出張・旅行時に持ち歩く充電器の数を減らしたい!
- スマホ
- タブレット
- カメラ
- Wi-Fiルーター
- パソコン
などなど……
持ち歩く機器(ガジェット)が増える一方という人も多いだろう。
普段は持ち歩くものを取捨選択できるが、出張・旅行時はどうにもならないことは多く、その時問題になるのは「充電器」。
機器毎に充電器を持っていけば、それだけで結構な量になってしまうし、充電器・ケーブルはなるべく減らしたい……。
なので、僕は普段持ち歩く充電器には、4つの条件を設定している。
- USB-C端子を搭載している
- USB-PD急速充電に対応している
- USBポートを2基以上搭載している
- 折りたたみプラグ
この条件に合致する充電器は案外少なく、1年半くらい「Anker PowerPort ll PD」を使っていたのだが、それを置き換えることになった製品だ。
この記事では、RAVPower「61W 2ポートUSB充電器RP-PC105」を紹介しようと思う。
当サイトのポリシーはリンク先をご覧ください
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
RAVPower「RP-PC105 61W 2ポートUSB充電器」の概要
RAVPower「RP-PC105 61W 2ポートUSB充電器」の製品概要は以下の通り。
寸法 | 約65 x 65 x 31mm |
---|---|
重量 | 約151g |
出力ポート | USB-A × 1 USB-C × 1 |
出力 | USB-C出力:DC 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A,15V/3A, 20.3V/3A, 最大61W USB-A出力:DC 5V/2.4A最大12W 同時利用時はUSB-C出力は45W |
価格 | 3,899円 |
備考 | USB−Cは「USB-PD」対応 USB-AはiSmart2.0出力自動判別機能より、接続された機器を自動的に検知し、機器に適する電流で充電 |
特徴をピックアップすると、以下のあたりだろうか。
- USB-CとUSB-Cの2ポート搭載
- USB-Cは単独で61W出力対応(USB-A同時利用時は45W)
- PSEマーク取得
2019年のトレンドは窒化ガリウム(GaN)を採用し、大幅にコンパクト化した充電器。RAVPowerブランドでも「RP-PC112」が販売されている。
しかし、「RP-PC112」はGaN採用モデルではないため少し大きいが、その分価格を抑え、MacBookとiPhoneの同時充電に対応しているのが魅力。
価格はAmazonで「3,899円」なので、このタイプの充電器としては標準的な価格と思う。
RAVPower「RP-PC112」との比較
RAVPowerブランドのUSB-C対応充電器としては「RP-PC112」という製品があり、比較検討している方も多いと思うので、簡単に比較してみる。
RP-PC105 | RP-PC112 | |
---|---|---|
GaN採用 | なし | あり |
寸法 | 約65 x 65 x 31mm | 約49 x 49 x 30 mm |
重量 | 約151g | 約105g |
出力ポート | USB-A × 1 USB-C × 1 |
USB-C × 1 |
出力 | USB-C出力:DC 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A,15V/3A, 20.3V/3A, 最大61W USB-A出力:DC 5V/2.4A最大12W 同時利用時はUSB-C出力は45W |
DC 5V/3A, 9V/3A, 12V/3A, 15V/3A, 20V/3A, 20.3V/3A, 61W(最大) |
価格 | 3,899円 | ブラック色「4,799円」 ホワイト色「4,599円」 |
一番分かりやすい違いは、USBポート数でRP-PC105は2基、RP-PC112は1基ということ。
もう1つのポイントは、新素材「窒化ガリウム(GaN)」の採用有無で、GaNを採用するRP-PC112は、一回りコンパクトで軽量だが少し値段が高いという感じだ。
RAVPower「RP-PC105 61W 2ポートUSB充電器」の開封レポート
簡単な開封レポートを。
RAVPower製品ではお馴染み、緑基調のパッケージ。
開封すると以下が入っていた。
- 本体
- 説明書
- 保証書
RAVPower製品は、品質の高さもさることながら、30ヶ月というかなり長い製品保証があることが魅力の1つ。
製品の外観をチェック。
いたって普通の充電器だが、USB-CとUSB-Aの2基ポートを搭載していることが特徴。
コンセントに差し込むACプラグがもちろんついており、コンパクトに収納できる折りたたみ式プラグ。
自宅用ならともかく、持ち歩くものはこのタイプが絶対便利だと思う。
製品全体はマットな質感なので、皮脂や指紋が目立たないのが嬉しい。
今まで使っていた「Anker PowerPort ll PD」と比較するとこんな感じだ。
少し厚みが増すが、「RP-PC105」が若干コンパクト
という感じで、USB-PDの出力性能は30Wから61Wに上がり、MacBook Pro 13インチならフルスピードで充電できる性能を手に入れたので、サイズ差以上の性能アップと思う。
PSEマーク(電気用品安全法)に対応し安全性も高い
モバイルバッテリー・USB充電器は、近年多種多様な製品が販売されている。
数年前と比較すれば、劇的に価格が安くなっており、競争の激しい分野なので、粗悪品も増えた。
- 既定値通りの動作をしない
- 壊れた
- 炎上・爆発した
このような事故が後を絶たない状況なので、2018年2月1日以降に電気用品安全法の適用対象となり、1年間の猶予期間を経て、2019年2月1日以降「PSEマークがない製品は違法」となる。
「RAVPower RP-PC105」は、PSEマークを取得しているため安心して購入して欲しい。
充電性能をチェック
「RAVPower RP-PC105」は、USB-PDによる急速充電に対応している。
特にUSB-PDはパソコンでも主流になりつつある充電規格なので、充電性能をチェックしてみた。
12インチMacBookをUSB-PDで充電
12インチMacBookを充電してみた。最大30Wでの充電が可能だが、「27W」程度とほぼフルスピードで充電できていた。
iPhone XS MaxをUSB-PDで充電
iPhone XS Maxを充電してみた。iPhoneは2017年に発売した、iPhone 8・iPhone X以降、充電端子はLightningのままだが、USB-PD方式による「最大18W」充電に対応している。
「15W」程度なので、急速充電が動作していることが確認できる。
Android(Pixel 3)をUSB-PDで充電
さらにAndroidの「Pixel 3」でも試してみた。
- Quick Charge
- USB-PD
Androidについては、メーカーによって対応する充電規格が異なるのだが、Pixel 3はUSB-PD方式による「最大18W」充電に対応している。
「13W」程度なので、Pixel 3も急速充電が動作していることが確認できる。
RAVPower「RP-PC105 61W 2ポートUSB充電器」を使った感想
冒頭にも記載したが、僕が持ち歩き用の充電器として重視するスペックは以下の4つ。
- USB-C端子を搭載している
- USB-PD急速充電に対応している
- USBポートを2基以上搭載している
- 折りたたみプラグ
自分で言うのもなんだが、この条件にマッチする製品は少ない。
さらに言えば、USB-PDの出力は僕が使っていた「Anker PowerPort ll PD」のように、USB-PDの出力は30Wという製品の方が多い状況だ。
RAVPower「RP-PC105」直接のライバルモデルは、後継モデルとなる「Anker PowerPort Atom III」になるが、サイズ感・重量は同等で価格は500円程安いので「コスパの高いモデル」と言えるだろう。
この手の製品は毎年買い替えるようなものではない。壊れるか無くすまで使う方が多いわけで、USB-Cを搭載していることから将来性も抜群。
少なくとも3年くらいは技術的にすたれることもないし、地味だが「マットな質感」で汚れが目立たないので、長く使いやすいことも嬉しいポイントだ。
終わりに
近年のスマホは、バッテリ容量が大きくなった。
このため、充電器としてもっとも重要な機能は、
急速充電規格に対応していること
だと僕は思っている。
従来からある5W程度の充電器だと、冗談抜きに充電に5時間くらいかかってしまう。
2019年9月に発表された「iPhone 11 Pro」では、本体に同梱される充電器・ケーブルがついに「USB−C対応製品」になった。
iPhoneの急速充電は、iPhone 8のころから変わっていないが、これで普及が加速すると思わる。
「iPhone 11」には同梱されていないので、購入予定の方はこれを機会に充電環境そのものを見直してはいかがだろうか。
持ち歩きに最適なモバイル用USB充電器のおすすめ
2019年以降、USB-Cを搭載した充電器が急速に増えてきました。充電規格の違いなどややこしい面がありますが、便利なのはもちろん、将来性があり長く使えるので購入をおすすめします。
- 折りたたみプラグ
- USB-C端子を搭載し、USB-PDによる急速充電に対応している
- できればUSB端子を2基搭載している
- PSEマーク取得
その他のおすすめ製品
▼iPhone 7ユーザーでバッテリー内蔵型ならこちらUSB-Cケーブルは高品質なものを選ぼう
「USB-PD」による急速充電は、本体・充電器・ケーブルがすべて対応して初めて動作します。「急速充電=高出力」なので発火などの危険もあります。安価な製品には注意しましょう。
自宅でお手軽充電ならワイヤレス充電器も便利
実は最新規格に対応していれば「最大15W」とかなり高出力!