2020年4月24日に、「iPhone SE(2nd generation)」が発売した。
- 最安モデルの64GBモデルは、SIMフリー版でも「税込5万円以下」
- プロセッサは「iPhone 11 Pro」と同等
- その他の基本スペックは、「iPhone 8」とほぼ同じ
- マスクをしても認証してくれる、指紋認証「Touch ID」搭載
これがが主な特徴で、恐ろしくコスパが高いモデル。
今回僕は「SIMフリー版iPhone SE(第2世代) 64GB (PRODUCT)RED」を購入したので、以下を紹介しようと思う。
- 開封レポート
- 「(PRODUCT)RED」の色合い
- iPhone 11 Pro・iPhone 8との比較
- カメラ性能(主にポートレートモード)
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「iPhone SE(第2世代) 64GB (PRODUCT)RED」開封レポート
それでは早速開封レポートを。
化粧箱はもはやお馴染みの佇まい。
今回僕は、「Apple Storeオンライン」で購入した。
例年ならドコモなど大手キャリアも同時発売だが、2020年4月は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、全国で緊急事態宣言が発令されている関係で発売が延期され、発売日に入手できるのはApple Storeだけだった。
以下は「ドコモオンラインショップ」との価格比較だが、iPhone SE(第2世代)はAppleのSIMフリー版の方が安い。
容量 | 価格 | ||
---|---|---|---|
Apple | docomo | ||
定価 | スマホおかえしプログラム 実質負担額 |
||
64GB | 49,800円 | 57,024円 | 38,016円 |
128GB | 55,800円 | 62,568円 | 41,712円 |
256GB | 販売終了 | 75,240円 | 50,160円 |
2年以内で機種変更するならキャリアの方が安いが、長く使うことを考えた時は最初からSIMフリーにした方が手っ取り早いと思う。
というわけで……いよいよ開封!
外装フィルムを剥がす!
ガジェットブログを運営し始めて5年以上経ち、直近では2019年9月に「iPhone 11 Pro」と「iPhone 11」の開封をやっているとは言え快感(笑)
箱を眺める。
裏面も見る。
意を決して、開封!
「iPhone 11シリーズ」では本体がドーンと登場する形式に戻っていた。
しかし、iPhone SE(第2世代)はベースがiPhone 8であるためか、「Designed by Apple in California」のキャッチコピーが登場するものに。
▼iPhone 11 Proはこんな感じ
▼iPhone 11はこんな感じ
そして、いよいよ本体が登場!
さらにめくると、イヤホン・充電器が登場した。
マニュアル類には「(PRODUCT)RED専用品」も入っていた。
同梱品は以下の通り。
- 本体
- EarPods with Lightning Connector
- Lightning – USBケーブル
- USB電源アダプタ
- マニュアル
iPhone SE(第2世代)の充電器は従来モデルと同様(iPhone 11 Proと異なるので注意)
iPhone SE(第2世代)は「5W USB電源アダプタ」と「lightningケーブル」を同梱している。
対して、iPhone 11 ProはUSB-C電源アダプタとケーブルを同梱しているので、標準セットで最大18Wでの急速充電が可能となる。
誤解しないで欲しいのだが、iPhone SE(第2世代)でも急速充電は可能だ。
急速充電可能な充電器とケーブルを同梱しているかどうかの違い。
ただ、急速充電できるのは嬉しいが、充電器も大型になるのはちょっとした欠点かもしれない。
純正ならではの信頼性はあるが、USB-C充電器に関しては、サードパーティー製の方が今やコスパが高いので、これを機に買い替えるのもありかと思う。
iPhone SE(第2世代) (PRODUCT)REDをチェック
いよいよiPhone SE(第2世代)のフィルムを剥がす。
iPhone SE(第2世代)にご対面
こんにちは!
レッドの色合いがとても美しい……。
上下左右から側面をチェック。
iPhone SE(第2世代)はアルミニウムフレームで、カラーに合わせて塗装されている。
「(PRODUCT)RED」は限定カラーの定番だが、わりとキツメの赤なので僕は購入したことがなかった。
しかし、今回はフロントパネルが「ブラックのみ」なので、組み合わせの渋さに負けた!
ただ、それ以外はベースとなった「iPhone 8」とほぼ同じ。
充電端子もUSB-Cではなく、従来通りのLightningだ。
唯一の違いといえるのが「背面のデザイン」。
iPhone 8ではAppleロゴ・iPhoneの文字のみとシンプルになっていたが、iPhone 11シリーズ同様に、「センターにAppleロゴのみ」となった。
これだけみても分からないだろうが、
比較すると違いが分かるかと思う。
背面の質感は従来通り「ツルツルテカテカ」という感じだ。
iPhone 11 Proは同じガラス素材だが、「つや消しのマットな質感」に変わった。
滑りやすさが軽減し、指紋や皮脂が目立ちにくい
というメリットがあり、これは高評価だったのだがiPhone SE(第2世代)は従来通りだったのでちょっと残念……。
カメラモジュールについては、iPhone 8と変わりなし。
シングルカメラだが、プロセッサが進化した関係で、ポートレートモード(人物限定)とポートレートライティングに対応している。
iPhone SE(第2世代)とiPhone 11 Pro・iPhone 8 Plusを比較する
最新モデルに当たる「iPhone 11 Pro」、ベースになった「iPhone 8」との違いが気になる方は多いと思うので、比較画像を掲載してみる。
基本的にiPhone 8シリーズとほぼ同じだが、iPhone 11 Proとはかなり違う。
大きく違うのは以下の3点。
iPhone SE(第2世代) iPhone 8 Plus |
iPhone 11 Pro | |
---|---|---|
フレームの素材 | アルミニウム | ステンレス |
カメラの数 | 1 ※Plusは2つ |
3 |
背面の肌触り | ツルツル | サラサラ |
iPhone SE(第2世代)のファースト・インプレッション
iPhone SE(第2世代)は、スペックに着目した場合これと言った特徴はない。
- デザインなど、基本スペックは「iPhone 8」
- プロセッサ(CPU)は、iPhone 11 Proと同じ
まだ触って数日だが、僕が感じたことをファーストインプレッションとして、2点紹介しようと思う。
- コロナ時代に見直された、マスク着用でも使える指紋認証「Touch ID」
- ポートレートモードは「人物限定」。カメラ機能はiPhone XR相当
コロナ時代に見直された、マスク着用でも使える指紋認証「Touch ID」
1つ目はなんと言っても、指紋認証「Touch ID」搭載であること。
僕は2017年11月に「iPhone X」を購入して以来、メインスマホは顔認証「Face ID」搭載モデル。
自宅にはiPhone 7など、ホームボタン搭載モデルは残っているが、新品のiPhoneで指紋認証「Touch ID」対応というのが新鮮だった。
そして何よりも、2020年は新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっており、「マスク着用」が義務化してしまっている世界。
マスクをつけると顔認証「Face ID」は動作しない
顔認証に対するストレスがたまっていたが、指紋認証は関係ない。
こんな世相を予測し、iPhone SE(第2世代)が登場したわけではないだろうが、コロナ時代にピッタリのiPhoneになった。
ポートレートモードは「人物限定」。カメラ機能はiPhone XR相当
もう1つの目玉機能は、カメラ機能の強化。
といっても、カメラモジュール自体は「iPhone 8」と同様で特に進化していない。
にもかかわらず、プロセッサが「A13 Bionicチップ」と最新モデルiPhone 11 Proと同等になったため、ポートレートモード・ポートレートライティングが利用可能となった。
ただ、iPhoneの「ポートレートモード」は2つのカメラ(デュアルカメラ)を組み合わせて実現されている。
iPhone SE(第2世代)は「シングルカメラ」。どのような手段で実現しているのかが疑問だったが、使ってみるとあっさり分かった。
「iPhone XR」はシングルカメラだったので、考えてみれば当たり前の話だった。
このため、人物が検出されない場合「誰も検知されませんでした」と画面に表示される。
人物であれば普通に動作する。
ちなみに、iPhone 11シリーズの場合は、被写体関係なくポートレートモードが動作する。
カメラ性能を簡単にチェックしてみる。
同じ場所から広角カメラ(標準カメラ)を利用して、撮影するとこんな感じ。
明るい場所で撮影する分には、ほとんど差はないと思う。
ただ、iPhone 11シリーズ以降で対応している、「ナイトモード」には非対応なので、暗所での撮影性能はかなり差が出るだろう。
終わりに
購入からまだ日が浅いので、使い込みは足りないが、ファーストインプレッションとして思うことは、
予想通り恐ろしくコスパが高いiPhone
ということだ。
- デュアルカメラでない
- ポートレートモードが人物限定
- ディスプレイが小さい
- ディスプレイが有機ELではない
不満を並べればいくらでもあるが、気に入らなければ、iPhone 11 ProやiPhone 11を買えばいい。
特に「iPhone 11」であれば、3万円程度プラスすれば買える。
安くはないが、出せなくもない価格と思うので、ディスプレイの大きさ、より高機能なカメラを求めるなら「iPhone 11」を選択するべきと思う。
ただ、iPhone XRについては、メリットが画面の大きさくらいになってしまい、少し選びづらくなったと感じるが……。
いずれにせよ、
新品のiPhoneがSIMフリーでも「税込5万円以下」で買える
というインパクトは大きく、価格ばかりが注目されるが、機能的にも妥協のない、誰にでも使いやすい製品であると感じた。
iPhone SE(第2世代)を購入する
iPhone SE(第2世代)はAppleおよび、大手キャリア・サブブランドで販売されています。
AppleではSIMフリー、キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除可能です。
- 契約事務手数料が無料の、オンラインショップを活用する
- ストレージは基本「64GB」で十分
- カラーはトレンドに左右されず、「好み」で選ぶ
一緒に使いたいおすすめアクセサリ・サービス
詳細は各製品のホームページをご確認ください
ドコモでiPhoneを買うならオンラインショップがおすすめ
購入手続きはオンラインショップで行うのがおすすめです。
利用するメリットは、以下のようなものがあります。
- 24時間受付可能
- 2,750円以上の購入で送料無料
- 全手続きで事務手数料が「完全無料」
- キャンペーンが多い
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています
iPhone SE 第2世代の考察記事
2011年発売のiPhone 4S以来、iPhoneを毎年購入している管理人が、これまで書いて来たiPhone関連レビューを、iPhoneカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
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