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iPhone SE 第2世代のカメラは使える?進化は少ないが、人物限定ポートレートモード対応とサクサク動作するのが魅力

iPhone SE 第2世代のカメラ機能をチェック

2020年4月に、内部スペックはほぼiPhone 11 Proなのに5万円以下という、反則的スペックで発売されたiPhone SE(第2世代)

iPhone SE(第2世代) (PRODUCT)RED開封フォトレポート

とはいえ、安い理由はあるわけで、削られた機能がある。

  • ディスプレイ
  • カメラ

この2つが大きなコストダウンポイント。

  • ディスプレイが小さくなる(5.8インチ→4.7インチ)
  • カメラユニットの数が減る(3つ→1つ)

という分かりやすい違いだが、カメラ機能にはどれくらい差があるのか?

安いなりに、カメラはしょぼいのでは?

そう思っているかたも多いだろうが、確かにiPhone 11シリーズと比較すれば見劣りする。

しかし、前モデルに該当するiPhone 7iPhone 8と比較すれば、大きく進化しているので、この記事ではiPhone SE 第2世代のカメラ機能を紹介しようと思う

この記事の掲載内容は、2020年8月26日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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iPhone SE 第2世代のカメラスペックと前モデルとの比較

iPhone SE(第2世代)発売

iPhone SE 第2世代のカメラスペックを、ピックアップして紹介すると以下のとおり。

  • シングルカメラ
  • 1200万画素の広角カメラ
  • 光学式手振れ補正に対応
  • 「人物限定」のポートレートモードに対応

スペックだけみると、シングルカメラであることが弱点のように見える

実際、iPhone 11シリーズはデュアル・トリプルカメラ仕様なので、確かにスペック的には見劣りする。

しかし、iPhone 7iPhone 8と比較すれば見え方は変わってくるだろう。

iPhone SE 第2世代 iPhone 8 iPhone 7
画素数 1200万画素
カメラユニット数 1
光学式手振れ補正
ポートレートモード ×

実はカメラ仕様はiPhone 8とほぼ変わらず、新たに「ポートレートモード」に対応した

これが最大のトピックといえる。

風景撮影ではほぼ画質に違いはない

iPhone 7とiPhone SE 第2世代、さらにフラグシップの「iPhone 11 Pro」で風景を撮影してみた。

iPhone 11 Proは「広角カメラ」のみで撮影しています

まずは「晴天で日光もあまりキツくない午前中」という、条件のよい時。

iPhone 7の風景撮影(8月26日 9時頃)
iPhone 7の風景撮影(8月26日 9時頃)
iPhone SEの風景撮影(8月26日 9時頃)
iPhone SEの風景撮影(8月26日 9時頃)
iPhone 11 Proの風景撮影
iPhone 11 Proの風景撮影(8月26日 9時頃)

比較すればiPhone 11 Proが一番キレイと感じるが、価格差(約5万円)ほど大きなものではないと思う。

AQUOS sense3の風景撮影
AQUOS sense3の風景撮影(8月26日 9時頃)

参考程度にAndroidの「AQUOS sense3」でも撮影してみたが、どれが特別キレイという感じでもないだろう。

続いて、同じ場所だが「夏場の午後で日差しがキツい時間」。

iPhone 7の風景撮影
iPhone 7の風景撮影(8月25日 16時頃)
iPhone SEの風景撮影
iPhone SEの風景撮影(8月25日 16時頃)
iPhone 11 Proの風景撮影
iPhone 11 Proの風景撮影(8月25日 16時頃)

このように、撮影条件が悪くなると、少し画質に差が出てくる。

AQUOS sense3で撮影
AQUOS sense3で撮影(8月25日 16時頃)

さらに、Androidの「AQUOS sense3」だと逆光でかなり暗く撮影されていて、苦手なシーンであることが分かる

ただ、iPhone同士で比較すれば「広角カメラ」での画質に劇的な差はない

あえていえば、iPhone 11シリーズから対応した「超広角カメラ」は、スナップショット用としては便利なので、搭載して欲しかったかなぁとは思うが……。

iPhone 11 Proの超広角カメラは使えるか

背景をボカして撮影できる「ポートレートモード」対応が目玉

ポートレートモード対応

普通のカメラとして見た場合大きな違いはないのだが、「ポートレートモード」に対応したことは最大のトピック。

「ポートレートモード」とは、一眼レフで撮影したように背景がボケた写真が撮れる機能のこと。

大きなセンサー、明るいレンズで実現されるため、小型のスマホでは難しいが、これを「ソフトウェア(AI)」を使って解決している

チー
簡単にいえば「合成写真」みたいなものかな〜
iPhone 11シリーズのポートレートモード実力は
お気に入りのポートレートモード撮影写真

こんな「いい感じ」の写真が撮影できる。

寄って撮影
iPhone 7で被写体に寄って撮影

iPhone 8までのカメラでも、被写体に寄ることでなんとなくボケた写真は撮れるが、ポートレートモードは被写体をより美しく見せることができる。

ただし、iPhone SE 第2世代が対応したポートレートモードにはいくつか欠点がある。

被写体が「人物」でしか動作しない

2つ以上のカメラを搭載する、iPhone Xシリーズであれば、このような制限はないので、シングルカメラの欠点といえるかもしれない。

違いを比較すると以下の通り。

モデル名 動作する被写体
iPhone XR
iPhone SE(第2世代)
人物
上記以外のポートレートモード対応モデル 制限なし
iPhone 7にポートレートモードはない
iPhone 7にポートレートモードはない
ポートレートモードは「カメラのメニュー」に表示されるが、非対応のiPhone 7にはそもそもメニューがない

iPhone SEのポートレートモードは人物限定
iPhone SEのポートレートモードは人物限定

iPhone SEの場合、ポートレートモードが存在するが、被写体が人物以外だと「誰も検知されませんでした。」と表示され、動作しない。

iPhone SE(第2世代)のポートレートモードで人物を被写体にする

人物であれば普通に動作する。

iPhone 11 Proのポートレートモードは被写体を選ばない
iPhone 11 Proのポートレートモードは被写体を選ばない
人物以外にも対応する「iPhone 11 Pro」なら、ポートレートモードは動作する。

モノはもちろん「フィギュア」みたいな、小さすぎる被写体だと「人物」と認識しないし、正直使い勝手は悪い。

ただ、iPhone 7・iPhone 8にはなかった機能なので、あって邪魔になることは無いと思う。

5万円以下のAndroidと比較して使える?

Androidは5万円以下でもトリプルカメラが主流

iPhone SE 第2世代はAndroidでは主流になってきた、5万円以下の「ミドルクラス」をターゲットに開発されたといわれている。

しかし、この分野の競争は激しく、実はスペックだけ比較すると、iPhone SE 第2世代は特にカメラ機能では見劣りする部分が多い。

例えば、ミドルクラスで人気の「AQUOS sense3」と「Xperia 10 II」とカメラ機能を比較してみる。

カメラ iPhone SE AQUOS sense3 Xperia 10 Ⅱ
広角
望遠/標準 ×
超広角 ×
ポートレートモード 人物のみ 制限なし
ナイトモード ×
  • Androidはデュアルカメラ以上が主流
  • ポートレートモードは被写体制限なし
  • ナイトモードにも対応

ミドルクラスのスマホを買う方は、カメラ機能に強いこだわりを持たない方が多いかもしれない。

しかし、誰でも使いやすく、メリットを体感しやすい超広角カメラとナイトモードを搭載していないのは痛い

チー
スペックを追求するなら、Androidの方がよいと思います
Xperia 10 II SO-41A(エクスペリアテンマークツー)レビュー

最大の魅力は「サクサク感」

iPhone同士で比較すればコスパが高いけど、Androidも含めて比較したらしょぼいスペック

このように思う方もいるかもしれない。

確かに「スペック比較」するとしょぼく見えるので、iPhone SE 第2世代は微妙な端末なのか、と問われたらそうでもない

チー
最大の強みは「サクサク感(早さ)」

特にカメラ機能を使うと分かるのだが、Androidのミドルクラスはプロセッサ(CPU)が、ハイスペックモデルよりも劣るため、もっさりした動作になることが多い

これはスペック比較や数字では表れない違い。

最新プロセッサA13搭載

それもそのはず、iPhone SE 第2世代のプロセッサは「A13 Bionic」で、ハイスペックモデルの「iPhone 11 Pro」と全く同じ

ミドルクラスのスマホが、ハイスペックモデルと同じプロセッサを搭載なんて普通はあり得ない。

そういう意味で、AppleとしてはiPhone SEを「ミドルクラスや廉価版と位置付けていない」ということが読みとれる。

ホームボタン「Touch ID」搭載iPhoneの最新モデル

このように考えているんだと思う。

終わりに

iPhone SE 第2世代のカメラ機能をチェック

というわけで、iPhone SE 第2世代のカメラ機能に絞って紹介してみた。

実際使ってみた感想をまとめると、以下のような感じになる。

iPhone SEカメラの特徴
  • iPhone 7・8と比較して、スペック的にはほぼ変わらない
  • ポートレートモードに新たに対応するなど、機能がより充実した
  • Androidの同一価格帯と比較すると、スペックはしょぼい
  • プロセッサ(CPU)が早いため、カメラ機能を含めて、何をしても「サクサク動く」のが魅力

カメラスペックを追求する方にはおすすめしづらいが、動作スピードなど「総合力」を重視するなら、iPhone SEは間違いのない選択になると思う

チー
5万円以下で買えて、このスペックは反則だなぁと改めて思います

iPhone SE(第2世代)はAppleおよび、大手キャリア・サブブランドで販売されています。

AppleではSIMフリー、キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除可能です。

買い方のポイント
iPhone SE 第2世代長期利用レビュー

一緒に使いたいおすすめアクセサリ・サービス

チー
僕がiPhone SE(第2世代)ユーザーにおすすめしたい、アクセサリは以下です。是非チェックしてみて!
iPhone 8用の紹介記事ですが、大多数がiPhone SE(第2世代)にも対応予定のようです。
詳細は各製品のホームページをご確認ください

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ahamo 元携帯ショップ店員が徹底解説
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iPhone SE 第2世代の考察記事

iPhone SE(第2世代)発売
iPhone SE 第2世代長期利用レビュー
iPhone SE第2世代背面

2011年発売のiPhone 4S以来、iPhoneを毎年購入している管理人が、これまで書いて来たiPhone関連レビューを、iPhoneカテゴリートップページでは整理して紹介しています。

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