新しいスマホを購入する際、それまで使っていたスマホを下取りにだすのは、すっかり一般的になった。
- ポイント、ギフトカードのキャッシュバック
- 現金値引き
近年のスマホは10万円を超える製品も珍しくなく、機種変更時の原資にする側面が強くなったためだろう。
下取り方法として主なものは、以下だろうか。
- ヤフオク・メルカリなどの個人間売買
- キャリア(docomo・au・SoftBank)の下取りプログラムを利用する
- Apple公式の下取りプログラムを利用する
- ソフマップなど中古業者に売却する
どれも利用したことがあるが、下取り価格は1~4の順番に安くなる傾向にあると思う。
僕はこのようなガジェットブログを運営しておりこともあり、毎年iPhoneを買い替えている。
2017年9月に「iPhone 8 Plus」に機種変更した際、Apple公式下取りプログラムの存在を知り始めて利用した。
この記事では、初めて利用したApple公式下取りプログラム「Apple Trade In」を使った感想を紹介しようと思う。
サービス内容は全く同じです。Apple Watchの下取りについては、以下の記事をご覧ください。
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スマホ下取りの種類と見落としがちな『手間』
冒頭に記載した通り、スマホを下取りする場合、大別すれば以下の4種類になると思う。
- ヤフオク・メルカリなどの個人間売買
- キャリア(docomo・au・SoftBank)の下取りプログラムを利用する
- Apple公式の下取りプログラムを利用する
- ソフマップなど中古業者に売却する
下取り価格は1~4の順に安くなっていくことが多いが、案外盲点になるのは下取りにかかる手間だ。
手間も大きく分けると、作業的な手間と、トラブル時の手間の2種類がある。
このどちらも一番面倒なのは、『ヤフオク・メルカリなどの個人間売買』。
- 写真撮影
- 出品手続き
- 落札後の連絡
- 発送
これらを全て自分で行う必要がある。
慣れもあるだろうが、合計すれば数時間はかかるかと思う。
そして、個人間売買の場合、いわゆる新古品(購入後ほぼ触っていないモノ)であればトラブルは少ないが、古くなればなるほどトラブルになりやすい。
- 事前に記載していない部分に、傷がある
- ハード的な故障がある(例えばカメラが起動しないとか)
いくら「ノンクレーム・ノーリターン」と宣言しても、こんなことを言われたら、無視できない。
結果返品なんてことになりがち。
僕もこういうトラブルは、スマホに限らず何度かある。このやりとりは消耗する。
なので、僕はスマホの場合、新古品以外は個人間売買をあまり利用せず、基本的にはキャリアの下取りプログラムを利用してきた。
キャリアの下取りプログラムを使うメリット
キャリアの下取りプログラムは、もう5回くらい利用したと思う。
査定金額がものすごく高いわけでは無いが、最大のメリットは以下の4点。
- 少なくとも中古ショップ買取よりは、査定金額が高いことが多い
- 画面割れなど明らかな破損がない限り、細かい傷程度なら減額されない
- ケーブル、充電器などを送付する必要が無い(=付属品がなくても減額されない)
- 基本的に郵送対応
特にiPhoneを売却する場合、ACアダプタやLightningケーブルが手元に残せるメリットは大きい(高いので)。
そして、個人的に一番大きいのは、手間がかからないことだ。
基本面倒くさがりなので、サクッと郵送で下取りしてくれて、状態が多少悪くても満額査定なので楽なのだ。
ただ、それ故に近年は利用ハードルが上がっている。
docomoの場合、以下のような条件がある。
- 機種変更での利用は、対象回線での購入履歴がある端末(=過去に使っていたものしかダメ)
- 新規契約での利用は、他社製の端末しかダメ
以前はこんな制限がなかったので利用しやすかったが、最近は条件に合致したときしか利用できない欠点がある。
あと、当たり前だがキャリアでスマホを買った時にしか利用できない。
Apple公式下取りプログラム「Apple Trade In(旧Apple GiveBack)」を利用するメリット
前置きが長くなったが今回利用した、Apple公式「Apple Trade In」について。
僕はキャリアで購入する場合、キャリアの下取りプログラムを利用するが、AppleのSIMフリーiPhoneを購入する場合は使えないので、第2の選択肢として浮上した。
そして、Apple公式の下取りプログラムは、キャリアの下取りによく似ている。
具体的には、以下のあたり。
- 郵送で下取りしてくれる
- 査定金額は比較的高い(キャリアよりは安い)
- アクセサリ類は不要
はじめて利用した際、僕はiPhone 7ジェットブラック(128GB)を売却した。
- 約1年間毎日利用
- ケースは付けている
- 保護フィルムは付けていない(=細かい傷がある)
という状態だったので、恐らく中古ショップに持っていけば減額対象になったと思う。
なので、Apple公式の下取りを利用した。
ここで気になるのは、大体以下の2点ではないかと思う。
- 下取り価格
- 手続きにかかる期間(いつ入金されるか)
基本はApple Storeギフトカードの受取になるが「下取り価格が高い」
下取りする上で一番気になるのは、下取り価格だ。
2024年時点として、そろそろ売却を考える人が増えそうな、iPhone 8シリーズの下取り価格を、Apple公式・大手キャリアで比較すると以下のようになる。
Apple | ドコモ | au | SoftBank | |
---|---|---|---|---|
iPhone 8 | 最大14,000 円 | 6,600〜17,000 円 | 9,350〜12,650 円 | 8,400 円 |
iPhone 8 Plus | 最大19,000 円 | 14,600〜14,600 円 | 12,650〜15,400 円 | 15,600 円 |
還元方法 | ギフト券・ポイント・PayPay | |||
還元回数 | 一括 |
こうしてみると、
docomo・auの下取り価格がわりと高い
ということが読み取れ、次点がApple。
つまり、docomo・auの下取りを利用する以外なら、Appleの下取りがおすすめということになる。特にSoftBankは下取り金額が安く、容量関係なく買い取り価格が一律というのもマイナスポイント。
また、Appleの下取りは端末購入を伴わなくても使えるというメリットがあるが、その場合Apple Storeギフトカード受取となる。
この場合、
次回Appleで何か買うときまで使えない
ということを留意いただきたい。
iPhone購入時であれば、下取り同時申込みで後日「現金キャッシュバック」
ちなみに、端末購入を伴う場合、Apple Store店頭・オンラインどちらでも、同時申込みで割引してもらえる。
- Apple Store店頭は、その場で購入金額から現金値引き
- Apple Storeオンラインは、査定完了後に支払い方法(クレジットなど)に対する返金
という違いがあるが、ギフトカードではなく、現金値引きは嬉しいところだ。
なお、Apple Storeオンラインの場合、2019年8月まではギフトカード受取のみだったが、2019年9月から以下のように購入時に、下取り申込みが可能となった。
申込みから査定完了まで営業日ベースで「7日」程度なので早い
Apple公式下取り『Apple Trade In』の、手続きを時系列で記載すると以下のような感じだ。
日 | 内容 | 備考 |
---|---|---|
10/28(土) | WEBで下取り申込み | |
11/1(水) | 送付キット到着 | 佐川急便本人限定受取 |
11/3(金) | 送付キット受取 | |
11/4(土) | 下取り品返送 | 佐川急便着払い |
11/5(月) | 到着&査定金額連絡 | メール |
11/8(水) | Apple Storeギフトカードの送付 | メール |
土日を挟んだり、送付キットの受取が遅れたりしたこともあるが、営業日ベースでみれば7日程度で完了する。
これはかなり早いと思う。
もちろん、個人間売買や中古ショップでの売却には負けるが、キャリアの下取りプログラムは、
- 翌月以降のポイント付与
- 数回に分けてポイント付与
というものが多いため、満額回答になっても、受取には時間がかかる。
これはAppleの下取りを利用するメリットになると思う。
ただし、Apple Storeギフトカードでの受取なので、用途はApple製品の購入に限定されていまう。
「Apple Trade In」手続きの流れ
というわけで、Apple公式下取りプログラム「Apple Trade In」の申込みを行った。
ちなみに、僕は誤解していたがこのプログラム、
AppleでiPhoneを買っていなくても利用できる
だれでも普通に利用できる下取りプログラムなので、利用のハードルが『低い』ことを申し添えておこうと思う。
ざっくり以下の流れで進んで行く。
- 「Apple Trade In」の申込み
- 送付キット到着と下取り品の返送
- 査定完了
「Apple Trade In」の申込み
まずは、公式サイトにアクセス。
ここから申込みフォームへ進む。
対象デバイスを決定するために、製造番号・モデル番号などを入力する。
一番簡単なのは、製造番号(IMEI)を入力することだと思う。
設定→一般→情報で確認可能だ。
そうすると対象モデルが表示され、画像の項目について答えるように促される。
査定金額に関わる部分なので、正直に入力しよう
基本的に、著しい破損・故障がない限り、全て『はい』になるはずだ。
入力結果に応じて、見積査定額が決定する。
下取り品は、専用の送付キットが別途配送されるので、住所などの申込み情報入力する。
初期化など注意事項が表示される。
ちなみに、
アクティベーションロックの解除というのは、
設定→アカウントとパスワード→iCloudと進み、『iPhoneを探す』をOFFに設定する。
本体のデータ消去というのは、
iCloudからサインアウトし、
設定→一般→リセットと進み、『すべてのコンテンツと設定を消去』を実行する。
あとは、SIMカードなどを抜けばOKだ。
ちなみに、アクティベーションロックを無効化していないと、フォームで先へ進めない仕組みになっているようで、忘れても安心だ。
全て完了し申込みを実行すると、確認メールも送信される
送付キット到着と下取り品の返送
この手続きを実行したのは2017年10月28日(土)で、送付キットは11月1日(水)に到着した(受取は11月3日)。
営業日ベースでは2日程度で送付キットは到着すると言って良さそうだ。
受取に身分証明書が必要となる、本人限定受取で発送される。
これが送付キットの中身。
- iPhoneを格納するパッキン
- 衝撃を吸収するための詰め物
- 説明書
- 書類
などが同封されており、段ボールは届いたものを返送時に再利用するため、こちらで用意するものはほぼない。
段ボールを梱包するための、ガムテープくらいだ。
説明書にはわりと詳しく手順が記載されており、悩むことはまずないと思う。
申込書は、下半分を切り取って、署名した上で返送する。
- 下取りのiPhone
- 書類
を段ボールに同梱して、蓋を閉める。
あとは、佐川急便に集荷依頼を行い、発送すればおしまいだ。
着払いで発送するため、送料は発生しない
査定完了
発送を行ったのが、11月4日(土)。
到着は11月6日(月)だったようだが、その日の夕方には受取&査定結果の通知メールが届いた。
その後さらに1〜2営業日で、Apple Storeギフトカードが届くと記載されていた。
終わりに
「Apple Trade In」は、以下の点で特に忙しい人にはおすすめ出来る下取り方法だと思う。
- 利用条件がほぼない
- 手続きが早い
唯一注意点としては、
見積金額の有効期限が設定されている
ということで、忙しいからと、送付キットの受取が遅れたり、返送を先延ばしにすると、申込時の下取り金額が変わってしまうことがある。
なので、申し込むからには、なるべく早く対応しよう。
また、Apple Storeギフトカードでの受取となるため、基本的にはiPadやMacなどApple製品をよく購入する、Appleユーザー向けの施策と思う。
ご自身にとってメリットがあるかどうかを、よく考えて利用して欲しい。
今一番コスパの高いモデルは「iPhone 12」
iPhoneの最新モデルの「iPhone 13」と「iPhone 13 Pro」は、価格が高いです。
2019年モデルの「iPhone 11」は、2度目の値下げが実施され今が底値ですが、高コスパモデルとしては「iPhone 12」をオススメします。
- 契約事務手数料が無料の、オンラインショップを活用する
- ストレージは「128GB」を推奨
- カラーはトレンドに左右されず、「好み」で選ぶ
今はとにかくスマホが高いので、少しでも節約しましょうね。
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