iPhoneが好きだけど、最新モデルは高すぎる!!
2017年に発売した「iPhone X」以来、iPhoneの価格は10万円を超えるのが当たり前になった。
ガジェットブログを運営している僕は毎年iPhoneを買い替えるものの、さすがに高い……。
Androidに乗り換える人も多いが、「iPhoneじゃないと嫌」という人も同時に多く、以下のような質問をよく受ける。
- 一番安く買えるのはいつ?
- 機種変更のおすすめタイミングは?
例年9月に発表&発売される、最新型iPhoneに群がるのは僕のようにガジェット好きが多いのだが、もう1つの動きがある。
多くのユーザーにとっては最新モデルであることよりも、価格の方が重要になっている証拠と言えるだろう。
この記事では以下を紹介しようと思う。
- 2024年10月時点のiPhone販売状況
- 型落ち(旧モデル)iPhoneのオススメ
- iPhoneが値下げされる時期
- 次に値下げされるiPhoneはどれか
2021年9月発表の「iPhone 13シリーズ」に対応しました。
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2024年10月時点のiPhone販売状況
iPhoneの販売状況は、新モデル発表後の「毎年9月」に変わる。
直近では2021年9月に変わったのだが、簡単にまとめると以下のようになる。
モデル名 | 発売年月 | Apple | 大手キャリア | 格安SIM | 実勢価格 |
---|---|---|---|---|---|
iPhone XS | 2018年9月 | × | × | × | 販売終了 |
iPhone XR | 2018年10月 | × | △ ※在庫限り |
× | 販売終了 |
iPhone 11 | 2019年9月 | ○ | ○ | ○ | 61,800円〜 |
iPhone 11 Pro | 2019年9月 | × | × | × | 販売終了 |
iPhone SE(第2世代) | 2020年4月 | ○ | ○ | ○ | 49,800円〜 |
iPhone 12 / 12 mini | 2020年10月 | ○ | ○ | ○ | 69,800円〜 |
iPhone 12 Pro / Pro Max | 2020年10月 | × | △ ※在庫限り |
× | 販売終了 |
iPhone 13 / 13 mini | 2021年9月 | ○ | ○ | × | 86,800円〜 |
iPhone 13 Pro / Pro Max | 2021年9月 | ○ | ○ | × | 122,800円〜 |
iPhone X系モデルの最安値モデル「iPhone XR」が販売終了となり、同じ位置に「iPhone 11」が入った感じ。
iPhone SE(第2世代)からiPhone 12まで、大体「1万円刻み」で値段が上がる
というのが特徴。
この結果、販売する携帯キャリアにおいても以下のような棲み分けが完成する。
- ハイスペックモデルの「Pro」は、大手キャリアのメインブランドで販売
- それ以外は、Y!mobile・UQ mobileなどのサブブランドでも販売
- iPhone SE(第2世代)は、最安モデルとして格安SIMでも幅広く販売
型落ち(旧モデル)iPhoneのおすすめ
というわけで、型落ち(旧モデル)iPhoneを選ぶ場合、契約している通信キャリアによってある程度変わるので、大手キャリアと格安SIMに分けて紹介しようと思う。
大手キャリアユーザーのおすすめは「iPhone 12」か「iPhone SE(第2世代)」
ドコモなど大手キャリアが販売するiPhoneの旧モデルは、「iPhone 12」が主力。
なので、「コスパの高い旧モデルiPhoneを今買うならどれ?」と問われたら、僕は以下のように答える。
「底値のiPhone 11ではないのか?」と思うだろうが、iPhone 12は数年ぶりの大規模リニューアルモデルで、スペックがかなり向上している。
- 5G対応
- iPhone 5sっぽい、フレームがエッジのある角張ったデザインに
- 有機EL(OLDE)ディスプレイ採用
- プロセッサが進化(A13→A14)
- 耐水性能が「水深6メートルで最大30分間」に進化
- MagSafe対応で、アクセサリの装着、ワイヤレス充電が便利に
とくに大きいのは5G対応と、有機EL(OLED)ディスプレイの採用。
「5Gなんてまだエリアも狭いし意味ないよ」と思う方も多いだろうが、旧モデル狙いの方は同じモデルを長く使う傾向が強いので、数年使ううちに5Gが普及してくる可能性が高い。
そうなったときに買い替えるくらいなら、対応モデルを購入する方がよいと思う。
また、普段の利用時に違いを実感できるのが有機ELを採用していること。
iPhone 11は液晶なので、有機ELの方が「黒の没入感」に優れている。とくに動画をよく見るかたで、長く使うなら有機ELモデルの方がよいだろう。
コンパクトなiPhoneが欲しいなら、iPhone SEかiPhone 12 mini
iPhone 12をオススメするもう1つの理由が、「mini」というコンパクトモデルが存在すること。
miniといってもディスプレイサイズは「5.4インチ」で、iPhone SEの「4.7インチ」よりはかなり大きい。
iPhoneはコンパクトなのが魅力と考える方は多く、iPhone SE(第2世代)を選ぶ方も多いのだが、以下の画像を見て欲しい。
ディスプレイが大きいので誤解されるが、iPhone 12 miniの方がコンパクト。
コンパクトさを重視するなら「iPhone 12 mini」
というのは覚えておいて欲しい(笑)
逆に、とにかく安いのがいい。コスパ重視であれば迷わず「iPhone SE(第2世代)」を選ぶとよいだろう。
SIMフリー&格安SIMユーザーのおすすめは「iPhone SE(第2世代)」
では、格安SIMの利用を考えている方は何が良いか。
格安SIMでiPhoneを使う場合、主に3パターンある。
- 大手キャリアで購入したiPhoneを、SIMロック解除して使う
- AppleでSIMフリー版を購入する
- 格安SIMでiPhoneを購入する
販売しているキャリアが多いという意味で「iPhone SE(第2世代)」が一番のオススメ。
2020年4月の発売からそれなりの時間が経過し、価格もこなれて来たし、多くの格安SIMが販売に力を入れているので入手しやすいのが理由だ。
中古のiPhoneはおすすめしない
型落ちのiPhoneを購入する場合、中古を検討する方も多いと思う。
中古iPhoneは数多く販売されており人気もあるが、これは「iPhoneの価格が高い」ことに起因していた。
しかし、2024年現在としては、最安モデルとして5万円以下で購入できる「iPhone SE(第2世代)」があるので、中古を積極的に選ぶ理由は薄い。
- 49,800円(税込)と安い!
- プロセッサはiPhone 11 Proと同じ
- ストレージも最低64GBと十分
ストレージ(ギガ)は「128GB」がおすすめ
購入するモデルが決まったら、次に悩むのがスマホのストレージ(容量・ギガ)だ。
ここはわりとシンプルに考えてよいと思う。
最小容量の「64GB」と比較して、価格差が6,000円程度なので、どうせ買うなら128GBの方がより長く安心して使えるだろう。
逆に「256GB」は大多数の方にはオーバースペック。
写真をたくさん撮る方は、「256GB」など大きなストレージより、iCloudストレージを追加することをおすすめする。
「iCloud写真」を有効化すれば、基本的に写真データはiCloudに保存されるので、iPhoneのストレージをほぼ消費しない。
- クラウドにバックアップされるので、iPhoneが壊れてもデータが消えない
- iPhone・iPad・Macなど他の機器からもすぐに参照できる
などのメリットがあるので、大容量ストレージのiPhoneを購入するより利便性が高いだろう。
料金体系は以下の通り。
容量 | 月額料金(税込) | ファミリー共有 |
---|---|---|
5GB | 無料 | × |
50GB | 130円 | × |
200GB | 400円 | ○ |
2TB | 1,300円 | ○ |
「月額課金」ということで難色を示す方も多いのだが、大半の方は「50GB」でこと足りるので、年額でも「1,500円程度」。
iPhoneが値下げされて安くなる時期は、最新モデル発表後の「9月」
では、次にiPhoneが安くなるのはいつなのか?
iPhoneに限らず、家電・スマートフォン全てに共通している、価格に対する考え方は以下だろう。
- 発売直後は値引きなどが少なく値段が高い
- 時間が経過するにつれて徐々に値段が下がり
- 次期モデルの登場と共に、型落ちとなった時が一番安い
これは、iPhoneにおいてもおおむね同じ。
このため、例年9月のiPhoneの最新モデル発売後に、8月までの最新モデルが旧モデルとなり値下げされるのは、自然な流れだ。
Appleが販売するSIMフリー版を購入する場合、型落ち品を狙うなら、最新モデルの発売直後がおすすめ。
一般的な家電製品と異なり、
Apple製品は型落ち以外で、基本的に値下げされない
これが最大の理由だ。
「もう少し待てば値下げされる」と考えてよいのは、新機種発表を控えた7月〜8月頃にだけ言える話で、それ以外の時期で値下げ待ちにあまり意味はない。
なお、直近では2021年9月の「iPhone 13シリーズ」発表に伴い、以下のようなラインアップ変更が行われた。
- iPhone 12 ProとiPhone XRは販売終了
- iPhone 12は値下げされ販売継続
- iPhone 11は値下げされ販売継続
- iPhone SE(第2世代)はわずかに値上げされ販売継続
次の値下げは2022年モデルのiPhoneが発売される、2022年9月になると思われる。
しかし、2020年4月にiPhone SE(第2世代)が発売されたため、2022年春頃にiPhone SEの後継モデルが発売される可能性はある。
キャリアのiPhoneが9月以外に安く買える時期
iPhoneが発売する9月以外で、iPhoneが安く買えるのは大きく分けると2つ。
- iPhoneの発売後1〜2か月程度
- 年度末(3月)
それぞれ理由を紹介する。
iPhoneの発売後1〜2か月程度
1つ目は、iPhoneの発売後1〜2か月程度の期間だ。
これは主に最新モデルについて言える話だが、iPhoneはどのキャリアで購入しても製品としては同じものなので、差別化要素が価格しかない。
このため、最新モデルの値引きが一番多いのが、発売後1〜ヶ月程度の期間。
具体的には、以下の施策が充実する。
- MNPユーザー向けの優遇施策
- 機種変更ユーザー向けの優待クーポン
- 下取りサービスの買い取り価格増額
クーポンの場合、最新モデルに限定されることが多いが、MNP優遇施策や下取りキャンペーンは購入機種に依存しないことが多い。
つまり、型落ちモデルを購入する場合、iPhone本体が値下げされることもあるが、各種割引施策が充実しているのも、最新モデルが発売する時期なのでお得ということになる。
年度末(3月)も安い
もう1つが、年度末の3月だ。
進学・就職など新生活商戦があるためで、昔も今も携帯がもっと売れる時期だ。
一昔前までは、年末も安かったのだが、2019年10月の改正電気通信事業法施行により、「分離プラン」の導入と端末値引きが制限されたため、期間限定値引きもほぼ姿を消した。
次は2022年9月に「iPhone 13」と「iPhone 12」が値下げされると予想
最後に、次回iPhoneが値下げされるのはいつのなのかを紹介しておこう。
値下げされるのは次期モデル(iPhone 14)が発表されるであろう、2022年9月で以下の対応になると予想される。
- iPhone 13 Proは販売終了
- iPhone 11は販売終了
- iPhone 12は値下げされ販売継続(一番安いモデルに)
- iPhone 13は値下げされ販売継続
終わりに
型落ち(旧モデル)iPhoneの狙い目に関して、まとめると以下のようになる。
- AppleのSIMフリーなら、最新モデルが発売する9月
- 大手キャリアなら、最新モデル発売直後・年度末(3月)
最新モデルが必ずしもいいものとは限らないので、納得感のあるiPhoneを選択する参考になればと思う。
今一番コスパの高いモデルは「iPhone 12」
iPhoneの最新モデルの「iPhone 13」と「iPhone 13 Pro」は、価格が高いです。
2019年モデルの「iPhone 11」は、2度目の値下げが実施され今が底値ですが、高コスパモデルとしては「iPhone 12」をオススメします。
- 契約事務手数料が無料の、オンラインショップを活用する
- ストレージは「128GB」を推奨
- カラーはトレンドに左右されず、「好み」で選ぶ
今はとにかくスマホが高いので、少しでも節約しましょうね。
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ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています
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歴代iPhoneのレビュー記事
iPhoneは旧モデルになっても、3年程販売されるので参考になると思います!
2011年発売のiPhone 4S以来、iPhoneを毎年購入している管理人が、これまで書いて来たiPhone関連レビューを、iPhoneカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
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