大手キャリアの通信費を節約したくないですか?
近年は「格安SIM」と呼ばれる、安価な通信サービスが一般的になり、利用者も増えているが、まだまだdocomo・au・SoftBankの3大キャリアを使っている人は多い。
大半の人は、
変えるのが面倒、大変
という理由で使い続けている人だろう。
しかし、格安SIMは通信費が安いものの、速度が遅いことも多く安いなりの品質であることもあり、敢えて大手キャリアを選択する人も増えている。
僕はバックアップ回線的に格安SIMは使っているが、メインはdocomoで変更する気も今のところは無い。
その反面、高いのが欠点だが、料金が高い分、工夫次第で節約できる要素も沢山ある。
僕は、現在家族含めてdocomo回線を『5回線』契約している。
全てスマホ・タブレットを使う契約だが、
5回線合計料金は毎月『16,300円』
もちろん回線によってばらつきはあるが、1回線辺りだと3,000円弱なので格安SIMと比較しても、それほど高くないのではないだろうか?
この程度の料金に抑えているのは、当然理由がある。
その理由を紹介しようと思う。
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我が家のドコモ回線契約状況(5回線)
現在我が家では、ドコモ回線を5回線契約している。
2018年2月の料金明細は以下だ。
1,400円分コンテンツ課金(わーすたのファンクラブ)があるが、それを除くと、5回線の利用料は約16,300円となる。
回線によって利用用途はもちろん異なっている。回線毎の契約プランをざっくりまとめると以下のような感じになる。
使用者 | 通話プラン | 月々サポート | 備考 |
---|---|---|---|
僕 | カケホーダイ | あり | 親回線 |
僕 | データ専用 | あり | |
僕 | シンプルプラン | あり | サブ回線 |
妻 | カケホーダイライト | なし | docomo with |
母 | カケホーダイ | なし | 端末購入サポート |
ポイントは、
- 僕のメイン回線が親回線となり、シェアパック(10GB)を契約する
- その他の契約は、全てシェアオプション導入
- 端末は一括払いで、月々サポートは割引として適用する
- iPhoneではAppleCare+を契約する(僕のこだわり)
といった辺りだ。
このため、通話プランの内容によって変動する形になる。
一括払いにして、月々サポートを割引に見せるのはフェアじゃない
という意見はあると思うが、
- 格安SIMは、ほとんどのプランが端末代金無しの通信費のみで計算されている
- 大手キャリアは、端末もセットで計算されている
ため、大手キャリアの端末代を割引くことで、条件としてはほぼ同じになると思っている。
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そして、僕が契約契約している回線毎の明細を、簡単にまとめると以下のような感じだ。
僕のメイン回線(親回線)
種別 | プラン名 | 料金 | 備考 |
---|---|---|---|
基本プラン | カケホーダイ | 2,700円 | |
データ | シェアパック10 | 9,500円 | |
ISP | SPモード | 300円 | |
その他1 | dマガジン | 400円 | |
割引1 | 月々サポート | -2,766円 | 一括払い |
割引2 | ずっとドコモ割 | -1,000円 | 15年超 |
割引3 | eビリング割引料 | -20円 | |
消費税 | – | 730円 | |
合計 | – | 9,844円 |
僕が使っているメイン回線だが、データプランを契約する親回線なので、料金は非常に高くなる。
だが、特筆すべき点は、
月々サポートの「-2,766円」
ではないかと思う。
僕は一括払いで購入しているが、現金ではなくdポイント一括払いをしている。
なので、身銭としては飛んでおらず、そのまま割引として使っている。
僕のデータ専用回線(iPad Pro)
種別 | プラン名 | 料金 | 備考 |
---|---|---|---|
基本プラン | データプラン | 1,700円 | |
データ | シェアオプション | 500円 | |
ISP | SPモード | 300円 | |
その他1 | AppleCare+ | 423円 | |
割引1 | 月々サポート | -2,430円 | 一括払い |
割引2 | eビリング割引料 | -20円 | |
消費税 | – | 232円 | |
合計 | 705円 |
2017年10月に購入した、iPad Proで利用している回線だ。
この回線はシンプルに、データ通信専用回線だが、通信回線付きで契約しても2年間の維持費が案外安いので、敢えてdocomo版をチョイスした。
僕のサブ専用回線(利用端末無し)
種別 | プラン名 | 料金 | 備考 |
---|---|---|---|
基本プラン | シンプルプラン | 980円 | |
データ | シェアオプション | 500円 | |
ISP | SPモード | 300円 | |
その他1 | AppleCare+ | 756円 | |
割引1 | 月々サポート | -1,922円 | 一括払い |
消費税 | – | 142円 | |
合計 | 756円 |
こちらの回線は、僕のサブ回線として、普段はほぼ使わず寝かせている回線だ。
この為、基本プランは安さ重視のシンプルプランとしている。
2年毎に機種変更しながら契約を維持しており、現在はiPhone 8 Plusを購入した扱いとなっている。
※端末は妻が利用中
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妻の回線
種別 | プラン名 | 料金 | 備考 |
---|---|---|---|
基本プラン | カケホーダイライト | 1,700円 | |
データ | シェアオプション | 500円 | |
ISP | SPモード | 300円 | |
割引1 | docomo with | -1,500円 | 一括払い |
割引2 | eビリング割引料 | -20円 | |
消費税 | – | 78円 | |
合計 | 1,058円 |
続いて家族の回線に入るが、これは妻の回線契約。
妻は電話をあまり使わないが、保育園の連絡など、短時間の通話はわりと多いため、カケホーダイライトとしている。
また、端末は僕が使った端末を引き継ぐことが多いため、docomo withを契約し永年割引という形で運用している。
母の回線
種別 | プラン名 | 料金 | 備考 |
---|---|---|---|
基本プラン | カケホーダイ | 2,700円 | |
データ | シェアオプション | 500円 | |
ISP | SPモード | 300円 | |
割引1 | eビリング割引料 | -20円 | |
消費税 | – | 278円 | |
合計 | 3,758円 |
最後が母の回線だが、母の利用スタイルとして最大の特徴は、
データ通信より電話の利用が多い
ということだ。
一応iPhoneを使っているが、使いこなしているとは言い難く、電話とネットを少々という程度なので、通話定額プランを導入している。
契約そのものは僕の名義となっており、毎年3月1日に端末購入サポートを利用して、その時安く買える端末を買っている。
格安SIMに負けないほど、ドコモのスマホ通信費を節約する方法
このような感じで、僕は5回線を運用している。
高いか安いかは主観的な感想だが、1回線あたり3,000円程度なのでわりと上手くやりくりしていると僕は思っている。
音声通話付きので格安SIMを契約した場合、
- 通話プランが1,500円〜2,000円
- 通信量は3GB程度
なので、プラス1,000円くらいで大手キャリアの安定した回線が手に入ると考えると、悪い条件でもないかと思う。
節約する秘訣は、無駄なオプションを契約しないなど、当たり前の話はあるが、ポイントは大きく分けて3つある。
- 音声プラン(基本プラン)を最適化する
- スマホは2年間キッチリ使う
- dポイントを貯めて、スマホをポイント一括で購入する
の3点だ。
以降はその点を解説する。
音声プラン(基本プラン)を最適化する
ドコモの基本プランは、au・SoftBankと比較して柔軟な構成となっている。
特に大きいのは、ほとんど通話をしない人向けの『シンプルプラン』を提供していることだ。
スマホ向けのプランは以下のようになる。
プラン名 | 音声通話 | 通話定額 | 料金 |
---|---|---|---|
カケホーダイプラン | ○ | 定額 | 2,700円 |
カケホーダイライトプラン | ○ | 5分以内 | 1,700円 |
シンプルプラン | ○ | × | 980円 |
データプラン | × | × | 1,700円 |
通話ができるシンプルプランと、通話できないデータプランがあり、データプランの料金の方が高いという現象が発生するが、
データプランはタブレット用プラン
と認識したら良いかと思う。
例えば、シンプルプランを契約したSIMをiPadにさすと、『指定外デバイス利用料』が発生する。
音声プランの選択基準
カケホーダイと呼ばれる『音声定額プラン』は、2015年頃から一般化した。
いくら喋っても定額!
のインパクトは大きく、早速契約した人も多いかと思うが、
使わなくなっても、そのままにしている人が多い
スマホを使える人程、LINE・Facebook・iMessageなどのメッセンジャーや、電話以外の通話手段を持っている。
なので、電話はほとんど使わなくなったという人も多いはずだが、契約はカケホーダイという人は意外と多い。
- 仕事でも使うので、時間を気にせず話したいなら、『カケホーダイ』
- 電話は使うが、短時間の通話がほとんどなら、『カケホーダイライト』
- 電話はほとんど使わないなら、『シンプルプラン』
と利用状況に応じて、柔軟に変更するのが良いかと思う。
僕に関して言えば、今は仕事で個人携帯を使いまくりで電話をよく使う。
なのでカケホーダイプランとしているが、例えば社給携帯を持つようなことになれば、シンプルプランにするかと思う。
※仕事以外で電話することが皆無
ドコモの場合データプランは親回線のみ契約するため、データ容量を増やす事はあっても、減らす事は少ない。
柔軟に変更出来て、節約効果が高いのは、音声プランの見直しだと思うので、最低限これは実施して欲しい。
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スマホは2年間キッチリ使う
2018年現在としては、スマホは長寿命化しており、3年以上使う人も珍しく無い。
このため、キャリアとしては機種変更を促進するため、『機種変更応援プログラム』を開始するなどしている状況だ。
機種変更応援プログラムは、2年未満で機種変更をする人にはお得なプログラムだと思う。
要するに、毎年最新のiPhoneを購入するような人向けのプログラムで、
- 2年以上使う
- 機種変更後に旧端末を手元に残したい
なんて人にはおすすめできない。
特に、旧機種を手元に残せないのは大きな欠点で、通常は下取りに出すか手元に戻すかを選べるが、機種変更プログラムは端末の返却義務がある。
じゃあ長く使えば得かと言えば、大手キャリアの場合そうでもない。一番効率がよいのは、
スマホは2年間キッチリ使い、2年経ったら機種変更する
だと思う。
理由は、月々サポートなど2年間の利用で端末を値引きする仕組みがあり、2年を経過するとその権利を放棄することになるからだ。
格安SIMでは、同一端末を長く使うことで節約効果を上げられるが、大手キャリアの場合2年経つ頃には大抵割引クーポンなどが届く。
このタイミングできっちり機種変更することで、新しい端末に切り替えられるし、故障リスクなども低減することができる。
dポイントを貯めて、スマホをポイント一括で購入する
そして、これがある意味一番需要だが、2年毎にキッチリ機種変更する時、スマホをなるべく安くする必要がある。
2018年現在、最新モデルのスマートフォンは、大体8万~10万円する。
2年間使った場合、2年経つころに大体割引クーポンが届く。
経験上『5,000円引き』が多いが、もっと値下げする方法がある。
それが、ドコモのポイントプログラムである『dポイント』を貯めることだ。
dポイントはローソンなど一般店舗や、他社ポイントからの交換で貯めることができるが、ドコモ利用料から貯めるのが一番効率がよい。
僕の場合、月10,000円程度支払っているが、10%(1000ポイント)程度毎月簡単に貯めることができる。
1年に換算すれば、約12,000ポイント、2年間だと24,000ポイント。
高確率で届くクーポンと合わせれば、スマホ代は3万円程度安くできる。
dポイントはそれ以外の方法でも貯められるので、「下取りプログラム」を利用するなどすれば、かなり安くできる。
そののためにまずやるべきことは、dカード GOLDを持つことだ。
dカード GOLDの特典で『利用料の10%』がポイント還元される
ドコモのクレジットカード、dカードは、
の2種類があるのだが、dカード GOLDが圧倒的にお得だ。
ゴールドカードであるため、
- 年会費11,000円(税込)が必要
- 一般カードに比べて、契約のハードルが高い
という欠点はあるが、一般的な会社員であればほぼ契約できるかと思う。
僕はこのカードを5年ほど契約しているがこの間、
- カード名の変更(DMCX→dカード)
- ポイントプログラムの変更
など様々な制度変更があった。
10%還元というのは破格の条件(通常は1%、多くても2%)で、制度変更が発表される度に「もう終わるだろう」と思っていたのだが、未だに変わらない。
むしろ、10%ポイント還元だけ変わらない状況なので、ドコモとしてもdカード GOLDの『メイン特典』と位置付けていることが伺える。
つまりポイントプログラムにありがちな、制度変更の影響を受けづらいこともメリットと言える。
10,000円の年会費を払って、10,000ポイント還元では、ほぼ相殺ではないか
という意見はあると思うが、
- ゴールドカードに付帯する海外旅行保険
- 「dカードケータイ補償」で、紛失・盗難でも100,000円まで保証される
- 家族カードが1枚無料
という手厚い保険サービスや家族カードが付随することを考えると、十分元が取れると思う。
だた、注意点としてはドコモユーザー以外にはメリットが薄いということで、dカード GOLDを契約するならドコモを使って欲しいと思う。
他社(au・SoftBank・格安SIM)で10%ポイント還元という制度はないため、ドコモを選択する理由にもなるだろう。
終わりに
ドコモに限らず、大手キャリアの通信料は高い。
「格安SIM」という新たな選択肢が生まれて、平均すれば2~4倍高い料金と比較すると「移行するべきか?」と悩むことも多い。
ただ、実際使ってみると、格安SIMには通話定額などのプランがなく、何より安定した高速通信ができないことが、僕にとっては最大のデメリットだった。
結果、大手キャリアに残る決断はしたものの、高いことには変わりなく、さらにスマホ本体の料金がのしかかる。
正直に言えば、近年のスマホは非常に高く、ポイントだけでスマホを購入するには、他社からのポイント移行を駆使するなど別の方法も必要になってくる。
僕は主に、
- ポイントサイト
- クレジットカードのポイント
をdポイントに移行することで、年間50,000ポイント程度貯めており、2年に1回スマホはポイントだけで購入できるようにしている。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
だが、最低条件は、dカード GOLDを保有し、ドコモの利用料金に対するポイント還元率を最大化すること。
ドコモユーザーならdポイントは積極的に集め、それをスマホ購入代金に使うことで、通信費の節約に役立てて欲しいと思う。
- ドコモ料金をdカード払いで2年縛りの違約金1000円が0円に
- ドコモ通信料の節約方法を知りたい方はこちら
- ドコモ料金をdカード払いで2年縛りの違約金1000円が0円に
- ドコモ通信料の節約方法を知りたい方はこちら
20年以上ドコモを契約している管理人が、これまで書いて来たサービスの解説・お得な使い方などを、ドコモカテゴリートップページでは整理して紹介しています。
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