日本は高い?いつ値下げされる?iPhone・iPad販売価格推移を振り返る

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例年9月に発売されるiPhoneの最新モデルは、今や10万円を超えることも珍しく無いため、発売するたびに、

iPhoneは高い。値上げした

と言われる。

確かに高い。もはやMacと変わらない値段なのだが、Apple製品は海外からの輸入品なので、為替などで価格が変動するという特徴がある。

なので、本国アメリカにおける価格と比較しながら、

iPhoneは本当に高くなったのか?

を解説しようと思う。

iPhoneは「高く」なった??

特に日本において、「iPhoneが高くなった」という話は最近よく聞く。

さらに2016年移行は総務省タスクフォースの指導により「実質0円」販売も姿を消した。

実質価格が上がるのは目に見えている

ただ、日本においては通信料と端末価格が一体化しているため分かりづらいが、値段が上がり続けている

iPhoneの価格が高くなったという声をよく聞くようになったのは2015年頃からだが、定価をみるとそれは明らかだ。

総務省タスクフォースの提言で0円スマホがなくなる?何が問題なのかを考察する

2015.12.17

iPhone価格推移の歴史

iPhone 6sとiPhone 6

iPhone 6sとiPhone 6

以下の表は2010年に発売されたiPhone 4以降の販売価格だ。
前提条件としては、

  • 発売開始時の価格
  • ストレージは最小ストレージ
  • iPhone 4Sまでは8GBの価格
  • iPhone 6sまでは16GBの価格
  • iPhone 7は32GBの価格
  • iPhone 8・iPhone Xは64GBの価格
  • 基本的にAppleが販売するSIMフリー版の価格

となる。

モデル名日本の販売価格アメリカの販売価格
2010iPhone 446,080円649ドル
2011iPhone 4S46,080円649ドル
2012iPhone 551,360円649ドル
2013iPhone 5s71,800円649ドル
2014iPhone 667,800円649ドル
2015iPhone 6s86,800円649ドル
2016iPhone 772,800円649ドル
2017iPhone 8
iPhone X
78,800円
112,800円
699ドル
999ドル

最大の特徴は、最小ストレージが大幅に上がったiPhone 8より前(64GBにアップ)は、アメリカの販売価格が全く変わっていないことじゃないかと思う。

対して日本の販売価格が変動しているのは、為替レートによる影響が最も大きい。ざっくり言えば、

  • 2010年当時日本は超円高で1ドル=80円くらいの為替レートだった
  • 2013年以降は円安が進み、1ドル=120円くらいまで円安となった
  • 20016年以降は、1ドル=110円くらいで推移している
  • という状況。

Appleの本社はアメリカなので、円高になれば日本での販売価格が安くなり、円安になれば高くなる、これは仕方のない話。

この為、2010年をピークにiPhoneの値段が上がり続け、2016年以降値下げされたという理由は、ある程度納得できる。

だが、別の観点から見るとちょっと違和感を覚える。

【参考】Plus系の価格推移

モデル名日本の販売価格アメリカの販売価格
2014iPhone 6 Plus79,800円749ドル
2015iPhone 6s Plus98,800円749ドル
2016iPhone 7 Plus85,800円769ドル
2017iPhone 8 Plus89,800円799ドル

iPad価格推移の歴史

iPad Air 2

iPad Air 2

それはiPhoneに並ぶiOS機器の看板商品である、iPadの販売価格と比較すると分かる。

iPhoneと比較しやすいように、

  • 発売開始時の価格
  • 9.7インチモデル
  • Wi-Fi+Cellular(LTE)版
  • ストレージはiPad Air 2まで16GB
  • iPad Pro 9.7インチ・新しいiPadは32GB
  • iPad Pro 10.5インチは64GB

の価格を一覧にすると以下のようになる。

モデル名日本の販売価格アメリカの販売価格備考
2010iPad(第1世代)66,240円629ドル
2011iPad 256,640円629ドル
2012iPad(第3世代)53,760円629ドル
2012iPad(第4世代)53,760円629ドル
2013iPad Air56,800円629ドル
2014iPad Air 267,800円629ドル
2016iPad Pro 9.7インチ82,800円729ドル32GB
2017新しいiPad
iPad Pro 10.5インチ
53,800円
84,800円
459ドル
779ドル
32GB
64GB

まず2015年までiPhoneと同じく発売当時から値段は変わっておらず、さらに言うとアメリカでの販売価格だとiPhoneより20ドル安い

にも、関わらず日本での販売価格はそれほど変わっていない

むしろ昔はiPhoneよりiPadの方が高かったくらいだ。

しかし、2013年以降iPhoneの価格上昇幅が大きく差がどんどん開いたというのが2016年までの状況。

日本では、iPhoneが高く、iPadは安いという感じだった。

要するに、価格は為替レートだけで決まっていないということだ。

この流れが変わったのは、2016年以降にiPad Proが中心的なモデルになってから。

アメリカ版の価格が全体的に値上がりしている。

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iPhoneが「売れる」日本市場は価格が高い

iPhoneを日本では意図的に値段を高くしている構図が、はっきりしたのは2014〜2015年じゃないかと思う。

モデル名日本の販売価格アメリカの販売価格
2015iPhone 6s86,800円649ドル
2014iPad Air 267,800円629ドル

iPhone 6は前述の通り発売時は67,800円だったが、その後値上げが繰り返され、iPhone 6sが発売する2015年9月には86,800円となっていた。

発売時から2万円も値上げされた、という異例のモデルで、それは為替なども影響しているだろうが、そんな中でもiPadの価格は維持された。

iPhoneはどんどん高くなっていたが、iPad Air 2でTouch ID(指紋認証)が搭載された事で、ハードウェア的な差異はあまりなくなっていたのに。

にも関わらずこの値段差。

この頃はもう一つの図式が出来上がっていた時期でもある。

iPhone(スマートフォン)とiPad(タブレット)の同質化が進み、タブレットが売れなくなっている

という構図だ。

売れなくなったiPadの代わりに、iPhoneで稼ぐというのはAppleという企業がとる事業戦略としては当然だとは思う。

特に日本は、世界的に見ても今や珍しい、

  • 高くてもiPhoneが売れて
  • iPhone普及率が極めて高い

という国なので。
とはいえ、日本でも前述の通り総務省タスクフォースの介入で、2016年に入り状況が変わった。

もはや見せかけの「実質0円」ができない以上、価格の高さが目立つ事になってしまう。

総務省タスクフォースの提言で0円スマホがなくなる?何が問題なのかを考察する

2015.12.17

日本ではXperiaなどAndroidスマートフォンも今や10万円近くするので、実はそれほど目立っていないが格安スマホの存在はやはり無視できないだろう。

その結果、2016年以降iPhoneの値段が下がった。
そして、iPadの値段は上がった。

iPad Proはパソコン的な操作性を重視し、Apple PencilなどiPhoneにない特徴を打ち出し、大きなiPhoneという立場から脱却したからだと思う。

結果、2017年現在はiPhoneとiPadの価格は、ほぼ同じ価格水準となった。

終わりに

iPhone 6s Plusスペースグレイ

iPhone 6s Plusスペースグレイ

グローバル観点で見ると、iPhoneはAppleのお膝元アメリカはもちろん、近年普及が進んでいた中国・インドなど新興国でも、販売台数が大きく下がっている。

これには、

  • ライバルとなるAndroidが安価であること
  • iPhoneの製品寿命が長く、買替え需要が盛り上がらないこと

の2つが大きな要因と思うが、そろそろ買い替えを促進するiPhoneが必要になってくる。

1つは2016年3月に登場したiPhone SEで、これは4インチiPhoneを愛用する人向けだ。

そして、iPhone 6以降のモデルを所有する人には、iPhone 6s・iPhone 7などの旧モデルを値下げして対応することで対応しているようだ。

  • フラグシップモデル(その年の最新モデル)を買う
  • 旧モデルになった製品を安く買う

余程の事がない限り、機能的な差異は少ない。

2015年のピーク時に比べたら安くなったとは言え、iPhoneは基本的に高級品だ。

安くなった旧モデル狙いがお得というのは、間違いなくいえるので、この記事で紹介為た価格を参考に選択してもらえたらと思う。

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2015.12.17

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