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エレコムUSB-Cケーブル「USB3-CCP05NBK」レビュー。USB-C Power Delivery(USB-PD)対応でも安心して使える高品質ケーブル

エレコムUSB-TypeCケーブル「USB3-CCP10NBK」のパッケージ

12インチMacBookは自宅と外出先の2箇所で使用するため、購入時に付属していた充電用ケーブル1本では色々不便になって来た。

忘れるとまずいので外出用のポーチに入れているが、そうすると自宅で充電する時色々面倒、、、

というわけで、自宅用のMacBook充電環境を作る事にした。
MacBookの大きな特徴は汎用端子であるUSB-TypeC Power Delivery(PD)を採用していること。つまり、高額なApple純正品を購入する必要は無いわけだ。

今回はエレコム社のケーブル「USB3-CCP05NBK」を購入したのだが、その理由・選定ポイントと購入後の感想を紹介しようと思う。

この記事の掲載内容は、2020年12月29日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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USB Power Delivery(USB PD)とUSB Type-Cケーブル

ポートはUSB-Cが1基、通常のUSBが4基

USB Type-Cは最大5V/3Aで充電可能という仕様だ(従来のUSBでは最大5V/1.5A)。

この為、Nexus 6PやNexus 5Xは3Aでの充電が可能だが、さらに上の規格として存在するのがUSB Power Delivery(以降:USB PD)。

最大20V/5Aの100W充電が可能となり、より高速な充電が可能となる。

ただし、

  • 充電器
  • ケーブル
  • 利用機器

この全てが対応している必要があり、これらの製品はまだ少ない。2017年現在ではある程度増えてきているが、

が一番有名どころ。つまりApple製品を中心に採用が進んでいる。

この為、対応製品はまだまだ高価で、例えばUSB Type-Cケーブルを例に取ると、

  • USB PD非対応のケーブル:約500円〜
  • USB PD対応ケーブル:約2,000円~

という感じで、USB PDの対応有無で値段が2倍以上違う

ただ、12インチMacBookに関して言えば、USB PD非対応機器での充電は非常に時間がかかるため、購入時に付属していた純正ACアダプタとケーブル以外に1つくらいは予備が欲しくなる。

自宅での充電用と外出用という感じだろうか。実は先日「Anker社USB-C Power Delivery対応マルチポート充電器」を購入した。

なので、Apple純正は外出用、上記マルチポート充電器とセットで使う、ケーブルを購入する事にした。

MacBookの充電に使うUSB PD対応USB-TypeCケーブル選定ポイント

というわけで、MacBookの充電用ケーブルを選定するわけだが、MacBook Pro/Airの専用ACアダプタ(MagSafe)と違い、Amazonなどで検索するとケーブルは山のように出てくる。価格も安い。

PD非対応のUSB-Type Cケーブルは100円ショップでも見かけるようになってきている。

だが、数は多いが充電出来なかったなんて口コミも沢山目にしたし、USB-Cはまだ過渡期と言えるし、USB PD対応機器となるとその傾向はさらに高まる。

安かろう悪かろうで、ケーブルが壊れるならともかく機器が壊れたてはたまらない

この為、ケーブルの選定に当たっては、USB PD対応であることはもちろんだが、

  • 信頼性の高いメーカー
  • 12インチMacBookでの動作確認が取れていること

を最重要ポイントとした。

また、僕独自の選定ポイントとしては、

  • ケーブル色がブラックである事(Apple純正はホワイトだが、Anker社の充電器がブラックなので色合いが悪い)
  • ケーブル長が1Mであること(Apple純正は2Mと自宅用としては長すぎた)

その結果選定したのは、

エレコム社が販売する「USB3-CCP05NBK」というケーブルだ。
Amazon価格では1,500円くらい

ただ、ここからまた迷うことになる。上記ケーブルは、

USB PD(Power-Delivery)対応により、最大20V/3Aの大電流で接続機器への給電が可能です

という記載があるのだが、同メーカーで「USB3-CC5P05NBK」というケーブルもあり、こちらは最大20V/5Aでの充電が可能と記載されている。

こちらはAmazon価格1,700円くらい。価格差は200円ほど。どうせ買うなら誤差の範囲だ。

そして、どちらの製品も「MacBookの充電ケーブルとして使用可能です」との記載。

何が違うのか、、、

MacBookで使うなら「最大20V/3A」で十分そう

じゃあ、「3Aと5A」で一体何が違うのか。文系人間の僕が、中学辺りで習った知識で考えると、

20V × 3A = 60W
20V × 5A = 100W

Apple純正の12インチMacBook用ACアダプタは「Apple 29W USB-C電源アダプタ」と書かれている。

つまりMacBookの充電にはこれと同等の電力(W)があれば良いと思われるので、「最大20V/5A」のケーブルでも対応可能だが、MacBook用としては「最大20V/3A」対応で十分と思われた。

余談だが、2016年モデルもMacBook ProもUSB-TypeCを採用しているが、必要となる電力が異なっている

機種名 対応する充電アダプタ
12インチMacBook 29W USB-C電源アダプタ
13インチMacBook Pro 61W USB-C電源アダプタ
15インチMacBook Pro 87W USB-C電源アダプタ

規格上の最高速度で充電したい場合、

  • 20V/3Aのケーブルなら13インチMacBook Proまで
  • 15インチMacBook Proなら20V/5Aケーブル

と覚えた方が良さそうだ。

ただ、ケーブルがよくても今度は充電器が対応していないという事になる。
試しに、僕が購入したMacBook対応を謳う前述のAnker社充電器の仕様を調べると、USB PD対応のType-Cコネクタは対応機器に合わせて、

  • 5V3A
  • 9V2A
  • 15V2A
  • 20V1.5A

との記載があり、30Wくらいの電力が最大と言う事になる。
つまりこの充電器では12インチMacBookはフルスピードで充電できるが、MacBook Proはできない(充電はできるが遅い)ということになる。

というわけで、僕は12インチMacBookユーザーなので、「最大20V/3A」対応のエレコム社「USB3-CCP05NBK」を購入することにした。

エレコムUSB Power Delivery対応ケーブル「USB3-CCP05NBK」利用レポート

エレコムUSB-TypeCケーブル「USB3-CCP10NBK」のパッケージ
エレコムUSB-TypeCケーブル「USB3-CCP10NBK」のパッケージ

というわけで購入したエレコムUSB Power Delivery対応ケーブル「USB3-CCP05NBK」が到着した。

とはいえ、ただのケーブルなので簡単に紹介しようと思う。

最大の特徴はUSB Power Delivery(PD)に対応している事
最大の特徴はUSB Power Delivery(USB PD)に対応している事

最大の特徴はUSB Power Delivery(USB PD)に対応していること。この為に買ったと言っても過言ではない。

裏面にはUSB-TypeCの説明が
裏面にはUSB-TypeCの説明が

まだまだ一般的とは言えないUSB-TypeCなので、説明もわりと詳しい。

今回は長さ1mのケーブルを購入
今回は長さ1mのケーブルを購入

ケーブルの外観。今回僕はブラックの1mが希望だったので、まさにそれを購入(長さは他に0.5mがある)。

コネクタは思いの他大きい
コネクタは思いの他大きい

これがUSB-TypeCコネクタ。
思いの他でかいと感じた。

その他のスペック的なものとしては、

  • コネクタ形状は両方(オス・メス)USB-TypeC
  • ケーブル長は「1.0m」(その他に0.5mがあり)
  • ケーブルの太さは「4.6mm」
  • ケーブル色は「ブラック」
  • 規格は「USB3.1」

といった辺りだろうか。

Apple純正「USB-C充電ケーブル(2m)」と比較

12インチMacBook購入時に付属していた、Apple純正「USB-C充電ケーブル(2m)」と比較してみた。

上がエレコム製、下がApple純正。明らかに大きい
上がエレコム製、下がApple純正。明らかに大きい

一番大きな違いはコネクタ部分。

エレコム製は明らかに大きい。USB-TypeCは今後スマートフォンでも採用が増えていくと思うが、そういう時にはこの違いが色々問題を引き起こすかもしれない(ケースとの干渉など)。

ケーブルも少しエレコム製の方が太い
ケーブルも少しエレコム製の方が太い

ケーブルもエレコム製の方が太い
ただこれには理由があり、エレコム製ケーブルは以下のような特徴を持っている。

  • 細線同軸を採用:細くてしなやかな、取り回しのしやすいケーブルを実現
  • 3重シールドケーブル採用:外部ノイズの干渉から信号を保護

実際触ってみても、Apple製ケーブルと比較して、明らかに柔らかく取り回しがやりやすい

端子部分は大差なし
端子部分は大差なし

USB-TypeCの端子部分を比較。
ここは大差ない。エレコム製は金メッキピンを採用するなど、品質は高いようだ。

「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」で充電してみた

というわけで早速、「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」で充電してみる。

「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」で充電
「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」で充電

「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」は本体色がブラックのため、ケーブルがブラックになると雰囲気が良くなった。

USB-Cケーブルを接続
Apple純正USB-Cケーブルを接続

ちなみにApple純正ケーブルを接続するとこんな感じだったので、違和感が強かったのだ。

充電器とケーブルと12インチMacBookがブラック系で統一されいい感じ
充電器とケーブルと12インチMacBookがブラック系で統一されいい感じ

そして僕が使っている12インチMacBookはスペースグレイなので、それとの統一感もグッド。

もちろん充電は全く問題なし。
速度などは細かく計測していないが、純正ACアダプタ&ケーブルの組み合わせと比較しても全く変わらないと思う。

終わりに

12インチMacBookのUSB-TypeCケーブルで全てをカバーするというアプローチは、正直どうなのかなと思っていた。

だが、USBは汎用的なコネクタなので、今回のようにサードパーティー製のACアダプタやケーブルが非常に使いやすい。

2017年5月時点ではまだまだ高価だが、そのうちもっと安くなっていくと思う。さらに言えば、現時点でもApple純正と比較すれば十分安価なのだ。

今回僕が購入した製品と、Apple純正で税込価格を比較すれば以下のような感じになる。

品目 Apple純正 サードパーティー製 備考
ACアダプタ 5,616円 3,999円 サードパーティー製はマルチポート
ケーブル 2,376円 1,500円 Apple純正は2m、今回購入したのは1m
合計 7,992円 5,499円

差額はなんと約2,500円。かなり大きい。
この差額でケーブルくらいもう1本余裕で買えてしまう。

ただ、ACアダプタに関してはApple純正が実は結構安いため、安全性を考慮すると特にMacBook Proを使っている場合、純正品の方がよいかと思う。

僕は当面Apple純正は外出用(ケーブルが長い方が色々便利なので)、サードパーティー製は自宅用という形で棲み分けて使おうと思っている。

12インチMacBookユーザーなら揃えておいて損はないアクセサリだと思う。
お勧めです!

USB-C Power Delivery対応の充電器は以下の記事をチェック!

記事内で紹介した 「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」については、以下の記事をご覧ください。

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2019年以降、USB-Cを搭載した充電器が急速に増えてきたので、将来性を見越すと「USB-C対応製品」が長く使えるのでおすすめです。

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おすすめを敢えて1つ選ぶと、機能と価格のバランスがよい「UGREEN PD充電器 65W GaN」」です。
自宅用USB充電器の選定ポイント
  • 3基以上のUSBポートを搭載(マルチポート対応)
  • できればUSB-C端子を搭載し、USB-PDによる急速充電に対応している
  • PSEマーク取得
  • 高出力の充電器なので、過充電防止機構を搭載するなど値段より品質重視
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その他のおすすめ製品

▼USB-PDの急速充電で2台同時充電可能
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16インチMacBook Proを充電するならこれ
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USB-Cケーブルは高品質なものを選ぼう

「USB-PD」による急速充電は、本体・充電器・ケーブルがすべて対応して初めて動作します。「急速充電=高出力」なので発火などの危険もあります。安価な製品には注意しましょう。

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特に「iPhone 8」と「iPhone X以降」を使っている方は、USB-C lightningケーブルの充電を試して欲しいです。爆速!
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