2019年4月で、長男が小学生になった。
- 通学
- 遊び
ほぼ親と行動を共にしていた時期が終わり、1人か友達などと行動することが増えるだろう。
僕が住む倉敷市では2014年に女子児童の誘拐事件があったし、今の時代ある程度の自己防衛は必要なんだと思う。
そう考えた時、とりあえず安価かつ実用的な方法は、子供に「携帯(スマホ)を持たせておく」ことだろうと思う。
小学校での携帯・スマホ利用は今でも禁止されているというが(事情は察するが、時代遅れすぎると思う)、マナーモードにして、ランドセルに忍ばせておくくらいは問題ないはず……。
などと思いつつ、結局2018年12月に購入したのは「iPhone XR」。
この記事では、以下を紹介しようと思う。
- 小学生のスマホとして「iPhoneを選んだ理由」
- キッズケータイを選ばなかった理由
- 一番気になる費用(端末・通信費)
ちなみに、iPhone XRは2018年12月当時としては安かったので購入しただけで、実際は「お古のiPhone 6s」を子供用として使っている。
小学1年生にスマホは必要なのか?
そもそも論の話はあるだろうが、この記事では「小学生の子供にスマホを購入することにした前提」で、読んでいただけたらと思う。
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12月〜3月の新生活商戦は「学割キャンペーン」が多い
- 入学(進学)
- 就職
- 転勤などに伴う引越
年度の始まりである4月は色々変わることが多く、その直前となる1月〜3月は新生活商戦が盛り上がる。
通信業界もかつてこの時期は、
最新のiPhoneが0円!キャッシュバック10万円!!
という感じで、キャンペーンに力を入れていたのだが、2019年10月の改正通信事業法施行に伴い、「分離プラン」が導入され、最新モデルの値引きも「2万円まで」と縛られた。
結果、売れ筋モデルは「5万円以下のミドルクラス」へ移行。
端末値引きが難しくなった分、料金プランの値引きは、キャリアがある程度自由にコントロール唯一の領域となった。
その中心に据えられるのは「学割キャンペーン」。
「学割」と聞くと、中学生・高校生・大学生あたりが連想されるのだが、近年の学割キャンペーンは、対象がかなり緩くなっており、わりと簡単に利用できる。
- 22歳以下なら学生でなくても申込みOK
- 学割で買うおすすめスマホを知りたい方はこちら
学割は25歳以下なら適用される(=小学生も対象)
2020〜2021年の学割キャンペーン内容を、大手3社で比較すると以下のような感じだ。
キャリア名 | キャンペーン内容 |
---|---|
NTTドコモ「ドコモのロング学割」 | |
au「auワイド学割」 |
|
ソフトバンク「SoftBank学割」 |
名称・キャンペーン内容は微妙に異なるが、各社共通しているのは、
利用者が「25歳以下」なら適用対象
ということ。
もはや「学割」とは名ばかりで、若者向けの割引キャンペーンと認識した方がよいと思う。
正直、一昔前と比較して割引の魅力は薄いので、「買いたい端末が出たときに買う」のが正解だろうが、タイミングが一致すれば利用しない手はない。
特に2020年は「ドコモのロング学割」が、22歳までずっと割引が継続するので使いやすいキャペーンとなっている。
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学割の回線(=小学生のスマホ契約)は、「契約者は保護者(親)、利用者が子供」となる
ただ、学割での回線契約には長年疑問があった。
それちょっと微妙なんだけど……。
今回、6歳の子供用回線として契約する場合の手続き方法を調べてみると、以下のような形になるようだった。
- 契約者は保護者(=親。今回のケースだと僕)
- 利用者が子供
そして、ドコモオンラインショップで契約したが、学割を選ぶ項目は特にない。
- 契約者が学割適用対象の年齢
- 利用者が学割適用対象の年齢
であれば、自動的に適用されるようだった。
これが、申込時の記入内容。
なお、余談だがドコモで購入する場合、オンラインショップで購入すれば、新規契約事務手数料(税込3,300円)と頭金が0円なので、よほど急いでいない限り、オンラインショップで購入がおすすめ。
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子供用携帯と言えば「キッズ携帯」
今回僕は、子供用携帯としてiPhoneを購入した。
ただ、多くの方はこう思うのではないだろうか?
もちろん知っている。
2024年現在としては、以下のような携帯を各キャリア販売している。キャリア | モデル名 |
---|---|
ドコモ | キッズケータイ |
au | ジュニアケータイ |
ソフトバンク | みまもりケータイ |
サービス内容、料金は各社微妙に違うのだが、共通点は以下だろうか。
- 料金は税込月550円〜1,100円
- 家族との通話ができる
- 防犯ブザーがついている
- 位置情報検索ができる(有料)
目玉はなんと言っても、位置情報検索機能だと思う。
キッズ携帯が登場した当時も、この辺りがアピールポイントとして訴求されていた。
しかし、2024年現在、位置情報検索機能はスマホならわりと簡単に使うことができる。しかも無料で。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
小学生のスマホとして「iPhoneを選んだ理由」
というわけで、我が家ではスマホ(iPhone)を使って、位置情報検索機能を利用することにした。
- 端末代を除けば、スマホを使う方が、キッズケータイよりも安い
- 位置情報を「iPhoneを探す」機能を使って、家族内で共有できる
この辺りが大きな理由だ。
もちろんAndroidでも同じことは出来るのだが、僕はiPhoneユーザーなので、同一機種で固めた方が使い勝手が良いためiPhoneを選択している。
このため、以降はiPhoneでの話になることはご了承いただきたい。
キッズケータイプランより「スマホをギガライト」で使う方が利便性が高い
前述の通り、キッズケータイの維持費はどのキャリアでも税込550円〜1,100円程度だ。
ドコモの場合、2019年6月より新料金プラン「ギガホ・ギガライト」が導入されたが、「キッズケータイプラン」の料金はそのまま維持された。
スマホを使うと「ギガライト」でも月2,178円(税込)はかかる。
単純な通信費でみるとかなり差があるのだが、「キッズケータイプラン」は使うデバイス・通信量などの制限が多く、スマホに切り替えようとなった場合、機種変更がともなってしまう。
今や、自宅に「お古のスマホ」が残っていることも珍しくないだろう。中古スマホでもよいかもしれない。
- お古や中古のスマホを使う
- 料金プランは「ギガライト」にする
このパターンなら「最安月1,628円(税込)」で回線が維持できるし、自由度は高い。
電話しか使わないなら「ケータイプラン」に変更する(スマホでも使えます)
ドコモのロング学割を適用した、ギガライトなら「22歳まで月1,628円(税込)で3GB通信可能」。
しかし、子ども用の電話と考えた場合、出先で使うのはほぼ電話で、データ通信はWi-Fi環境(自宅)という方も多いだろう。
そんな方におすすめなのが、「ケータイプラン」に変更する作戦。
そう思う方もいるだろうが、実はそうじゃない。
「ケータイプラン」はスマホでも契約できる
ただし、データ通信量が「100MB」しかないので、ちょっと使うとすぐに通信制限にかかってしまうだけだ。
電話や位置情報検索程度の通信量であれば、問題にならない。
位置情報サービスを「iPhoneを探す」で代用すれば無料
そして、キッズ携帯を選択しなかった最大の理由である、位置情報サービス。
これは主に2つのアプローチがある。
- iPhoneを探す機能
- 友達を探す機能
の2種類だが、基本的な考え方は同じで、家族に対して位置情報を共有することで実現される。
この設定は、簡単に説明すると以下のような流れで行う。
- 子供用のApple IDを作成する
- ファミリー共有に参加する
- 子供用のiPhoneで「位置情報を共有」をONに設定する
- 「iPhoneを探す」で、家族(親)のiPhoneから検索する
ポイントは、どの手段をとっても、
iOSの標準機能で提供されている
ということで、使う携帯キャリアなど関係なく利用出来ること。
- 22歳以下なら学生でなくても申込みOK
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終わりに
このような感じで、子供用のスマホ回線を「学割」で契約した。
2019年4月に実際息子は小学校に入学したが、学校からも持ち込みを禁止されているし、小学1年生の時点でスマホはまだ不要と感じている。
ただ、「親の管理面」を考えると、ランドセルに通信デバイスを仕込ませるというのは、強い安心感がある。
- 遠足などで遠出したときちゃんと到着しているか
- 帰宅時にいつ頃家に帰ってきそうか
- 遊園地などに行ったときも、リュックに仕込んだりすれば迷子対策になる
これがGPS情報をもとに、手元から判断できるのでとても助かっている。
ただ、これは「子どもに内緒」でやっていること。こんな技が通用するのもせいぜいあと1年だろう。
その後は、子どもと相談しながら使うことになると思うが、回線の利用価値があるかないか、という単純な議論であれば、間違いなくある。
子供のスマホをどうするか?
僕も含めて、全ての親が1度は悩む問題だろう。
僕の選択が正しいと言う気は無いし、納得感のある選択をしていただけたらと思う。
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今一番コスパの高いモデルは「iPhone 12」
iPhoneの最新モデルの「iPhone 13」と「iPhone 13 Pro」は、価格が高いです。
2019年モデルの「iPhone 11」は、2度目の値下げが実施され今が底値ですが、高コスパモデルとしては「iPhone 12」をオススメします。
- 契約事務手数料が無料の、オンラインショップを活用する
- ストレージは「128GB」を推奨
- カラーはトレンドに左右されず、「好み」で選ぶ
今はとにかくスマホが高いので、少しでも節約しましょうね。