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Google Pixel 3開封レポート。iPhone 8を意識した、Androidユーザー待望のリファレンスモデルをチェック

Pixel 3

ついに日本でも発売された、Pixelシリーズの最新モデル「Pixel 3」を手に入れた。

以前のNexusシリーズは、「リーズナブルなリファレンス機」というイメージが強かった。

そして、今回日本で発売されたPixelシリーズは、やはり「iPhoneをかなり意識しているな」という完成度だ

特に注目しているのは、

  • デュアルレンズが多い中のシングルレンズのカメラ性能
  • AIをフル活用したPixelシリーズの独自機能
  • Made by Googleである利点

この辺りだろうか。

認知度も低く、iPhoneシェア率が高い日本で、今後Pixelシリーズがどう勝負していくのか、とても気になる。

まずは、触ってみた第一印象からレビューしていこうと思う。

この記事の掲載内容は、2021年3月15日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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Pixel 3のデザインは「シンプル」

Pixel 3の全体像

今回手に入れたPixel 3はJust Blackで、本当にすべてのパーツが「黒」で統一されている。

ボタンに関しては写真だとわからないくらい、「真っ黒」だ。

ディスプレイは丸角、ノッチ(切り欠き)なし

Pixel 3のディスプレイ

Pixel 3のディスプレイは、「iPhone X」のように丸角ではあるが、上部の切り欠き(いわゆる「ノッチ」)は無い。

設定で消すことができますが、Pixel 3 XLにはノッチがあります

その代わり、上下のベゼルは広めに設けられている

ここにはカメラやセンサー、スピーカーが設置されているが、左右のベゼルが狭いので若干「広すぎ」と感じてしまう。

ディスプレイとスピーカーの間もそれなりに幅があるので、できればもう少し上下に広くしてほしかった。

インターフェースは「USB-C」のみだが、付属品は揃っている

Pixel 3の付属品

箱を開けると本体があり、その下に付属品が一式入っている。

主な付属品は以下のとおり。

Pixel 3の付属品
  • クイック スイッチ アダプター(ACアダプター)
  • USB-C – USB-Cケーブル
  • USB-C – 3.5 mm ヘッドフォン アダプター
  • Pixel USB-C イヤフォン

とりあえず、最低限必要なものは揃っているのは嬉しい点。

まだまだmicro-USBを使っている人は多く、USB-Cの充電機器や、イヤフォンジャックアダプタを同梱してくれていることで、購入のハードルは下がると思う。

USB-PDに対応し急速充電が可能

Pixel 3のACアダプター

Pixel 3は、急速充電規格の「USB Power Delivery(USB-PD)」に対応している

Pixel 3に付属のACアダプターは、USB-PDに対応しており、最大10WでPixel 3を急速充電することが可能だ。

バッテリーの大型化に伴って、充電時間も長くなってしまうので、PD対応は嬉しい。

iPhoneのものに比べるとサイズが大きいが、USB-PD対応ということであれば十分小さい。

USB-Cヘッドフォンアダプタが付属し、専用イヤホンと3.5mmイヤフォンジャックどちらでも使える

イヤホン用変換アダプター

Pixel 3には専用のイヤホンが付属しているため、これを使えばアダプターなどを用意することなく、直接Pixel 3のUSB-Cポートに接続できる。

このイヤホンには、

  • 通知の読み上げ機能
  • 翻訳機能

など独自機能も搭載されている。

もし自分の使い慣れているイヤホンを使いたいという場合は、付属の「USB-C – 3.5 mm ヘッドフォン アダプター」を利用すればよい。

値段相応の高級っぽさ

Pixel 3

Pixel 3の本体はプラスチック素材で出来ているが、プラスチック特有の「安っぽさ」は感じなかった。

価格が安いモデルでも10万円近くするので、以前Googleが日本でも発売していたNexus 5X/6Pよりも高級感がある。

以前使っていたNexus 5Xの本体デザインに、ちょっと安っぽさを感じていたので、この点は嬉しい。

参考までに、Google 公式ストアでの販売価格は以下となっている。

2018年11月時点の価格です
モデル価格(税込)
Pixel 3 64GB104,500円
Pixel 3 128GB117,700円
Pixel 3 XL 64GB130,900円
Pixel 3 XL 128GB144,100円

その他、日本のキャリアでは「docomo」、「SoftBank」が販売している。

マット仕様で指紋が気にならない背面

Pixel 3の背面

本体の背面だが、カメラ周りの上部以外は、表面がマット仕様になっている

これのおかげで、本体に付いた指紋が目立ちにくい。

ツルツルする表面に付いた指紋というのは、目立つ上に拭いてもなかなか落ちない。

特に今回手に入れたPixel 3のカラーは、Just Blackで全体が黒いので、指紋の汚れはかなり目立ってしまう。

iPhone 7」のJet Blackを想像してもらえると想像しやすいと思う。

また見た目も、ツルツルのプラスチック素材より高級感がある。

iPhone Xと比較して、「軽さ」と「持ちやすさ」に驚いた

Pixel 3とiPhone Xのサイズ比較

Pixel 3を箱から取り出して、まず最初に「軽い!」と感じた

最近重くなってきている、iPhoneシリーズを利用している僕にとって、この軽さは驚いた。

iPhone 8に近いサイズ感で、長時間使っても疲れない軽さが魅力

僕は2017年12月から「iPhone X」を日常的に利用していたが、最近のiPhoneは背面もガラスになって本体が大きくなったので、「重さ」が気になっていた。

特に長時間スマホを操作していると、少しの重さの違いも気になってくる。

そんな中、Pixel 3を手に取ると、圧倒的な「軽さ」に驚かされた。

機種名質量(g)
Pixel 3148
Pixel 3 XL184
iPhone XS174
iPhone XS Max208
iPhone XR194
iPhone X174
iPhone 8148

重量としては「iPhone 8と同じ」

と言えば、その軽さが伝わるだろうか。

iPhone Xはサイズ感がiPhone 8に近いが、見た目のわりに重い

Pixel 3とiPhone Xを比較すると26gしか違わないが、実際に手にとってみると違いをはっきりと感じた。

iPhone Xと比較して横幅が狭く、持ちやすい本体

Pixel 3を握ったところ

「軽い」と感じるもう1つの理由は、持ちやすさが影響しているように思う。

それは本体の幅が影響していて、Pixel 3はiPhone Xなどに比べて細く作られている。

機種名幅(mm)
Pixel 368.2
Pixel 3 XL76.7
iPhone XS70.9
iPhone XS Max77.4
iPhone XR75.7
iPhone X70.9
iPhone 867.3

Pixel 3とiPhone Xを比較すると2.7mmほど細い。

この差のおかげで片手で持ってもしっかり握られ、安定感が生まれる。

この安定感のおかげで、より「軽い」と感じるのだと思う。

ここでも、横幅は「iPhone 8」に近い数値となっている

生体認証は指紋センサーを搭載

Pixel 3の指紋センサー

指紋認証はNexus 5X/6Pから搭載されているが、Pixel 3でも引き続き背面に搭載されている

スマホを持つと、ちょうど人差し指付近に指紋センサーがあるので、女性でも指が届かないということはなさそうだ。

指紋認証は高速で正確。認証速度に不満無し

認証速度に関しては非常に早く、触れた瞬間にロックが解除される。

また、「本人なのに認証してくれない」ということは、今の所ほぼ無い

以前iPhone 6を使っていたが、ちょっと汗をかいていたりすると、認証が通らないということが多かった(Touch ID 第2世代で改善はされたが)。

記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。

やはり、この辺りの細かいストレスを感じないというのは、大きなポイントだ。

指紋は設定から複数登録することが可能なので、両手の人差し指は最低限登録しておくと便利だと思う。

欠点は背面の指紋認証が使いにくいこと

Pixel 3の指紋センサー

一つ欠点を挙げるとすると、指紋センサーが背面にあるため、机などに置いたまま利用できないという点だ

これはNexus 5Xを使っていたときから気になっていたことで、指紋センサーでロックを解除するためだけに、指を背面に回さないといけない。

これはスマホをどこかに置いているときは、案外面倒だったりする。

iPhoneのようにディスプレイ下に配置しても良いのだが、スペース的に厳しいのだと思う。

この辺りは、iPhoneの方が使いやすいと感じた。

Pixel 3のハードウェアはハイエンドモデルにしてはスペック低め

最も安いモデルでも10万円近くするPixel 3だが、ハードウェア面でいうとハイエンドモデルにしては若干見劣りする

以下に基本的なスペックを記載しておく。

CPUQualcomm® Snapdragon™ 845
2.5 GHz + 1.6 GHz、64 ビット オクタコア
RAM4 GB LPDDR4X RAM
ストレージ64 GB または 128 GB
バッテリーPixel 3: 2915 mAh
Pixel 3 XL: 3430 mAh

RAMは4GBと標準的

特にRAMが4GBというのは、2018年現在のハイエンドAndroid端末では「6GB」も珍しく無く、ハイエンドモデルとしては少々力不足感がある

一般的な使い方であれば十分なスペックだが、RAMを多く使用するアプリなどを多用する場合は、向いていないかもしれない。

ストレージは十分、写真はGoogleフォトに「無圧縮・無制限」保存可能

ストレージに関しては64/128GBの2モデルあり、micro SDなどの外部ストレージは搭載していない

もしも容量に心配があるのであれば、128GBを選択するのが安心かもしれない。

ただ、写真や動画に関しては心配する必要はなさそうだ。

なんと、Pixel 3からGoogleフォトへのアップロードに関しては、2022/01/31まで無圧縮で無制限にアップロード可能なのだ。

Pixel 3からは無制限にアップロードできる

写真や動画の管理をGoogleフォトにしてしまえば、本体の容量を気にすることなく、写真や動画をたくさん撮ることが出来る。

また、機種変時やスマホ故障時に写真が消えるという心配もなくなる。

バッテリーは1日なら持つ

Pixel 3のバッテリー使用状況

バッテリーに関しては、朝フル充電しておけば1日くらいは十分に持つようだ。

Pixel 3には、AIでバッテリー消費を最適化する「自動調整バッテリー」という機能がある

効果のほどは、これからもっと使っていかないと判断できないが、期待したいところだ。

終わりに

Pixel 3

Nexus 5X/6Pの発売を最後に日本から撤退していたGoogleのスマートフォンだが、2015年以来3年ぶりにPixel 3として帰ってきた。

Googleガジェット好きの僕もそうだが、日本のAndroidアプリ開発者など待ち焦がれていた人も多いと思う。

Pixel 3はハードウェアというよりも、GoogleのAI活用などソフトウェアがあってこその端末だと思う。

今後のアップデートでどんな機能が追加されるのか、非常に楽しみだ。

Pixel 3シリーズはGoogleおよび、docomo・SoftBankから販売されています。

GoogleではSIMフリー、キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除可能です。

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しかし近年は、中国メーカーの進出が増え、安くて高性能な高コスパモデルが増えたので勢力図が変わりつつあります

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Yuhei FUJITA
Googleのサービスやガジェットが大好き。 GoogleプロダクトフォーラムでGoogle Product Expertsとして活動。