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iPhone 11 Proのバッテリーは本当に長持ちなのか?使った感想は「確かに長寿命」。歴代モデルの駆動時間と比較しながら考察

丸1日使っても60%程度バッテリーが残っている

iPhone 11 Pro」で最も進化したのは「カメラ」だと思うが、地味だが大きな進化を知っているだろうか?

バッテリー駆動時間の向上

バッテリーが長持ちするようになったといっても、充電が不要になるわけじゃ無いし、あまり意味がないと思う

そういう意見はあるだろう。

確かに、充電が不要にならない限り、USB充電器モバイルバッテリーを持ち歩く日は終わらないが、それでも充電回数が減るのは便利。

バッテリー駆動時間の向上は、本体を大型化し大容量のバッテリーを搭載するのが「セオリー」。

近年のスマホは大型化が続いている理由として、大画面化による閲覧性の向上とバッテリー駆動時間の向上がセットになるからだと僕は思っている。

しかし、「iPhone 11 Pro」と前モデルにあたる「iPhone XS」はほぼサイズ感が変わっていない。

にもかかわらず、iPhone XSより「4時間」もバッテリ駆動時間が向上

1時間か2時間なら「誤差」と思うが、「4時間」と言われるとかなりインパクトがある。

チー
本当にバッテリーの持ちはよくなったのかな?

僕が「iPhone 11 Pro」を実際に使った感想中心に紹介しようと思う。

バッテリー駆動時間は使用しているアプリ、使い方、ライフスタイルに依存するため、一概に言えるものではありません。

僕(チー)が使った「感想」であることはご理解ください

この記事の掲載内容は、2019年12月5日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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iPhone歴代モデルのバッテリー駆動時間

iPhoneのバッテリー駆動時間は大幅に向上したことは無い

まず、参考情報としてiPhone歴代モデルの、バッテリー駆動時間を紹介しようと思う。

2024年3月現在でも販売されている、「iPhone 6s」以降を対象に以下の前提で比較する。

比較条件
  • iPhoneのコンパクトタイプを対象とする(PlusやMaxは含めない)
  • 派生モデルは(「iPhone XR」と「iPhone 11」)は対象外とする
  • バッテリー駆動時間はApple公式サイト記載のもので比較する
  • ビデオ再生(ワイヤレス)を比較対象とする
モデル名 ディスプレイ バッテリー容量 ビデオ再生(ワイヤレス)
iPhone 11 Pro 5.8インチ有機EL 3,046mAh 最大18時間
iPhone XS 2,658mAh 最大14時間
iPhone X 2,716mAh 最大13時間
iPhone 8 4.7インチ液晶 1,821mAh
iPhone 7 1,960mAh
iPhone 6s 1,715mAh 最大11時間

特に「ビデオ再生」に着目して欲しい。

iPhone 6sが発売した2015年以来、少しずつバッテリー駆動時間を向上させたが、iPhone XSからiPhone 11 Proで「4時間」と大幅に向上させている

それもそのはず「400mAh」と20%近く増えているのだから、バッテリー駆動時間が延びるのは「当然」といえる。

iPhone 11 Proのバッテリー駆動時間が延びた理由は「バッテリー容量の増加」

バッテリー駆動時間を大幅に向上したiPhone 11 Pro
  • ディスプレイサイズはそのまま
  • バッテリー容量は増加

つまり、iPhone 11 Proのバッテリー駆動時間の向上は、バッテリー容量が増えたことが一番大きな要因だろう。

ただ、ディスプレイサイズが変わっていないので、本体サイズはほぼ変わっていない(若干重くはなった)

同じサイズ感のままで、より大きなバッテリーを搭載できるということは、プロセッサが小型化するなど「技術の進化」が根底にはある。

そのコアと言えるのが「A13 Bionic」と「Apple製のパワーマネジメントユニット(PMU)だ」。

Apple独自のチップ「A13 Bionic」と「Apple製のパワーマネジメントユニット(PMU)」

A13 Bionic

パソコンで言う「CPU」は、スマホ世界では「チップ」と言われる。

といっても、Apple製品はApple独自のチップ「A〜」を採用しており、クロック数などで比較することはできない。

しかし、スマホの機能向上には、自社製のチップセットが重要というのは、iPhoneに限らず、スマホ全般に言える。

全てApple製で、自社製品を中心に搭載されている。

自社製プロセッサ最大のメリットは、OSとセットで開発し最適化できることで、それは省電力性能も左右する。

iPhone 11 Proのバッテリー駆動時間はディスプレイとプロセッサのセットで実現

この路線を最も強く押し進めていたのはAppleなので、iPhone 11 Proにおける、バッテリー駆動時間の向上は、他社に真似できない技術という意味で、差別化要素にも繋がる。

スマホを購入する人に、プロセッサの番号やクロック数を気にする人は少数派だ。

それよりは、画面サイズ・バッテリー駆動時間など「分かりやすい数字」で比較されるので、iPhone 11 Proでこれをアピールするのは自信の表れとも言えるだろう。

iPhone 11 Proのバッテリー駆動時間は本当に延びたのか?

iPhone 11 Pro ミッドナイトグリーンは手に収まりやすいサイズ感

外部環境やスペック比較はここまでにして、以降が本題。

iPhone 11 Proのバッテリー駆動時間は本当に延びたのか?

僕の使った感想で言えば……。

チー
めっちゃ延びた!

僕は、2011年に発売された「iPhone 4S」以来、毎年新しいiPhoneを買い続けている。

この間で、バッテリー駆動時間の向上を感じたのは、画面が大型化した「iPhone 6」を使った時くらい

大画面である「iPhone 6s Plus」などPlus系を使えば長いのは当然としても、それ以外では、多少長くなった印象がある程度で、特筆するほどではなかった。

僕の使い方は通常こんな感じ。

チーのiPhone利用スタイル
  1. 朝5時頃起きて、就寝中の充電を終了(=この時100%)
  2. 以降、SNS・メールやブログのアクセス情報の「確認」はiPhoneで行う
  3. 家族との連絡はiMessage中心で、iPhoneから入力する
  4. 仕事中は「AirPods Pro」で音楽聴いたり、動画を流す
  5. 外出中はiPhoneを頻繁に触る
  6. 16時には帰宅し、子どものお迎えや夕食準備をするので、以後スマホを触る時間が減る
  7. 21時過ぎに子どもと一緒に寝る

こんな使い方で、21時時点のバッテリー残量は「通常60%」程度

丸1日使っても60%程度バッテリーが残っている

これが「iPhone XS」までだと、40%を切ることが多かった。

また、終日外出する時は、移動中スマホを触ることが多いので、昼頃には50%を切り、夕方まで持ちそうになかった。

しかし、iPhone 11 Pro」だと夕方まで使っても「30%」ほど残っているので、なんとか充電なしで耐えられる感じだった。

とはいえ、これはあくまでも「僕の利用スタイル」での話。

  • その人のライフスタイル
  • 使っているアプリ
  • Wi-Fi中心か、LTE(モバイルデータ通信)中心か
  • iPhoneの利用期間(長期間だとバッテリーが消耗してくる)

これらの要素によってもバッテリー消費は変わってくる。

参考程度の話にして欲しい。

チー
僕の使った感じでは、今まで使ってきたiPhoneの中で、初めて「バッテリー駆動時間の向上」を実感しました

iPhone 11のバッテリー駆動時間と比較したらどうなのか?

iPhone 11のカラーバリエーション
左:iPhone 11
右:iPhone 11 Pro

今回の検証は「iPhone 11 Pro」の話だが、姉妹機といえる「iPhone 11」の場合はどうなのか。

実は、AppleはiPhone 11においてバッテリー駆動時間の向上はアピールしていない。

これは、比較してみるとよく分かる。

比較条件
  • バッテリー駆動時間はApple公式サイト記載のもので比較する
  • ビデオ再生(ワイヤレス)を比較対象とする
モデル名 ディスプレイ バッテリー容量 ビデオ再生(ワイヤレス)
iPhone 11 Pro 5.8インチ有機EL 3,046mAh 最大18時間
iPhone 11 6.1インチ液晶 3,110mAh 最大17時間
iPhone XR 2,942mAh 最大16時間

前モデル「iPhone XR」と比較して1時間延びているだけだし、iPhone 11 Proとも1時間短いだけ。

元々iPhone XR・iPhone 11は大容量のバッテリーを搭載していることもあるが、iPhone 11 Proのバッテリー駆動時間の向上は有機ELディスプレイ(Super Retina XDRディスプレイ)とセットで最適化することで実現しているようだ

このため、液晶ディスプレイ(LCD)であるiPhone 11ではあまり進化がなく、Appleとしてもアピールしていないのだろう。

終わりに

バッテリー駆動時間を大幅に向上したiPhone 11 Pro

僕自身の考えを言えば、バッテリー駆動時間は以前ほど重要ではなくなったと思う。

  • USB-PD」による急速充電の普及、対応製品の値下がり
  • モバイルバッテリーの値下がり

今やスマホの充電は、「コンセントがないとできない」というわけではなくどこでもできる状況になった

結果として、バッテリー残量をそれほど気にしなくなったのだが、「災害発生」などを考慮した場合、長く持つにこしたことはない。

iPhoneとしては、珍しくバッテリー駆動時間の向上をアピールしていた「iPhone 11 Pro」だが、それはバッテリーで動く製品を作る企業としての「使命」なのかもしれない。

2024年3月現在、iPhone 11 Proを買おうとしている人は、値下げされている「iPhone XS」と比較する人が多いだろう。

iPhone 11 Proを選択する基準との一つとして、参考になればとおもう。

iPhone 11 Proは販売終了しました

2024年3月現在は後継モデルとして「iPhone 13シリーズ」が販売されています。

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