2019年10月24日に、Googleの最新スマホ「Pixel 4」が発売された。
僕が久々に衝撃を受けたのは、Pixel 3の「夜景モード」に代表されるカメラ機能。
「iPhone信者」の僕が思わず購入してしまったほどの完成度で、以来「Pixelシリーズのファン」になってしまった。
しかし、あくまでもメインスマホは「iPhone 11 Pro」なので、使う・使わないの話であれば、そんなに使わないのだが……。
というわけで、「SIMフリー版Pixel 4 64GB Oh So Orange(オーソーオレンジ)」を購入したので、以下を紹介しようと思う。
- 開封レポート
- 新色「Oh So Orange(オーソーオレンジ)」の色合い
- Pixel 3との比較
- 新機能の目玉「顔認証」の実力
- 2020年2月4日から利用可能になった「Motion Sense」
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「Pixel 4 64GB Oh So Orange」開封レポート
それでは早速開封レポートを。
化粧箱はPixelシリーズとしてはお馴染みの佇まい。
今回僕は、「Googleストア」で購入したが、SoftBank版との大きな違いは「SIMロック」の有無。
- Googleストア版はSIMフリー
- SoftBank版はSIMロックあり(SIMロック解除は可能)
というだけで、パッケージや同梱品は全て同じだ。
Pixelシリーズの化粧箱はAppleのiPhoneを意識したであろう「高級感」が魅力なので、開封の儀も気合いが入る(笑)
開封すると本体がドーンとお目見え。
さらにめくると充電器が登場した。
同梱品は以下の通り。
- 本体
- 18W USB-C 電源アダプター
- USB-C – USB-Cケーブル(1m)
- クイック スイッチ アダプター
- SIMツール
- クイックスタートガイド
なお、Pixel 3では付属していた、「USB-C – 3.5 mmヘッドフォンアダプター」は同梱されないが、2019年10月24日までの購入であればキャンペーンで無料となっていた。
Pixel 4に付属の充電器は「USB-PDによる18Wの急速充電対応」
開封体験がiPhoneによく似ているPixelシリーズだが、同梱品はかなり充実している。
特に「18W USB-C 電源アダプターとケーブル」を同梱しているのはポイントで、iPhone 8以降のiPhoneも18Wの急速充電に対応しているが、「iPhone 11 Pro」以外対応する充電器ケーブルを同梱していない。
欠点としては少し大きいことだろうか……。
とはいえ、USB-PDによる急速充電の効果は絶大!
安くなったとは言え、「USB-PD対応の充電器」は2,000円程度するので、同梱はかなり大きな強みといえるだろう。
「Pixel 4 Oh So Orange」をチェック
いよいよPixel 4のフィルムを剥がす。
Pixel 4にご対面
こんにちは!
上下左右からチェック。
Pixel 4はアルミ製フレームと磨き加工が施されたガラスを組み合わせた、ハイブリッドコーティングでできている。
今回は限定色「Oh So Orange(オーソーオレンジ)」を購入したが、一見ポリカーボネートのようにも思える、サラッとした手触りが最大の特徴。
充電端子は、Androidスマホとしては今や標準となった「USB-C」。
SIMカードスロットは本体側面にある。
デュアルSIM対応しているが、iPhoneと同じく2枚目は「eSIM」での対応となるため、日本での利用シーンは少ない。
背面をパッと見た印象は、Pixel 3とあまり変わった感じがしないが、カメラがデュアルカメラとなったため、そこだけが大きく異なる。
「Gマーク」もPixel 3から引き続き刻印されている。
Pixel 3・iPhone 11 Proを比較する
前モデル「Pixel 3」、ライバルの「iPhone 11 Pro」と比較してみる。
こうしてみると、特にカメラユニットの自己主張が強いことがよく分かる。
僕が気になる部分だけピックアップしてスペック比較すると、以下のような感じ。
Pixel 3 | Pixel 4 | iPhone 11 Pro | |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 5.5インチ | 5.7インチ | 5.8インチ |
RAM(メモリ) | 4GB | 6GB | 4GB |
重量 | 148 g | 162 g | 188 g |
フレームの素材 | アルミニウム | ステンレス | |
カメラの数 | 1 | 2 | 3 |
背面の肌触り | ツルツル | サラサラ | |
Motion Sense | × | ○ | × |
生体認証 | 指紋認証 | 顔認証 |
Pixel 4は軽くて持ちやすい!ただ「チープ」に感じてしまう……
Pixel 4を手にとると「軽い」と感じる方が多いと思う。
近年のフラグシップスマホは、大画面・カメラを複数搭載するなど、大きく重くなる傾向が強い。
Pixel 4も前モデルにあたる「Pixel 3」と比較すれば重くなっているが、他社のフラグシップスマホが200g程度なので、比較すればかなり軽い。
軽量化に大きく寄与しているのは「素材」だろう。
例えばiPhone 11 Proは、ステンレスフレームとガラスで構成されている。
対してPixel 4は、アルミ製フレームと磨き加工が施されたガラスを組み合わせた、ハイブリッドコーティング。
軽量化という意味では、アルミニウムの方が有効なのだが……。
と評されることが多いのもまた事実で、正直僕もそれは感じた。
Pixel 4はPixel 3の初登場時価格よりは多少安いとはいえ、「89,980円(税込)」なのでiPhone 11 Proに匹敵する価格。
価格相応の機能だと思うが、「チープに見えてしまう」というのはPixelシリーズの弱点だと思った。
Pixel 4の目玉機能を試す
Pixel 4は見た目で言えば、カメラが増えたくらいで大きな進化を感じない。
しかし、内部的にはかなり変わっており、これらがとても便利な機能だ。
- 高速に動作する「顔認証」
- 手を触れなくても操作できる?「Motion Sense」
高速に動作する「顔認証」
Pixel 3シリーズを使っていて、一番使いづらかったのは、本体背面に配備された「指紋認証センサー」。
iPhoneの「Touch ID」のように、前面にあれば使いやすかったが、背面だと本当に使いづらい。
しかし、今やスマホは個人情報の固まりなので、生体認証をOFFにするもの厳しい……。
iPhoneが顔認証「Face ID」を始めたように、Pixelも対応してくれたらよいなと思っていたが、他社のトレンドを取り込む形で、顔認証対応となった。
これは嬉しいポイントだが、顔認証も絶対的なものではない。
マスクを付けていると動作しないなど欠点もあるので、Androidスマホのフラグシップモデルが採用しているように、指紋認証と顔認証の両対応がゴールになるのだろうとは思う。
ただ、今後の進化に期待!
設定方法は他社スマホとほぼ同じで、フロントカメラで顔の登録を行い、完了後は「見つめるだけ」でロックが解除される。
手を触れなくても操作できる?「Motion Sense」
もう1つの目玉機能が「Motion Sense」。
2019年10月24日の発売時は、レーダーによる60Hz帯の電波の使用が、日本の電波法に抵触するため、アメリカなどでは利用できたが日本では利用できなかった。
その後、法整備が進みようやく実現可能になったのが「2020年2月4日」。
設定→システム→Motion Sense
から有効にできる。
開始当初の機能として、主な機能は以下。
- 時計・通知表示の制御
- 音楽のスキップ
- アラームの停止
正直あってもなくてもよい機能が多いのだが、今後色々機能が増えていくと思うので、進化が楽しみだ。
個人的には、アンビエント表示(時計や通知の常時表示)を僕は設定しているのだが、「近くにいるときだけ表示される」ような設定が可能なので、重宝している。
終わりに
2018年11月の日本初上陸時にPixelシリーズは、Goole・docomo・SoftBankの3社で販売した。
しかし、Pixel 4でdocomoは販売を行わず、SoftBankもそれほど積極的には売っていない状況に……。
キャンペーンなど攻めているのは、Google公式ストアのみで、Apple以上に公式ストアでの販売に注力する雰囲気が強い。
日本市場での知名度不足もあるとは思うが、「分離プラン」の開始などもあり、キャリアの販売比率は下がる一方なので、Googleの戦略がどう出るかは注目。
Google Pixel 4を購入する
Pixel 4はGoogle・SoftBankから販売されています。
GoogleではSIMフリー、キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除可能です。
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一緒に使いたいおすすめアクセサリ
- 画面保護シート
- USB充電器
- モバイルバッテリー
- 完全ワイヤレスイヤホン