2021年度上期のAndroidスマホ出荷台数で、SONYのXperiaが1位になった。
赤字続きで、「お荷物事業」と言われていたXperiaブランドの復活を印象付けた出来事だが、原動力となったのは22,000円スマホ「Xperia Ace II SO-41B」といわれている。
ただ、ミドル・エントリークラスに魅力的なモデルを出せるのは、しっかりとした「フラグシップモデル存在するから」と僕は思う。
SONYのフラグシップモデルは、Xperia 1シリーズとXperia 5シリーズ。
簡単にいえば、大画面とコンパクトモデルだが、両モデルの完成度が高まったことは無関係ではないだろう。
この記事では、第3世代となるXperia 5シリーズ「Xperia 5 III(エクスペリア ファイブ マークスリー)」を紹介しようと思う。
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Xperia 5 IIIの概要
「Xperia 5 III(エクスペリア ファイブ マークスリー)」は、SONYが販売するフラグシップスマホ。
- 夏モデルは大画面の「Xperia 1シリーズ」
- 冬モデルはコンパクトな「Xperia 5シリーズ」
というのがここ数年の「定番」で、2021年も前年までの流れを踏襲して発売された。
このため、スペック的にも夏モデルにあたる「Xperia 1 III」とほぼ同じなので、詳しくは以下のレビューを参考にして欲しい。
今やiPhone以外では珍しくなった、docomo・au・SoftBankの3キャリア販売となっており、この辺りも日本国内での人気の高さをうかがわせる。
以降は、Xperia 1 IIIとの違いと、iPhoneユーザーからみた、Xperiaシリーズの強みをピックアップしていこうとおもっている。
- 20GB 月額2,970円(税込)で利用可能
- docomoの4G・5Gが使える
- オンライン手続きのみ。事務手数料は全て0円
Xperia 1 IIIと何が違う?
「Xperia 5 III」は、「Xperia 1 III」のコンパクトモデルにあたる。
このため、いくつかの機能が削られているのだが、下位モデルという感じではなく、小型化にあたっていくつかの機能が削られた感じで、質感などはまったく同じ。
特筆すべき違いはいかかと思う。
Xperia 1 III | Xperia 5 III | |
---|---|---|
ディスプレイ | 約6.5インチ有機EL 4K |
約6.1インチ有機EL フルHD+ |
リフレッシュレート | 最大120Hz | |
3D iToFセンサー | あり | なし |
カメラ | 同一仕様 | |
ToFセンサー | あり | なし |
メモリ(RAM) | 12GB | 8GB |
ストレージ(ROM) | 256GB | 128GB |
- 画面が小さくなり、全体的にコンパクト&軽量化
- カメラスペックはほぼ変わらず、3D iToFセンサー非搭載のため「リアルタイムトラッキング」には非対応
ざっくりいえばこんな感じで、暗所での撮影が多くない限り、カメラ撮影でスペックさを感じることはないだろう。
コンパクトモデルでもカメラ機能の差の少なさが、iPhoneユーザー的にうらやましい
僕はiPhoneを長年愛用している。
「Pixel 3」が出たとき、Androidへの乗り換えを検討したことがあるが、結局やめてしまった。
ハイスペックモデルらしい高級感にとぼしい
機能がいくらよくても、iPhoneと比較すると「チープ」に見えてしまったことが最大の理由だ。
その後Xperia・Galaxyが盛り返し、高級感のあるハイスペックモデルが増えたが、僕には大きすぎて使いづらかった。
コンパクトモデルはスペックが落ちるというのが定番で、それはiPhoneにおいても「iPhone 13 mini」がそうであるように全メーカー共通。
ただ、その中でSONYのXperiaだけは、ハイスペックコンパクトモデルを作り続けていて、それが僕にはうらやましかった。
SONYのミラーレスカメラに近いカメラアプリ「Photography Pro」
Xperiaは第2世代となる「II(マークツー)」から、「Photography Pro」というアプリをリリースした。
デジタル一眼カメラα、高級コンデジRXシリーズに近い操作性
それが売りになるのか?
と思うかたもいるだろうが、とくにフルサイズミラーレス市場で覇権をとったSONYらしい、横綱相撲だと思う。
基本はプロ向けの機能とはいえ、SONYのデジカメユーザーは多く、カメラとスマホの操作性が統一できるというのは、僕のようなアマチュアにも魅力的。
スマホカメラの撮影はオートが基本とはいえ、少し設定をいじりたいとき、慣れ親しんだカメラの操作性だと使いやすいからだ。
IIIはデフォルトカメラアプリが「Photography Pro」に
そして、「Photography Pro」はついに標準のカメラアプリとなった。
「BASIC」は一般的なカメラアプリと同じだが、それ以外のモードを選択するとSONYのデジカメではお馴染みのメニューが表示される。
- BASIC
- AUTO
- プログラムオート(P)
- シャッタースピード優先(S)
- マニュアル(M)
- メモリーリコール(MR)
「II」では別アプリだったが、統合されたことで利便性が高まった。
個人的に、α7シリーズもRX100シリーズも「III」で一気にユーザーが増えた印象を持っているので、Xperiaもここに来て完成してきた印象を持った。
終わりに
Androidスマホは参入メーカーが多く、価格帯も様々で完全なレッドオーシャンの業界。
規模のボリュームがものをいうため、世界中で売れるスマホでないと残れないので、SONYのXperiaはもうダメだろうと思っていた。
事実赤字続きだったし、撤退の噂も出たが、カメラという強みを活かして、そこを磨いてきたから今があるのだろう。
四角くて黒い板
という差別化が難しいスマホにおいて、iPhoneほどではないにしても、「SONYならでは」の地位を築いたXperiaにはまだまだ伸びしろがあると感じた。
SONY「Xperia 5 III」を購入する
SONY「Xperia 5 III」」はドコモ、au、SoftBankで販売されています。
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docomo:いつでもカエドキプログラム
au:スマホトクするプログラム
SoftBank:新トクするサポート
モデル名 | docomo | au | SoftBank | |||
---|---|---|---|---|---|---|
定価 | 実質価格 | 定価 | 実質価格 | 定価 | 実質価格 | |
Xperia 5 III SO-53B | 113,256円 | 68,376円 | 121,405円 | 67,045円 | 137,520円 | 68,760円 |
Androidのおすすめモデル
Androidは様々なメーカーが販売していますが、日本で人気が高いのは長らくSONY「Xperia」・シャープ「AQUOS」・サムスン「Galaxy」の3本柱でした。
しかし近年は、中国メーカーの進出が増え、安くて高性能な高コスパモデルが増えたので勢力図が変わりつつあります。
ハイスペックスマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 格安SIM | SIMフリー | |
Xperia 5 III レビュー記事 |
113,256円 | 121,405円 | 137,520円 | - | - |
Xperia 1 III レビュー記事 |
154,440円 | 178,000円 | 188,640円 | - | 159,500円 |
AQUOS R6 レビュー記事 |
115,632円 | - | 133,920円 | - | - |
Galaxy S21 5G レビュー記事 |
99,792円 | 118,540円 | - | - | - |
Galaxy S21 Ultra 5G レビュー記事 |
151,272円 | - | - | - | - |
ミドルクラススマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 楽天/格安SIM | SIMフリー | |
AQUOS sense6 |
57,024円 | 40,470円 | - | 39,800円 | - |
Xperia 10 III レビュー記事 |
51,480円 | 53,985円 | - | 54,000円 | - |
Xperia Ace II レビュー記事 |
22,000円 | - | - | - | - |
一緒に使いたいおすすめアクセサリ
- 画面保護シート
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2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
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