2018年10月26日に、iPhone XRが発売した。
2018年モデルのiPhoneフラグシップモデルは、9月に発売済の「iPhone XS・XS Max」で僕も入手している。
iPhone XS Maxを持っているのに、iPhone XRを買う
正直バカなことをしていると思う。
これしかないのだが、1年前に購入したiPhone Xを下取りに出すことで、案外差額はすくないことが分かったので、妻の新しいiPhoneという位置付けで購入することにした。
というわけで、Appleストアで購入した「SIMフリー版iPhone XR 64GB コーラル」に関して、
- 開封レポート
- iPhone XSとの比較
- iPhone XRは「廉価版」なのか?
を紹介しようと思う。
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「iPhone XR 64GB コーラル」開封レポート
それでは早速開封レポートを。
化粧箱はもはやお馴染みの佇まい。
だが、iPhone XRはカラーバリエーションが豊富だ。
- ブラック
- ホワイト
- ブルー
- イエロー
- コーラル
- レッド
多色展開しているので、化粧箱は共通なのか、カラー毎に異なるのかが気になっていた。
結論から言えば、上記画像をみれば分かる通り、カラー毎に化粧箱のデザインは異なる。
マニアックな話だが、Appleファンは、
化粧箱のフィルムすら自分ではがしたい
という人が多い。
僕もその一人で、これがオンラインショップで購入するメリットの1つとも言える。
美しい化粧箱。
意を決して、開封!
iPhone XR コーラルにご対面。
コーラルは「朱色」という表現の方が近い感じがする。
サイズ的には、
- iPhone XSよりは大きい
- iPhone XS Maxよりは小さい
という感じなのだが、iPhone XS Maxを1ヶ月程使ってきた人間としては、案外小さいと感じてしまった。
同梱品は、
- EarPods
- 5WのACアダプタ
- Lightningケーブル
で従来通り。
そろそろUSB-C Lightningケーブルを同梱して欲しいと思っていたが、そこは残念だ……
iPhone XR コーラルをチェック
そして、いよいよiPhone XRのフィルムを剥がす。
iPhone XRはiPhone XSの廉価版
という声は間違いなくあると思うが、質感に違いは無い。
側面のフレーム素材が、
- iPhone XSはステンレス
- iPhone XRはアルミニウム
という違いがあるくらい。
安っぽさは全く無い
手に持ってみると、ステンレスとアルミニウムの肌触りの違いは感じる。
ただ、iPhone XRを購入するのは、iPhone 7以前の機種を使っている方が中心と思う。
これらの機種から移行した場合、同じアルミニウムなので質感の違いはない。
サイズ感はiPhone 7などと比較すれば、大きいと感じそうだ。
逆に、Plus系から移行すると、コンパクトに感じると思う。
四方からチェック。
カラーが「コーラル」ということで、全体的に色調は統一されている。
背面はガラス素材で、これはiPhone XSシリーズと同じだ。
iPhone XSと比較して質感にはほぼ差がないが、見た目上最も分かりやすい違いは「カメラのレンズ数」だろう。
iPhone Xといえば、縦に並ぶデュアルカメラがお馴染みだが、
iPhone XRはシングルカメラとなっている。
iPhone XRとiPhone XS Maxを比較する
iPhone XRとiPhone XS Maxが手元にあるので、比較してみることにした。
- iPhone XRはコーラル
- iPhone XS Maxはゴールド
というカラーの違いはご理解いただきたい。
これから購入しようと思っている方は、どちらを買うべきか悩んでいるかもしれない。
スペック上の違いとして、iPhone XSの目玉機能と比較した対応有無をまとめると、以下のような感じになる。
進化ポイント | iPhone XS | iPhone XR |
---|---|---|
ゴールドモデルが登場 | ○ | × カラバリは豊富 |
プロセッサが進化(A11→A12) | ○ | ○ |
Face IDの認識精度向上 | ○ | ○ |
水深2メートルで最大30分間の耐水性能 | ○ | × |
HDRディスプレイ | ○ | × |
進化したポートレートモード | ○ | ○ |
デュアルSIM対応 | ○ | ○ |
ディスプレイ | 有機EL | 液晶 |
3D Touchディスプレイ | ○ | × |
カメラのレンズ数 | 2 | 1 |
フレーム素材 | ステンレス | アルミニウム |
ステンレスとアルミニウム、カメラのレンズ数は、分かりやすい違いだ。
ただ、実際触ってみて感じた最も大きな違いは、
ディスプレイ
と感じた。
外観の比較は「予想通り」
まずは外観を比較してみる。
ディスプレイがオフの状態で、正面から見ると、カラー以外の違いは感じないと思う。
背面からみても同様だ。
- カラー
- カメラのレンズ数
は誰がみても分かる違いだ。
側面に関しても、既に紹介しているとおり、
- 光沢感のあるステンレス
- マットなアルミニウム
これはみれば誰でも分かる違いだと思う。
そして、好みの差はあれど、金属であることには変わりないので、安っぽさは感じない。
有機ELと液晶の違いは「かなり大きい」
逆に、ディスプレイの違いはかなり大きかった。
ディスプレイというと、サイズの話かと思うかもしれないが、違う。
iPhone Xシリーズ | iPhone XR |
---|---|
有機EL(OLED) | 液晶(LCD) |
このように、ディスプレイで採用しているパネルの種類が異なる。
有機ELは近年テレビでも採用事例が増えているが、「液晶の次」と言われていた、次世代ディスプレイと言える。
- 色がある分のみ発光する
- 黒がより引き締まる
- 白がより明るい
- コントラストがハッキリする
液晶の画質が低く、有機ELが高いとは一概に言えないが、有機ELの方が優れている部分は多い。
ただ、その分高くなるので、有機ELを採用したiPhone Xシリーズは10万円オーバーと高価になった。
要するに、有機ELが優れているのは「画質」だと僕は思っていた。
実際、比較してみると色合いはかなり異なっている。
どちらかと言えば、青白く見える有機EL。液晶は黄色っぽく見える。
最大の違いは「レターボックス(黒枠)」の大きさ
前置きが長くなったが、僕が一番驚いたのは、
ディスプレイのレターボックス(黒枠)の大きさ
iPhone XRだけみると、違いは分からないと思う。
ただ、iPhone XSと比較するといかがだろうか。
iPhone XSの方が、縁の黒枠が狭いと思う。
ここに違いがあるのには驚いた。
iPhone XRは「廉価版iPhone XS」ではなく、「iPhone 8の後継モデル」
iPhone XRは発表された当時から、「廉価版iPhone XS」と言われていた。
部品が違うのは、コストダウンのためであるのは明白だ。
なので、少なからず差は出る。
ただ、この比較は「iPhone X」を基準にしている。
僕は、iPhone Xを使っていたし、今はiPhone XS Maxを使っている。
その視点から、iPhone XRを比較すれば劣る部分が出るだろうが、そもそも視点がずれている気がしてきた。
iPhone XRを購入する人は誰かと考えた場合、iPhone 7以前からの機種変更組が中心と思う。
この人達にとって、
- ディスプレイはずっと「液晶」
- フレーム素材もずっと「アルミニウム」
だから、実は何も違いがない。
iPhone XRはiPhone Xユーザーを意識していない
ということは認識しておく必要があると思った。
つまり、iPhone 8の後継モデルと考えるべきなのだと思う。
ただ、2018年時点としてはレアケースだが、2019年以降はiPhone Xからの機種変更組が徐々に増えてくる。
その時、iPhone XRシリーズがどういう立ち位置となるのかは注目ポイントだろう。
iPhone XRの価格はいくらだった?
今回僕はAppleストアで、SIMフリー版として購入した。
iPhone XR 64GBの価格は「93,280円(税込)」。
「Apple Trade In」でiPhone X・Apple Watch Series 3を売却し、合計84,000円分のギフト券があったので、実質はAppleCare+の料金くらいで入手できた。
だから、安かっという気はないが、どうじてもiPhone XRがどんな感じか気になったので、その調査費用としては安価だったかもしれない(笑)
ちなみに、iPhone XRは僕が色々実験した後、妻のスマホとして使ってもらう予定だ。
今回は若干イレギュラーな購入で、本来ならdocomoで機種変更として購入するつもりだった。
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終わりに
iPhone XRは事前に思っていたことと、実物を触ってみて随分印象が変わった端末だ。
ポイントは、
という辺りで、最新ガジェットばかり使っている人間の視点では、正しく魅力が伝えられないかもしれないと感じた。
ただ、フラグシップモデルより質感の劣るカラフルなモデルとして「iPhone 5c」を思い浮かべる方も多いだろうが、「iPhone 5c」のような失敗はないだろうなと感じる完成度の高さであることは間違いない。
購入しようと思っている方は、是非一度手に取ってみて欲しい。
iPhone XRを購入する
iPhone XRは販売終了しました
2024年11月時点では、値下げされて高コスパな後継モデルとして「iPhone 12シリーズ」が販売されています。キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除可能です。
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iPhone XR用アクセサリについて
定番のケース・保護フィルム(ガラス)については、以下のまとめ記事をご覧ください。
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2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています
iPhone XRのまとめ記事
2011年発売のiPhone 4S以来、iPhoneを毎年購入している管理人が、これまで書いて来たiPhone関連レビューを、iPhoneカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
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