Apple製品は定価販売で値下げされない
このことは、Appleファンでなくてもわりとよく知られているようだ。
おそらく、家電量販店で以下のような対応が行われているためだろう。
- ポイント還元率が他製品に比べて低い or ゼロ
- 割引クーポンが利用できない
厳密な意味では「5%程度」の値下げかポイント還元はあるのだが、どちらにせよ値引きが少ないのは事実。
ただ、実はApple製品を安く買う方法が1つだけある。
Apple認定整備済製品
いわゆるアウトレットに近いのだが、何らかの理由でAppleに戻って来た製品を再整備し、1年のメーカー保証付きで値引きされているものだ。
いくつか欠点はあるのだが、「コスパ」観点で見れば断然お得なので、どんなモノかを紹介しようと思う。
- 送料無料
- メーカー保証1年あり
- 最大15%引き
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Apple認定整備済製品(整備済品)とは
「Apple認定整備済製品」はAppleが販売する、アウトレット(リフレッシュ品)だ。
通称「整備済品」と呼ばれている。
一昔前はMacだけを対象にしているイメージだったが、2024年現在は取り扱い製品がかなり増えており、以下の製品を販売している。
- Mac
- iPad
- Apple Watch
- iPod
- Apple TV
- 各種アクセサリ
注意点はiPhoneは取り扱っていないこと。
流通量は桁違いに多いはずだが、iPhoneは携帯キャリアを通じて販売する割合が多いためか、整備済製品としては販売されていない。
- 送料無料
- メーカー保証1年あり
- 最大15%引き
新品同様で最大15%引きで購入できる
整備済品を買う最大の魅力は「安い」という点。
「最大15%引き」で購入できる。
冒頭に記載した通り、Apple製品はポイント還元も「5%」程度なので、「15%」というのはかなり大きな割引というのは分かると思う。
CTO(カスタマイズ)モデルでもほぼ即納。数日で届く
早く届くのも魅力といえる。
整備済製品は「在庫品のみの販売」なので、納期リスクは発生しない。
特にMacについてはCTO(カスタマイズオーダー)をすると、最低でも1週間。通常「2週間」程度かかる。
しかし、整備済製品に登場したCTO版Macはすぐに届く。
実際僕が購入した整備済み品のケースで紹介すると、オーダーした翌日には届くくらい早い。
MacBook Air | MacBook Pro | |
---|---|---|
注文日 | 2019/10/31 | 2020/02/26 |
発送日 | 2019/10/31 | 2020/02/26 |
配達日 | 2019/11/1 | 2020/02/27 |
注目して欲しいのは発送日で、午前中にオーダーすれば当日中に発送されている。
配達までの所要時間はお住まいの地域によるが(僕は岡山県倉敷市)、オーダーから受け取りまで「3日」程度あれば手元に届くだろう。
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メーカー保証1年が付帯し延長保証「AppleCare+」にも加入可能
もう1つ大きなメリットが、1年のメーカー保証がついている点。
要するに「新品購入と同じ扱い」ということだ。
いわゆる新古品は中古ショップなどでみかけることはあるが、多くの場合初期不良のみを対象にした「ショップ独自保証」。
整備済製品は「Apple公式販売」なので、メーカー保証をキッチリ付与してくれるのが、中古ショップでの購入とは異なる。
新品同様なので、延長保証「AppleCare+」加入できる。
整備済製品を購入するデメリットはある?
このように、整備済製品は販売方法が少し違うだけで、ほぼ新品同様といえることが分かったと思うが、デメリットはあるのか?
実はいくつかのデメリットがある。
- 化粧箱は「Refurbished」と記載された、整備済製品専用パッケージ
- 買いたいときに買えない。数量限定で基本は早い者勝ち
- カスタマイズ品(CTO)も買えるが、自分でカスタマイズはできない
化粧箱は「Refurbished」と記載された、整備済品専用パッケージ
僕がMacを初めて購入したのは、2007年の話。
実はこの時も「整備済品」だったのだが、2007年当時購入した整備済品iMacは新品と全く同じ箱だった。
パッケージが大型のiMacだったからなのか、その後変わったからなのかは分からない。
しかし、2019年に「MacBook Air」を購入した時は専用パッケージに変わっていた。
その後さらに2020年3月に「16インチMacBook Pro」を購入した時も同じだったので、整備済品は「Refurbished」と記載された専用パッケージと決まっている模様。
なお、iPadなど他製品については僕自身が購入していないため未確認だが、軽く検索してみた感じでは、Macと同様に専用パッケージとなっているようだ。
買いたいときにすぐ買えない。数量限定で基本は早い者勝ち
整備済品はApple Store限定販売、かつ数量限定販売。
在庫品の追加タイミングは「午前中」の傾向が強いが、どの日に入荷するかは分からない。
「10万円台のMacBook Pro」はコスパ的にも人気が高く、売り切れになるのも早いので、欲しい時は定期的にチェックする必要がある。
それでも買えるかどうかは「運」なので、買いたいときにすぐ買えないというのはデメリットといえるだろう。
カスタマイズ品(CTO)も買えるが、自分でカスタマイズはできない
整備済品は誰かが一度購入した製品なので、特にMacはCTO(カスタマイズオーダー)モデルが多い。
例えば僕が購入した「MacBook Pro 16インチ(2019)」のスペックは以下の通り。
CPU | 2.4 GHz 8コアIntel Core i9 |
---|---|
メモリ | 32 GB 2667 MHz DDR4 |
グラフィックス | AMD Radeon Pro 5500M 8GB |
ストレージ | 2TB SSDストレージ |
CPU・メモリ・グラフィックス・ストレージの全てが、店頭モデルよりアップグレードされている。
これを僕は「380,380円(税込み)」で購入した。
同じ構成を新品で買うと、「438,680円(税込み)」。
新品価格 | 整備済品価格 | 差額 | 割引率 |
---|---|---|---|
438,680円 | 380,380円 | 58,300円 | 約14% |
こうしてみるとかなりお得感があると思う。
ただ、僕のケースでいえば「2TB SSDストレージ」は不要だった。
1TBで十分と思っていたので、本来欲しかったスペックと比較すれば安くなった印象は薄い。
要するに、自分でカスタマイズはできないので合わせるしかなく、
自分の理想とするCTOモデルに出会える確率は低い
ということになる。
- 同じ予算でより高スペックになった
- 理想通りのスペックが見つからず、高くついた
どう捉えるかは人によるので、メリットともデメリットともいえないが、「整備済製品購入時の制限事項」といえるだろう。
終わりに
整備済品を購入するメリットが最も大きいのは「カスタマイズモデルのMac」だと思う。
iPadやApple Watchも販売されているが、これらは流通数も多く、家電量販店で時々割引販売されたりするケースもあるからだ。
しかし、MacのCTOモデルは中古品で購入する以外安く買う方法はないので、理想のモデルを見つけたら「運命」と思って買うのがおすすめ。
専用パッケージになるなど、「開封時の感動」は劣るが、製品としては全く同じなのでデメリットは全くない。
- 送料無料
- メーカー保証1年あり
- 最大15%引き
MacBook Pro/Airを購入する
MacBook Pro/Airは、Appleストアや家電量販店で販売されています。
購入後のカスタマイズは不可能なので、スペック選定は慎重に行ってください。
- 薄型で安価な「MacBook Air」
- 万人向けの「MacBook Pro」
Macはどこで買うのが安いのか?
店舗 | タイプ | 定価(税込) | 値引き | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
Apple Store | 256GB | 115,280円 | - | 115,280円 |
512GB | 142,780円 | - | 142,780円 | |
Amazon | 256GB | 115,280円 | 5,764ポイント | 109,516円 |
512GB | 142,780円 | 7,139ポイント | 135,641円 | |
ビックカメラ.com | 256GB | 115,280円 | 5,764ポイント | 109,516円 |
512GB | 142,780円 | 7,139ポイント | 135,641円 |
- 送料無料
- メーカー保証1年あり
- 最大15%引き
また、店頭モデルを購入する場合、SoftBank・Y!mobileユーザーは条件を満たせば、Yahoo!ショッピングで買うと「最大20%還元」なのでお得だと思います。