毎年1月〜3月の年度末は、新生活商戦が盛り上がる。
進学などに伴い、
- 新たにスマホ・携帯を購入する
- 機種変更する
- タブレットやPCを買い足す
なんてシーンは、この時期が一番多いからだ。
スマホ業界もかつてこの時期は、
最新のiPhoneが0円!キャッシュバック10万円!!
なんて感じで、燃え上がっていた時期なのだが、総務省の指導により『0円販売が禁止』となり沈静化。
2015年以降は静かな感じになっているが、契約が一番多い時期であることは間違いなく、このタイミングで子供にスマホを購入する家庭も多いだろう。
なのでこの時期は、携帯キャリアは『学割キャンペーン』を打っている。
この記事では、
学割で子供にスマホを買うならどれがよいか?
を紹介しようと思う。
目次
子供用のスマホはいつ買って、どれくらい使う?

ドコモの学割2018
子供用のスマホをいつから持ち歩かせるか。
- 学校
- 親の方針
- 友達の影響
などいくつかの要素があるだろうが、僕の印象では概ね中学校進学時が多いのではないかと思う。
そして、利用期間は通常のスマホは2年契約が基本だが、3年間が多いと思う。
なので、通信キャリア大手が出す学割キャンペーンは3年間の利用を想定したものが中心だった。
ところが、近年は適用範囲を25歳以下などに広げ、割引期間を短くする傾向にあり、
学割は名ばかり
という感じになってきている。
また、学割キャンペーンの対象は、通信料の割引で、端末の割引ではないため、端末選択にはあまり関係なくなった。
結果、自由度が高まったので、端末選択の重要性は子供も大人も変わらない。
ただ、子供が使うと考えた場合、
- 3年間使える
- 落とすなどして壊すリスクが高い
- 親よりも使いこなすなど、ヘビーユーザーになる傾向
を考慮する必要があるので、ロースペックないわゆる格安スマホだと、買い替えが多く結果的に高く付く可能性がある。
3年くらい、時代遅れにならず、それなりに使えるスマホであることがポイントだ。
初めてのスマホなら『iPhone』が有力候補

iPhone X
そう考えた時に、最も無難な選択肢は、やはりiPhoneだと思う。
僕は、Appleファンであり、iPhoneユーザーなので、贔屓目はもちろんある。
だが、
- ユーザーの多さ(=情報が多い)
- サポート期間の長さ(5年くらいは最新OSがサポートされる)
は2018年時点でもiPhoneの優れているところだろう。
Androidは近年サポート期間が長くなってきたが、メーカーやキャリアの都合でサポートが打ち切られるのが珍しく無いため、『長く使う』という意味ではおすすめ出来ない。
ただ、
スマホとして出来ることはAndroidと大差はない
むしろ自由度・汎用性はAndroidの方が上だろう。
だが、子供用と考えた場合、親から見ると管理面も重要だ。
- 位置情報検索(iPhoneを探す)
- 購入情報の家族間共有
- ペアレンタルコントロール
このあたりはやはり、ハードとOSを一体で開発する、iPhoneの方が優れていると思う。
2018年のおすすめiPhoneは?

iPhone 7ジェットブラック
2018年時点で販売しているiPhoneで、主力と言えるのは、
の4つだろう。
価格は下に行くにつれて高くなり、特にiPhone Xは10万円を超えるため、子供が初めて使うスマホとしては高価すぎだと思う。
iPhone SEは僕もサブスマホとして購入したが、これからスマホを使おうという人にはおすすめできない。
何故かと言えば、
スマホは大画面がトレンド
なので、若い子にはそういう方向性は感じて欲しいと思うからだ。
この為、iPhone 7とiPhone 8が現実な選択肢になると思う。
一番のおすすめは、価格的にも多少安くなった『iPhone 7』だ
iPhone 8のおすすめポイントと欠点

iPhone 8 Plus 64GB
まず、2018年時点の最新モデルであるiPhone 8。
僕はiPhone 8 Plusを持っているが、iPhoneの完成形と言える出来映えだ。
- Apple Pay(FeliCa)
- 防水対応
- 高画質カメラ(Plusのみ)
- ワイヤレス、急速充電
などiPhoneとしての機能は全て備えており、不満を持つ要素は無い。
前モデルとなるiPhone 7との違いは、プロセッサの進化などは年度更新として、背面にガラスを採用して質感が大きく変わったことにある。
iPhone 7まではアルミニウム、iPhone 8はガラスと言うことで、素材はもちろん色合いも全く変わった。

iPhone 6 PlusとiPhone 8 Plusは同じゴールドでも色が全く違う
これはゴールドモデルだが、iPhone 8のゴールドはベージュに見えるくらい色が違う(シルバーはホワイトっぽく見える)。
色合いは好みだと思うが、iPhone 8はガラス素材になったことで重量が増している。
誤差レベルでは無く、手に持って比べたらハッキリ分かるレベルなので、ここは重要なポイントだ。
そして、ガラスになったことで、落下時に割れやすくなった。
子供はスマホに限らず、もの使いが荒い。
特に背面のガラス割れは修理費用も高いので、子供用としては欠点が多い。
画面の損傷のみ | その他の損傷 | |
---|---|---|
iPhone 8 Plus | 19,800 円 | 43,800 円 |
iPhone 8 | 17,800 円 | 38,800 円 |
iPhone 7 Plus | 19,800 円 | 38,800 円 |
iPhone 7 | 17,800 円 | 35,800 円 |
背面ガラス割れは『その他の損傷』に分類されるので、修理費用は高くなる。
iPhone 8を購入するなら、保証サービスのAppleCare+は必須と思う
iPhone 7のおすすめポイントと欠点

iPhone 7ジェットブラック
対して2016年モデルとなるiPhone 7は、ワイヤレス・急速充電が無いことを除けば、ほとんど違いが無い。
もちろん、プロセッサが違うためスペックは劣るが、それほど大きな違いは無い。
また、最大の特徴はiPhone 7はアルミニウム素材ということだ。
色合いがiPhone 8と異なり、派手な印象を持つとは思うが、落としても背面が割れることはまずない。
いわゆる『バキフォン』は、前面のガラスが割れていることを意味しており、iPhone 7で背面が割れたという話は聞いたことがない。
耐久面では断然iPhone 7の方が安心だろう。
また、iPhone 7とiPhone 8ではカラーバリエーションが異なっている。
iPhone 7 | iPhone 8 | |
---|---|---|
カラー | シルバー ゴールド ローズゴールド ジェットブラック ブラック | シルバー ゴールド スペースグレイ |
ポイントは、
iPhone 7にはジェットブラックとローズゴールドがある
ということだ。
ツルッとした質感で黒光りするジェットブラックと、女性が好むローズゴールドは、iPhone 7での人気カラーなので、古くささを感じることはほとんどないだろう。
購入はショップ・家電量販店かオンラインショップか
そして、購入機種が決まったとして、次に悩むのはどこで買うかだと思う。
この時期は、家電量販店などに行くと、

iPhone 7とiPhone 8とは『一括0円』販売されることがある
このようなポスターをよく見かけるだろう。
一括0円であればかなり安いので、購入する価値はあると思う。
だが、冒頭にも記載したが、2015年以降このような0円販売は基本的に抑止されている。
見つけたら運がよいと思って、早めに購入するのがおすすめだ。
ただ、店頭購入には欠点もある。
子供向けの場合は、新規契約が多いとは思うが、
など、端末は安くても手数料が高いため必ずしも安いとは限らない。
また、年度末は店頭はかなり混み合う。
即日開通・受取できるメリットはあるが、待ち時間が長いので、急ぎでないならオンラインショップの手続きの方が楽だと思う。
以下の記事はdocomoでの話だが、au・SoftBankでも基本的には同じことが言える。
オンラインショップでの購入は慣れないと不安な面はあると思うが、不要なオプション契約を求められないというのが最大のメリットだ。
是非チャレンジして欲しい。
格安SIMとSIMフリーという選択肢は?

格安SIM
子供用のスマホとして、格安SIMの契約を検討する方も多いと思う。
格安SIMの価格メリットが大きいのは、
- 個人契約
- 少量の通信契約
の場合なので、子供用と考えた場合はメリットが薄くなりがちだ。
中高生くらいの子供を持ってる方に聞くと、
- 子供の方が通信量が多い
- 電話は家族間通話がほとんど
という話をよく聞くので、格安SIMは使いにくい面もあるかと思う。
この記事ではiPhoneをお勧めしているが、iPhoneと格安SIMの組み合わせでは、価格メリットが出しづらいので、よく検討して欲しい。
また、格安SIMについては当ブログで、初心者向けの解説記事を連載しているので、興味ある方はご覧いただけたらと思う。
終わりに
大人が「自分用」として購入するスマホと、親として子供に買うスマホは目的がかなり違うと思う。
僕も子育て中で(5歳と3歳)そのうち子供にスマホを買う日が近い将来訪れる。
その時大切にしたいのは、端末選定や料金はもちろんだが、
- かかる費用
- 使う目的
- できることと、出来ないこと
- 使う時間などの約束ごと
は、本人と会話して納得感を持って活用したいと考えている。
スマホは無いよりはあった方が絶対便利なガジェットだ。
親にとっても、子供にとっても、最適な端末選びの参考になればと思う。
iPhoneを購入する
iPhoneはAppleおよび、大手キャリアから販売されています。
AppleではSIMフリー版が、キャリア版はSIMロック版ですが、条件を満たせばSIMロック解除可能です。
キャリアで購入するなら、手数料や頭金がないオンラインショップがおすすめです!