元家電量販店ケータイ担当のやぶなお(@yabnao)です∩^ω^∩
「格安SIM」の種類は増える一方ですが、ほとんどが通信重視のものばかり。
「通話料金も気になるんだけど、どれがいいのかな…」と、悩んでしまうこともありますよね。
Y!mobile | 楽天モバイル | UQ mobile | |
---|---|---|---|
プラン名 | スマホベーシックプランM | UN-LIMIT2.0 | スマホプランR |
料金 | 3,278円(〜6ヶ月間) 3,680円(7ヶ月〜) | 3,278円 | 4,048円 (かけ放題オプション含む) |
かけ放題 | 10分 | 無制限 | 10分 |
データ | 10GB ※1年間+3GB | 楽天回線:制限なし パートナー回線:5GB 海外:2GB | 10GB ※1年間+2GB |
通話方式 | 通常電話回線 | RCS | 通常電話回線 |
結論を最初に伝えると、通話重視ならY!mobile一択です。
2019年10月から開始した「新プラン(分離プラン)」で、通話重視の格安SIMを選ぶ基準は大きく変わりました。
また、プラン表を見ただけではわからない細かな割引が入っており、単純に表を見るだけでは正しく比較をすることができなくなったんです。
この記事では、かけ放題がある3社の格安SIMを比較し、2年使った場合に一番お得になる格安SIMを紹介しています。
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Y!mobile・楽天モバイル・UQ mobile3社かけ放題プランの違い
Y!mobile | 楽天モバイル | UQ mobile | |
---|---|---|---|
プラン名 | スマホベーシックプランM | UN-LIMIT2.0 | スマホプランR |
料金 | 3,278円(〜6ヶ月間) 3,680円(7ヶ月〜) | 3,278円 | 4,048円 (かけ放題オプション含む) |
かけ放題 | 10分 | 無制限 | 10分 |
データ | 10GB ※1年間+3GB | 楽天回線:制限なし パートナー回線:5GB 海外:2GB | 10GB ※1年間+2GB |
通話方式 | 通常電話回線 | RCS | 通常電話回線 |
上記の表を見ると、かけ放題無制限、データ制限なしの楽天UN-LIMITが一番コスパが良いように見えます。
しかし、楽天UN-LIMITのデータ制限なしの楽天回線エリアはまだ限られており、デメリットも多くあります。
それぞれのプラン毎に特徴と注意点を見ていきましょう。
Y!mobileスマホベーシックプランの特徴
Y!mobileプランの特徴は、基本料金とデータ量にキャンペーンが組み込まれていて、使い始めがかなりお得になっていることです。
- 契約翌月から6ヵ月間基本使用料が最大770円(税込み)割引
- データ増量キャンペーンによって、1年間は3G増量
スマホベーシックプランMの場合、キャンペーン終了後は、7ヶ月目以降の料金が4,048円(税込み)。
楽天モバイルUN-LIMITの特徴
楽天モバイルは2020年4月8日に革新的な料金プラン「UN-LIMIT」を発表しました。
- 1年間プラン料金が無料になる(300万人限定)
- 料金プランは「1種類」月額「3,278円(税込み)」のみ
- 楽天回線エリアは、データ通信無制限
- パートナー回線エリア(au)は、月5GBまで無料
- 「Rakuten Linkアプリ」の利用で、国内通話かけ放題
楽天モバイルはキャリアの中でも初のRCS導入やデータ通信制限無制限など新たな試みが多くあります。
しかし、RCS型の通話は、若干不便な点があるんです。
「RCS型」通話とは
「RCS型」とはSMSの次世代規格とされている「リッチ・コミュニケーション・サービス」のことです。
Rakuten「UN-LIMIT」で使用するアプリ「Rakuten Link」は、国内キャリアでは初の導入となるRCS規格に基づいた通信プラットフォームです。
格安SIMでよく使われている「プレフィックス型」通話とは違い、電話の発着信は自動でRakuten Link経由になるため、プレフィックス型アプリのような不便さはありません。
RCS型通話の特徴は、Wi-Fiだけでも通話が可能な点。
通常の電話では、機内モードなどの電話回線が使えない状況では電話をかけることができませんでしたが、RCS型通話ならWi-Fiさえあれば可能になります。
しかし、弱点としては格安SIMでよく使われている「プレフィックス型」通話を用いて楽天モバイルの端末に電話をかけると、非通知設定で電話がかかってしまうことです。
また、Androidでも機種によっては相性が合わない場合もあるため、楽天モバイルで販売されているAndroid端末を中心に利用するのが無難になってしまう点。
iPhoneに関しては、2020年7月8日に「Rakuten Link」アプリがリリースされて、2018年以降にリリースされた以下の端末なら通話料が無料になりました。
しかし、対象モデルが少ないので、使える人はまだまだ少ないというのが残念なところ。
その点、Y!mobileやUQ mobileは通常回線の通話が使えるので、使い勝手が良いです。
UQ mobileスマホプランの特徴
「UQ mobile」は、2019年9月までは基本プランにかけ放題が付いていましたが、10月以降はかけ放題がオプションになりました。
UQ mobileでかけ放題を利用する場合は、「基本料金3,278円(税込み)+オプション料金770円(税込み)=4,048円(税込み)」の料金になります。
Y!mobileと違って、キャンペーン値引きはありません。
しかし、2年目以降も同じ金額・データ量で使えるため、長く使う場合はUQ mobileも候補に上がってきます。
Y!mobile・楽天モバイル・UQ mobileを時系列で比較
ここまでのプラン解説で、金額やデータ量が時系列で変わってくることがわかりました。
また、通話定額の扱いも会社毎に違います。
Y!mobile | 楽天UN-LIMIT | UQ mobile | |
---|---|---|---|
通話定額の扱い | 基本プランに含む | オプション | |
10分かけ放題 | ○ | ○ | ○ ※かけ放題(770円:税込) |
完全通話定額 | ○ ※スーパーだれとでも定額(1,100円:税込) |
◯ | × |
超過料金 | 22円(税込)/30秒 | ||
通話方式 | 通常電話回線 | RCS | 通常電話回線 |
特にUQ mobileは通話定額がオプションなので、契約有無によって料金が変わるのですが、通話定額込みの料金で、時系列に比較してみました。
- 半年、1年、2年、3年で月額料金と通信量の差を比較
- UQ mobileは「かけ放題(770円:税込)」オプションを適用
- 税込金額
Y!mobile | 楽天モバイル | UQ mobile | ||||
---|---|---|---|---|---|---|
月額料金 | 通信量 | 月額料金 | 通信量 | 月額料金 | 通信量 | |
1ヶ月目 | 3,278円 | 13G | 0円 | 楽天回線:無制限
パートナー回線:5G |
4,048円 | 10G |
7ヶ月目 | 4,0480円 | |||||
13ヶ月目 | 10G | 3,278円 | ||||
25ヶ月目 | ||||||
2年間合計 | 96,580円 | 286G | 42,617円 | パートナー回線:125G | 101,200円 | 250G |
2年間使った場合の合計金額とデータ量を抜粋すると、以下の通りです。
- Y!mobile:総額96,580円(286G)
- 楽天UN-LIMIT:総額42,614円(パートナー回線:125G)
- UQ mobile:総額101,200円(250G)
金額だけをみると、楽天UN-LIMITが一番安いように見えます。
しかし、楽天回線が使えないエリアもまだ多く、パートナー回線だとデータ容量が125Gしか使用できません。
また、格安SIMからの通話だと非通知設定で表示されてしまうなど、RCS型通話の使い勝手が良くないので、2024年11月現在で主回線として使うのはあまりおすすめしません。
おわりに
Y!mobile | 楽天モバイル | UQ mobile | |
---|---|---|---|
プラン名 | スマホベーシックプランM | UN-LIMIT2.0 | スマホプランR |
料金(税込み) | 3,278円(〜6ヶ月間) 4,048円(7ヶ月〜) |
3,278円 | 4,048円 (かけ放題オプション含む) |
かけ放題 | 10分 | 無制限 | 10分 |
データ | 10GB ※1年間+3GB |
楽天回線:制限なし パートナー回線:5GB 海外:2GB |
10GB ※1年間+2GB |
通話方式 | 通常電話回線 | RCS | 通常電話回線 |
冒頭の表では、楽天モバイルのコスパが良さそうに見えましたが、2年間の総額で比較してみると、Y!mobileが一番コスパが良いように感じました。
- Y!mobile:総額96,580円(286G)
- 楽天UN-LIMIT:総額42,614円(パートナー回線:125G)
- UQ mobile:総額101,200円(250G)
Y!mobileは基本プランで10分間のかけ放題を用意しているだけではなく、オプションで完全かけ放題もできます。
このため、Y!mobileはとことん通話重視に寄り添ったキャリアだと言えます。
また、Y!mobileは大量のPayPayがもらえるキャンペーンなど、お得なキャンペーンがたくさんあります。
PayPayがもらえるキャンペーンは、オンラインストア限定なので、ぜひオンラインストアで購入しちゃいましょう!
月3,000円以下で早い格安SIMを選ぶなら、Y!mobileがおすすめ
格安SIMを契約するなら、Y!mobileがおすすめです。
Y!mobileのメリットは以下のようなものがあります。
- 格安SIMなのに、通信品質がソフトバンク回線と同等で混雑しない
- 家族割、おうち割で家族全員の通信費を削減できる
- PayPayが最大20%還元で利用できる
- オンラインストアのキャンペーンがかなりお得
2024年11月現在、オンラインストアはお得なキャンペーンが豊富なので、是非最新キャンペーン紹介記事も参考にしてくださいね!
通話をあまり使わないなら、UQ mobileも視野に入れてみよう
UQ mobileは以下のような人におすすめです。
- とにかくスマホ代を安くしたい人
- 通話をあまり利用しない人
- 余ったデータ容量を翌月に繰り越したい人
- 大手キャリア並みの通信速度でも、月3,000円以下で使える
- 最新キャンペーンをチェック
UQ mobileとY!mobileの違いを、通話料金・データ通信・キャンペーンの観点から徹底比較し、それぞれに向いている人について解説しているので、以下の記事も合わせてご覧ください。