急速充電規格「USB-PD」に対応したバッテリー内蔵充電器が欲しい!
2017年頃から増えて来たバッテリー内蔵充電器は、モノが減ってかさばらないという分かり安いメリットがあり、人気のある充電グッズだ。
iPhone 8・iPhone Xが対応したことでかなり増えたとは言え、USB Power Delivery(USB-PD)対応の充電器はまだまだ少ない。そんな中、待望のUSB-PD対応バッテリー内蔵充電器が発売された!
この記事では、モバイルバッテリー内蔵充電器「RAVPower RP-PB122」を紹介しようと思う。
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「RAVPower RP-PB122」の概要
「RAVPower RP-PB122」の製品概要は以下の通り。
寸法 | 約77.5*77.5*32mm |
---|---|
重量 | 約210g |
バッテリー容量 | 5000mAh |
入力ポート | USB-C × 1 AC入力 |
出力ポート | USB-A × 1 USB-C × 1 |
出力 | USB-C出力:PD3.0, 5V⎓3A, 9V⎓2A,12V⎓1.5A, 18W(最大) USB-A出力:QC3.0, 5V⎓3A, 9V⎓2A,12V⎓1.5A, 18W(最大) 同時利用時は最大15W |
価格 | 3,299円 |
備考 | iSmart2.0出力自動判別機能より、接続された機器を自動的に検知し、機器に適する電流で充電 |
特徴をピックアップすると、以下のあたりだろうか。
- 5000mAhモバイルバッテリーと2ポートUSB急速充電器が一体化
- USB-PD、Quick Charge3.0に対応し、iPhoneもAndroidも急速充電できる
- PSEマーク取得
特にバッテリー容量は平凡だと思うが、バッテリーと充電器が一体化しているというのが最大の特徴。
バッテリーと充電器は、大小様々な製品があるが、大体こんな構成になる。
僕の場合は上記構成で、1泊2日程度ならこれだけで事足りることを想定しているので大きくなるが、当然毎日使うわけじゃない。
客観的に考えれば、普段使いはこれで十分。
ただ、モバイルバッテリー内蔵充電器でUSB-PD対応している製品は少なかった。特に外出先の充電は、少しでも早く完了したいので、急速充電規格への対応は必須。
「RAVPower RP-PB122」最大の魅力は、モバイルバッテリー内蔵充電器で、急速充電規格に対応していることと言える。
価格はAmazonで「4,899円」なので、ちょっとだけ値段は貼るが、Android含めて利用できるので「将来性抜群」だと思う。
「RAVPower RP-PB122」の開封レポート
簡単な開封レポートを。
RAVPower製品ではお馴染み、緑色のパッケージ。
開封すると以下が入っていた。
- 本体
- 本体充電用micro USBケーブル
- キャリングポーチ
- 説明書
- 保証書
RAVPower製品は、品質の高さもさることながら、30ヶ月というかなり長い製品保証があることが魅力の1つ。
製品の外観をチェック。
ぱっとみた感じ、普通のUSB充電器にしか見えないが、これに5000mAhのバッテリーを搭載している。
コンセントに差し込むACプラグがもちろんついており、コンパクトに収納できる折りたたみ式プラグ。
自宅用ならともかく、持ち歩くものはこのタイプが絶対便利だと思う。
製品全体はツルツルした光沢感のある仕上がり。RAVPower製品はマットな質感が多く、皮脂や指紋が目立たないので好みだったが、この仕上げだと汚れが目立つのでちょっと残念だった。
4段階のLEDインジケーターで、バッテリー残量を確認できる。
PSEマーク(電気用品安全法)に対応
モバイルバッテリーは、リチウムイオンバッテリーを搭載した製品だが、近年多種多様な製品が販売されている。
数年前と比較すれば、劇的に価格が安くなっており、競争の激しい分野なので、粗悪品も増えた。
- 既定値通りの動作をしない
- 壊れた
- 炎上・爆発した
このような事故が後を絶たない状況なので、2018年2月1日以降に電気用品安全法の適用対象となり、1年間の猶予期間を経て、2019年2月1日以降「PSEマークがない製品は違法」となる。
「RAVPower RP-PB122」は、PSEマークを取得しているため安心して購入して欲しい。
充電性能をチェック
「RAVPower RP-PB122」は、USB-PDおよびQuick Chargeによる急速充電に対応している。
特にUSB-PDはパソコンでも主流になりつつある充電規格なので、充電性能をチェックしてみた。
MacBookをUSB-PDで充電
12インチMacBookを充電してみた。最大30Wでの充電が可能だが、「RAVPower RP-PB122」は規格上「18W」なので、充電速度も「16W」程度だった。
iPhone XS MaxをUSB-PDで充電
iPhone XS Maxを充電してみた。iPhoneは2017年に発売した、iPhone 8・iPhone X以降、充電端子はLightningのままだが、USB-PD方式による「最大18W」充電に対応している。
「14W」程度なので、急速充電が動作していることが確認できる。
Android(Pixel 3)をUSB-PDで充電
さらにAndroidの「Pixel 3」でも試してみた。
- Quick Charge
- USB-PD
Androidについては、メーカーによって対応する充電規格が異なるのだが、Pixel 3はUSB-PDに対応している。
「16W」程度なので、Pixel 3も急速充電が動作していることが確認できる。
「RAVPower RP-PB122」を使った感想
- USB-PDによる急速充電対応(18Wまで)
- Quick Chargeによる急速充電対応(18Wまで)
- 5000mAhのバッテリー内蔵
これらは基本的に、スマホ・タブレットの充電を想定した機能といえるだろう。
例えばMacBookを使っている人には充電性能として若干物足りないのだが、大多数の方が普段持ち歩く機器はスマホ1台なので、問題にならないだろう。
また、長年iPhoneはLightning、Androidはmicor-USBと充電端子が棲み分けられ、急速充電規格もバラバラだったが、近年はUSB-CとUSB-PDの充電に集約されつつある。
このため、将来使うスマホが変わっても、ほぼ間違いなくそのまま使えるというのが大きなメリットと言える。
また、バッテリー内蔵充電器としてのコンパクトさも損なわれておらず、普段使いとして使いやすいと感じた。
終わりに
近年のスマホは、バッテリ容量が大きくなった。
このため、充電器としてもっとも重要な機能は、
急速充電規格に対応していること
だと僕は思っている。
従来からある5W程度の充電器だと、冗談抜きに充電に5時間くらいかかってしまう。
1日1回寝るときにしか充電しないならそれもよいが、「保険」という意味でも充電器は必要だ。
- モバイルバッテリーとして使える
- USB充電器としても使える
2種類の充電方法があるので、1つ持ち歩いておくと安心できるのではないだろうか。
iPhoneユーザーにもAndroidユーザーにも、「長く使える充電器」としておすすめできる製品だ。
持ち歩きに最適なモバイル用USB充電器のおすすめ
2019年以降、USB-Cを搭載した充電器が急速に増えてきました。充電規格の違いなどややこしい面がありますが、便利なのはもちろん、将来性があり長く使えるので購入をおすすめします。
- 折りたたみプラグ
- USB-C端子を搭載し、USB-PDによる急速充電に対応している
- できればUSB端子を2基搭載している
- PSEマーク取得
その他のおすすめ製品
▼iPhone 7ユーザーでバッテリー内蔵型ならこちら▼これ1台あればMacもiPhoneもOK
USB-Cケーブルは高品質なものを選ぼう
「USB-PD」による急速充電は、本体・充電器・ケーブルがすべて対応して初めて動作します。「急速充電=高出力」なので発火などの危険もあります。安価な製品には注意しましょう。
自宅でお手軽充電ならワイヤレス充電器も便利
実は最新規格に対応していれば「最大15W」とかなり高出力!