「最先端のフラグシップスマートフォン」と聞いて、どのメーカーを想像しますか?
- Apple
- Samsung
- SONY
この辺りが2017年辺りまでは定番だろう。
だが、2017年後半から雰囲気が変わってきた。
中国のスマホメーカー「HUAWEI(ファーウェイ)」の台頭
中国メーカーのスマホと言えば、日本では「中華スマホ」などと呼ばれ、スペックは高いが品質はそれほど高くなく、安さが魅力(さらに言えば技術基準適合認定も取れていない)というものだった。
しかし、時代は変わった。
2019年3月時点では、折りたたみスマホ「HUAWEI Mate X」などより新しいモデルも発表されているが、2018年時点では間違いなく最先端だった「HUAWEI P20 Pro」をレビューしようと思う。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
「HUAWEI P20 Pro HW-01K」の概要
「HUAWEI P20 Pro HW-01K」は、ドコモ向けの型番でこの記事ではドコモ版を紹介するのだが、基本的にはSIMフリー版と同じと理解して欲しい。
そして、「HUAWEI P20シリーズ」として全てSIMフリーおよびキャリア向けに販売しているのだが、モデル毎に役割が分かれている。
名前は似ているが、スペックが全く異なるので、この記事でレビューするのは「ハイエンドのP20 Pro」ということはご認識いただきたい。
「HUAWEI P20 Pro HW-01K」の特徴は以下。
- 有機EL(OLED)搭載
- AIプロセッサでカメラや普段の操作を最適化
- iPhone Xの「Face ID」相当となる、顔認証搭載
- Leicaのトリプルカメラ(カラー、モノクロ、ズーム)
スペック概要としては以下のようになる。
ディスプレイ | 約6.1インチ(有機EL) |
---|---|
バッテリー容量 | 3900mAh |
内蔵メモリ(RAM) | 6GB |
内蔵メモリ(ROM) | 128GB |
アウトカメラ | カラー:約4000万画素 モノクロ:約2000万画素 望遠:約800万画素 |
インカメラ | 約2400万画素 |
サイズ | 155(高さ) × 約74(幅) × 約9.5(厚み) mm |
重量 | 180g |
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
「HUAWEI P20 Pro」のここが凄い!
僕は10年来のiPhoneユーザーだ。
毎年iPhoneを買い替えているし、メインスマホはずっとiPhone。
ただ、AndroidスマホをXperiaを中心にいくつか触ってきたし、端末自体はいつも手元にある。
だが、以前当ブログでレビューしたことはあるものの、僕自身がHUAWEIのスマホを触るのは初めてだった。
そんな僕が触ってみて、HUAWEI P20 Proの良いなと思ったことは、以下の3点だ。
- 顔認証・指紋認証の両方に対応している
- 何をしてもサクサク動くカメラ
- 大画面なのに意外と軽い
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
顔認証・指紋認証の両方に対応している
「HUAWEI P20 Pro」の大きな特徴の1つが、生体認証が充実していることだ。
単に多いだけで使えないのが昔のAndroidだが、「HUAWEI P20 Pro」は実用的な生体認証であることがポイント。
- iPhoneでいう「Face ID」相当の、高速に動作する顔認証
- ディスプレイ前面に配置された、指紋認証(iPhoneのTouch IDと同じイメージ)
この2つを同時に採用している。
ちなみにiPhoneに関して言うと、
という感じで棲み分けられている。
この傾向は、Androidにおいても同じだ。なので、両方採用するのは珍しいのだが、僕としては待望のモデルと言えた。
顔認証(Face ID)のみのiPhoneと比較した優位性
「iPhone X」以降、Face IDを使っていて感じるのが、
- 睡眠中など暗い部屋
- ライブ会場など、照明が激しい空間
- マスクをつけている時
などでは顔認証は使いづらいということだ。
僕はどうもFace IDとは相性が悪いようで、認識率は大体7割程度という印象。
指紋認証の時はもっと高かったと思うが、乾燥肌の方・手が濡れていると認識しないなど、指紋認証も万能ではなかった。
と思う方はわりと多かったと思うのだが、「HUAWEI P20 Pro」を使ってよく分かった。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
指紋認証センサーを背面ではなく、前面に配備
「HUAWEI P20 Pro」の生体認証は完璧だ、と感じた理由はもう1つある。
それは、指紋認証センサーを前面に配備したこと。
指紋認証センサーは、富士通のARROWSのみが採用していた時代は、背面が主流だった。
しかし、iPhoneの「Touch ID」が、全ての操作起点となるホームボタンにセンサーを内蔵したことで、前面に配置するケースが増えた。
Xperiaは伝統的に「側面」に配置していたが、わりと珍しいケースだったと思う。
この流れが、スマホのディスプレイが有機ELで薄型化し、全面ディスプレイとなることで変わってきた。
ディスプレイをより大きくするためには、指紋認証用のボタンは邪魔だ。
結果、GalaxyやXperiaのように、背面に移動するケースが多い。「Xperia XZ3 SO-01L」はまさにそのケース。
ただ、正直使いづらい。
僕はそう思っているので、「HUAWEI P20 Pro」が前面に指紋認証センサーを「敢えて」残したのは英断だと思う。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
何をしてもサクサク動くカメラ
そして、「HUAWEI P20 Pro」の目玉機能と言えばなんと言ってもカメラだ。
- カラー:約4000万画素
- モノクロ:約2000万画素
- 望遠:約800万画素
のLEICA製レンズを搭載するという、気合いの入りっぷり。
そのように思う方もいるのではなかろうか。
僕はまさにそのタイプで、カメラが増えて、同時に操作も複雑化したら意味がないと思っていた。
ところが、「HUAWEI P20 Pro」は「AIアシスト」という機能を搭載しており、基本的にフルオートで最適な撮影をしてくれる。
AIで写真撮影というと、「Pixel 3」を想像する方もいるかもしれないが、少しアプローチが異なるようだ。
- 「HUAWEI P20 Pro」は、モードや設定をAIで最適化
- 「Pixel 3」は、撮影後の画像加工をAIで最適化
どちらが正しいという話ではなく、これはメーカーの思想の違いと言えるだろう。
実際撮影してみたが、小難しい設定は何もなく、被写体に応じてモードが自動的に選択され「いい感じ」の写真が撮影出来る。
上記写真は、同じ場所で撮影した写真だが、青空・地面の表現はハッキリ違いがでて分かりやすい。
ちなみに、1枚目と3枚目が「iPhone XS Max」、2枚目と4枚目が「HUAWEI P20 Pro」だ。
恐らく、「HUAWEI P20 Pro」の方がキレイと感じるかと思う。
しかし、肉眼で見た色合いに近いのは「iPhone XS Max」の写真。
HUAWEI P20 Proの写真は「盛られている感じ」なのだが、そんなことは撮影した本人しか知らない話だ。
インスタ映えとかを考えたら、「HUAWEI P20 Pro」の写真の方が反応はよいのではないかと思う。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
大画面なのに意外と軽い
- 6.1インチ(有機EL)ディスプレイ
- トリプルカメラ
なんて聞くと、「重そう」って思う方は多いだろう。
「180g」という重量は確かに軽く無いが、大画面化が進むスマホ業界では、標準的な分類と感じた。
2019年3月時点で僕が使っている「iPhone XS Max」の重量は「208g」。
200gを越えてくると、正直かなり重くて、腕が疲れる。
その点、「HUAWEI P20 Pro」は大きいわりに案外軽い。
非常にバランスのよいスマホだなと思った。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
「HUAWEI P20 Pro」のここがイマイチ
「HUAWEI P20 Pro」は衝撃的なスマホだった。
見た目などは「iPhone X」に似ているのだが、iPhone Xで不満だったことが「HUAWEI P20 Pro」ではほぼ全て解消されている。
なので、不満らしい不満はないのだが、敢えて上げれば以下の2点だ。
- ワイヤレス充電に非対応
- HUAWEIというメーカーそのものに対するリスク
ワイヤレス充電に非対応
2017年以降、Qi方式の「ワイヤレス充電」が普及している。
「HUAWEI P20 Pro」も対応しているのだろうと思っていたが、なんとワイヤレス充電には非対応。
大容量バッテリーを搭載するスマホで、5Wのワイヤレス充電では時間がかかりすぎるという理由は理解できるが、車載時には便利なので、搭載して欲しかったというのが本音だ。
後継モデル的位置付けの「HUAWEI Mate 20 Pro」では対応しているので、今後のHUAWEI製品では採用事例が増えるのではないかと思う。
HUAWEIというメーカーそのものに対するリスク
このような感じで、「HUAWEI P20 Pro」はほとんど不満のない理想的なスマホだった。
正直、僕がAndroidユーザーだったら、迷わず購入すると思うくらいの完成度なのだが、致命的な欠点がある。
それは、デザインやスペック的なものではなく、HUAWEI(ファーウェイ)というメーカーそのものに対するリスク。
主に通信設備の「基地局側」の話ではあるが、アメリカ政府がHUAWEI製品の使用中止を呼びかけ、日本も含めてそれに同調する動きがある。
中国製スマホに関しては、かつてから中国政府がデータを収集しているなど、黒い噂が後を絶たない状況だ。
何もないと信じたいが、今やスマホは、
- ライフラインであり
- 個人情報など機密データの固まり
といっても過言ではない製品。
価格やスペック関係なく、安心して使いたい
というのは誰もが考えるはずで、僕もその点は気になっている。
なので、日本では最もシェアが高く、製品の納入要件も厳しいと言われる「NTTドコモ」がHUAWEIスマホを販売することに、実は驚いた。
逆に言えば「信頼度が上がった」とも言えるのだが、NTTドコモから今後もHUAWEI製品が販売されるのかが注目ポイントだと思う。
終わりに
繰り返しになるが、「HUAWEI P20 Pro」の完成度は想像以上のものだった。
「中華スマホ」なんてちょっと馬鹿にしたような表現をするのが失礼に思うくらい、世界一高性能で、使いやすいスマホだと思う。
SamsungのGalaxyが、AppleのiPhoneを徹底的に研究したように、HUAWEIはiPhoneとGalaxyの影響をかなり受けており、完成度は本当に高い。
是非一度手に取ってみて欲しい。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
Androidのおすすめモデル
Androidは様々なメーカーが販売していますが、日本で人気が高いのは長らくSONY「Xperia」・シャープ「AQUOS」・サムスン「Galaxy」の3本柱でした。
しかし近年は、中国メーカーの進出が増え、安くて高性能な高コスパモデルが増えたので勢力図が変わりつつあります。
ハイスペックスマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 格安SIM | SIMフリー | |
Xperia 5 III レビュー記事 |
113,256円 | 121,405円 | 137,520円 | - | - |
Xperia 1 III レビュー記事 |
154,440円 | 178,000円 | 188,640円 | - | 159,500円 |
AQUOS R6 レビュー記事 |
115,632円 | - | 133,920円 | - | - |
Galaxy S21 5G レビュー記事 |
99,792円 | 118,540円 | - | - | - |
Galaxy S21 Ultra 5G レビュー記事 |
151,272円 | - | - | - | - |
ミドルクラススマホのレビュー
モデル名 | 販売価格 | ||||
---|---|---|---|---|---|
docomo | au | SoftBank | 楽天/格安SIM | SIMフリー | |
AQUOS sense6 |
57,024円 | 40,470円 | - | 39,800円 | - |
Xperia 10 III レビュー記事 |
51,480円 | 53,985円 | - | 54,000円 | - |
Xperia Ace II レビュー記事 |
22,000円 | - | - | - | - |
一緒に使いたいおすすめアクセサリ
- 画面保護シート
- USB充電器
- モバイルバッテリー
- 完全ワイヤレスイヤホン
ドコモでスマホを買うならオンラインショップがおすすめ
購入手続きはオンラインショップで行うのがおすすめです。
利用するメリットは、以下のようなものがあります。
- 24時間受付可能
- 2,750円以上の購入で送料無料
- 全手続きで事務手数料が「完全無料」
- キャンペーンが多い
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています