2018年10月にiPhone XRを購入した。
以来、サブ機として長年利用しているが、2021年9月の「iPhone 13シリーズ」の発表にともない販売終了となった。
現在はわりと普通になった、カラーバリエーション豊富なiPhoneだが、近年その流れを作ったのが「iPhone XR」。
昔からのiPhoneファンならほぼ同じことを想像したのではないだろうか。
僕もそうだ。
そして、iPhone XRはどうなったかと言えば、当初同じような運命をたどり、その後定着した。
発売時の評価と、販売終了時の評価がかなり変わったモデルといえるが、この記事ではiPhone XRぬついて、以下を紹介しようと思う。
- iPhone XRを使った感想
- どんな魅力があるのか
他モデルが気になる方は、以下の記事をご覧ください。
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2024年9月時点でのiPhone販売状況
この記事では、主にiPhone XRを紹介するがすでに販売終了となっているため、2024年9月現在の販売状況を、簡単にまとめてみた。
モデル名 | 発売年月 | Apple | 大手キャリア | 格安SIM | 実勢価格 |
---|---|---|---|---|---|
iPhone XS | 2018年9月 | × | × | × | 販売終了 |
iPhone XR | 2018年10月 | × | △ ※在庫限り |
× | 販売終了 |
iPhone 11 | 2019年9月 | ○ | ○ | ○ | 61,800円〜 |
iPhone 11 Pro | 2019年9月 | × | × | × | 販売終了 |
iPhone SE(第2世代) | 2020年4月 | ○ | ○ | ○ | 49,800円〜 |
iPhone 12 / 12 mini | 2020年10月 | ○ | ○ | ○ | 69,800円〜 |
iPhone 12 Pro / Pro Max | 2020年10月 | × | △ ※在庫限り |
× | 販売終了 |
iPhone 13 / 13 mini | 2021年9月 | ○ | ○ | × | 86,800円〜 |
iPhone 13 Pro / Pro Max | 2021年9月 | ○ | ○ | × | 122,800円〜 |
iPhone XRからの機種変更を考えている方いるだろうが、そんな方は以下の記事を参考にして欲しい。
iPhone XRファーストインプレッション
「iPhone XS」から約1ヶ月遅れて発売されたiPhone XRだが、XSもとくに争奪戦にならなかったので、XRも同じ状況でサクッと入手した。
iPhone X・iPhone XSと比較した大きな違いはディスプレイ。モデル名 | 素材 | 画面サイズ |
---|---|---|
iPhone X・iPhone XS | 有機EL | 5.8インチ |
iPhone XR | 液晶 | 6.1インチ |
ディスプレイが液晶になり、サイズが少し大きくなる
スペック表を見ただけなら大した違いじゃないと思っていたのだが、見た瞬間、iPhone Xと比較した場合にかなり大きな違いがあることに気がついた。
それはレターボックス(黒枠)の大きさ
iPhone XSの方が、縁の黒枠が狭いと思う。
有機ELと液晶による違いは、表示品質の違いだと思っていたのだが、意外な所に差が出ていることに驚いた。
ただ、この比較を通じて、iPhone XRはやっぱり廉価版だと言いたいわけじゃない。
こんな違いは、比較しないと分からない。
しかも、僕のように毎年iPhoneを買い続けているような、「ガジェットオタク」とも言える人間だから気づいたものだ。
iPhone XRの魅力
iPhoneは現在、旧モデルの併売が普通なのでスペック比較されやすいが、Pro系のiPhoneとiPhone XRは、想定しているユーザーが違うと予想される。
であれば、iPhone XRだけを見て、魅力はあるのかと考えた場合、以下の3つがポイントだろうか。
- カラーバリエーションが「6色」と豊富
- 生体認証が「Face ID」
- シングルカメラでポートレートモードに対応
カラーバリエーションが「6色」と豊富
iPhone XRの目玉はカラーバリエーションの豊富さ。
- ブラック
- ホワイト
- ブルー
- イエロー
- コーラル
- レッド
「ワイヤレス充電」に対応した関係で、素材がアルミニウムからガラスに変わったメリットと言えるかもしれない。
ブルー、イエローあたりは、カラーバリエーションが豊富なモデルの象徴的カラーだと思う。
ちなみに人気色としては、当初この珍しさからブルー・イエローが売れていたようだが、その後の状況をみると、以下が人気のようだ。
- ホワイト
- レッド
- コーラル
- ブラック
ホワイトはある意味予想通りで、レッドは限定色であることから人気が集中していると思われる。
コーラルは女性人気が高いようで、ピンクっぽいという部分が好まれているのかもしれない。
生体認証がFace ID
「iPhone X」から導入された、顔認証「Face ID」。
僕自身としては相性があまり良くないので、
と思っている面がある。
しかし、友達など周りの声を聞く感じでは、
Face IDの方が圧倒的に便利!
ということで、指紋認証の方が便利と思う人は少数派だ。
Face IDが便利なのは、以下の点だと思う。
- 指の状態に左右されない(指紋認証は荒れていたり、濡れていると精度が落ちた)
- 画面上に自分の顔が映し出されることはない
女性の評価がとくに高いという印象がある。
もちろんFace IDにも欠点があり、僕がイマイチと思うのは以下。
- 暗いところでの認識精度が低い
- マスクをつけているとほぼ認識しない
しかし、総合力ではTouch IDよりFace IDの方が便利だと思う。
シングルカメラでポートレートモードに対応
iPhone 8までのモデルで多くの方が悩んだのは、
ハイスペックな「Plus」を買うべきか否か?
だと思う。
とくに「iPhone 7 Plus」ではカメラを2基搭載した「デュアルカメラ」で、画質を飛躍的に向上させたので、カメラ重視の方はかなり悩んだだろう。
その中心にある機能が、「ポートレートモード」という、一眼レフで撮影したような背景ボケの写真が撮影できる機能だ。
この機能は、デュアルカメラを使い実現していたのだが、iPhone XRではソフトウェア制御によりシングルカメラでも実現している。
ただし、被写体が「人物」に限定されるが。
2018年9月の発表当初は、これでもすごいと絶賛された。
しかし、その後Googleが発売した「Pixel 3」は同じシングルカメラで、被写体関係なくポートレートモードを実現したため、価値は薄れた。
しかし、iPhoneとしては貴重な機能であることは変わりない。
画面以外「iPhone XS」なので安定感抜群
iPhone XRのプロセッサはiPhone XSと同じ「A12」だ。
ここまで紹介してきたとおり、ディスプレイやカメラに違いはあるのだが、中身はほとんど同じなので、操作性の違いはない。
前モデルに該当する「iPhone X」は、すべてが変わったモデルのわりに完成度が高かったが、熱くなりやすいなど欠点も多かった。
iPhone XSではこの部分がかなり改善されたのだが、iPhone XRについても同じことがいえる。
これは推測だが、iPhone X系のベースとなる構成が、A12で完成したのだろうと思われる(その証拠にiPhone Xは販売終了となった)。
その証拠に、iPhone Xは動画撮影・ポートレートモードでの写真撮影時に、ものすごく熱かったが、iPhone XS・XRではそれがなくなった。
安定感は確実に向上していると思う。
Face IDのスピードアップ・認識精度向上は実感できず
iPhone XS・XRにおける、進化ポイントとして僕が期待したのは、Face IDの認識精度向上。
iPhone Xの時から僕はどうも相性が悪く、以下のようなシーンでの認識精度がかなり低いので不満だった。
- 暗闇での利用
- ライブ会場などライトがまぶしいシーン
iPhone XS・XRではスピードアップなどの進化がアナウンスされていたので、ある意味一番期待していた機能だったのだが、
ただ、僕以外の多くの方は、普通に使えているという話を聞くので、僕の顔との相性が悪いのだろうと思うことにしている。
カメラ機能はシングルカメラの「Google Pixel 3」に負けるシーンもある
カメラについてはこれまで、なんだかんだいってiPhoneのカメラは最強と思っていた。
しかし、「Google Pixel 3」の登場がこの常識を打ち壊した。
この写真はPixel 3のポートレートモードで撮影したが、恐ろしく「寄れる」。
対してiPhone XRのポートレートモードは寄れない上に被写体が人物限定。
ポートレートとは本来「人物を撮る」ことなので、ものに寄れるかどうかは重要ではないが、スマホの用途としてはブツ撮りは多い。
ポートレートモード以外の画質も高く、シングルカメラのPixel 3が、AIの力でここまで品質を高めたのは、衝撃的な出来事だった。
デュアルSIMに対応し通信費節約に「eSIM」が活用できそう
最後に、2018年モデル以降にしかない特徴を1つ紹介しようと思う。
それは、デュアルSIM対応。
Apple製品は2018年9月以降に発売した製品は、iPhone・iPadともにDSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)対応している。
- 電話は同時に待受できる(個人用・仕事用の使い分けが簡単)
- 電話の発信・着信時に、どちらの番号を使っているかが分かる
- モバイルデータ通信を利用する回線を選べる
2つのSIMを組み合わせることで、今までにない使い方ができるようになる。
2024年9月時点のiPhone対応モデルは以下。
モデル名 | モデル番号 | デュアルSIM対応 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|
nano-SIM eSIM |
nano-SIM nano-SIM |
eSIM eSIM |
|||
iPhone 6s | - | × | × | × | |
iPhone 7 | - | × | × | × | |
iPhone 8 | - | × | × | × | |
iPhone X | - | × | × | × | |
iPhone XS | 全モデル | ○ | × | × | |
iPhone XS Max | A2104 | × | ○ | × | 中国大陸(香港版) |
上記以外 | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone XR | A2108 | × | ○ | × | 中国大陸(香港版) |
上記以外 | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone 11 | A2223 | × | ○ | × | 中国本土・香港版 |
上記以外 | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone 11 Pro iPhone 11 Pro Max |
A2217 A2220 |
× | ○ | × | 中国本土・香港版 |
上記以外 | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone SE(第2世代) | A2298 | × | × | × | 中国本土版 |
全モデル | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone 12 Pro iPhone 12 Pro Max |
A2408 A2412 |
× | ○ | × | 中国本土・香港版 |
上記以外 | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone 12 | A2404 | × | ○ | × | 中国本土・香港版 |
上記以外 | ○ | × | × | 日本版を含む | |
iPhone 12 mini | 全モデル | ○ | × | × | |
iPhone 13 Pro iPhone 13 Pro Max |
A2639 A2644 |
× | ○ | ○ | 中国本土・香港版 |
上記以外 | ○ | × | ○ | 日本版を含む | |
iPhone 13 | A2634 | × | ○ | ○ | 中国本土・香港版 |
上記以外 | ○ | × | ○ | 日本版を含む | |
iPhone 13 mini | 全モデル | ○ | × | ○ |
ほぼ全モデル対応しているといってよい状況になってきたが、1つ難点があった。
iPhoneにおけるデュアルSIM対応は、
「nano-SIM(SIMカード)」と「eSIM」の組み合わせ
が中心であること。
日本では「eSIM」がまったく普及しておらず宝の持ち腐れだったのだが、2021年9月にドコモも対応し、すべての大手キャリア・サブブランドがeSIMに対応した。
eSIMという仕組みそのものがマイナーなので、普及には時間がかかるだろうが、これでかなり使いやすくなったといえる。
1台のスマホにまとめられるので、すごく便利です!
終わりに
2018年モデル以降のiPhoneをみて思うのは、今後発売するiPhoneは基本的に「iPhone X」がベースになるということだ。
つまり、ホームボタンを搭載したiPhoneはいずれなくなると思われる。
iPhone XRは販売終了となったが、今後は中古市場で人気が高まると思われる。
iPhone Xベースの普及型
として大きな意味があるモデルだったと思う。
我が家では母が今も使いつづけているので、大事にしようと思っている。
iPhone XRを購入する
iPhone XRは販売終了しました
2024年9月時点では、値下げされて高コスパな後継モデルとして「iPhone 12シリーズ」が販売されています。キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除可能です。
- 契約事務手数料が無料の、オンラインショップを活用する
- ストレージは「128GB」がおすすめ
- 人気カラーはグリーン・ブルーだが、トレンドに左右されず「好み」で
今はとにかくスマホが高いので、少しでも節約しましょうね。
iPhone XR用アクセサリについて
定番のケース・保護フィルム(ガラス)については、以下のまとめ記事をご覧ください。
ドコモでiPhoneを買うならオンラインショップがおすすめ
購入手続きはオンラインショップで行うのがおすすめです。
利用するメリットは、以下のようなものがあります。
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ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています
iPhone XRのまとめ記事
2011年発売のiPhone 4S以来、iPhoneを毎年購入している管理人が、これまで書いて来たiPhone関連レビューを、iPhoneカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
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