コスパの高い5Gスマホが欲しい
2020年になり、日本ではようやく普及し始めた5Gスマホだが、10万円程するハイスペックモデルが中心。
エリアも徐々に広がっており、2021年以降は5万円程度のミドルクラスでも対応が進むだろうが、「コスパの高いモデル」はほぼない状況。
この記事で紹介する「Galaxy A51 5G」は、フラグシップの「Sシリーズ・Noteシリーズ」ほどの機能はないが、ディスプレイやカメラの仕様はほぼそのままで、価格を7万円程度に落としたモデル。
最も大きい、コストダウン要因は「カメラ」なのだろう。
望遠カメラではなく、「マクロカメラ」を搭載
ここがポイントなのだが、個人的にはよくなったとすら思う。

この記事では、サムスン「Galaxy A51 5G SC-54A」に関して以下を紹介しようと思う。
- Galaxy A51 5Gの特徴
- Galaxy A51 5Gの良いところ・イマイチなところ
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Galaxy A51 5Gの概要

サムスン「Galaxy A51 5G SC-54A」は、2020年11月6日に発売された。
- 春にフラグシップスマホの「Sシリーズ」
- 秋にファブレットの「noteシリーズ」
を発売しており、「Aシリーズ」はミドルクラスの派生モデルという感じ。
ドコモにおける「Galaxy Aシリーズ」といえば「Galaxy A21」のように激安モデルをイメージするが、「A51 5G」はハイスペックモデルに近いイメージ。

なお、「SC-54A」はドコモ向けの型番で、この記事ではドコモ版を紹介するのだが、auでも、以下の製品名で販売されている。
- ドコモは「Galaxy A51 5G SC-54A」
- auは「Galaxy A51 5G SCG07」
対応周波数など多少の違いはあるが、基本的に同じ製品と理解して欲しい。
スペック概要としては以下の通り。
ディスプレイ | 約6.5インチ(有機EL) |
---|---|
バッテリー容量 | 4500mAh |
プロセッサ | Snapdragon 765G |
内蔵メモリ(RAM) | 6GB |
内蔵メモリ(ROM) | 128GB |
アウトカメラ | 広角:4800万画素 超広角:1200万画素 マクロ:500万画素 深度測位:500万画素 |
インカメラ | 3200万画素 |
テレビ機能 | × |
おサイフケータイ | ○ |
急速充電 | ○ |
ワイヤレス充電 | ○ |
生体認証 | 指紋・顔 |
サイズ | 約159(高さ) × 約74(幅) × 約8.8(厚み) mm |
重量 | 189g |
通信速度(受信時最大) | 5G 2.1Gbps 4G(LTE) 1Gbps |
通信速度(送信時最大) | 5G 218Mbps 4G(LTE) 75Mbps |
販売価格はドコモの場合「70,488円」。
「5G」に対応しハイスペックスマホに分類さえるため、価格はそれなりに高いが、「スマホおかえしプログラム」で購入することで、2年間の支払いは「64,973円」となる。
- docomo:スマホおかえしプログラム
- au:かえトクプログラム
モデル名 | docomo | au | ||
---|---|---|---|---|
定価 | 実質価格 | 定価 | 実質価格 | |
Galaxy A51 5G SC-54A | 70,488円 | 46,992円 | 45,195円 |

目玉はスマホカメラでは珍しい「マクロレンズ」搭載

「Galaxy A51 5G」は、安価なA20シリーズと高価なSシリーズ・Noteシリーズの中間に位置するモデル。
例えばプロセッサ(SoC)も価格相応にスペックを落としているが、ディスプレイは大きく、見た目上はハイスペックモデルと見分けがつかない。
僕が思うに、コストダウンポイントは「カメラ」なのだと思う。
フラグシップモデルと比較してみる。
モデル名 | 広角 | 超広角 | 望遠 | マクロ |
---|---|---|---|---|
Galaxy A51 5G | ○ | ○ | × | ○ |
Galaxy S20 5G | ○ | ○ | ○ | × |
Galaxy Note20 Ultra 5G | ○ | ○ | ○ | × |
- ハイスペックモデルは「望遠カメラ」を搭載
- A51は望遠カメラ非搭載で、「マクロカメラ」を搭載
「マクロカメラ」はスマホではあまり聞かないが、「接写」が可能なレンズの種類。
「とにかく寄れる」というのが特徴で、例えば料理や小物の一部をアップで撮影したいときに使いやすい。


焦点距離はこれくらい違う。


実際に撮影した写真はこんな感じ。
個人的にスマホカメラの「望遠カメラ」は使いにと感じているので、マクロカメラはスマホの用途に向いているのではないかと思った。
本体をチェック

本体をチェックしてみる。

本体をチェック。
全体的に丸みを帯びたデザイン。
四方からチェックしてみる。

上部にはSIMカードスロットがある。

海外モデルはデュアルSIM仕様という製品も珍しく無いが、ドコモ版はmicroSDと共用となる、お馴染みのシングルSIM仕様。

充電端子は「USB-Type C(USB-C)」を採用している。
ハイスペックモデルでは少なくなった、3.5mmイヤフォンジャックを搭載しており、完全ワイヤレスイヤホンがなくても音楽を聴くことができる。


ボタン類は右側に集約されている。

カメラは今や、フラグシップモデルの象徴ともいえる「トリプルカメラ」。
「深度測位カメラ」も含めたら4眼だが、撮影用としては3つとなる。

右:Galaxy S51 5G
「Galaxy S20 5G」の魅力は、軽くてコンパクトなことと紹介したが、「Galaxy A51 5G」はわりと大きい。
Apple「iPhone 12 Pro」と比較すると、こんな感じ。
重量もほぼ同じ(189g)なので、軽さを重視するならGalaxy S20の方がよいと思う。
「Galaxy A51 5G」のここが凄い!

以降は僕の感想を中心に紹介しようと思う。
僕が触ってみて「Galaxy A51 5G」の良いなと思ったポイントは、以下の3点だ。
- 意外と便利な「マクロカメラ」
- 「ノッチ」のない有機EL画面の美しさと迫力
- 画面内指紋認証センサーに対応し、マスクをつけても生体認証が使える
意外と便利な「マクロカメラ」

冒頭でも紹介したが、「Galaxy A51 5G」には望遠カメラではなく、マクロカメラが搭載されている。
「マクロカメラ」は被写体に極限まで近づいて、「接写」が可能となるカメラ。
特に「ブツ撮り」で活躍するのだが、スマホカメラは料理を撮影するシーンが多いので、使いやすいと思う。
もちろん広角カメラでもかなり寄れるが、マクロカメラと比較するとかなり違う。
「とにかく寄れる」というのが特徴で、例えば料理や小物の一部をアップで撮影したいときに使いやすい。


焦点距離はこれくらい違う。


実際に撮影した写真はこんな感じ。

- 広角カメラは「10センチ」くらい
- マクロカメラは「3センチ」くらい
という感じで撮影できる距離が異なるので、アップで撮影したいことが多い人にとっては、望遠カメラでより使いやすいと思う。
「ノッチ」のない有機EL画面の美しさと迫力

そして、近年のGalaxyシリーズの特徴といえるのが、「ノッチ」と呼ばれる切り抜きがほぼなく、ギリギリまで広げた狭額縁のディスプレイ。
伝統の有機EL(OLED)を採用しているのはもちろん、Galaxy S20 5Gと比較すると、「0.3インチ大きい」6.5インチ有機ELディスプレイを採用している。

右:Galaxy S51 5G

右:Galaxy S51 5G
iPhone 12 Proと比較するとこんなに違う。
まさに全面ディスプレイ
ディスプレイサイズの「数字」以上に大きく・広く感じる。

同じGalaxyでも、廉価版となる「Galaxy A20」では小さいながらノッチがある。

画面内指紋認証センサーに対応し、マスクをつけても生体認証が使える

2017年に発売したiPhone Xが顔認証「Face ID」を搭載して以来、スマホの生体認証は顔認証が中心となった。
しかし、顔認証はマスクをつけていたり、周りが暗すぎる時は認識率が落ちるなど、欠点もある。
さらに、2020年は新型コロナウイルス感染拡大により、マスク着用が「義務化」している世界感で、指紋認証の価値が見直されている。
Appleが2020年4月に発売した「iPhone SE(第2世代)」も、価格の安さと指紋認証「Touch ID」に対応していることが注目を受けた。
Androidのハイスペックモデルは、2019年モデルから顔認証と画面内指紋認証に対応している。

とはいえ、HUAWEI・サムスンのフラグシップスマホだけだったが、4万円以下で買える「OPPO Reno A」も対応するなど一気に普及の兆しを見せている。
「Galaxy A51 5G」ももちろん対応しているのだが、2019年モデルから特に進化はしていない。
- 指紋認証センサーは画面内の「特定箇所のみ」
- 手触りで使えないので、利便性は低い
この辺りの欠点は同じだが、コロナ時代においてはこれでもないよりは断然使い勝手がよい。

「Galaxy A51 5G」のここがイマイチ

「Galaxy A51 5G」を使って、イマイチと感じた点ももちろんある。
感じたことをまとめると、以下のような感じだ。
- 意外とデカくて重い
- 画面内指紋認証センサーの場所が探しづらい
意外とデカくて重い

「Galaxy A51 5G」はの重量は189g。
薄いので目立たないが、意外と重い。
多くの方はケース・保護フィルム・ガラスを装着するので、重量はゆうに200グラムを超える。
Galaxy S20 5Gがかなり軽かっただけに、画面が大きくなったせいといえばそうだが、もう少し軽いと嬉しいなぁと思った。

画面内指紋認証センサーの場所が探しづらい

前述の通り、「Galaxy A51 5G」は超音波指紋認証をディスプレイに内蔵している。
顔認証と指紋認証のハイブリッドは「最強」と僕は思っているが、画面内指紋認証は意外と使いづらい。
理由は、過去モデル・他社製品でも同じだが、ディスプレイ上の「特定エリア」でのみ反応するため。
これが、iPhoneのホームボタンみたいなものだと境界線があるので、「手触り」で触れることができるが、ディスプレイ上だとこれができない。
結果、ディスプレイをよく見てセンサーに指を当てるという感じになるわけで、それって顔認証のために画面を見るのと変わらないんですよね(笑)
もちろん、マスクをつけている状態でもロックが解除されるので、メリットはあるが、課題も多いのだと実感した。

終わりに

海外に比べて遅れていたが、2021年からは5Gが本格的な普及期に入る。
限定的なエリアでしか利用できなかったものが、主要都市の中心市街地でのエリア化が進むからだ。
携帯キャリアは4G(LTE)と5Gの料金プランを分けており、差別化ポイントは「データ通信無制限」。
人によっては「固定回線の置き換え」も可能になると思わる。
- 自宅ではテザリングを起動し、Wi-Fiアクセスポイントとして
- 外出先は単体で通信
そんな使い方をする人も増えるだろう。
しかし、5Gスマホはどうしても10万円ほどするハイスペックモデルに限定されていたのが欠点だったので、比較的安価でコスパが高い「5Gスマホ」を探している方には最良の選択肢になるだろう。

サムスン「Galaxy A51 5G」を購入する
シャープ「Galaxy A51 5G」はドコモ、auで販売されています。
ドコモ・au版はSIMロックされていますが、条件を満たせば「SIMロック解除」可能です。
キャリアで購入するなら、契約事務手数料が「無料」のオンラインショップがおすすめ!
モデル名 | docomo | au | ||
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定価 | 実質価格 | 定価 | 実質価格 | |
Galaxy A51 5G SC-54A | 70,488円 | 46,992円 | 45,195円 |
Androidのおすすめモデル
Androidは様々なメーカーが販売していますが、日本で人気が高いのは長らくSONY「Xperia」・シャープ「AQUOS」・サムスン「Galaxy」の3本柱でした。
しかし近年は、中国メーカーの進出が増え、安くて高性能な高コスパモデルが増えたので勢力図が変わりつつあります。

ハイスペックスマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 格安SIM | SIMフリー | |
Xperia 5 III![]() レビュー記事 |
113,256円 | 137,520円 | - | - | |
Xperia 1 III![]() レビュー記事 |
154,440円 | 188,640円 | - | 159,500円 | |
AQUOS R6![]() レビュー記事 |
115,632円 | - | 133,920円 | - | - |
Galaxy S21 5G![]() レビュー記事 |
99,792円 | - | - | - | |
Galaxy S21 Ultra 5G![]() レビュー記事 |
151,272円 | - | - | - | - |
ミドルクラススマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 楽天/格安SIM | SIMフリー | |
AQUOS sense6![]() |
57,024円 | - | 39,800円 | - | |
Xperia 10 III![]() レビュー記事 |
51,480円 | - | - | ||
Xperia Ace II![]() レビュー記事 |
22,000円 | - | - | - | - |
一緒に使いたいおすすめアクセサリ

- 画面保護シート
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注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです

元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています