ドコモの公式オンラインストア「ドコモオンラインショップ」が、2018年9月1日から事務手数料の無料化などを行った。
- 事務手数料全オーダー(新規契約・MNP・機種変更)無料化
- 対象機種購入による、オンラインショップ限定ポイント還元
僕は以前から、ドコモのスマホを購入するなら、価格・スピード・効率化の側面からオンラインショップでの購入がおすすめと言い続けてきた。
ただ、ドコモショップ店頭で購入する場合と比較して、メリット・デメリットはあると思っていたが、今回の施策でオンラインショップ購入のデメリットはほぼなくなった。
逆に言えば、「ドコモショップ潰し」ともとれるのだが、それはドコモショップの役割が変わりつつあることを示唆しているように思う。
2018年9月1日からの、ドコモオンラインショップの改訂内容を紹介しようと思う。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
2018年9月1日からのドコモオンラインショップ施策
2018年9月1日から始まった、ドコモオンラインショップの施策は主に2点だ。
- 事務手数料全オーダー(新規契約・MNP・機種変更)無料化
- 対象機種購入による、オンラインショップ限定ポイント還元
1番は恒久的な施策で、事務手数料が完全に無料化された。
2番は、2018年11月30日までのキャンペーンで、時期的に新型iPhoneの発売を意識した施策だ。
長年続いている「家族まとめて割」というキャンペーンを、オンラインでは対象機種1台の購入でも適用対象になる、というのが大きな違い。
以下、詳しく解説する。
事務手数料全オーダー(新規契約・MNP・機種変更)無料化
今回のある意味目玉と言える施策だ。
従来は、
機種変更(Xi→Xi)の場合のみ、手数料2,200円(税込み)が無料になる「特別価格」
だった。
今回変わったポイントは以下の部分だ。
- 手続き内容関係なく、全オーダーが無料
- 特別価格ではなく、オンラインでは事務手数料無料
手続区分 | 従来 | 2018年9月1日以降 |
---|---|---|
新規契約 | 3,300円(税込) | 0円 |
MNP | 3,300円(税込) | 0円 |
機種変更(FOMA→Xi) | 2,200円(税込) | 0円 |
機種変更(Xi→Xi) | 0円 | 0円 |
まとめると上記表のようになる。
何をしても例外なく事務手数料が無料というインパクトは大きい。
対象機種購入による、オンラインショップ限定ポイント還元
ポイント還元施策は、よくあるものだが、適用条件が若干異なる。
- 店頭購入では、複数台購入の「家族まとめて割」
- オンラインショップでは、条件無し
1台でもポイント還元のインパクトは大きい。
この施策は2018年9月〜11月のもので、
- 9月に発売する新型iPhone
- 10月に発売する冬モデル(Android)
を意識したものなのは明らか。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
スマホ購入価格をドコモショップ店頭とオンラインショップで比較(機種変更の場合)
では、オンラインショップがどれほど優遇されているのかを、機種変更での価格比較で紹介しようと思う。
ドコモオンラインショップの価格的メリットは、
- 事務手数料が無料
- 頭金がない
ことだと思う。
頭金については、購入する店舗によって扱いが異なるため一概には言えないが、ドコモショップの多くが、5,000円〜10,000円程度の頭金を設定している。
頭金は、住宅や車購入時の頭金の考えとは異なり、手数料という表現の方が正しいものだ。
では、ドコモオンラインショップとドコモショップ店頭での購入価格に、どれくらい差が出るか検証してみようと思う。
頭金はドコモショップアリオ倉敷店で調べたものです
「Galaxy S9 SC-02K」を購入する場合
料金区分 | オンラインショップ | 店頭 |
---|---|---|
本体代金 | 110,592円 | 110,592円 |
頭金 | 0円 | 10,800円 |
事務手数料 | 0円 | 2,160円 |
その他割引 | ▲5,184円(PT) | 対象外 |
合計 | 105,408円 | 123,552円 |
差額は「18,144円」だ。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
docomo with「iPhone 6s」を購入する場合
料金区分 | オンラインショップ | 店頭 |
---|---|---|
本体代金 | 42,768円 | 42,768円 |
頭金 | 0円 | 5,400円 |
事務手数料 | 0円 | 2,160円 |
その他割引 | 対象外 | 対象外 |
合計 | 42,768円 | 50,328円 |
機種変更需要の高い、docomo withでは頭金が機種変更の方が安いという現象が発生しているが、それでもオンラインショップの方が端末購入価格は安くなるい。
ただ、特に家電量販店などでは、MNP・新規契約時にはオマケをつけるなど、別の形の割引も多い。
一概に店頭は高くて、オンラインショップは安いとは言い切れない面はある。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモオンラインショップを使うデメリットは?
では、メリットばかりに見えるドコモオンラインショップでの購入に、デメリットはないのだろうか?
確実に言えることは、手元に届くまで最速でも2日はかかることだ。
オンラインショップが案内している、お届け目安は以下のような感じだ。
契約種別 | 宅配便 | ショップ受取 |
---|---|---|
機種変更 | 2日程度 | 2日程度 |
新規契約 | 10日程度 | 10日程度 |
MNP | 10日程度 | 10日程度 |
機種変更では比較的早いが、それでも当日持ち帰りには勝てない。
なので、突然壊れたなど、本当に急いでいるときには使えないくらいだと思う。
もう1つ思い浮かぶのは、セットアップなどの店頭サポートが受けられないことだが、実は受取をドコモショップ店頭にすることで解決する。
そう考えると、ドコモショップの主な役割は、スマホの販売ではなく、
- オンラインショップで購入した商品の受け取り
- 故障などのサポート
という役割を担う場所へ変えようとしているのかもしれないと、いうのは感じた。
しかし、ドコモショップはドコモの直営店ではなく、地域の会社が代行しており、雇用もほぼ地元の人であることが多い。
店舗を維持するためには利益が出ることも重要で、サポート業務だけで収益が上がるとは思えない。
オンラインショップ優遇はメリットも大きいが、ユーザーと直接接するドコモショップの重要性が下がることはない。
僕は岡山県倉敷市在住だが、地方に住むものとして、スマホ販売に依存しない、新しいキャリアショップのあり方も並行して検討して欲しいと思っている。
終わりに
スマホをオンラインで買う
一昔前はそれだけでもちょっと感動で、特別なものだった。
だが、時代は変わり、スマホはオンラインで買うのが普通になろうとしているのかもしれない。
確かに、スマホは手のひらに収まるコンピューターだ。
インターネットを使うのが前提で、スマホを買うのが店頭というのは、ある意味おかしいのかもしれない。
しかし、だからといってお店がなくなるのも困る。
ドコモの極端なまでのオンライン優遇は、人件費の問題など、色んな問題を解決するための施策と感じるが、結果として不利益をこうむるのが末端のドコモショップという状況は避けて欲しいものだ。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモでスマホを買うならオンラインショップがおすすめ
購入手続きはオンラインショップで行うのがおすすめです。
利用するメリットは、以下のようなものがあります。
- 24時間受付可能
- 2,750円以上の購入で送料無料
- 全手続きで事務手数料が「完全無料」
- キャンペーンが多い
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています
- ドコモ料金をdカード払いで2年縛りの違約金1000円が0円に
- ドコモ通信料の節約方法を知りたい方はこちら
20年以上ドコモを契約している管理人が、これまで書いて来たサービスの解説・お得な使い方などを、ドコモカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
▼以下の画像をクリック!