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iPhoneの強みは「デザイン」。デザインを変えないことでケースが充実するエコシステムの凄さ

iPhoneという製品は、2018年で10年を超える歴史をもっており、基本的に1年に1回新製品をリリースしながら進化してきた。

毎年リリースするが、この中で大きく変わっていないものがある。

それは「デザイン」だ。
Androidはどのメーカーでも、毎年のようにデザインが変わる中で、iPhoneがあまり変更しない理由を、アクセサリなど周辺ビジネスを中心に考察しようと思う。

この記事の掲載内容は、2020年12月27日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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iPhoneのデザインが大きく変わらない理由

2018年時点で最新モデルのiPhoneは、

だ。

iPhone Xは10周年モデルという位置付けで、デザインが大きく変わったが、iPhone 8シリーズは2014年発売のiPhone 6シリーズ以来ほとんどデザインが変わっていない

ざっくりした歴史を振り返ると以下のような感じだ。

機種名 特徴
初代iPhone~iPhone 3GS 背面が丸みを帯びたデザイン
iPhone 4・iPhone 4S <背面にガラスを採用し、角張ったデザインに/td>
iPhone 5・iPhone 5s・iPhone SE
  • ディスプレイが従来の3.5インチから、4インチに大型化
  • 背面はアルミとのツートンカラーに
iPhone 6・iPhone 6siPhone 7iPhone 8
  • 無印とPlusの2モデル構成に
  • 側面が丸みを帯びたデザインに

従来、iPhoneは2年毎にデザインを変更していた。

だが、2018年時点では、2014年に発表したiPhone 6シリーズから大きくデザインが変わっていない。

4年以上同じデザインが採用されるスマホなんて、iPhoneしかないだろう。

iPhone 6でのデザイン変更は、かなり議論を呼んだものだ。

ただ、どんなにダメだと言われても1度出したら、Appleは2年間このデザインを使い倒す

この意味が分かるだろうか。

デザインが大きく変わらないと言うことは、アクセサリも大きく変わらないことを意味する。

アクセサリメーカーの参入障壁が下がる

iPhoneのデザインが大きく変わらないことは、ケースなどを販売するアクセサリメーカーに、2年間安心して販売できるというお墨付きを与える意味もあると思う。

2年間販売できるのであれば、アクセサリは当然増える。

今やiPhoneを選ぶ理由は、自分好みの多彩なケースが選べるからという人も多いが、それこそがiPhoneの強みとも言える。

たかがケースでしょと言う人は言うだろうが、スマートフォンなんて基本的に見た目で大きな差はない。

iPhone・Android関係なく、基本は『黒い板』

なのだから、差別化する要素は「ケース」しかない。

ケースの種類が増えれば、使いたいケースに出会える可能性があがるので、スマホを購入する人も自然と増える。

「ケース」が充実していることが、iPhoneの強みであり他社の弱み

日本国内でiPhoneに匹敵するブランド力を持っているのは、SONYのXperiaだと思う。

だが、Xperiaは未だに半年周期で「微妙に」デザインを変える。大抵はちょっとだけ「薄く」・「軽く」なる。

これはメーカーとしては進化と言うだろうが、アクセサリメーカーにしてみれば、半年程度で製品寿命が尽きることになる。

その程度しか売れない製品であれば、クリアケースなど「ベタ」なケースしか発売しなくなる

この違いは、家電量販店で様々なメーカーのアクセサリ陳列をみると明らかだ。

iPhone以外のケースは、

  • 色はクリア、ホワイト、ブラック
  • 素材はシリコンかTPU素材

と相場が決まっている。
参入しているメーカーも少ないし、似たり寄ったりという印象が強い

iPhoneが未だに強い理由は、「Apple」というブランド力や、キャリアがゴリ押していたからだけじゃないことは、明らかだ。

Androidはアクセサリ(主にケース)の充実度ではiPhoneに遠く及ばない。

それは、シェアとか販売台数なんてものでは図れない差だと思う。

終わりに

スマートフォンは今や生活に欠かせないもので、そこに年齢・性別は関係ない。

皆が持ち歩き、毎日触るモノだからこそ、お気に入りのデザインを選びたいと思うのは自然だと思う。

スマートフォンを持つ

ということで差別化が難しい現在、アクセサリ(主にケース)の充実度は大きな選定基準で、これこそがiPhoneの強みだなと最近は強く感じる。

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