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【2022年版】買ってよかったAndroidスマホのUSB充電器(USB-PD急速充電対応)8選。私のおすすめと選び方

AndroidスマホのおすすめUSB充電器

スマートフォンを買ったら、必ず必要になるのが充電グッズ。

  • 自宅
  • 寝室
  • 会社や学校などの出先
  • カバンに入れて持ち歩く用

このうち3箇所くらいに、それぞれ置いている方も多いのではないだろうか。

100円ショップでも購入できるほど安価になったが、近年のAndroidスマホは「Google Pixel以外」USB充電器と充電ケーブル(USB-C)を同梱しないモデルが増えている

そして、大きくわけると発売時期によって、採用する充電端子は以下のように分かれる。

発売時期 充電端子
2017年まで micro-USB
2018年以降 USB-C

この記事を書いている2024年11月現在としては、Androidスマホの充電端子は「ほぼ全てUSB-C」なので、MacBook ProiPad Proなどと合わせて充電器を選ぶ方も多い。

というのも、近年サードパーティー製のUSB充電器は価格が安いだけでなく、高機能かつ高品質な製品が増えている

ポイントはUSB端子を複数搭載し、同時充電できる機能

この機能は純正品にはないわけで、モバイルバッテリー完全ワイヤレスイヤホンなど、複数製品を持ち歩く方が増えた中、USB充電器を購入する選択基準ともいえる。

この記事では、Androidスマホで使える「USB-C」対応のUSB充電器まとめ記事として、以下の内容を紹介しようと思う。

  • Androidスマホの歴代モデルが対応する充電規格
  • サードパーティUSB充電器の特徴(非純正品)
  • 自宅・会社用のおすすめ
  • 旅行など持ち歩き用のおすすめ
  • サードパーティー製品選びの注意点
チー
マルチポート充電器は是非使ってみて欲しい!

また、ただおすすめを紹介するのではなく、目的ごとに最適なUSB充電器を紹介するので、要点だけ知りたい方は、下記リンクをタップして目的の情報だけ読んでくださいね

この記事ではAndroidスマホ向けの、おすすめUSB充電器を紹介しています。

iPhone向けは以下の記事をご覧ください。

iPhone・Macで使いやすいUSB充電器のおすすめ

この記事の掲載内容は、2021年12月31日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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僕がおすすめするタイプ別USB充電器一覧

USB充電器のおすすめ

この記事では主に、以下の方に使いやすいUSB充電器を紹介する。

  • USB-C端子を採用する、Androidスマホユーザー
  • とにかく安いものではなく「信頼性」を重視する方

USB充電器は2024年現在一般的な製品になっており、安いものから高いものまで様々な製品がある。

ケーブルやモバイルバッテリーと同じくらい、カジュアルに購入できる製品だが、

USB-PDという高出力規格に対応する製品が増えている

というのが近年のトピック。

出力が大きくなれば、リスクも高まるし2024年現在は「PSEマーク(電気用品安全法)」の取得する製品が大多数を占めるようになっている。

しかし、だから安全というものでもないし、いざという時の保証などを考えても、有名で数多くの製品を販売する信頼性の高いメーカーを選ぶのが無難だと思う。

というわけで、僕がおすすめするUSB充電器は以下の通り。

選定ポイント
  • 据え置きはポート数が多いこと
  • モバイルは折りたたみプラグ
  • できればUSB-Cを搭載し、USB-PDの急速充電に対応している
  • PSEマーク取得
タイプ モデル名 重さ 出力端子 価格 備考
USB-A USB-C
据え置き RAVPower RP-PC028 192 g 5 0 2,899円
Anker PowerPort I PD 212 g 4 1 3,499円 USB-PD 30W出力対応
Satechi Type-C 75W トラベルチャージャー 316 g 3 1 6,499円 USB-PD 60W出力対応
FREEDY EA1707 270 g 2 2 9,900円 USB-PD 60W出力対応
モバイル cheero CHE-329 45 g 0 1 1,980円 USB-PD 18W出力対応
Anker PowerPort Atom III 150 g 1 1 3,799円 USB-PD 45W出力対応
RAVPower RP-PB125 195 g 2 0 2,999円 6700mAhバッテリー内蔵
RAVPower RP-PC133 120 g 1 1 4,599円 USB-PD 65W出力対応
チー
タイプ分けの考え方や詳しい選定理由は、後半で詳しく説明します、

要点だけ知りたい方は、下記リンクをタップして目的の情報だけ読んでくださいね

2024年11月現在、僕が今使っているUSB充電器

USB充電器のおすすめ

本題に入る前に、この記事を書く僕が使っている、USB充電器を紹介しようと思う。

僕は、このようなガジェットブログを運営していることもあり、レビュー依頼などを受けて、多数のUSB充電器に触れる機会がある。

このため、同じものを使い続けることは少ないのだが、Amazonで販売されている製品に偏る傾向にある

その点をご理解いただいた上で、2024年11月現在僕が使っている充電機は以下の5つ。

使用場所 モデル名 用途
自宅のデスク Apple 96W USB-C電源アダプタ 16インチMacBook Proの充電用
Freedy 90W マルチポートチャージャー EA1707 MacBook AiriPad Proの充電用
Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery USB-Cポートが不足したときのサブ充電機
寝室 RAVPower 60W 6ポートUSB充電器 RP-PC028 寝ている時の充電用
モバイル RAVPower 65W USB-C&USB-A充電器 RP-PC133 カバンに入れて、常時持ち歩く

急速充電が不要な寝室を除き、僕がUSB充電器で重視しているのは1つ。

USB-Cポートを搭載し、急速充電規格(USB Power Delivery・USB-PD)に対応していること

2018年まで、USB-C対応の充電器は自宅の「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」と、Apple純正USB充電器(MacBookを買った時に付属していたもの)を主に使っていた

しかし、iPad ProなどUSB-C対応製品がかなり増えて来たので、USB-C対応製品に切り替えを行った。

Androidスマホの歴代モデルが対応する充電規格

Pixel 4 オレンジ開封フォトレポート

僕が最近USB-PDに対応する充電器に切り替えて行っている理由は、Androidスマホの充電端子が「USB-C」に切り替わり、急速充電規格が「USB-PD」に統合されているためだ

AndroidスマホはGoogleが提供する「Android OS」をベースに、メーカーが独自のカスタマイズを行い販売されている。

このため、充電端子も充電規格も統一された仕様はなく「バラバラ」だった。

充電端子としては、2018年あたりからほぼ全モデルが「USB-C」を採用している

発売時期 充電端子
2017年まで micro-USB
2018年以降 USB-C

しかし、急速充電規格は「Quick Charge」だったり「USB-PD」だったり未だにバラバラ……。

それでも、Apple製品が「USB-PD」に統一されてきたこともあり、Androidスマホも最新モデルはほぼ全て「USB-PD」に対応するようになった

この流れを決定づけたのは、2018年11月に発売されたGoogle「Pixel 3」ではないかと思う。

USB-PD対応の急速充電器とケーブルを同梱

正直日本ではそれほど売れていないが、「Androidのリファレンス機」が採用したことで、メーカーへ採用を後押しする効果はあったようだ。

このためか、メーカーとして「USB-PDの急速充電対応」をアピールすることはほぼない。

しかし、2019年モデル以降は、いわゆる「5万円以下のミドルクラス」でも採用されており、Androidスマホではほぼ標準機能になりつつある

のような、安価なモデルでも対応されているため、Androidスマホを購入したら、「USB-PD対応充電機とケーブル」を購入するのは必須といえるだろう

スマホ用USB充電器の特徴と純正品以外を使うメリット

Pixel 3を充電

iPhoneを含め、スマホの充電は購入時に付属している充電器を使うのが、ガラケー時代からの「常識」だったと思う。

Androidにおいては同梱しないケースも増えているが、あえて純正品を購入する人も多い

しかし、純正品のUSB充電器はスマホ1台の充電しか考慮していない

以下はiPhoneではお馴染み「Apple 5W USB電源アダプタ」とMacBook用の「USB-C電源アダプタ」。

手前5W充電器、奥USB-C対応30W充電器
手前:5W USB電源アダプタ
奥:30W USB-C電源アダプタ

純正品ということで高品質だが、見ての通りUSBポートが1つしかついていない

チー
純正品の「安心感」は重要なんだけど、タブレット・ワイヤレスイヤホンなど充電が必要なガジェットが増えたし、それぞれ充電器を持ち歩くのは面倒……。

このため、サードパーティーは純正品との差別化という意味合いもあり、以下のような機能を搭載している。

サードパーティUSB充電器の特徴
  • 複数のUSBポートを搭載する(マルチポート対応)
  • 接続する機器によって最適な電圧を「自動で」選ぶ機能
  • 折りたたみプラグ、据え置き型など、多彩な設置方式
  • 新素材窒化ガリウム(GaN)を採用し、小型軽量化

純正品より安いのは当たり前だが、技術的にも先を行っており、安価かつ高機能という理想的な製品が多くなった

チー
昔は「安かろう悪かろう」だったけど、近年はAnker社などAppleで販売するようなメーカーも登場して、サードパーティーの方が強い領域になってます

【注意点】PSEマーク(電気用品安全法)取得製品を選ぶ

PSEマーク付き

モバイルバッテリー・USB充電器は、近年多種多様な製品が販売されているが、1つ注意点がある。

PSEマーク(電気用品安全法)対応品を選ぶこと

これらの製品は数年前と比較すれば、劇的に価格が安くなっており、競争の激しい分野なので、粗悪品も増えた

  • 既定値通りの動作をしない
  • 壊れた
  • 炎上・爆発した

このような事故が後を絶たない状況なので、2018年2月1日以降に電気用品安全法の適用対象となり、1年間の猶予期間を経て、2019年2月1日以降「PSEマークがないモバイルバッテリーは違法」となる

USB充電器は対象外だが、この流れを受けて大手メーカーはUSB充電器においてもPSEマークを取得するようになった。

なので、安全性を重視し「PSEマークを取得したUSB充電器」を選ぶのが無難と思う。

USB充電器選びの指標

以降、おすすめUSB充電器を紹介するが、大きく分けると2タイプ紹介する。

タイプ USBポート数 特徴
据え置き 多い 複数のUSBポートを搭載するが、大型で持ち歩きにくい
モバイル 少ない 折りたたみプラグを搭載し、持ち歩きやすい

ポート数が増えるほど、大きく重くなる

これは自然な話で、メーカーの工夫で多少の軽量化はできても、ポート数が同じなら大体同じ重さであることは覚えておこう

チー
以降は、詳しい解説です。

要点だけ知りたい方は、下記リンクをタップして目的の情報だけ読んでくださいね

据え置き型USB充電器

チー
自宅・会社用のおすすめを敢えて1つ選ぶと、機能と価格のバランスがよい「Anker PowerPort I PD」です。 僕は前モデルを4年以上使っているよ!
RAVPower USB充電器 (60W 6ポート) USB コンセント 急速 iPhone/iPad/Android 等対応 PSE認証 RP-PC028(ホワイト)
RAVPOWER

モバイルUSB充電器

チー
折りたたみプラグのモバイルタイプのおすすめを敢えて1つ選ぶと、「RAVPower 65W USB-C&USB-A充電器 RP-PC133」です。 とにかく小さいのが魅力!
RAVPower モバイルバッテリー 充電器 6700mAh 急速充電 【USB 2ポート 最大5V/3A 軽量 折畳式プラグ 菱&丸PSE認証済】 iPhone iPad Android等対応 RP-PB125 (ブラック)
RAVPOWER
PD 充電器 RAVPower Type C 急速充電器 65W USB-A + USB-C 【GaN (窒化ガリウム)採用/2ポート/PD対応/折りたたみ式/PD Pioneer Technology採用】 iPhone/MacBook/ノートパソコン/Switchなど対応 RP-PC133 (ブラック)
RAVPOWER

自宅・会社で使う、据え置き型USB充電器

USB充電器のおすすめ

以降は、用途別のおすすめUSB充電器を紹介しようと思う。

まずは自宅・会社などに「据え置き」で使うUSB充電器。自宅・会社で使うUSB充電器の選定ポイントは以下の3点。

自宅用USB充電器の選定ポイント
  • 3基以上のUSBポートを搭載(マルチポート対応)
  • できればUSB-C端子を搭載し、USB-PDによる急速充電に対応している
  • PSEマーク取得

価格は「USB-PDに対応しているか否か」で差がつく。

  • USB-PD非対応なら「3,000円以下」
  • USB-PD対応なら「4,000円〜」

ざっくりこれくらいの相場観だが、USB-PDは大電流を流すため、「安物」を買うのはおすすめしない

W W
モデル名 重さ 出力端子 価格 備考
USB-A USB-C
RAVPower RP-PC028 192 g 5 0 2,899円2,899円
Anker PowerPort I PD 212 g 4 1 3,499円 USB-PD 30W出力対応
Satechi Type-C 75W トラベルチャージャー 316 g 3 1 6,499円 USB-PD 60W出力対応
FREEDY EA1707 270 g 2 2 9,900円 USB-PD 60W出力対応

RAVPower 60W 6ポートUSB充電器 RP-PC028

RAVPower 60W 6ポートUSB充電器 RP-PC028

まずは、定番といえる製品。
マルチポート充電器といえば、このタイプを想像する方も多いかと思う。

Amazonではこの3社が定番といえるが、機能的な違いはほとんどない

タイムセールなどによって価格も変動するので、その時安いモデルを選べばよいと思うが、僕は「RAVPower 60W 6ポートUSB充電器 RP-PC028」をおすすめする。

RAVPower製品最大の魅力は、ユーザー登録することで30ヶ月というかなり長い製品保証が得られること

2024年時点としては、USB-Cポートを搭載せず、USB-PDの急速充電にも対応していないため、機能的には物足りないが、3,000円以下で購入できるのが嬉しい

就寝中の充電に急速充電は不要なので、僕は寝室に置いて使っている。

チー
自宅にとりあえず1台置いておけば、複数機器が同時に充電できるし、家族と充電器の取り合いにもならないよ
RAVPower USB充電器 (60W 6ポート) USB コンセント 急速 iPhone/iPad/Android 等対応 PSE認証 RP-PC028(ホワイト)
RAVPOWER

Anker PowerPort I PD

Anker PowerPort I PD

以降は、僕がおすすめする「USB-PDの急速充電対応モデル」。

1つ目は「USB-PD対応マルチポート充電器の元祖」と言える、「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」の後継モデル「Anker PowerPort I PD」。

まだ「USB-PD」という言葉が一般的でなかった2016年に発売し、数年間「USB-C対応のマルチポート充電器はこれしかない」という状態だった

発売当時の価格「3,999円」のまま売れ続けているロングセラーで、少し安くなった後継モデルが「Anker PowerPort I PD」なのだが、2024年現在どちらも販売されている

USB-PDとしての出力は「30Wまで」なので、以下の製品についてフルスピードで充電可能となる。

スマホ系の充電は問題ないが、MacBook Proなど「パソコンの充電」については、充電できるものの「パワー不足」という感じになる。

その他のポートはUSB-Aポートで、接続する機器に応じて最適な電圧を自動選択する「PowerIQ」テクノロジーが採用されている

チー
3年以上使っているけど、本当に使いやすくて1台持っておけば間違いない

基本は安価な「Anker PowerPort I PD」がおすすめです!

Satechi Type-C 75W トラベルチャージャー USB-C PD

Satechi Type-C 75W トラベルチャージャー USB-C PD

この記事はAndroidスマホで使いやすい充電器を紹介しているので、ちょっと話がずれるが、将来MacBook Proを購入することも考慮すれば、最適な充電器は「Satechi Type-C 75W トラベルチャージャー USB-C PD」だろう。

基本的なスペックは「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」と同じだが、USB-PDでの出力が最大「75W」に対応しており、13インチMacBook Proをフルスピードで充電できる

その分価格が高く「Amazonで6,499円」となるのだが、将来買い替えるくらいなら、最初からこちらを購入するのがよいと思う。

なお、Androidスマホの充電性能としては同じ

AndroidスマホのUSB-PDによる急速充電は、大多数のモデルが「最大18W」です
USB-C Lightningケーブルを使えばiPhone Xを急速充電可能

Freedy 90W マルチポートチャージャー EA1707

Freedy 90W マルチポートチャージャー EA1707

そして、最後に紹介するのが、USB-PD対応のUSB-Cポートを「2基」搭載した充電器だ

この手の製品は2018年までほぼ見かけなかったし、あっても1万円オーバーは当たり前というくらい高かった。

しかし、USB-C対応製品が増えたこともあり2019年以降かなり増えてきて、現実的な価格で販売されているのが「Freedy 90W マルチポートチャージャー EA1707」だ。

Freedy 90W マルチポートチャージャーの特徴
  • 4期の充電ポートを搭載
  • USB-C(USB PD対応)ポートが2基
  • USB-A(Quick Charge 3.0対応)ポートが2基
  • マルチポート充電器としては軽量な「270g」
  • 100V~240Vまでに対応し、海外でも使える
  • USB-PD対応充電ケーブルを同梱

2024年時点としては最高スペックともいえる製品だが、その分値段も高く「Amazonで9,990円」

ただ、お値段なりの性能は有している。4基あるUSBポートの出力性能は以下の通り。

ポート番号 ポート種別 最大出力 出力
1 USB-C
USB PD
60W 5V 3A, 9V 3A, 12V 3A, 15V 3A, 20V 3A
2 30W 5V 3A, 9V 3A, 12V 3A, 15V 3A, 20V 3A
3 USB-A
QC 3.0
18W 3.6V-6V 3A, 6.5V-9V 2A, 9V-12V 1.5A
4

MacBook ProとAndroidスマホを同時に急速充電できる

というのはなかなかインパクトがあり、Apple製品ユーザーはもちろん、Androidユーザーでも将来性抜群の充電器だと思う。

チー
ちょっと高いけど、これを持っておけば、壊れるまで何年でも使えると思う
Freedy「90W マルチポートチャージャー」レビュー

カバンに入れて持ち歩くのに便利な、モバイルUSB充電器

USB充電器のおすすめ

続いて、カバンに入れて持ち歩く場合のおすすめUSB充電器。

自宅・会社に据え置きする場合、充電器本体・ACアダプタの大きさは問題にならないが、持ち歩き用で一番重視されるのは小型・軽量であること

しかし、1つの充電器が小さくても、機器によって複数持ち歩けばかさばるし、トータルの重量が大きくなっては本末転倒。

なので、僕が考える持ち歩き用USB充電器の選定ポイントは以下の4点。

持ち歩き用USB充電器の選定ポイント
  • 折りたたみプラグ
  • USB-C端子を搭載し、USB-PDによる急速充電に対応している
  • できればUSB端子を2基搭載している
  • PSEマーク取得

特に重要なのは「折りたたみプラグ対応」であることで、コンパクトに収納できるのはもちろん、コンセントが他の製品を傷つけるのを防ぐ目的もある。

このタイプも、価格は「USB-PDに対応しているか否か」で差がつく。

  • USB-PD非対応なら「2,000円以下」
  • USB-PD対応なら「3,000円〜」

ざっくりこれくらいの相場観だが、USB-PDは大電流を流すため、「安物」を買うのはおすすめしない

モデル名 重さ 出力端子 価格 備考
USB-A USB-C
cheero CHE-329 45 g 0 1 1,980円 USB-PD 18W出力対応
Anker PowerPort Atom III 150 g 1 1 3,799円 USB-PD 45W出力対応
RAVPower RP-PB125 195 g 2 0 2,999円 6700mAhバッテリー内蔵
RAVPower RP-PC133 120 g 1 1 4,599円 USB-PD 65W出力対応

cheero USB-C PD Charger 18w mini CHE-329

cheero「USB-C PD Charger 18w mini(CHE-329)」レビュー500円硬貨との比較

1つ目はcheeroが販売する「USB-PD」対応充電器。

最大出力は「18W」ということで、iPhoneやPixel 3などのAndroidスマホの充電に向いている。

USB-C端子を1基しか搭載していないが、

純正の充電器よりもコンパクトなこと

が最大の魅力だと思う。

cheero「USB-C PD Charger 18w mini(CHE-329)」レビュー500円硬貨との比較

Anker PowerPort ll PD/Anker PowerPort Atom III

Anker PowerPort ll PD

実は2018年まで、USB-PD対応かつ折りたたみプラグのマルチポート充電器は本当に少なく、「Anker PowerPort ll PD」しか選択肢がなかった。

このため、発売当時飛びついて購入し、今も使っているのだが、2024年時点としては同種の製品がかなり多くなっている

2019年以降のUSB充電器におけるトレンドは、「新素材窒化ガリウム(GaN)」だと思っていて、いち早く採用したAnker社は後継モデルを矢継ぎ早に投入した。

後継モデルとなる「Anker PowerPort Atom III」がそれだ。

簡単にスペックを比較すると以下のような感じ。

PowerPort ll PowerPort III
GaN採用 ×
重量 約130g 約150g
サイズ 約68 x 70 x 28 mm 約68 × 69 × 28 mm
出力USBポート数 USB-A 1基
USB-C 1基
USB-A 1基
USB-C 1基
USB-PD最大出力 30W 45W
価格 3,299円 3,799円

「Anker PowerPort ll PD」の方が安価なのだが、価格差が約500円と小さいので悩ましい……。

チー
ちょっと重いけど、サイズ感はそのままで出力が上がっているので、MacBook Proも充電するなら「III」の方がよいかなぁ
「Anker PowerPort ll PD」レビュー

RAVPower RP-PB125

iPhone用充電器はサードパーティーが主流

持ち歩き用の充電器といえば、コンセントに繋ぐタイプより、モバイルバッテリーを使う方が今は多いかもしれない。

ただ、僕がまさにそうなのだが、「充電切れが怖いから」とUSB充電器とモバイルバッテリーを両方持ち歩く人もいるだろう

チー
結局持ち歩くものが増えて、かさばるし、重くなってしまう……。

そんな方におすすめするのが、モバイルバッテリー内蔵型USB充電器

Anker社が最初に発売した時は、品切れ続出するほどの人気となり、以来このタイプの製品が増えて来ている。

旅行や出張を除く、普段使いでの取り回しの良さは抜群だと思う。

  • 大容量モバイルバッテリーには及ばない
  • USB充電器としての出力も心許ない

という欠点もあるが、「持ち歩くものが減る」という何者にも代えがたいメリットがある。

チー
一時期このタイプの製品流行ったんですが、USB充電器の「高出力化」に伴い、最近は減ってきています
RAVPower モバイルバッテリー 充電器 6700mAh 急速充電 【USB 2ポート 最大5V/3A 軽量 折畳式プラグ 菱&丸PSE認証済】 iPhone iPad Android等対応 RP-PB125 (ブラック)
RAVPOWER
DSC01639

RAVPower 65W USB-C&USB-A充電器 RP-PC133

RAVPower「65W USB-C&USB-A充電器 RP-PC133」レビュー

最後は、iPhoneというよりMacBookユーザー向けの充電器になるが、13インチMacBook Proもフルスピードで充電できる「RAVPower RP-PC133」だ

新素材「GaN」を採用し、大幅な軽量・コンパクト化を実現している。

RAVPowerブランドの製品だと、RAVPower「RP-PC105 61W 2ポートUSB充電器」とほぼ同じスペックなので、何が違うかと思うだろう。

GaN(窒化ガリウム)の採用有無

これが最大の違いで、このことで本体サイズや価格に差がついている。

比較すると以下のような感じ。

RP-PC105 RP-PC133
GaN採用 なし あり
寸法 約65 x 65 x 31mm 約55 x 55 x 31.5mm
重量 約151g 約120g
出力ポート USB-A × 1
USB-C × 1
最大出力 61W 65W
価格 ホワイト:4,599円
ブラック:4,399円
ホワイト:4,599円
ブラック:4,799円

数字で見ても分かりづらいが、以下の製品と比較するとそのコンパクトさが分かると思う。

手持ちの以下の充電器と比較してみた。

正面から比較
右から以下の製品
Apple 96W USB-C電源アダプタ
RAVPower「RP-PC128」
RAVPower「RP-PC105」
RAVPower「RP-PC133」
Apple 30W USB-C電源アダプタ
USB充電器ポート側から比較
右から以下の製品
Apple 96W USB-C電源アダプタ
RAVPower「RP-PC128」
RAVPower「RP-PC105」
RAVPower「RP-PC133」
Apple 30W USB-C電源アダプタ

特にApple製充電器と比較して、コンパクトであることがよくわかると思う。

チー
出力が2倍以上違うのに、「Apple 30W USB-C電源アダプタ」と同じサイズ感なんだ!

MacBook Proを購入したら純正の充電器は必ずついてくるので、僕なら純正は自宅用、持ち運び用に「RP-PC133」を買う

iPhone用としてはオーバースペックだが、将来Macを買おうと考えているなら「大は小を兼ねる」と思う。

PD 充電器 RAVPower Type C 急速充電器 65W USB-A + USB-C 【GaN (窒化ガリウム)採用/2ポート/PD対応/折りたたみ式/PD Pioneer Technology採用】 iPhone/MacBook/ノートパソコン/Switchなど対応 RP-PC133 (ブラック)
RAVPOWER

充電器はそんなに壊れない。メーカーの信頼性が高い製品を選ぶのが無難

充電器のリスク

ここまで紹介してきた製品は、どれも有名メーカー中心で、価格が安い製品ばかりではない。

これには大きな理由がある。
特にUSB-PD対応製品にいえることだが、

高出力で複数機器が充電できるということは、それだけ大容量の電力を扱う

ということを意味する。
つまり、爆発したりするリスクが高まるわけで、安全設計なども重要な選定ポイントだと思う

なので僕が何よりも重視しているのは、メーカーに対する信頼性の高さだ。

  • 継続的に新製品を販売しているメーカー
  • 発売からある程度時間が経過し「こなれている」
  • 口コミ評価が高い

という「イメージ」と、ハードウェア的にも過充電、過電流、過熱やショートを防止するマルチプロテクション設計とするなど、イメージとハード両方を考慮して決めている

「イメージ」については僕の主観だが、一つの選定ポイントとして、参考にしていただけたらと思う。

チー
充電器はそんなに壊れるものじゃないので、多少高くても安心して使えるものを選ぶのがよいと思います!

終わりに

USB充電器のおすすめ

USB充電器は、多種多様な製品が製品が販売されている。

機能的には「充電」の1点なので、「充電さえしてくれれば、あとは何もかわらない」と思われがちだが、粗悪品を使えば最悪の場合「爆発」するなどの、リスクがあることを知っておいて欲しい

このため、「スマホの充電は純正品を使うのが基本」になるのだが、近年はiPhoneもAndroidも「USB-C」という端子に集約される傾向にあり、サードパーティー製の充電器が使いやすくなった

そんな中で僕が一番大切にしているのは、メーカーに対する信頼性だ。

この記事で紹介した充電器は、必ずしも安い製品ばかりではないが、信頼性を含めて自信を持っておすすめできる製品ばかりなので、参考になればと思う。

チー
今や充電器は生活に欠かせない製品なので、毎日使うことを意識した選択をしてくださいね

この記事で紹介した、USB充電器をまとめて掲載すると、以下の通りとなる。

チー
2019年以降に発売したAndroidスマホを使っている方は、USB-PDの急速充電を試して欲しいです。

Google「Pixel」以外は、ほとんど本体に付属していないけど、充電が爆速!

据え置き型USB充電器

チー
自宅・会社用のおすすめを敢えて1つ選ぶと、機能と価格のバランスがよい「Anker PowerPort I PD」です。 僕は前モデルを4年以上使っているよ!
RAVPower USB充電器 (60W 6ポート) USB コンセント 急速 iPhone/iPad/Android 等対応 PSE認証 RP-PC028(ホワイト)
RAVPOWER

モバイルUSB充電器

チー
折りたたみプラグのモバイルタイプのおすすめを敢えて1つ選ぶと、「RAVPower 65W USB-C&USB-A充電器 RP-PC133」です。 とにかく小さいのが魅力!
RAVPower モバイルバッテリー 充電器 6700mAh 急速充電 【USB 2ポート 最大5V/3A 軽量 折畳式プラグ 菱&丸PSE認証済】 iPhone iPad Android等対応 RP-PB125 (ブラック)
RAVPOWER
PD 充電器 RAVPower Type C 急速充電器 65W USB-A + USB-C 【GaN (窒化ガリウム)採用/2ポート/PD対応/折りたたみ式/PD Pioneer Technology採用】 iPhone/MacBook/ノートパソコン/Switchなど対応 RP-PC133 (ブラック)
RAVPOWER

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