SonyのXperiaシリーズは、日本のスマホメーカーの中でも、有名なスマホの1つ。
その最新モデル「Xperia XZ3」、Google純正スマホ「Pixel 3」は同じ、2018年11月に発売されたモデルだ。
今回は、同じ時期に発売されたハイエンドモデルということで、この2機種を比較してみた。
すると、比較したからこそ気づいたことや、それぞれの良さが、見えて来た。
- Pixel 3 / 3XLは、大きい割に使いやすい
- Xperia XZ3の有機ELは、本当に美しい
- 本来のAndroidのUIは、使いやすい
- 有機ELなら、常時アンビエント表示がオススメ
どちらがオススメかは人によるが、
- Pixel 3 / 3XLは使いやすいスマホが欲しい人
- Xperia XZ3は綺麗な大型ディスプレイが欲しい人
に向いていると、感じた。
今回は、そんな2機種を比較してみた。
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【スペック比較】Xperia XZ3とPixel 3は共にハイエンドモデル
今回比較するのは、どちらもハイエンドモデルに分類される。
そこで、まずはスペックについて、比較してみた。
Pixel 3はスペックが低いと言われるが、実は同等
まずは、スペックを比較してみる。
以下に、基本的なスペックをまとめてみた。
Xperia XZ3 | Pixel 3 | Pixel 3XL | |
---|---|---|---|
サイズ(H * W * D) | 158.0mm * 73.0mm * 9.9mm | 145.6mm * 68.2mm * 7.9mm | 158.0mm * 76.7mm * 7.9mm |
重さ | 193g | 148g | 184g |
OS | Android 9 Pie | ||
CPU | Qualcomm SnapdragonTM 845 2.8GHz+1.8GHz オクタコア | Qualcomm SnapdragonTM 845 2.5GHz+1.6GHz オクタコア | |
ROM | 64GB | ||
RAM | 4GB | ||
外部ストレージ | micro SD | なし | |
ディスプレイ | 6.0インチ 有機EL | 5.5インチ 有機EL | 6.3インチ 有機EL |
バッテリー容量 | 3200mAh | 2915mAh | 3430mAh |
多少の差はあるが、スペック上はほぼ同じだ。
「Pixel 3 / 3XLはスペックがそこまで高くない」という声も聞こえるが、比較してみると「スペックが低い」とは感じない。
重さはPixel 3 / 3XLが軽い、理由はボディの素材
本体が大きくなると、まず変わるのが、重さだ。
サイズ的には、Xperia XZ3と、Pixel 3XLはほとんど変わらない。
しかし、重いのはXperia XZ3だ。理由は素材の違いだろう。
Xperia XZ3 | アルミニウム合金+ガラス |
---|---|
Pixel 3 / 3XL | プラスチック |
高級感が出るのは、Xperia XZ3だが、その分、重くなっている。
Pixel 3XLには切り欠きあり
ディスプレイの大きさに関しては、Pixel 3XLが最も大きい。
しかし、切り欠きがあるのがデメリットだ。
Xperia XZ3と、ディスプレイサイズの差は小さいので、これなら切り欠きがないXperia XZ3のほうが良い。
CPUはわずかにXperia XZ3が上、Pixel 3XLはPixel 3と同じ
CPUに関しては、Xperia XZ3が僅かではあるが、クロック周波数で上回った。
また、Pixel 3XLに関しては、Pixel 3と同スペックとなっている。
iPhoneシリーズの場合、iPhone 6以降に登場した、Plusシリーズではスペック面でも差別化されていた。
しかし、Pixel 3/ 3XLに関しては、CPUやメモリなどの差別化はされていない。
どちらも有機ELディスプレイ搭載、表示性能に大きな違いはない
今回比較した2機種は、どちらも有機ELディスプレイを採用している。
有機ELディスプレイの特徴は
- バッテリー消費が少ない
- 発色が良い
などがある。
ちなみに、Xperiaシリーズでは、XZ3が初の有機ELディスプレイとなっている。
そのうち、機種による違いとしては、やはり色合いの良さの違いだろう。
そこで、実際に同じ写真を表示したときの、色合いの違いを比較してみた。
比較方法としては、公平性を保つために
- 同じ写真
- 最大輝度
- Xperia XZ3/Pixel 3以外で撮影した写真
という条件で行った。
結果としては、極端な感じなかったが、Xperia XZ3のほうが、発色が良かった。
ちなみに、最大輝度だと、Xperia XZ3のほうが明るい。
また、白い画面を見るとわかりやすいが、Xperia XZ3のほうが、完全な白色だ。
以下の記事でも話題にしたが、確かにXperia XZ3のディスプレイは、美しい。
目が疲れないのは、Pixel 3だが、色の再現度としては、Xperia XZ3のほうがきれいに感じた。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
操作性はPixel 3 / 3XLが圧勝
スマホの大型化に伴い、どうしても片手での操作が難しくなる。
とはいっても、スマホの使うのであれば、片手での操作性は、やはり重要だ。
そこで、実際にXperia XZ3とPixel 3を使い比べてみた。
結果から言うと、Pixel 3 / 3XLのほうが、圧倒的に使いやすかった。
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指紋センサーをなぞって通知バーに簡単にアクセスできるPixel 3 / 3XL
Androidで、毎日お世話になる機能の1つが、画面上部にある通知バーだ。
しかし、画面が大きくなると、片手では指が届かない、というデメリットがある。
Pixel 3は、この記事で比較しているスマホの中ではコンパクトだが、それでも持ち直さないと、指が届きにくい。
そこで、Pixel 3が実装したのが、指紋センサーをなぞって通知バーを開閉する機能だ。
これで、簡単に通知バーを開くことが出来る。
具体的な操作方法は、以下の通りだ。
機能 | 操作 |
---|---|
通知バーを開く | 指紋センサーを下に1回なぞる |
クイックアクセスを開く | 通知バーが開いた状態で、もう1回下になぞる |
通知バー・クイックアクセスを閉じる | 指紋センサーを上に1回なぞる |
頻繁に開く通知バーなだけに、この機能はとても重宝している。
Xperia XZ3も片手操作用の機能を実装しているが、誤作動が多く、むしろストレスに感じるシーンが多かった。
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きれいな光沢ボディが裏目に、Xperia XZ3は滑りやすい
Xperia XZ3は、ディスプレイだけでなく、背面や側面も、光沢のあるデザインだ。
見た目でいえば、とてもきれいなのだが、触ってみるとツルツル滑って、落としそうになる。
画面が大きく、持ち直そうとしたときや、ポケットから取り出すときに、よく落としそうになった。
しかも、背面はガラス素材なので、落とすと確実に割れそうで怖い。
有機ELディスプレイで常時アンビエント表示が可能
この2機種は、有機ELディスプレイを採用している。
これによって、常時アンビエント表示をしていても、バッテリーの影響が少ない。
これは、有機ELディスプレイの、
- バッテリー消費が少ない
- ディスプレイの一部のみ点灯できる
という特性が理由だ。
これにより、必要な部分のみ、省電力で表示することが出来る。
有機ELディスプレイだからこそ出来る、常時アンビエント表示だ。
ただし、なんでも表示できるわけではなく、Xperia XZ3とPixel 3 / 3XLでは、表示できる内容が異なる。
Pixel 3はAt A GlanceによりAIが自動で情報を表示
まず、Pixel 3にはAt A Glanceという機能がある。
これは、その時ユーザーが必要と思われる情報を、自動的に表示してくれる機能だ。
表示内容は、大まかには以下のようなものだ。
- 天気
- カレンダーの予定
- フライト情報
- 交通情報
いつ、何を表示するかは、AIによって自動的に判断されるため、項目のON/OFF以外は、細かく設定できない。
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Xperia Z3は時計のデザインや写真表示など、自分でカスタマイズ
次に、Xperia XZ3だが、こちらは時計のカスタマイズや、フォトフレームとして使うことが出来る。
こちらが、アンビエント表示の設定画面。
Pixel 3 / 3XLと異なる部分は、赤枠で囲ってある。
実際の時計のデザインや、写真を表示した様子が、こちらだ。
Xperia XZ3は情報というより、写真立てような感覚で使えそうだ。
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Pixel 3はAt A Glance、Xperia XZ3はフォトフレームでアンビエント表示を活用
では、どちらが優れているかというと、正直なところ人による。
まず、Pixel 3のAt A Glanceだが、これはユーザーの情報が、Googleアカウントに紐付いていることが、大前提だ。
なぜなら、GmailやGoogleカレンダーなどの情報をもとに、情報を表示している。
つまり、Googleのサービスを、あまり使っていない人にとっては、全く真価を発揮しない。
逆に、Xperia XZ3は、そうしたユーザーの情報を活かした機能はない。
その代り、時計のデザインを変えたり、フォトフレームのような使い方が出来る。
Pixel 3にもフォトフレーム機能はあるのだが、「Pixel Stand」が必要だったりする。
せっかくの有機ELディスプレイなので、活用していきたいところだ。
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【タイプ別】Xperia XZ3とPixel 3のどちらがオススメ?
ここまで比較してみると、それぞれのメリット・デメリットが見えて来た。
そこで、最後に「どんな人にどちらがオススメか」をまとめようと思う。
Pixel 3はGoogleサービスを活用している人向け
まず、「メールはGmail、予定はGoogleカレンダー」というGoogleのサービスをよく使う人は、Pixel 3がオススメだ。
やはり、Googleのスマホということもあって、Googleアカウントとの連携機能が多い。
つまり、ユーザーの情報とGoogleアカウントが紐付いていればいるほど、便利な機能が活用できる。
逆に、そうでないユーザーにとっては、そうした連携機能のメリットは感じにくい。
また、「AndroidスマートフォンはiPhoneより使いにくい」という話を聞くが、Pixel 3 / 3XLは本当に使いやすい。
UIも機能もシンプルで、Androidもかなり使いやすくなったと感じる。
Androidが使いにくいと感じている人は、一度触ってみて欲しい。
- Googleのサービスをよく使う人
- シンプルで使いやすいスマホが欲しい人
こういった人は、Pixel 3 / 3XLがオススメだ。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
Xperia XZ3は綺麗な大型ディスプレイが欲しい人向け
次に、「よく写真や動画をスマホで見る」という人は、Xperia XZ3がオススメだ。
使いやすさで言えば、Pixel 3 / 3XLのほうが上だ。
しかし、ディスプレイの綺麗さでいえば、Xperia XZ3は本当に美しい。
しかも、Xperia XZ3には、iPhone XやPixel 3XLのような、切り欠きもない。
- スマホでも写真や動画を見たい
- 大きく綺麗なディスプレイが欲しい
こういった人は、Xperia XZ3がオススメだ。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
終わりに
今回、同時期に発売された、ハイエンドモデルである、Xperia XZ3とPixel 3を、比較してみた。
そこからわかったことは、
- ディスプレイの綺麗さはXperia XZ3が強い
- 操作性など、UI的な部分はPixel 3が強い
といったことだ。
Xperia XZ3のメーカーであるSonyは、テレビのブラビアのメーカーでもある。
そういう面もあるためか、やはりスマホのディスプレイも、とても綺麗だ。
しかし、UIなど操作性に関しては、Androidの提供元でもあるGoogleが強い。
僕は、Pixel 3のほうが欲しいと感じた。
Googleユーザーということもあるが、それ以上にわかりやすいUIと使いやすい本体設計に引かれた。
最近のカスタマイズされていないAndroidは、本当に使いやすくなった。
今回改めて感じたが、日本メーカーのAndroidスマートフォンは、UIなど操作性が良いとは言い難い。
様々な独自機能が搭載されているが、ごちゃごちゃしすぎて、操作性を損なっていると感じる。
これは、SonyのXperiaシリーズというより、日本メーカー全体の課題だろう。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
Google純正Androidスマホ「Pixel」について
Google Pixel 3/Pixel 3aを購入する
Pixel 3シリーズはGoogleおよび、docomo・SoftBankから販売されています。
GoogleではSIMフリー、キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除可能です。
キャリアで購入するなら、契約事務手数料が「無料」のオンラインショップがおすすめです!
一緒に使いたいおすすめアクセサリ・サービス
- 画面保護シート
- USB充電器
- モバイルバッテリー
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Androidのおすすめモデル
Androidは様々なメーカーが販売していますが、日本で人気が高いのは長らくSONY「Xperia」・シャープ「AQUOS」・サムスン「Galaxy」の3本柱でした。
しかし近年は、中国メーカーの進出が増え、安くて高性能な高コスパモデルが増えたので勢力図が変わりつつあります。
ハイスペックスマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 格安SIM | SIMフリー | |
Xperia 5 III レビュー記事 |
113,256円 | 121,405円 | 137,520円 | - | - |
Xperia 1 III レビュー記事 |
154,440円 | 178,000円 | 188,640円 | - | 159,500円 |
AQUOS R6 レビュー記事 |
115,632円 | - | 133,920円 | - | - |
Galaxy S21 5G レビュー記事 |
99,792円 | 118,540円 | - | - | - |
Galaxy S21 Ultra 5G レビュー記事 |
151,272円 | - | - | - | - |
ミドルクラススマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 楽天/格安SIM | SIMフリー | |
AQUOS sense6 |
57,024円 | 40,470円 | - | 39,800円 | - |
Xperia 10 III レビュー記事 |
51,480円 | 53,985円 | - | 54,000円 | - |
Xperia Ace II レビュー記事 |
22,000円 | - | - | - | - |
一緒に使いたいおすすめアクセサリ
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ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています