スマートフォンを買ったら、必ず必要になるのが充電グッズ。
- 自宅
- 寝室
- 会社や学校などの出先
- 車
- カバンに入れて持ち歩く用
このうち3箇所くらいに、それぞれ置いている方も多いのではないだろうか。
100円ショップでも購入できるほど安価になったが、近年のAndroidスマホは「Google Pixel以外」USB充電器と充電ケーブル(USB-C)を同梱しないモデルが増えている。
そして、大きくわけると発売時期によって、採用する充電端子は以下のように分かれる。
発売時期 | 充電端子 |
---|---|
2017年まで | micro-USB |
2018年以降 | USB-C |
この記事を書いている2024年11月現在としては、Androidスマホの充電端子は「ほぼ全てUSB-C」なので、MacBook Pro・iPad Proなどと合わせて充電器を選ぶ方も多い。
というのも、近年サードパーティー製のUSB充電器は価格が安いだけでなく、高機能かつ高品質な製品が増えている。
ポイントはUSB端子を複数搭載し、同時充電できる機能
この機能は純正品にはないわけで、モバイルバッテリー、完全ワイヤレスイヤホンなど、複数製品を持ち歩く方が増えた中、USB充電器を購入する選択基準ともいえる。
この記事では、Androidスマホで使える「USB-C」対応のUSB充電器まとめ記事として、以下の内容を紹介しようと思う。
- Androidスマホの歴代モデルが対応する充電規格
- サードパーティUSB充電器の特徴(非純正品)
- 自宅・会社用のおすすめ
- 旅行など持ち歩き用のおすすめ
- サードパーティー製品選びの注意点
また、ただおすすめを紹介するのではなく、目的ごとに最適なUSB充電器を紹介するので、要点だけ知りたい方は、下記リンクをタップして目的の情報だけ読んでくださいね。
iPhone向けは以下の記事をご覧ください。
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僕がおすすめするタイプ別USB充電器一覧
この記事では主に、以下の方に使いやすいUSB充電器を紹介する。
- USB-C端子を採用する、Androidスマホユーザー
- とにかく安いものではなく「信頼性」を重視する方
USB充電器は2024年現在一般的な製品になっており、安いものから高いものまで様々な製品がある。
ケーブルやモバイルバッテリーと同じくらい、カジュアルに購入できる製品だが、
USB-PDという高出力規格に対応する製品が増えている
というのが近年のトピック。
出力が大きくなれば、リスクも高まるし2024年現在は「PSEマーク(電気用品安全法)」の取得する製品が大多数を占めるようになっている。
しかし、だから安全というものでもないし、いざという時の保証などを考えても、有名で数多くの製品を販売する信頼性の高いメーカーを選ぶのが無難だと思う。
というわけで、僕がおすすめするUSB充電器は以下の通り。
- 据え置きはポート数が多いこと
- モバイルは折りたたみプラグ
- できればUSB-Cを搭載し、USB-PDの急速充電に対応している
- PSEマーク取得
タイプ | モデル名 | 重さ | 出力端子 | 価格 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|---|
USB-A | USB-C | |||||
据え置き | RAVPower RP-PC028 | 192 g | 5 | 0 | 2,899円 | |
Anker PowerPort I PD | 212 g | 4 | 1 | 3,499円 | USB-PD 30W出力対応 | |
Satechi Type-C 75W トラベルチャージャー | 316 g | 3 | 1 | 6,499円 | USB-PD 60W出力対応 | |
FREEDY EA1707 | 270 g | 2 | 2 | 9,900円 | USB-PD 60W出力対応 | |
モバイル | cheero CHE-329 | 45 g | 0 | 1 | 1,980円 | USB-PD 18W出力対応 |
Anker PowerPort Atom III | 150 g | 1 | 1 | 3,799円 | USB-PD 45W出力対応 | |
RAVPower RP-PB125 | 195 g | 2 | 0 | 2,999円 | 6700mAhバッテリー内蔵 | |
RAVPower RP-PC133 | 120 g | 1 | 1 | 4,599円 | USB-PD 65W出力対応 |
要点だけ知りたい方は、下記リンクをタップして目的の情報だけ読んでくださいね
2024年11月現在、僕が今使っているUSB充電器
本題に入る前に、この記事を書く僕が使っている、USB充電器を紹介しようと思う。
僕は、このようなガジェットブログを運営していることもあり、レビュー依頼などを受けて、多数のUSB充電器に触れる機会がある。
このため、同じものを使い続けることは少ないのだが、Amazonで販売されている製品に偏る傾向にある。
その点をご理解いただいた上で、2024年11月現在僕が使っている充電機は以下の5つ。
使用場所 | モデル名 | 用途 |
---|---|---|
自宅のデスク | Apple 96W USB-C電源アダプタ | 16インチMacBook Proの充電用 |
Freedy 90W マルチポートチャージャー EA1707 | MacBook Air、iPad Proの充電用 | |
Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery | USB-Cポートが不足したときのサブ充電機 | |
寝室 | RAVPower 60W 6ポートUSB充電器 RP-PC028 | 寝ている時の充電用 |
モバイル | RAVPower 65W USB-C&USB-A充電器 RP-PC133 | カバンに入れて、常時持ち歩く |
急速充電が不要な寝室を除き、僕がUSB充電器で重視しているのは1つ。
USB-Cポートを搭載し、急速充電規格(USB Power Delivery・USB-PD)に対応していること
2018年まで、USB-C対応の充電器は自宅の「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」と、Apple純正USB充電器(MacBookを買った時に付属していたもの)を主に使っていた。
しかし、iPad ProなどUSB-C対応製品がかなり増えて来たので、USB-C対応製品に切り替えを行った。
Androidスマホの歴代モデルが対応する充電規格
僕が最近USB-PDに対応する充電器に切り替えて行っている理由は、Androidスマホの充電端子が「USB-C」に切り替わり、急速充電規格が「USB-PD」に統合されているためだ。
AndroidスマホはGoogleが提供する「Android OS」をベースに、メーカーが独自のカスタマイズを行い販売されている。
このため、充電端子も充電規格も統一された仕様はなく「バラバラ」だった。
充電端子としては、2018年あたりからほぼ全モデルが「USB-C」を採用している。
発売時期 | 充電端子 |
---|---|
2017年まで | micro-USB |
2018年以降 | USB-C |
しかし、急速充電規格は「Quick Charge」だったり「USB-PD」だったり未だにバラバラ……。
それでも、Apple製品が「USB-PD」に統一されてきたこともあり、Androidスマホも最新モデルはほぼ全て「USB-PD」に対応するようになった。
この流れを決定づけたのは、2018年11月に発売されたGoogle「Pixel 3」ではないかと思う。
USB-PD対応の急速充電器とケーブルを同梱
正直日本ではそれほど売れていないが、「Androidのリファレンス機」が採用したことで、メーカーへ採用を後押しする効果はあったようだ。
このためか、メーカーとして「USB-PDの急速充電対応」をアピールすることはほぼない。
しかし、2019年モデル以降は、いわゆる「5万円以下のミドルクラス」でも採用されており、Androidスマホではほぼ標準機能になりつつある。
のような、安価なモデルでも対応されているため、Androidスマホを購入したら、「USB-PD対応充電機とケーブル」を購入するのは必須といえるだろう。
スマホ用USB充電器の特徴と純正品以外を使うメリット
iPhoneを含め、スマホの充電は購入時に付属している充電器を使うのが、ガラケー時代からの「常識」だったと思う。
Androidにおいては同梱しないケースも増えているが、あえて純正品を購入する人も多い。
しかし、純正品のUSB充電器はスマホ1台の充電しか考慮していない。
以下はiPhoneではお馴染み「Apple 5W USB電源アダプタ」とMacBook用の「USB-C電源アダプタ」。
純正品ということで高品質だが、見ての通りUSBポートが1つしかついていない。
このため、サードパーティーは純正品との差別化という意味合いもあり、以下のような機能を搭載している。
- 複数のUSBポートを搭載する(マルチポート対応)
- 接続する機器によって最適な電圧を「自動で」選ぶ機能
- 折りたたみプラグ、据え置き型など、多彩な設置方式
- 新素材窒化ガリウム(GaN)を採用し、小型軽量化
純正品より安いのは当たり前だが、技術的にも先を行っており、安価かつ高機能という理想的な製品が多くなった。
【注意点】PSEマーク(電気用品安全法)取得製品を選ぶ
モバイルバッテリー・USB充電器は、近年多種多様な製品が販売されているが、1つ注意点がある。
PSEマーク(電気用品安全法)対応品を選ぶこと
これらの製品は数年前と比較すれば、劇的に価格が安くなっており、競争の激しい分野なので、粗悪品も増えた。
- 既定値通りの動作をしない
- 壊れた
- 炎上・爆発した
このような事故が後を絶たない状況なので、2018年2月1日以降に電気用品安全法の適用対象となり、1年間の猶予期間を経て、2019年2月1日以降「PSEマークがないモバイルバッテリーは違法」となる。
USB充電器は対象外だが、この流れを受けて大手メーカーはUSB充電器においてもPSEマークを取得するようになった。
なので、安全性を重視し「PSEマークを取得したUSB充電器」を選ぶのが無難と思う。
USB充電器選びの指標
以降、おすすめUSB充電器を紹介するが、大きく分けると2タイプ紹介する。
タイプ | USBポート数 | 特徴 |
---|---|---|
据え置き | 多い | 複数のUSBポートを搭載するが、大型で持ち歩きにくい |
モバイル | 少ない | 折りたたみプラグを搭載し、持ち歩きやすい |
ポート数が増えるほど、大きく重くなる
これは自然な話で、メーカーの工夫で多少の軽量化はできても、ポート数が同じなら大体同じ重さであることは覚えておこう。
要点だけ知りたい方は、下記リンクをタップして目的の情報だけ読んでくださいね
据え置き型USB充電器
モバイルUSB充電器
自宅・会社で使う、据え置き型USB充電器
以降は、用途別のおすすめUSB充電器を紹介しようと思う。
まずは自宅・会社などに「据え置き」で使うUSB充電器。自宅・会社で使うUSB充電器の選定ポイントは以下の3点。
- 3基以上のUSBポートを搭載(マルチポート対応)
- できればUSB-C端子を搭載し、USB-PDによる急速充電に対応している
- PSEマーク取得
価格は「USB-PDに対応しているか否か」で差がつく。
- USB-PD非対応なら「3,000円以下」
- USB-PD対応なら「4,000円〜」
ざっくりこれくらいの相場観だが、USB-PDは大電流を流すため、「安物」を買うのはおすすめしない。
モデル名 | 重さ | 出力端子 | 価格 | 備考 | ||
---|---|---|---|---|---|---|
USB-A | USB-C | |||||
RAVPower RP-PC028 | 192 g | 5 | 0 | 2,899円 | W2,899円 | W|
Anker PowerPort I PD | 212 g | 4 | 1 | 3,499円 | USB-PD 30W出力対応 | |
Satechi Type-C 75W トラベルチャージャー | 316 g | 3 | 1 | 6,499円 | USB-PD 60W出力対応 | |
FREEDY EA1707 | 270 g | 2 | 2 | 9,900円 | USB-PD 60W出力対応 |
RAVPower 60W 6ポートUSB充電器 RP-PC028
まずは、定番といえる製品。
マルチポート充電器といえば、このタイプを想像する方も多いかと思う。
Amazonではこの3社が定番といえるが、機能的な違いはほとんどない。
タイムセールなどによって価格も変動するので、その時安いモデルを選べばよいと思うが、僕は「RAVPower 60W 6ポートUSB充電器 RP-PC028」をおすすめする。
RAVPower製品最大の魅力は、ユーザー登録することで30ヶ月というかなり長い製品保証が得られること。
2024年時点としては、USB-Cポートを搭載せず、USB-PDの急速充電にも対応していないため、機能的には物足りないが、3,000円以下で購入できるのが嬉しい。
就寝中の充電に急速充電は不要なので、僕は寝室に置いて使っている。
Anker PowerPort I PD
以降は、僕がおすすめする「USB-PDの急速充電対応モデル」。
1つ目は「USB-PD対応マルチポート充電器の元祖」と言える、「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」の後継モデル「Anker PowerPort I PD」。
まだ「USB-PD」という言葉が一般的でなかった2016年に発売し、数年間「USB-C対応のマルチポート充電器はこれしかない」という状態だった
発売当時の価格「3,999円」のまま売れ続けているロングセラーで、少し安くなった後継モデルが「Anker PowerPort I PD」なのだが、2024年現在どちらも販売されている。
USB-PDとしての出力は「30Wまで」なので、以下の製品についてフルスピードで充電可能となる。
- USB-PDに対応したAndroidスマホ
- iPhone 8以降のiPhone
- 第2世代以降のiPad Pro
- 12インチMacBook
- 2018年モデル以降のMacBook Air
スマホ系の充電は問題ないが、MacBook Proなど「パソコンの充電」については、充電できるものの「パワー不足」という感じになる。
その他のポートはUSB-Aポートで、接続する機器に応じて最適な電圧を自動選択する「PowerIQ」テクノロジーが採用されている。
基本は安価な「Anker PowerPort I PD」がおすすめです!
Satechi Type-C 75W トラベルチャージャー USB-C PD
この記事はAndroidスマホで使いやすい充電器を紹介しているので、ちょっと話がずれるが、将来MacBook Proを購入することも考慮すれば、最適な充電器は「Satechi Type-C 75W トラベルチャージャー USB-C PD」だろう。
基本的なスペックは「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」と同じだが、USB-PDでの出力が最大「75W」に対応しており、13インチMacBook Proをフルスピードで充電できる。
その分価格が高く「Amazonで6,499円」となるのだが、将来買い替えるくらいなら、最初からこちらを購入するのがよいと思う。
なお、Androidスマホの充電性能としては同じ。
Freedy 90W マルチポートチャージャー EA1707
そして、最後に紹介するのが、USB-PD対応のUSB-Cポートを「2基」搭載した充電器だ。
この手の製品は2018年までほぼ見かけなかったし、あっても1万円オーバーは当たり前というくらい高かった。
しかし、USB-C対応製品が増えたこともあり2019年以降かなり増えてきて、現実的な価格で販売されているのが「Freedy 90W マルチポートチャージャー EA1707」だ。
- 4期の充電ポートを搭載
- USB-C(USB PD対応)ポートが2基
- USB-A(Quick Charge 3.0対応)ポートが2基
- マルチポート充電器としては軽量な「270g」
- 100V~240Vまでに対応し、海外でも使える
- USB-PD対応充電ケーブルを同梱
2024年時点としては最高スペックともいえる製品だが、その分値段も高く「Amazonで9,990円」。
ただ、お値段なりの性能は有している。4基あるUSBポートの出力性能は以下の通り。
ポート番号 | ポート種別 | 最大出力 | 出力 |
---|---|---|---|
1 | USB-C USB PD |
60W | 5V 3A, 9V 3A, 12V 3A, 15V 3A, 20V 3A |
2 | 30W | 5V 3A, 9V 3A, 12V 3A, 15V 3A, 20V 3A | |
3 | USB-A QC 3.0 |
18W | 3.6V-6V 3A, 6.5V-9V 2A, 9V-12V 1.5A |
4 |
MacBook ProとAndroidスマホを同時に急速充電できる
というのはなかなかインパクトがあり、Apple製品ユーザーはもちろん、Androidユーザーでも将来性抜群の充電器だと思う。
カバンに入れて持ち歩くのに便利な、モバイルUSB充電器
続いて、カバンに入れて持ち歩く場合のおすすめUSB充電器。
自宅・会社に据え置きする場合、充電器本体・ACアダプタの大きさは問題にならないが、持ち歩き用で一番重視されるのは小型・軽量であること。
しかし、1つの充電器が小さくても、機器によって複数持ち歩けばかさばるし、トータルの重量が大きくなっては本末転倒。
なので、僕が考える持ち歩き用USB充電器の選定ポイントは以下の4点。
- 折りたたみプラグ
- USB-C端子を搭載し、USB-PDによる急速充電に対応している
- できればUSB端子を2基搭載している
- PSEマーク取得
特に重要なのは「折りたたみプラグ対応」であることで、コンパクトに収納できるのはもちろん、コンセントが他の製品を傷つけるのを防ぐ目的もある。
このタイプも、価格は「USB-PDに対応しているか否か」で差がつく。
- USB-PD非対応なら「2,000円以下」
- USB-PD対応なら「3,000円〜」
ざっくりこれくらいの相場観だが、USB-PDは大電流を流すため、「安物」を買うのはおすすめしない。
モデル名 | 重さ | 出力端子 | 価格 | 備考 | |
---|---|---|---|---|---|
USB-A | USB-C | ||||
cheero CHE-329 | 45 g | 0 | 1 | 1,980円 | USB-PD 18W出力対応 |
Anker PowerPort Atom III | 150 g | 1 | 1 | 3,799円 | USB-PD 45W出力対応 |
RAVPower RP-PB125 | 195 g | 2 | 0 | 2,999円 | 6700mAhバッテリー内蔵 |
RAVPower RP-PC133 | 120 g | 1 | 1 | 4,599円 | USB-PD 65W出力対応 |
cheero USB-C PD Charger 18w mini CHE-329
1つ目はcheeroが販売する「USB-PD」対応充電器。
最大出力は「18W」ということで、iPhoneやPixel 3などのAndroidスマホの充電に向いている。
USB-C端子を1基しか搭載していないが、
純正の充電器よりもコンパクトなこと
が最大の魅力だと思う。
Anker PowerPort ll PD/Anker PowerPort Atom III
実は2018年まで、USB-PD対応かつ折りたたみプラグのマルチポート充電器は本当に少なく、「Anker PowerPort ll PD」しか選択肢がなかった。
このため、発売当時飛びついて購入し、今も使っているのだが、2024年時点としては同種の製品がかなり多くなっている。
2019年以降のUSB充電器におけるトレンドは、「新素材窒化ガリウム(GaN)」だと思っていて、いち早く採用したAnker社は後継モデルを矢継ぎ早に投入した。
後継モデルとなる「Anker PowerPort Atom III」がそれだ。
簡単にスペックを比較すると以下のような感じ。
PowerPort ll | PowerPort III | |
---|---|---|
GaN採用 | × | ○ |
重量 | 約130g | 約150g |
サイズ | 約68 x 70 x 28 mm | 約68 × 69 × 28 mm |
出力USBポート数 | USB-A 1基 USB-C 1基 |
USB-A 1基 USB-C 1基 |
USB-PD最大出力 | 30W | 45W |
価格 | 3,299円 | 3,799円 |
「Anker PowerPort ll PD」の方が安価なのだが、価格差が約500円と小さいので悩ましい……。
RAVPower RP-PB125
持ち歩き用の充電器といえば、コンセントに繋ぐタイプより、モバイルバッテリーを使う方が今は多いかもしれない。
ただ、僕がまさにそうなのだが、「充電切れが怖いから」とUSB充電器とモバイルバッテリーを両方持ち歩く人もいるだろう。
そんな方におすすめするのが、モバイルバッテリー内蔵型USB充電器。
Anker社が最初に発売した時は、品切れ続出するほどの人気となり、以来このタイプの製品が増えて来ている。
旅行や出張を除く、普段使いでの取り回しの良さは抜群だと思う。
- 大容量モバイルバッテリーには及ばない
- USB充電器としての出力も心許ない
という欠点もあるが、「持ち歩くものが減る」という何者にも代えがたいメリットがある。
RAVPower 65W USB-C&USB-A充電器 RP-PC133
最後は、iPhoneというよりMacBookユーザー向けの充電器になるが、13インチMacBook Proもフルスピードで充電できる「RAVPower RP-PC133」だ。
新素材「GaN」を採用し、大幅な軽量・コンパクト化を実現している。
RAVPowerブランドの製品だと、RAVPower「RP-PC105 61W 2ポートUSB充電器」とほぼ同じスペックなので、何が違うかと思うだろう。
GaN(窒化ガリウム)の採用有無
これが最大の違いで、このことで本体サイズや価格に差がついている。
比較すると以下のような感じ。
RP-PC105 | RP-PC133 | |
---|---|---|
GaN採用 | なし | あり |
寸法 | 約65 x 65 x 31mm | 約55 x 55 x 31.5mm |
重量 | 約151g | 約120g |
出力ポート | USB-A × 1 USB-C × 1 |
|
最大出力 | 61W | 65W |
価格 | ホワイト:4,599円 ブラック:4,399円 |
ホワイト:4,599円 ブラック:4,799円 |
数字で見ても分かりづらいが、以下の製品と比較するとそのコンパクトさが分かると思う。
手持ちの以下の充電器と比較してみた。
- Apple 96W USB-C電源アダプタ
- RAVPower「RP-PC128」
- RAVPower「RP-PC105」
- RAVPower「RP-PC133」
- Apple 30W USB-C電源アダプタ
特にApple製充電器と比較して、コンパクトであることがよくわかると思う。
MacBook Proを購入したら純正の充電器は必ずついてくるので、僕なら純正は自宅用、持ち運び用に「RP-PC133」を買う。
iPhone用としてはオーバースペックだが、将来Macを買おうと考えているなら「大は小を兼ねる」と思う。
充電器はそんなに壊れない。メーカーの信頼性が高い製品を選ぶのが無難
ここまで紹介してきた製品は、どれも有名メーカー中心で、価格が安い製品ばかりではない。
これには大きな理由がある。
特にUSB-PD対応製品にいえることだが、
高出力で複数機器が充電できるということは、それだけ大容量の電力を扱う
ということを意味する。
つまり、爆発したりするリスクが高まるわけで、安全設計なども重要な選定ポイントだと思う。
なので僕が何よりも重視しているのは、メーカーに対する信頼性の高さだ。
- 継続的に新製品を販売しているメーカー
- 発売からある程度時間が経過し「こなれている」
- 口コミ評価が高い
という「イメージ」と、ハードウェア的にも過充電、過電流、過熱やショートを防止するマルチプロテクション設計とするなど、イメージとハード両方を考慮して決めている。
「イメージ」については僕の主観だが、一つの選定ポイントとして、参考にしていただけたらと思う。
終わりに
USB充電器は、多種多様な製品が製品が販売されている。
機能的には「充電」の1点なので、「充電さえしてくれれば、あとは何もかわらない」と思われがちだが、粗悪品を使えば最悪の場合「爆発」するなどの、リスクがあることを知っておいて欲しい。
このため、「スマホの充電は純正品を使うのが基本」になるのだが、近年はiPhoneもAndroidも「USB-C」という端子に集約される傾向にあり、サードパーティー製の充電器が使いやすくなった。
そんな中で僕が一番大切にしているのは、メーカーに対する信頼性だ。
この記事で紹介した充電器は、必ずしも安い製品ばかりではないが、信頼性を含めて自信を持っておすすめできる製品ばかりなので、参考になればと思う。
この記事で紹介したおすすめのUSB充電器
この記事で紹介した、USB充電器をまとめて掲載すると、以下の通りとなる。