iPhoneとMacBook、iPhoneとiPadを同時に急速充電したいと思うことはありませんか?
僕はかなりある。
USB-Cコネクタおよび、USB POWER DELIVERY(USB PD)やQuickChargeなど急速充電規格が2015年辺りから増えていたが、2019年頃からいよいよ一般的になり普及段階に入ったと感じている。
僕が普段持ち歩いている機器で言えば、以下がUSB-CやUSB-PDの急速充電に対応している。
- iPhone
- iPad Pro
- 12インチMacBook
- Pixel 3
- モバイルバッテリー
高出力のUSB-PD充電器は、複数端子(マルチポート)タイプが皆無で、機器毎に充電器を繋ぐ必要があった。
しかし、2019年に入り、USB-PD対応端子を複数搭載した充電器がついに登場!
Freedy「90W マルチポートチャージャー」を紹介しようと思う。
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Freedy「90W マルチポートチャージャー」のスペック概要
Freedy「90W マルチポートチャージャー」は、「ワイヤレス充電器」でお馴染みのFreedyブランドの充電器だ。
当ブログでもワイヤレス充電器は、多数レビューしている。
- WEBだけでなく、家電量販店でも販売されている
- 製品保証期間が「2年」
- 価格はちょっと高めだが、高級感がある
といったあたりが、Freedyブランド共通の特徴だと思う。
そして、今回紹介するFreedy「90W マルチポートチャージャー」の特徴は以下。
- 4期の充電ポートを搭載
- USB-C(USB PD対応)ポートが2基
- USB-A(Quick Charge 3.0対応)ポートが2基
- マルチポート充電器としては軽量な「270g」
- 100V~240Vまでに対応し、海外でも使える
- USB-PD対応充電ケーブルを同梱
冒頭でも記載したが、2018年頃までUSB PD対応のUSB-Cポートを複数搭載したマルチポート充電器は皆無だった。
あっても、1万円以上と価格が高いので、5,000円程度の充電器を2つ買う方が安かった。
そんな中、Freedy「90W マルチポートチャージャー」は9,990円で販売している。
客観的に見れば高いのだが、この機能で1万円以下というのは、衝撃的な価格。
- ホワイト
- ブラック
の2色展開で、今回はホワイトをレビューする。
ポート毎に対応している充電規格とおすすめ利用機器
Freedy「90W マルチポートチャージャー」は4つの充電ポートを搭載しているが、ポート毎の仕様をまとめると以下のようになる。
ポート番号 | ポート種別 | 最大出力 | 出力 |
---|---|---|---|
1 | USB-C USB PD |
60W | 5V 3A, 9V 3A, 12V 3A, 15V 3A, 20V 3A |
2 | 30W | 5V 3A, 9V 3A, 12V 3A, 15V 3A, 20V 3A | |
3 | USB-A QC 3.0 |
18W | 3.6V-6V 3A, 6.5V-9V 2A, 9V-12V 1.5A |
4 |
USB-Aについては違いがないのだが、USB-Cポートはポートによって最大出力が違うことには注意が必要。
また、最大出力は90Wなので、全ポート最大出力状態になると動作が停止してしまう。レアケースとは思うが、認識しておこう。
ざっくりした利用スタイルは以下のようになるだろう。
- 1番のUSB-Cポートで、MacBook ProなどPCを充電、2番でiPhoneを充電
- 1番のUSB-Cポートで、第3世代iPad Proを充電、2番でiPhoneを充電
- USB-Aは自由に使う
なかなかできなかった、MacBookとiPhoneを同時に急速充電できるというのが最大の魅力だ。
iPhoneの急速充電は、USB-C Lightningケーブルが必須(2019年からサードパーティー製も登場し安価になった)なのだが、以下のモデルが対応しているので、対応製品を持っている方は是非使ってみて欲しい。
開封レポート
簡単な開封レポートを。
実売価格「9,990円」と高額な製品ということもあり、パッケージはしっかりした作りとなっている。
開封しなくても、本体は充電ポートが確認可能だ。
こちらが開封後の状態。同梱品は以下の通り。
- 本体
- ACアダプター
- USB-C(USB PD対応)ケーブル
- トラベルポーチ
- 取扱説明書
取扱説明書は日本語対応している。
iPhone XS Maxとサイズを比較してみる。USBポートが4つあるので、それなりに大きい。
この手のマルチポート充電器は、横置き・縦置き両方に対応するモデルも多いが、Freedy「90W マルチポートチャージャー」は横置きになる。
充電性能をチェック
早速充電を試してみた。
最も気になるのはUSB PDでの充電性能なのだが、僕は60W充電に対応する機器を持っていなかったので、iPhone XS MaxとPixel 3を使って充電。
12インチMacBookは最大30Wでの充電に対応しており、分かりやすく大きな出力になることが確認できたが、
その他のスマホについては、計測時のバッテリー残量が70%程度と比較的多かったこともあり、それほど高出力にはならなかった。
それでも、一般的な5Wよりは高出力であることは確認できた。
USB-Cで2台同時充電ができるのは便利
僕は今まで「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」を使っていた
購入した2016年当時、USB-Cはほぼオマケで自宅でMacBookを充電するためだけに存在していた。
2年程度は不便さを感じることはなかった。
状況が変わったのは、2018年10月の第3世代iPad Proの発売。
僕も購入したが、この頃を境にUSB-C機器が一気に増えてきて、ポート不足を感じるようになった。
その後、Freedy「90W マルチポートチャージャー」を使うようになったのが、USB-Cをフル活用できることが便利だと感じている。
正直なところ4ポートが全て稼働するようなシーンは少ない。だが、USB-Cの急速充電が同時にできるだけでほぼ事足りることにも気がついた。
これ1台であらゆる機器を、急速充電できるという信頼性は大きいと感じている。
終わりに
2019年に入りUSB-Cポートを複数搭載した、高出力な充電器が増えて来た。
ちょうどAnker社からも同種の製品が発売されたのだが、僕が買うならFreedyかAnkerのどちらかにする。
スペック上の細かい違い、価格なども選定ポイントだが、
メーカーに対する信頼性の高さ
これが一番大きな理由。
高出力で複数機器が充電できるということは、それだけ大容量の電力を扱うということだ。
つまり、爆発したりするリスクは高まるわけで、安全設計なども重要な選定ポイントだと思う。
Freedy「90W マルチポートチャージャー」は、過充電、過電流、過熱やショートを防止するマルチプロテクション設計となっており、ハード的な仕組みと、気持ち的なメーカーへの信頼感があるから安心して使える。
これから先、USB-Cポートを3つ4つと搭載する充電器も増えていくだろう。
一つの選定ポイントとして、留意いただけたらと思う。
自宅・職場用の据え置き型USB充電器のおすすめ
自宅や職場に据え置きで使う充電器は、マルチポート充電器が便利です。
2019年以降、USB-Cを搭載した充電器が急速に増えてきたので、将来性を見越すと「USB-C対応製品」が長く使えるのでおすすめです。
- 3基以上のUSBポートを搭載(マルチポート対応)
- できればUSB-C端子を搭載し、USB-PDによる急速充電に対応している
- PSEマーク取得
- 高出力の充電器なので、過充電防止機構を搭載するなど値段より品質重視
その他のおすすめ製品
▼16インチMacBook Proを充電するならこれUSB-Cケーブルは高品質なものを選ぼう
「USB-PD」による急速充電は、本体・充電器・ケーブルがすべて対応して初めて動作します。「急速充電=高出力」なので発火などの危険もあります。安価な製品には注意しましょう。
自宅でお手軽充電ならワイヤレス充電器も便利
実は最新規格に対応していれば「最大15W」とかなり高出力!