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iPhone 11 Pro・iPhone 11の超広角カメラは便利?何に使う?自分の記録として残すには「情報量が増える」ので便利

iPhone 11 Proの超広角カメラは使えるか

iPhone 11」および「iPhone 11 Pro」に共通した目玉機能と言えるのは、カメラだと思う。

新規搭載された「超広角カメラ」

Androidの世界では既にデュアルカメラは標準機能レベルになっており、2019年に入ってからは、3つ目のカメラとして「超広角カメラ」を搭載するケースが増えている。

フラグシップモデルに該当する「iPhone 11 Pro」だけでなく、スタンダードモデルの「iPhone 11」にも搭載したのは、トレンドに追随する意図があるだろう

つまり、「後追い」なのだが、Apple製品は今も昔も、単純に搭載するだけでなく、独自の「味付け」を行っており、超広角カメラにもそれは表れていた

この記事では、iPhone 11シリーズの超広角カメラの魅力を、Androidとの比較も踏まえて紹介しようと思う。

この記事の掲載内容は、2021年3月28日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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超広角カメラは何が違う?気になる画質とどんな写真が撮れるかチェック

超広角カメラという言葉だけでは、どんな写真が撮れるか分かりづらいと思う。

チー
めっちゃ簡単に言うと、ほぼ視界いっぱいで「ものすごく幅広い写真」が撮れるカメラです

以下の写真は、iPhone 11 Proを使って、同じ場所からカメラだけ切り替えて撮影した写真

iPhone 11 Proの望遠カメラ
iPhone 11 Proの望遠カメラ
iPhone 11 Proの広角カメラ
iPhone 11 Proの広角カメラ
iPhone 11 Proの超広角カメラ
iPhone 11 Proの超広角カメラ

「画角の違い」は一目瞭然だろう。

超広角カメラを搭載するのは「iPhone 11シリーズだけ」

トリプルカメラ対応

iPhone 11シリーズは、Proがトリプルカメラ、11がデュアルカメラという構成だ。

デュアルカメラ自体は「iPhone 7 Plus」以来搭載されており、前モデルに該当する「iPhone XS」でも採用されている。

しかし、iPhone 11のデュアルカメラとは、搭載しているカメラの種類が異なる

違いを比較すると以下のような感じだ。

モデル名 広角カメラ 望遠カメラ 超広角カメラ
iPhone XSまで ×
iPhone 11 ×
iPhone 11 Pro

従来のデュアルカメラは、望遠カメラを追加し、背景をボカす「ポートレートモード」の利用が主な目的だった

しかし、ポートレートモードは2024年現在ほぼソフトウェア(AI)で処理するようになったため、超広角カメラはカメラの用途を広げる目的で搭載されている

超広角、つまり「より広い範囲の写真が撮れる」わけなので、風景や集合写真の撮影に向いている機能だ。

チー
超広角カメラを搭載しているのは「iPhone 11シリーズだけ」、ということは覚えておきましょう

Androidの世界では既に搭載モデルが多く「iPhoneが特別」ではない

トリプルカメラ仕様

iPhoneでは目玉機能と言える「超広角カメラ」だが、スマホ業界全体としてみると、特別真新しいものではない。

カメラを増やすアプローチは、「iPhone 7 Plus」から始まったが、その後はHUAWEIがリードしている。

組み合わせはともかくトリプルカメラは、2018年発売の「HUAWEI P20 Pro」で実現済みだ。

しかし、超広角カメラを搭載するのは、2019年のトレンドと言える

などAndroidの大手メーカーが、第3のカメラとして搭載しはじめたのは2019年に入ってから。

Xperia 5 SO-01Mレビュー
Galaxy Note10+ SO-01Mレビュー

Appleもこの地点では仕様を決めていたはずだ。

しかし、結果として「後追い」に見えてしまうのは仕方ないことだと思う。

「超広角カメラが使えるスマホは、iPhone 11シリーズだけ」という認識は誤っている。

だが、iPhone 11シリーズの超広角カメラはAppleらしい味付けがされている。

iPhone 11の超広角カメラは「常に動いている」のがファインダーでわかる

超広角カメラ追加

多少の違いはあっても、トリプルカメラ搭載スマホのカメラアプリの操作方法は大体同じだ。

  • 広角カメラ(標準カメラ)
  • 望遠カメラ
  • 超広角カメラ

この3種類をボタンを押して切り替えて操作する

iPhone 11に望遠カメラはありません

ボタン一発で変わるか、トグル方式で順番に切り替えるか程度の違いはあっても、カメラを切り替えるたびに「画角」が変わるというのは各社共通している。

デフォルトといえる「広角カメラ」起動時の画面は以下のようになる。

チー
被写体が違っていてすみません……。

▼「Galaxy Note10+」のカメラ画面

Galaxy Note10+のカメラ画面
Galaxy Note10+のカメラ画面

▼「iPhone 11 Pro」のカメラ画面

iPhone 11のカメラ画面(広角カメラ)
iPhone 11 Proのカメラ画面(広角カメラ)
iPhone 11のカメラ画面(超広角カメラ)
iPhone 11 Proのカメラ画面(超広角カメラ)

ここで、1つ大きな違いに気づかないだろうか?
もう一度掲載してみる。

▼「Galaxy Note10+」のカメラ画面

Galaxy Note10+のカメラ画面
Galaxy Note10+のカメラ画面

▼「iPhone 11 Pro」のカメラ画面

iPhone 11のカメラ画面(広角カメラ)
iPhone 11 Proのカメラ画面(広角カメラ)

iPhone 11・iPhone 11 Proのカメラ画面は、操作エリア(左右の黒いバー)の部分が透けて見えている

ここは、広角カメラでうつる部分じゃない。

撮影範囲

広角カメラで撮影されるのは、赤枠の範囲だ。

iPhone 11のカメラ画面(超広角カメラ)
iPhone 11 Proのカメラ画面(超広角カメラ)

そしてこれが超広角カメラに切換えた時。

余白に見える部分はなんなのかと言えば、「超広角カメラ」で撮影した場合の画角だ

  • 広角カメラの画角
  • 超広角カメラの画角

を同時に見せることで、超広角カメラだとどんな風に撮影できるのか瞬時にわかるような作りになっている。

チー
わかりやすく「メリット」を見せていて、Appleらしいアプローチだなって思う

超広角カメラは何に使うのか?スマホに必要か?

カメラが増えても正直使いこなせないし、あまりメリットを感じないんだけど……。

そういう意見は確かにあると思う。

ただ、使ってみて分かったが超広角カメラはスマホでこそ使いやすい

理由は主に2つ。

スマホに超広角カメラが合ってる理由
  • 超広角カメラは「歪み」やすいが、スマホはAIで補正するしサクッと撮れる
  • 一眼レフ用の超広角レンズは「高い」

超広角カメラは「歪み」やすいが、スマホはAIで補正するしサクッと撮れる

iPhone 11 Proの超広角カメラ
iPhone 11 Proの超広角カメラ

僕はカメラの専門家ではないが、広角カメラときくと「歪む」イメージを持っている。

広い画角を得るために、端のあたりが歪むのはレンズの特性上どうにもならない

ただ、スマホの世界になるとこれが変わる。

ソフトウェア(AI)によって、いい感じに補正してしまうからだ。

  • ポートレートモード
  • 被写体に応じた色合い調整

これらをソフトウェアで調整するのは、今や「常識」なのでスマホの超広角カメラは案外きれいに撮れてしまう。

今回使って思ったが、下手な一眼レフよりキレイだと思った。

そして何より、1枚の写真情報量が多い。

チー
キレイかどうかより、情報量が多いので記録として撮影するのに凄く便利!

一眼レフ用の超広角レンズは「高い」

一眼レフ用広角レンズは高額

iPhone 11シリーズの超広角カメラは、フィルムカメラ(一眼カメラ)のレンズ焦点距離に換算すると、超広角カメラは13mm相当と言われている。

20mmくらいならわりと「コスパの高いレンズ」もあるのだが、13mmとなるとレンズもかなり高くなる

例えば僕はSONYのミラーレス「α6000」を使っているが、13mm相当のレンズとなると、選択肢は「SEL1018」しかない。

Amazonでの販売税込価格は「約85,800円」。

チー
iPhone 11本体と変わらない!
※82,280円(税込)〜

超広角レンズは意外と高い

これは知っておいて欲しいことで、そもそもスマホの方が利便性が高い上に価格が案外安い。

超広角カメラが欲しかったら、スマホを買った方がお得という状況になっている。

もちろん、カメラレンズの良さはあるのだが、一般用途としてはスマホカメラの方が使いやすいと感じた。

超広角カメラの気になる画質とどんな写真が撮れるかチェック

というわけで、超広角カメラでどんな写真が撮れるのかを紹介しようと思う。

▼まずはiPhone 11 Pro

iPhone 11 Proの望遠カメラ
iPhone 11 Proの望遠カメラ
iPhone 11 Proの広角カメラ
iPhone 11 Proの広角カメラ
iPhone 11 Proの超広角カメラ
iPhone 11 Proの超広角カメラ

▼姉妹機であるiPhone 11

iPhone 11の広角カメラ
iPhone 11の広角カメラ
iPhone 11の超広角カメラ
iPhone 11の超広角カメラ
チー
超広角カメラの性能は、iPhone 11 Proと11に違いはありません

超広角カメラ搭載Androidスマホ(Xperia・Galaxy)と比較

では、超広角カメラの画質に違いがあるのか、他社スマホと比較してみる。

場所は同じですが、Xperia 5のみ撮影した日が異なります
Xperia 5超広角カメラ
Xperia 5超広角カメラ
Galaxy Note10+の超広角カメラ
Galaxy Note10+の超広角カメラ
iPhone 11 Proの超広角カメラ
iPhone 11 Proの超広角カメラ
iPhone 11の超広角カメラ
iPhone 11の超広角カメラ

超広角カメラは端が「歪む」ことが多いのだが、こうしてみると各社うまく解決していることが分かる。

驚くほど広範囲が撮影できるが、超広角カメラとしての性能にメーカー差はあまりない

しかし、カメラ機能全般に言えることだが、色合いはメーカーによってかなり違う

単純比較してキレイと感じるのは、XperiaかGalaxyだと思う。

だが、肉眼の見え方に近いのは「iPhone 11」。

この辺りは、写真をどのように見せるのか、メーカーによって考え方が違うことを表している。

終わりに

iPhone 11 Proの超広角カメラは使えるか

正直、iPhone 11に「超広角カメラ」が搭載されると聞いて、ワクワクしたわけでもないし、機能的にも期待値は低かった。

スマホの望遠カメラが案外使えないというか、利用シーンが少ないことが理由として大きいのだが、実際はかなり使いどころが多かった。

  • 室内の撮影
  • 風景撮影

僕は上記2シーンで超広角カメラをよく使う。

どちらも「キレイな写真を撮りたい」わけではなく、あとで見返すための記録としての写真を撮る場合、1枚の情報量が多い方が重宝するからだ

望遠カメラやポートレートモードは、利用用途が限定されるし、使いこなすには多少「コツ」が必要。

しかし、超広角カメラでの撮影にコツは必要ない。

是非使ってみて欲しい。

チー
「超広角カメラ」を使うと、スマホカメラの楽しみ方が変わると思うよ!
iPhone 11シリーズのポートレートモード実力は

iPhone 11 Proは販売終了しました

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チー
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iPhone 11 ケースのおすすめ
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ahamo 元携帯ショップ店員が徹底解説
docomo新料金プラン「5Gギガホプレミア」・「ギガホプレミア」とは?元携帯ショップ店員が徹底解説!

iPhone 11 Proの考察記事

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2011年発売のiPhone 4S以来、iPhoneを毎年購入している管理人が、これまで書いて来たiPhone関連レビューを、iPhoneカテゴリートップページでは整理して紹介しています。

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