2018年9月にiPhone XS Maxを購入した。
僕は2017年モデルとなる「iPhone X」からの機種変更となったのだが、さすがに購入を躊躇してしまった…。
とはいえ、ガジェットヲタクの端くれとしては、使わずに文句を言うのも気が引ける。
このため、ある意味目玉だった、ディスプレイが大型化されただけの「iPhone XS Max」を購入した。
この記事では、以下を紹介しようと思う。
- iPhone XS Maxを使った感想
- iPhone XSの魅力
他モデルが気になる方は、以下の記事をご覧ください。
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2024年12月時点でのiPhone販売状況
この記事では、主にiPhone XSを紹介するがすでに販売終了となっているため、2024年12月現在の販売状況を、簡単にまとめてみた。
モデル名 | 発売年月 | Apple | 大手キャリア | 格安SIM | 実勢価格 |
---|---|---|---|---|---|
iPhone XS | 2018年9月 | × | × | × | 販売終了 |
iPhone XR | 2018年10月 | × | △ ※在庫限り |
× | 販売終了 |
iPhone 11 | 2019年9月 | ○ | ○ | ○ | 61,800円〜 |
iPhone 11 Pro | 2019年9月 | × | × | × | 販売終了 |
iPhone SE(第2世代) | 2020年4月 | ○ | ○ | ○ | 49,800円〜 |
iPhone 12 / 12 mini | 2020年10月 | ○ | ○ | ○ | 69,800円〜 |
iPhone 12 Pro / Pro Max | 2020年10月 | × | △ ※在庫限り |
× | 販売終了 |
iPhone 13 / 13 mini | 2021年9月 | ○ | ○ | × | 86,800円〜 |
iPhone 13 Pro / Pro Max | 2021年9月 | ○ | ○ | × | 122,800円〜 |
iPhone XSからの機種変更を考えている方いるだろうが、そんな方は以下の記事を参考にして欲しい。
iPhone XS Maxファーストインプレッション
「iPhone X」の時は予約開始時点で争奪戦となり、入手に若干苦労したが、iPhone XS Maxはあっさり発売日に入手した。
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今回は、iPhone XSとiPhone XS Maxの2モデルがあり、Maxの方が新モデルという位置付けになるため、こちらを購入した。
容量については、最近子供の動画を撮影するシーンが増えてきたので、256GBをモデルを選択した。
手に取って最初に思ったのは、
「208グラム」という重さは伊達じゃないと言う感じで、ずっしりとした重量感に驚いた。
iPhone XSとiPhone XS Maxを比較してどちらが「買い」?
今回僕は「iPhone XS Max」を購入した。
- コンパクトな「iPhone XS」
- 大型な「iPhone XS Max」
この違いは、iPhone 8とiPhone 8 Plusのように、カメラ機能に差があるなど、機能的な差異を連想させるが、大きさ重さ以外スペックの違いはない。
iPhone X系の大きさ・重さを比較すると以下のようになる。
モデル名 | 高さ | 幅 | 厚さ | 重量 |
---|---|---|---|---|
iPhone X | 143.6 mm | 70.9 mm | 7.7 mm | 174 g |
iPhone XS | 143.6 mm | 70.9 mm | 7.7 mm | 177 g |
iPhone XS Max | 157.5 mm | 77.4 mm | 7.7 mm | 208 g |
iPhone XR | 150.9 mm | 75.7 mm | 8.3 mm | 194 g |
iPhone 11 | 150.9 mm | 75.7 mm | 8.3 mm | 194 g |
iPhone 11 Pro | 144.0 mm | 71.4 mm | 8.1 mm | 188 g |
iPhone 11 Pro Max | 158.0 mm | 77.8 mm | 8.1 mm | 226 g |
このため、選び方としてはシンプルだ。
より大画面が好きかどうか
誤解のないように言えば、「iPhone XS」もディスプレイサイズは十分大きい。
- iPhone XSは5.8インチ
- iPhone 8 Plusは5.5インチ
大型液晶の象徴のように感じるPlus系と比較しても、iPhone XSの方がディスプレイは大きい。
解像度は上がったがアプリ側の対応が遅い
ちなみに、iPhone XS Maxの「2,688 x 1,242ピクセル解像度」は、はじめて登場した。
この時何が起こるかと言えば、非対応アプリでは拡大表示になってしまう。
- iPhone 5の4インチ
- iPhone 6の4.7インチ
- iPhone 6 Plusの5.5インチ
- iPhone Xの5.8インチ
これまで、ディスプレイサイズが拡大する度に発生した問題だが、僕の印象ではiPhone XS Maxへの対応はかなり遅かった。
iPhone Xの時は、Appleが開発者に対応を強く促したこともあり、比較的早く対応された。
しかし、iPhone XS Maxは発売から5ヶ月ほど経過した、2019年2月くらいになって、僕が使っているアプリはほぼすべて対応したという印象だ。
「S」を冠するセカンドモデルなので、iPhone Xから変わったのは「安定感」
冒頭にも記載したが、iPhone XとiPhone XSを比較したとき、ほとんど違いがない。
高い高いと言われるiPhone XSだが、価格はiPhone Xと同じ。
iPhone XSの発表に伴い、iPhone Xは販売終了となったが、ある意味それも当然と思う。
今回、iPhone 6s以来3年振りに「S」と名の付くセカンドモデルとしてリリースされた。
- iPhone 3GS
- iPhone 4S
- iPhone 5s
- iPhone 6s
過去にリリースされた「S」が付くモデルは、いずれも名機として、多くのユーザーに長く愛された。
「iPhone 6s」に至っては、2024年時点でも格安SIMで販売される主力モデルだ。
では、これらのモデルが発売当初から評価が高かったかと問われたら、そうでもない。
とくに、iPhone 6sはiPhone XSの発売当時とよく似ており、円安が進んでいた時期で、10万円近い価格になったため「高すぎる」と批判された。
恐らくだが、iPhone XSはiPhone Xの問題を内部的にかなり改善した、ブラッシュアップモデルと思われる。
僕が使ってみて、感じたのは熱くなりにくいということだ。
iPhone Xは動画撮影・ポートレートモードでの写真撮影時に、ものすごく熱かった。
iPhone XSではそれがなくなったので、安定感は確実に向上していると思う。
ディスプレイの不具合はなく安定している
iPhone Xを使っていた時一番困ったのは。画面を操作しなくても勝手に動いてしまう「ゴーストタッチ」と呼ばれる現象が発生したことだ。
この時は、電話サポートではらちがあかず、店頭に駆け込んでなんとか解決してもらった。
最終的に、ディスプレイユニットの交換で解消したが、後日交換プログラムが発表された。
正直、この時Appleがとった対応については、未だに不信感が残っている。
Face IDのスピードアップ・認識精度向上は実感できず
iPhone XSにおける、進化ポイントとして僕が期待したのは、「Face ID」の認識精度向上だった。
iPhone Xの時から僕はどうも相性が悪く、以下のようなシーンでの認識精度がかなり低いので不満だった。
- 暗闇での利用
- ライブ会場などライトがまぶしいシーン
iPhone XSではスピードアップなどの進化がアナウンスされていたので、ある意味一番期待していた機能だったのだが、
ただ、僕以外の多くの方は、普通に使えているという話を聞くので、僕の顔との相性が悪いのだろうと思うことにしている。
デュアルSIMに対応し通信費節約に「eSIM」が活用できそう
最後に、2018年モデル以降にしかない特徴を1つ紹介しようと思う。
それは、デュアルSIM対応。
Apple製品は2018年9月以降に発売した製品は、iPhone・iPadともにDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応している。
- 電話は同時に待受できる(個人用・仕事用の使い分けが簡単)
- 電話の発信・着信時に、どちらの番号を使っているかが分かる
- モバイルデータ通信を利用する回線を選べる
2つのSIMを組み合わせることで、今までにない使い方ができるようになる。
2024年12月時点のiPhone対応モデルは以下。
モデル名 | モデル番号 | デュアルSIM対応 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
nano-SIM eSIM |
nano-SIM nano-SIM |
eSIM eSIM |
|||
iPhone 6s | - | × | × | × | |
iPhone 7 | - | × | × | × | |
iPhone 8 | - | × | × | × | |
iPhone X | - | × | × | × | |
iPhone XS | 全モデル | ○ | × | × | |
iPhone XS Max | A2104 | × | ○ | × | 中国大陸(香港版) |
上記以外 | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone XR | A2108 | × | ○ | × | 中国大陸(香港版) |
上記以外 | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone 11 | A2223 | × | ○ | × | 中国本土・香港版 |
上記以外 | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone 11 Pro iPhone 11 Pro Max |
A2217 A2220 |
× | ○ | × | 中国本土・香港版 |
上記以外 | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone SE(第2世代) | A2298 | × | × | × | 中国本土版 |
全モデル | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max |
A2408 A2412 |
× | ○ | × | 中国本土・香港版 |
上記以外 | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone 12 | A2404 | × | ○ | × | 中国本土・香港版 |
上記以外 | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone 12 mini | 全モデル | ○ | × | × | |
iPhone 13 Pro iPhone 13 Pro Max |
A2639 A2644 |
× | ○ | ○ | 中国本土・香港版 |
上記以外 | ○ | × | ○ | 日本版を含む | |
iPhone 13 | A2634 | × | ○ | ○ | 中国本土・香港版 |
上記以外 | ○ | × | ○ | 日本版を含む | |
iPhone 13 mini | 全モデル | ○ | × | ○ |
ほぼ全モデル対応しているといってよい状況になってきたが、1つ難点があった。
iPhoneにおけるデュアルSIM対応は、
「nano-SIM(SIMカード)」と「eSIM」の組み合わせ
が中心であること。
日本では「eSIM」がまったく普及しておらず宝の持ち腐れだったのだが、2021年9月にドコモも対応し、すべての大手キャリア・サブブランドがeSIMに対応した。
eSIMという仕組みそのものがマイナーなので、普及には時間がかかるだろうが、これでかなり使いやすくなったといえる。
1台のスマホにまとめられるので、すごく便利です!
終わりに
iPhone Xは発表された当時「10周年記念モデル」と言われていた。
同時に、これから10年のベースになるモデルとも言われていたのだが、その噂は本当だった。
- Face ID
- 有機EL(OLED)ディスプレイ
- ベゼルがほぼない全面ディスプレイ
これらは今後iPadやMacにも広がっていくと思われ、実際第3世代iPad Proには展開された。
つまり、今後も広がっていき、最終的にはホームボタンを搭載した、従来型iPhoneは無くなるだろう。
その未来は少しずつ近づいている。
客観的にコスパで判断すれば「iPhone SE(第2世代)の方が買い」だと思う。
しかし、Appleの考える未来のデバイスを、なるべくなら早めに体験して欲しいなと、Appleファンとしては思ってしまう。
iPhone XSを購入する
iPhone XSは販売終了しました
2024年12月現在は後継モデルとして「iPhone 13シリーズ」が販売されています。キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除可能です。
- 契約事務手数料が無料の、オンラインショップを活用する
- ストレージは「128GB」がおすすめ
今はとにかくスマホが高いので、少しでも節約しましょうね。
iPhone X・XS用アクセサリについて
定番のケース・保護フィルム(ガラス)については、以下のまとめ記事をご覧ください。
ドコモでiPhoneを買うならオンラインショップがおすすめ
購入手続きはオンラインショップで行うのがおすすめです。
利用するメリットは、以下のようなものがあります。
- 24時間受付可能
- 2,750円以上の購入で送料無料
- 全手続きで事務手数料が「完全無料」
- キャンペーンが多い
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています
iPhone XSのまとめ記事
2011年発売のiPhone 4S以来、iPhoneを毎年購入している管理人が、これまで書いて来たiPhone関連レビューを、iPhoneカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
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