2020年4月24日に発売した「iPhone SE(第2世代)」は、最小ストレージ(ギガ)が「64GB」となっている。
2017年9月発売の「iPhone 8」・「iPhone X」以来、この傾向が続いており、毎回こんな悩みを聞く……
「売れ筋」は少しでも値段の安い「64GBモデル」だが、長く使うことを考えた時、「大は小を兼ねる」と考えることが多いのも事実……。
この記事では以下を紹介しようと思う。
- iPhone SE(第2世代)のストレージ(容量/ギガ)構成
- 128GB・256GBが必要な人
- 64GBで足りるのか
- 容量不足が心配な人は「iCloud」容量を購入
他モデルについては、以下の記事をご覧ください。
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iPhone SE(第2世代)のストレージ(容量/ギガ)構成
iPhone SE(第2世代)のストレージ構成は、「iPhone 11」と「iPhone XR」を踏襲している。
ストレージ構成と、Apple StoreのSIMフリー版販売価格をまとめると以下のようになる。
ストレージ | Apple販売価格(税込) |
---|---|
64GB | 49,800円 |
128GB | 55,800円 |
256GB | 販売終了 |
ハイエンドモデルの「iPhone 11 Pro」の場合、64GBの次が256GBで差が大きく悩むのだが、iPhone SE(第2世代)の場合「128GB」があるので選びやすい。
多くの方は、64GBと128GBで悩むのではないだろうか?
僕もそうだ。
基本64GBで十分という考えは、昔も今も変わらないものの、ある程度余裕は欲しいとも思う。
ちなみに僕は今回「128GB」を購入した。
これは、足りなくなったときの保険みたいなものと考えている。
128GB・256GBストレージをおすすめする人
冒頭で記載した通り、僕は基本的に「64GB」モデルをおすすめしている。
では、「64GBを選択してはいけない人」はどんな人なのか。
僕の考えでは以下のような方だ。
- そもそも、今64GB以上使用している人
- 通信契約が小容量(3GB未満)かつ、自宅にWi-Fiアクセスポイントが無い人
- セミナー、イベントなど、スマホで長時間の動画撮影を行う人
逆に言えば、上記に該当しない方は64GBで十分。
2024年現在のストレージ選択の、基本的な考え方は以下だと思う。
- 大容量ストレージを選択して、通信量を抑える
- 小容量ストレージを選択して、クラウド化する(=通信量は増える)
詳しくは後述するが、iPhoneのストレージ使用量を抑えるためには、iCloudの容量を増やすことが有効。
しかし、「クラウド化」すると通信量は増えがちになる。
- 自宅に固定回線(Wi-Fi)がない
- 携帯キャリアと契約している通信量が、3GBなど極限まで削っている
そんな方はクラウド化には適さないので、大容量ストレージのiPhoneを購入するのが無難だろう。
また、今やセミナー・イベントの撮影をスマホで行うのも珍しくないい。
長時間動画を撮影する方も、大きい容量を選択した方が無難だろう。
ストレージは基本「64GBで十分足りる」理由
では、なぜ64GBモデルでも十分足りるのか。
理由は大きく分けて2点ある
- iCloudストレージのコスパが高くなった
- iCloudフォトライブラリーに保存するとiPhoneの容量をほぼ使わない
iCloudストレージの値下げされ、コスパが高くなった
iCloudストレージは、2024年11月時点で以下の価格帯となっている。
容量 | 月額料金(税込) | ファミリー共有 |
---|---|---|
5GB | 無料 | × |
50GB | 130円 | × |
200GB | 400円 | ○ |
2TB | 1,300円 | ○ |
ここでポイントとなるのは、200GBプラン(月400円)。
200GBプラン以降は「ファミリー共有」が可能となる。iPhoneを使っている人の家族は、iPhoneユーザーが多いので有効活用できるだろう。
そしてiPhoneなどApple製品を使うなら、iCloudが一番便利なクラウドで、「iPhoneのデータを自動的にバックアップする機能」が一番便利と思う。
これを使うためには、iCloudの無料容量(5GB)では絶対に足りない。最低でも50GB(月130円)が必要だが、家族で共有できる200GBの方が大人数で使うなら利便性が高い。
月額課金となるため、難色を示す方も多いが、1年使っても5,000円程度。
- iPhoneの容量アップは「約5,000〜15,000円」
- iCloudの容量アップは「年額5,000円」
256GBモデルを買うなら、単純計算同じ機種を3年以上使う場合、iPhoneの容量をアップした方が安いと言える。
しかし、バックアップを含めた利便性を考えるとiCloudの方がコスパが高いと思う。
iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)に保存するとiPhoneの容量をほぼ使わない
iCloudの容量を増やすと使いやすくなるのが、「iCloud写真(iCloudフォトライブラリ)」だ。
iPhone上で機能をONに設定すれば使えるものだが、簡単に説明すると以下のような機能。
- 写真、動画などのメディアデータは、「iCloud」へ自動的にアップロードされる
- アップロード完了後は、同一Apple IDでログインしたiPhone・iPad・Macからも閲覧可能
- iCloudへアップロード後は、iPhone内のストレージ使用量は激減する
最大のポイントは3つ目で、iCloud写真は画像データを端末に最適化して、iPhoneに保存する機能がある。
なので、例えば写真を数千枚撮って一時的にストレージを大量消費しても、iCloudにアップロード後に最適化が完了すると「容量が増えてくる」という減少が発生する。
上記画像は4Kの動画を1時間ほど撮影した時の、ストレージ使用容量。
保存先 | 全体容量 | 使用容量 |
---|---|---|
iPhone | 256GB | 83.6GB |
iCloud | 2TB | 383.8GB |
40GBの動画を撮り、iPhoneのストレージは83GB消費していた。これが一定時間経過すると以下のようになる。
iCloudにアップロード後一定時間経過すると、動画データは最適化され「40GB程度まで減っている」。
保存先 | 全体容量 | 使用容量(前) | 使用容量(後) | 変化 |
---|---|---|---|---|
iPhone | 256GB | 83.6GB | 37.9GB | -45.7GB |
iCloud | 2TB | 383.8GB | 426.1GB | +42.3GB |
iCloudにオリジナルが保存され、iPhoneのデータは最適化される
これが数字でも読みとれると思う。
その代わり大容量通信が発生するので、最低限自宅のWi-Fi環境は必要になるが、特別な操作をしなくても勝手に最適化してくれるので使いやすいと思う。
また、iCloud写真を使うと、機種変更時のデータ移行が楽になるというメリットもある。
終わりに
というわけで、iPhoneのストレージに関しては、基本「64GB」を選択しておけば十分と思う。
これはiPhone 11 Proの256GBモデルを、約1年使用したあとのストレージ利用状況。
完全に余っている……。
これは、写真・動画データがiCloudに保存され、最適化されたため。
こんな感じで、64GBでも十分過ぎるくらいの余裕がある。
大容量が必要になるケースもあるのでそこは注意してください
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iPhone SE(第2世代)はAppleおよび、大手キャリア・サブブランドで販売されています。
AppleではSIMフリー、キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除可能です。
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- ストレージは基本「64GB」で十分
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元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています
iPhone SE 第2世代の考察記事
2011年発売のiPhone 4S以来、iPhoneを毎年購入している管理人が、これまで書いて来たiPhone関連レビューを、iPhoneカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
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