Macのカスタマイズ(CTO)への対応
iPhone・iPadと比較して、Macの場合はカスタマイズ(CTO)を行うケースも多い。
- メモリ増設
- キーボードをJIS配列からUS配列へ変更
このあたりが最も多いパターン。
Apple Storeではもちろんカスタマイズに対応しており、家電量販店では非対応と言われている。
ただ、一部対応するケースがある。実はカスタマイズと一言でいっても、2種類存在するからだ。
- Apple Storeと同じフルカスタマイズ
- カスタマイズモデルの販売
カスタマイズモデルは一部店舗で販売されている。
カスタマイズを行ったモデルを、「持ち帰り可能な製品」として店頭販売しているイメージ。
Apple Storeで通称「Ultimateモデル」と呼ばれる、最高スペックのモデルが販売されていることをご存じの方もいるだろうが、これもカスタマイズモデルの一種だ。
ちなみに、フルカスタマイズモデルも厳密な意味では家電量販店など店頭で購入できる。
しかし、欠点が多すぎるので、わざわざ店頭でオーダーするメリットが皆無。普通にWEBで注文した方がよいと思う。
- 納期は最低2週間で時間がかかる
- ポイント還元などの割引が一切ない
家電量販店で購入するメリットとして、ポイント還元が上げられるがそれがない以上、わざわざ店頭に足を運ぶメリットはない。
店舗毎の対応を簡単にまとめると以下のような感じとなる。
店舗 | タイプ | ||
---|---|---|---|
店頭モデル | カスタマイズモデル | フルカスタマイズ | |
Apple Store | ○ | ○ | ○ |
Amazon | ○ | × | × |
ビックカメラ | ○ | ○ | △ |
その他大手家電量販店 | ○ | △ | △ |
ちなみに、カスタマイズモデルの販売に一番力を入れているのは「ビックカメラ」だろう。
家電量販店の中でも取り扱っているモデル数が段違いに多いので、気になる方はチェックして見て欲しい。
値下げの時期は?
MacなどApple製品は、基本的に値下げされない。
値下げされる時期は大きく分けると、2パターンだ。
- 新モデル発売に伴い、旧モデルが併売されるケース
- 為替相場の影響(大幅に円高が進むケース)
Macの場合はほぼ前者しかない。
価格重視ならApple認定整備済製品を狙うのもあり
Apple製品は基本的に値下げされる、iPhoneと異なりMacは旧モデルとして併売されることも少ない。
しかし、現実には家電量販店の在庫販売を中心に、旧モデルとして値下げされるケースは存在する。
特にMacは新モデルで劇的な進化をすることも少ないので、旧モデル狙いの人も多いと思うが、そんな方におすすめしたいのが「Apple認定整備済製品」。
いわゆる、アウトレットのようなもので、何らかの事情があり返品となった製品を、Appleが再整備し1年のメーカー保証付きで販売している。
Apple認定整備済製品の特徴は以下。
- 中身は同じだが、化粧箱などは「専用のデザイン」
- 最新モデルより、1世代〜2世代古いモデルが多め
- 平均15〜20%程度やすく購入できる
- カスタマイズモデルも対象
僕も2019年10月に「MacBook Air」を購入したのだが、最新モデルと比較すると3万円以上やすく購入できた。
価格的にはお得だが、唯一の欠点は専用パッケージだろうか。
使う分には問題ないが、僕はApple信者なのでちょっと残念だった……。
こういうのを全く気にしない方なら、おすすめの購入方法だと思う。
- 送料無料
- メーカー保証1年あり
- 最大15%引き
Macをはじめて購入するなら「MacBook Air」がおすすめ
以降は、2024年現在販売されているモデルとしては最も安いモデルである「MacBook Air」の価格を中心に紹介しようと思う。
ちなみに、はじめて購入する方におすすめしたいのも「MacBook Air」だ。
ポイントは以下の3点。
- 価格が131,780円(税込)〜と安い
- Thunderbolt 3に対応し拡張性も高い
- 売れ筋のMacBook Proと比較して安く、少しだけ軽い上、バッテリー駆動時間も長い
スペック面で比較するとMacBook Proの方が当然高く、エントリーモデルとして選択する人が多いのも事実だが、初めて購入するならMacBook Airの方が使い勝手がよいと思う。
最大のポイントは、カスタマイズ項目が少なく、店頭モデルが中心であること。
つまり、Amazonなどで多少安く購入できる。
WEBと実店舗どちらで買うのがよいか
Apple製品の場合、基本的に「定価販売」なのでWEBと実店舗の購入で価格に違いはない。
なので、宅配してもらえる(1万円は超えるので送料無料になる)WEBの方がお得に感じるが、実店舗で購入する大きなメリットは、サイズ感を確認できることだろう。
特にノートパソコンの場合、持ち歩くこともあるはず。
- 自宅はハイスペックなデスクトップパソコン
- モバイルは小型軽量パソコン
という感じで使い分ける方もいるが、今は少数派。
普通は1台なので、持ち歩きやすいことも選択ポイントになる。2024年現在販売されているノートタイプは、主に以下の3種類。
- MacBook Air
- 13インチMacBook Pro
- 16インチMacBook Pro
下に行くにつれてスペックは上がるが、大きく・重くなるのでどのあたりを落としどころにするかは、自身で判断するしかない。
そういう意味で、「店舗で触れられる」というのは重要。
なので僕のおすすめとしては、以下のようになる。
- 始めて購入する人は、実店舗で触ってみる
- 2回目以降の人は、ご自由に
触ってみて気に入ったら、その場で買って帰りたくなるだろうし、それはそれでよいと思う。
特に、Apple Storeが近隣にある場合は、是非Apple Storeで購入してみて欲しい。
どこで買うのが安い?割引・ポイント還元率を比較
MacBookシリーズの価格は新品の場合、「11万円〜15万円」が中心的な価格帯となる。
決して安くない買い物だ。
特にWEBで購入する場合、どこで購入するのが一番お得かが気になるだろう。
価格が一番安いため最も購入者が多く、僕自身も使っている「MacBook Air」を代表的な店舗購入した場合の価格を比較しようと思う。
店舗 | タイプ | 定価(税込) | 値引き | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
Apple Store | 256GB | 115,280円 | - | 115,280円 |
512GB | 142,780円 | - | 142,780円 | |
Amazon | 256GB | 115,280円 | 5,764ポイント | 109,516円 |
512GB | 142,780円 | 7,139ポイント | 135,641円 | |
ビックカメラ.com | 256GB | 115,280円 | 5,764ポイント | 109,516円 |
512GB | 142,780円 | 7,139ポイント | 135,641円 |
Apple Storeでの購入メリットは在庫の豊富さ
割引が全くないApple Storeは、家電量販店などと比較すればどうしても高く見えてしまう。
少ないとはいえ割引のある量販店と比較したメリットは何かと言えば、在庫の豊富さとカスタマイズオーダーの納期が早いことだろう。
iPhoneほどではないが、新モデル発売直後は若干納期が不安定になる。
特に、2020年はMacBookシリーズは評判が悪かった「バタフライキーボード」を全モデルで廃止し、16インチMacBook Proが搭載したシザー式の「Magic Keyboard」に変更すると言われている。
例年より売れると思うので、納期面で不安があればApple Storeでの購入が無難と思う。
家電量販店・キャリアでの購入メリットはポイントが「ポイントが使えること」
多少安いのは事実だが、正直なところ家電量販店で購入するメリットは、「薄い」と言わざるを得ない。
Apple製品は昔に比べたら身近になったとは言え、製品だけでなく「購入体験」も重視している。
それは、パッケージを開封するところまで含まれる。
ポイント還元率も低いので、お得感を感じるほどでもない。Apple Storeで買うよりは安いが。
ただ、ポイントがたまるということは、ポイントを使うこともできる。
ポイント還元率が低いことを逆手に取って、ポイントを積極的に使うのに向いていると思う。
特に「dポイント」を集めている方は、WEBならAmazon、店頭ならビックカメラ・エディオンなど家電量販店と相性がいい。
2019年以来、QR決済が流行っており、docomoも「d払い」の利用促進を図るため、「20%ポイント還元」などの大盤振る舞いを頻繁に行っているからだ。
さすがに全額は難しいだろうが、ポイント消化につかって値下げの原資にするのはよいと思う。
終わりに
僕が初めてMacを買ったのは2008年の話。
当時はまだiPhoneもなく、デザイナーなどグレフィック系の人かApple信者が購入するパソコンというイメージが強かった。
あれから10年以上経過し、街中でMacを見かけるのは、僕が住む地方都市岡山県倉敷市でも珍しくなくなった。
それと並行して、販路も拡大したので以前よりMacは身近なものになったと思う反面、昔とかわらないのは「Macは高い」というイメージ。
確かに、安くはないが2024年の感覚から言えば、値下げがほぼないだけで、パソコンとしては普通の価格だと思う。
それが「高い」イメージに繋がっていると思うが、この記事で紹介したように、ポイント還元なども増えているので、上手く活用してお得にMacを購入して欲しい。
MacBook Pro/Airを購入する
MacBook Pro/Airは、Appleストアや家電量販店で販売されています。
購入後のカスタマイズは不可能なので、スペック選定は慎重に行ってください。
- 薄型で安価な「MacBook Air」
- 万人向けの「MacBook Pro」
Macはどこで買うのが安いのか?
店舗 | タイプ | 定価(税込) | 値引き | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
Apple Store | 256GB | 115,280円 | - | 115,280円 |
512GB | 142,780円 | - | 142,780円 | |
Amazon | 256GB | 115,280円 | 5,764ポイント | 109,516円 |
512GB | 142,780円 | 7,139ポイント | 135,641円 | |
ビックカメラ.com | 256GB | 115,280円 | 5,764ポイント | 109,516円 |
512GB | 142,780円 | 7,139ポイント | 135,641円 |
- 送料無料
- メーカー保証1年あり
- 最大15%引き
また、店頭モデルを購入する場合、SoftBank・Y!mobileユーザーは条件を満たせば、Yahoo!ショッピングで買うと「最大20%還元」なのでお得だと思います。
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2007年以来のMacユーザーである管理人が、これまで書いて来たMac関連レビューを、Macカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
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