2015年7月4日に神戸で開催された、「Xperia Z4、Xperia A4 タッチ&トライ」アンバサダーミーティングに参加してきた。
概要としては、先日発売したばかりのXperia Z4を中心に、SONYの最新スマートフォンの情報を、メーカー自身がユーザーに直接伝えるというイベント。
僕はスマートフォンやモバイルをテーマにしたブログをそれなりに長くやっているが、首都圏在住ではない事もありこういうイベントへの参加は初めて。ちなみに、このイベントは東京では近年新モデル発売の度に開催しているようで(Xperia Z4向けも開催され、東京開催は既に終了している)、関西では今回が初めてだったらしい。
スマートフォンといえば、iPhoneを筆頭にグローバル企業が発売する製品が多く、一般ユーザーがメーカーの生の声を聞く機会は非常に少ない。そういう意味でも、貴重な機会だし、SONYという日本発の企業だからこそやってくれているイベントとも言える。
そんな感じでワクワクしながらイベントに向かった。以下イベントの内容を詳しく記載する。なお、記事のボリュームが多いため、本レポートはアンバサダーミーティング(前編・中編)とタッチ&トライ(後編)の3本構成でお送りする。
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三宮駅前に集合し、アンバサダーミーティング会場へ
集合は12:45に三宮駅前のラウンドワン前。
僕は5分前くらいに到着したが、既にそこそこの人が集まっており、「多分ここだな」というのは近づくとすぐに分かった。今回は、移動が多いため貸切りバスが用意され、それに乗ってミーティング会場である「スペースアルファ神戸」に向かった。
この場所僕はよく分かっていなかったが、バスに乗るとすぐに新神戸トンネルへ。そこから、阪神高速7号北神戸線に入っていく。この辺りの道路事情はそれなりに知っているだけに、随分北の方に行くんだなぁと思ったが、40分程バスに揺られて「スペースアルファ神戸」に到着。
富士ゼロックスの研修施設なんだそうだ。
と言うわけで、会場はいわゆるセミナールームであった。
中に入り、受付を行うと同時にアンバサダーミーティングの目玉とも言えるモニター品のXperia Z4とSmart Watch 3を受取り、席へ。ちなみに席はフリーだった。
今回は製品説明などを行ってくださる、メーカー・スタッフの方々も同じように移動してきているため、少し準備時間があり、その後いよいよ本編となるアンバサダーミーティングがスタートした。
「Xperia Z4、Xperia A4」アンバサダーミーティング at 神戸の内容
定刻である14時から10分程遅れて、本編がスタート。
まずは、SONYモバイルの笹谷氏から冒頭の挨拶と、Xperiaという製品全般のお話。ちなみに笹谷氏は、Xperia アンバサダーミーティングでは毎回登壇している方のようで、このイベントの中心メンバー。東京会場でのエピソードなども交えつつ話を、説明をしてくれた。
以降、スライドの画像ベースで内容を紹介する。
※会場が明るかったため、スライドの画像が若干見づらいことはご了承いただきたい
「だから私は、Xperia」という製品テーマとXperiaシリーズが置かれている現状について
「だから私は、Xperia。」
このテーマは今年掲げているXperiaのテーマだそうだ。確かに、スマートフォンもコモディティ化が進み、正直差別化は難しくなっている。その中で「Xperia」を選択してもらう事は、口で言うほど簡単な事ではない。
そんな中でXperiaは2014年のAndroidスマートフォンシェアNo.1だったそうだ。
これ僕は知らなかった。Xperiaと言えば少なくとも日本国内ではかなりブランドイメージも高いし、もっと前から1位かと思っていたが、実は昨年が初めてだったとのこと。
そして、大きなトピックとしてSoftBankで初めて販売されたXperiaである、Xperia Z3はSoftBankのお客様満足度No.1だったそうだ。これは、確かに凄い。
SoftBankと言えば昔も今もiPhoneユーザーが圧倒的に多いキャリア。当然お客様満足度もiPhoneが高いはずだが(同時に満足度が低いのもiPhoneだろうが)、いきなりNo.1というのは相当なものだ。
「Xperia Z4の基本性能」について
続いて、Xperia Z4の基本性能について、主に前モデルであるXperia Z3との比較で紹介された。
Xperia Z4は64bit対応となっている。
iPhoneもそうだが64bit化の恩恵を受けるような事はまだまだ少なく、ユーザー的にはあまり関係のない話だが、次世代に向けた対応は着々と進んでいるという印象を受けた。
CPU、GPU、通信速度などは着実に進化。
これは、前モデルより後に出たのだから当然と言える部分。ただし、今回CPUはSnapdragon 810という発熱問題を抱えたCPUであり、同CPUを搭載したスマートフォンでも既に問題が報告されているため、必ずしも良いことばかりではないかもしれない。
今回のZ4はZ3と同じく、docomo・au・SoftBankで発売されている。
基本的には同じだがキャリア毎の違いを解説してくれた。ロゴの位置や内容が異なることは有名だが、SoftBank版はFeliCaロゴすら表示されず、グローバルモデルと同じくNFCロゴであることは初耳だった。
「Xperia Z4のデザインコンセプト」について
デザインについてはCMF(カラーマテリアルフィニッシュ)スペシャリストの金田氏から解説。
とはいえ、デザインの話については試作段階の話や、企業秘密も含まれるため、スライドについてはほとんど撮影禁止であった。なので、文章で概要を紹介する。
Xperia Z4のデザインコンセプトは「シンプルに美しい」こと。
その中で重要な役割をもつ、カラーについては素材そのものがもつ、中から滲み出てくる美しさ、金属がもつあでやかさを表現することを目指したそうだ。
今回Xperia Z4のカラーバリエーションはZ3と同じく4色となっているが、
ブラック
側面はトーンを入れている。深さを出すことを目指したホワイト
重みのあるホワイトを採用し、フレームはシャンパンゴールドにカッパー
Z4ではゴールドフレームを採用し、ゴージャス感を出したアクアグリーン
水っぽい清々しさを表現し、フレームはシャンパンゴールドに
という感じで、正直パッと見た時Z3とほとんど同じだと思っていたが、細かい部分はかなり違っていることがよく分かった。
特に苦労したのは、コーナーパーツとフレーム。金属の輝きを出すのは、夜も眠れない程の苦労があったそうだ。
「Xperia Z4のメカニック」について
メカニックについては、金田氏より解説(デザインの金田氏と姓が同じなのは偶然とのこと)。
「内部構造もシンメトリー」というのがコンセプトなんだそうだ。
センサー、ロゴ、カメラなどの配置を一直線にし「究極の美」を目指したとのこと。確かに見ると凄い。もちろん、一般ユーザーがこれを目にするわけではないが、技術者ならではのこだわりと感じた。
コーナーパーツは輝度の高いものを採用。
確かにZ3と比べて目を引いたのは、コーナーパーツの美しさ。特にカッパーが採用しているゴールドは目を引いた。ただ、こういうのは使ううちにメッキが剥がれて残念な感じになるのが常だが、透明な樹脂で覆われていて時間がたっても美しさが失われないとか。これは嬉しいポイントだと思う。
Xperiaは従来マグネット式の充電端子を採用していたが、キャップレスUSBとなった。
これは色々議論のあるところだろうが、特に出先で充電する時はやはりこの方が使い勝手が良い。配置もセンターボトム(iPhoneなども同じ位置となっている)という事で、一番使いやすい場所となっている。
そして、さらに薄く軽くなっている。
今回の薄型化のポイントは、カメラのリングが別部品だったのを1枚ガラスにした点とのこと。
「Xperia Z4のカメラ」について
続いて、Xperiaの目玉とも言えるカメラについて。
カメラの解説は松尾氏より(ハードではなく主にアプリ面の担当とのことだった)。
カメラ機能の目玉は「料理モード」。
確かXperia Z1の頃、料理の撮影が苦手という噂が出回っていたが、Z4では料理の自動認識機能を搭載し明るく、鮮やかに撮影できるようになる。これは後ほどタッチ&トライでも試してみたが、結構精度も高く便利だと感じた。
世界的にも自撮り(セルフィー)ブームが広がっている事もあり、フロントカメラがさらに高性能に。
もはや一昔前のアウトカメラにも匹敵する性能だ。レンズも広角になりセルフィは4名まで対応可能だそうだ。
カメラアプリも様々なものが標準搭載されており、フロントカメラへの対応も進んでいるようだ。
「Xperia Z4のオーディオ機能」について
オーディオについては笹谷氏より(オーディオ担当は神戸には来られていなかったとのこと)。
Xperiaシリーズの目玉機能の1つは、SONYが最近強く訴求している「ハイレゾ」対応が進んでいる事。初めて搭載されたXperia Z2から世代を重ねる毎に進化してきたが、Z4でもさらに強化されている。
笹谷氏曰く、Z3はウォークマンのミドルクラスと同等だが、Z4はトップクラスとでも遜色ないとのこと。
個人的に凄いなと感じたのが「LDAC」への対応。
Bluetoothでワイヤレス転送するとどうしても音質は劣化するが、「LDAC」に対応する事でこれをかなり解消した。もはや普通の人の耳では分からないレベルだろう。
もう1つがヘッドホンの音質「自動」最適化。
僕はハイレゾを環境を持ち合わせていないので(Xperia Z3 Compactは持っているが音楽用途では使ってない)知らなかったが、Z3まではヘッドホンに応じて音質の調整はマニュアルで行う必要があったんだそうだ。それがZ4では自動となっている。
SONY製のヘッドホンとか関係なしとのことだったので、音質にこだわりの強い人には嬉しい機能なんじゃないかと思う。
最後に「バイノーラル録音」という機能に関する紹介。
Xperia Z4に繋いだ同社のノイズキャンセリングヘッドホンで録音することで、臨場感抜群の録音が出来るというものだ。これは後ほどデモが行われたのだが、驚きのクオリティだった。
「Xperia Z4のディスプレイ」について
ディスプレイについては齋藤氏から紹介された。
SONYの液晶テレビBRAVIAの技術が搭載されていることは有名な話だが、さらに高精細で明るく鮮やかな色合いとなったそうだ。
Z3と比べてもさらに明るくなったにもかかわらず、低消費電力を実現している。
そして、Z4のディスプレイの目玉とも言えるのが、ディスプレイが濡れた状態でもかなりの精度で操作できるようになった事。
防水機能はAndroidスマートフォンでは標準的な機能になっているが、実は濡れた状態だとタッチパネルは上手く操作できない。これを解消する技術で、お風呂で使ったり、料理中の濡れた手で操作するなんて事がやりやすくなるというのは凄く嬉しい進化だ。
その他の機能、アクセサリ、およびXperia A4ついて
最後は再び笹谷氏よりその他の便利な機能やアクササリ、そして姉妹機であるコンパクトモデルXperia A4が紹介された。
ここはトピックを抜粋して紹介するが、
QWERTYキーボードで文字入力を行う人向けの機能強化として、キーを上フリック・下フリックすることで、上は大文字、下は記号の入力が可能となっている。これ地味だが凄く便利な機能。
僕は英字を入力する際、QWERTYキーボードを使用する事が多いが、特に大文字の入力って面倒なのだ(いちいちShiftに該当するキーを押す必要がある)。
OSはAndroid 5.0がプリインストールとなっている。出来れば早急にAndroid 5.1へのアップデートを公開して欲しいものだが、、、
今回のイベント参加者にモニター品としてXperia Z4と同時に提供されるSmart Watch 3に関する紹介。
僕はApple Watchユーザーでもあるが、ナビ機能はキラーアプリ。これの使い勝手と精度は非常に気になる部分だ。
かつてSONYが発売していたRollyを彷彿させる、Smart Bluetooth スピーカー「BSP60」。
その後のタッチ&トライ会場で実物を見たのだが、これ面白いなと思ったし、ちょっと欲しいと感じたが、値段は38,000円。ちょっとネタでは買えない、、、
docomoのみで販売されるXperia A4。
SONYが偉いなぁと思うのが、Androidに限らずスマートフォンが全体的に大型化する中で、コンパクトモデルを常に出し続けてくれること。僕はコンパクトモデルの方がどちらかと言えば好きなので、今回も発売してくれたことは嬉しい。
終わりに
ここまでで座学として話を聞くのは終了。
時間としては1時間程度の内容であった。この後、アンバサダーミーティングではオーディオ部分の説明で紹介された「バイノーラル録音」のデモと、Xperia Z4のパーツの展示が行われた。
こちらの様子は、【中編】の記事で紹介する。
Androidのおすすめモデル
Androidは様々なメーカーが販売していますが、日本で人気が高いのは長らくSONY「Xperia」・シャープ「AQUOS」・サムスン「Galaxy」の3本柱でした。
しかし近年は、中国メーカーの進出が増え、安くて高性能な高コスパモデルが増えたので勢力図が変わりつつあります。
ハイスペックスマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 格安SIM | SIMフリー | |
Xperia 5 III レビュー記事 |
113,256円 | 121,405円 | 137,520円 | - | - |
Xperia 1 III レビュー記事 |
154,440円 | 178,000円 | 188,640円 | - | 159,500円 |
AQUOS R6 レビュー記事 |
115,632円 | - | 133,920円 | - | - |
Galaxy S21 5G レビュー記事 |
99,792円 | 118,540円 | - | - | - |
Galaxy S21 Ultra 5G レビュー記事 |
151,272円 | - | - | - | - |
ミドルクラススマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 楽天/格安SIM | SIMフリー | |
AQUOS sense6 |
57,024円 | 40,470円 | - | 39,800円 | - |
Xperia 10 III レビュー記事 |
51,480円 | 53,985円 | - | 54,000円 | - |
Xperia Ace II レビュー記事 |
22,000円 | - | - | - | - |
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- 画面保護シート
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2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています