デスクにおいてもコンパクト・持ち歩きもできる充電器が欲しい
2024年現在、スマホ・タブレット・パソコンの充電端子として「USB-C」、「USB-PD方式」の充電を採用する製品が増えた。
しかし、一般的な「USB-A」対応機器はまだまだ多く、特にデスク持ち歩く充電器として欠かすことはできない。
- USB-CとA端子を搭載している
- USB-PD急速充電に対応している
- USBポートを2基以上搭載している
- デスクにおいてもコンパクト
「GaN(窒化ガリウム)」を採用したコンパクトなUSB充電器は、折りたたみプラグ式が主流で、コンパクトさが重視されるためポート数が少なめ。
だが、この記事で紹介する、RAVPower「65W USB-PD対応 4ポート充電器 RP-PC136」は、通常仕様のUSB充電器でコンパクトなモデル。
早速紹介しよう。
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RAVPower「65W USB-PD対応 4ポート充電器 RP-PC136」の概要
RAVPower「65W USB-PD対応 4ポート充電器 RP-PC136」の製品概要は以下の通り。
寸法 | 約7.6 x 4.1 x 4.1cm |
---|---|
重量 | 約160g |
出力ポート | USB-C×2・USB-A×2 |
出力 | USB-C出力:5V 3A, 9V 3A, 12V 3A, 15V 3A, 20V 3.25A, 65W (それぞれ最大) USB-A出力:5V 3A, 9V 2A, 12V 1.5A, 18W (それぞれ最大) ※2ポート合計最大65W |
価格 | 5,499円 |
備考 | – |
特徴をピックアップすると、以下のあたりだろうか。
- USB-CとUSB-Aを2基ずつ搭載
- USB-Cは単一利用で、最大65W出力対応(13インチMacBook Proをほぼフルスピードで充電可能)
- 複数ポート利用時は「合計65Wまで」
- 窒化ガリウム(GaN)を採用でコンパクト化
- PSEマーク取得
2019年のトレンドは窒化ガリウム(GaN)を採用し、大幅にコンパクト化した充電器だった。
Ankerなど、USB充電器・モバイルバッテリーを販売するメーカーが一斉に参戦したが、USB充電器に力をいれているのが「RAVPowerブランド」。
しかし、「65W USB-C&USB-A充電器 RP-PC133」に代表されるように、折りたたみプラグ式の充電器が多かった。
ACコンセントに別途接続する、デスク据え置きタイプの充電器でGaN対応モデルはすくなかったので、RP-PC136は待望のモデルといえる。
開封レポート
簡単な開封レポートを。
RAVPower製品ではお馴染みのパッケージ。
開封すると以下が入っていた。
- 本体
- ACコンセント
- 説明書
- 保証書
RAVPower製品は、品質の高さもさることながら、30ヶ月というかなり長い製品保証があることが魅力の1つ。
製品の外観をチェック。
いたって普通の充電器だが、USBポートを4基搭載しているのがポイント。
そして、このタイプは大型の充電器が多かった。
5年ほど使っている「Anker PowerPort+ 5 USB-C Power Delivery」と比較すれば、小ささがよく分かると思う。
手のひらにのるコンパクトさが最大の特徴
PSEマーク(電気用品安全法)に対応し安全性も高い
モバイルバッテリー・USB充電器は、近年多種多様な製品が販売されている。
数年前と比較すれば、劇的に価格が安くなっており、競争の激しい分野なので、粗悪品も増えた。
- 既定値通りの動作をしない
- 壊れた
- 炎上・爆発した
このような事故が後を絶たない状況なので、2018年2月1日以降に電気用品安全法の適用対象となり、1年間の猶予期間を経て、2019年2月1日以降「PSEマークがない製品は違法」となる。
RAVPower「65W USB-PD対応 4ポート充電器 RP-PC136」は、PSE、TUVなどの認証は取得済。
マルチ充電チップが内蔵され、過電流、過電圧、過熱またはショートを避ける構造となっているため、安心して購入して欲しい。
充電性能をチェック
RAVPower「65W USB-PD対応 4ポート充電器 RP-PC136」は、USB-PDによる急速充電に対応している。
特にUSB-PDはパソコンでも主流になりつつある充電規格なので、複数ポート利用による同時充電性能をチェックしてみた。
ちなみに、複数ポートを搭載しているが、65W出力できるのは「USB-C」を単一利用した場合のみ。
それ以外は、ポート毎に出力制御され「合計65W」になる。複数ポート利用時の仕様を簡単にまとめると以下のようになる。
利用するポート | 出力仕様 |
---|---|
USB-Cを1つ | 最大65W |
USB-Cを2つ | 45W+18W |
USB-C・Aを1つずつ | PD45W+QC18W |
USB-Cを1つ、USB-Aを2つ | PD45W+USB-A各ポートが5V/2.4A |
USB-Cを2つ、USB-Aを1つ | USB-Cが18W+QC18W |
※充電は可能
iPhone 12 ProとPixel 4を同時充電
まずはスマホの2台同時充電。iPhone 12 ProとPixel 4を試してみた。
両モデルとも「最大18WのUSB-PD」に対応しているのだが……
- Pixel 4は「8.8W」
- iPhone 12 Proは「5.5W」
と思ったほどの高出力ではなかったが、通常の「5W」以上のスピードがでていることは確認できた
MacBook AirとiPad Proを充電
続いて、「MacBook Air」と「iPad Pro」を充電。
両モデルとも、「最大30WのUSB-PD」に対応している。
- MacBook Airは「32W」
- iPad Proは「16W」
という感じで、ほぼ定格ギリギリの出力が確認できた。
とにかくコンパクトでデスクにおいても、持ち歩いてもOK
RAVPower「65W USB-PD対応 4ポート充電器 RP-PC136」の特徴は、とにかくコンパクトであること。
- モバイル用途はポート数の少ない、折りたたみプラグ式の充電器
- 自宅などでは、ポート数が多い据え置きタイプの充電器
2019年まではこのような棲み分けだったが、2020年からのコロナ禍で変わった。
自宅作業が多くなったのは事実だが、イベントなどでもWeb配信が当たり前になった結果、必要な機材が増加。
ポート数が多いUSB充電器を持ち歩くシーンが、実は増えていた。
なので、「GaN(窒化ガリウム)」採用でコンパクトになったのはありがたい。
唯一不満をあげれば、どうせなら16インチMacBook Proもフル充電可能な90W程度の出力に対応して欲しかった。
終わりに
- USB充電器
- モバイルバッテリー
これらの製品は、2024年現在多くのメーカーが参入する、レッドオーシャン(競争の激しい市場)だと思う。
この中で突き抜けたと感じているのは、AnkerとRAVPowerブランド。
機能的には成熟してきたので差別化要素はすくないが、「メーカーの信頼性とブランド力」で安心して選べることが魅力といえる。
デスクに据え置き、持ち歩き用でも「多ポート対応」したUSB充電器を探しているなら、RAVPower「65W USB-PD対応 4ポート充電器 RP-PC136」は有力な選択肢になると思う
自宅・職場用の据え置き型USB充電器のおすすめ
自宅や職場に据え置きで使う充電器は、マルチポート充電器が便利です。
2019年以降、USB-Cを搭載した充電器が急速に増えてきたので、将来性を見越すと「USB-C対応製品」が長く使えるのでおすすめです。
- 3基以上のUSBポートを搭載(マルチポート対応)
- できればUSB-C端子を搭載し、USB-PDによる急速充電に対応している
- PSEマーク取得
- 高出力の充電器なので、過充電防止機構を搭載するなど値段より品質重視
その他のおすすめ製品
▼USB-PDの急速充電で2台同時充電可能▼16インチMacBook Proを充電するならこれ
USB-Cケーブルは高品質なものを選ぼう
「USB-PD」による急速充電は、本体・充電器・ケーブルがすべて対応して初めて動作します。「急速充電=高出力」なので発火などの危険もあります。安価な製品には注意しましょう。
自宅でお手軽充電ならワイヤレス充電器も便利
実は最新規格に対応していれば「最大15W」とかなり高出力!