スマホの通信費が高い!!
今や電気・ガス・水道などのライフラインと同じレベルで必須となった「通信」は、必須ゆえにみんな節約を考える。僕もそうだ。
しかしスマートフォンとして、AndroidではなくiPhoneを使っている場合、購入方法は大手キャリアに限られるため、高い通信費を払う以外に選択肢は少ない。
そのような声をよく聞き、「節約のために格安SIMへ乗り換えたいがどこがいい?」と相談を受けることも多い。
iPhoneユーザーは格安SIMで、節約できるのか?
僕はこの話に疑問を持っている。
「格安」の名に釣られて、安易に格安SIMを契約するのは危険だと思うので、この記事では以下を解説しようと思う。
- ドコモのiPhone販売価格とSIMフリーの比較
- 回線と端末の「分離プラン」について
- 通信量による料金比較
- おすすめの格安SIM
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
2019年現在のiPhone販売状況
まず、2019年9月現在のiPhone販売状況は以下のようになっている。
モデル名 | 発売年月 | Apple | 大手キャリア | 格安SIM | 実勢価格 |
---|---|---|---|---|---|
iPhone XS | 2018年9月 | × | × | × | 販売終了 |
iPhone XR | 2018年10月 | × | △ ※在庫限り |
× | 販売終了 |
iPhone 11 | 2019年9月 | ○ | ○ | ○ | 61,800円〜 |
iPhone 11 Pro | 2019年9月 | × | × | × | 販売終了 |
iPhone SE(第2世代) | 2020年4月 | ○ | ○ | ○ | 49,800円〜 |
iPhone 12 / 12 mini | 2020年10月 | ○ | ○ | ○ | 69,800円〜 |
iPhone 12 Pro / Pro Max | 2020年10月 | × | △ ※在庫限り |
× | 販売終了 |
iPhone 13 / 13 mini | 2021年9月 | ○ | ○ | × | 86,800円〜 |
iPhone 13 Pro / Pro Max | 2021年9月 | ○ | ○ | × | 122,800円〜 |
- 最新モデルは「大手キャリア」で販売
- 型落ちの旧モデルはサブブランドを中心とした、「格安SIM」で販売
これが基本的な構図。
しかし、サブブランド(auは「UQ mobile」、SoftBankは「Y!mobile)を持たないドコモだけは少し変わっており、最新モデルと旧モデル(iPhone 7)を併売している。
iPhone 7は防水対応、Apple Payに対応するなど、最新モデルのiPhone XSと比較しても、機能的に見劣りすることがほとんどないため、格安SIMの主力モデルだ。
にもかかわらず、ドコモは「42,768円(税込)」という価格で販売している。
いわゆる「格安スマホのAndroid」と比較すれば高く感じるかもしれないが……。
※Appleは54,864円
と言えば、お買い得に感じるのではないだろうか。実際、コスパは非常に高いと思う。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモのiPhone販売状況とAppleのSIMフリー版との価格比較
では、ドコモに限った場合、Appleが販売するSIMフリー版とどの程度価格が異なるのか。
2019年9月現在販売しているモデルで比較してみる。
以下の表は定価も記載しているが、ドコモの場合「スマホおかえしプログラム」を適用することで、「3分の2程度の価格」で2年間利用できる(その後スマホの返却が必須)。
モデル名 | 容量 | |||
---|---|---|---|---|
ドコモ(税込価格) | Apple | |||
一括価格 | 2年利用価格 | |||
iPhone 7 | 32GB | - | - | 販売終了 |
128GB | - | - | ||
iPhone 8 | 64GB | 61,200円 | 40,800円 | |
128GB | - | - | ||
iPhone XS | 64GB | 102,600円 | 68,400円 | |
256GB | 113,400円 | 75,600円 | ||
512GB | 113,400円 | 75,600円 | ||
iPhone XS Max | 64GB | 113,400円 | 75,600円 | |
256GB | 124,200円 | 82,800円 | ||
512GB | 124,200円 | 82,800円 | ||
iPhone XR | 64GB | 68,400円 | 45,600円 | 71,280円 |
128GB | 75,600円 | 50,400円 | 76,780円 | |
256GB | 86,400円 | 57,600円 | - | |
iPhone 11 | 64GB | 79,200円 | 52,800円 | 82,280円 |
128GB | 86,400円 | 57,600円 | 87,780円 | |
256GB | 97,200円 | 71,280円 | 90,800円 | |
iPhone 11 Pro | 64GB | 115,200円 | 77,480円 | 107,480円 |
256GB | 129,600円 | 86,400円 | 122,800円 | |
512GB | 151,200円 | 100,800円 | 149,280円 | |
iPhone 11 Pro Max | 64GB | 126,000円 | 84,000円 | 131,780円 |
256GB | 144,000円 | 96,000円 | 135,800円 | |
512GB | 165,600円 | 110,400円 | 158,580円 | |
iPhone SE(第2世代) | 64GB | 57,024円 | 38,016円 | 49,280円 |
128GB | 62,568円 | 41,712円 | 54,780円 | |
256GB | 75,240円 | 50,160円 | 66,880円 |
傾向としては以下のような感じだ。
- 「定価」としてはドコモ版の方が「5,000〜8,000円高い」
- ドコモ版iPhone 7は突出して安い
「スマホおかえしプログラム」を適用せず、「定価」で購入した場合、AppleのSIMフリー版より高い。
これが、「大手キャリアのスマホは高い」と言われる理由だろう。
しかし実態は異なる。
2年契約で「実質0円」になります
このようなキャッチコピーが以前は多かった。
「0円スマホ」は2019年現在無くなったが、「10万円のスマホが1万円」みたいな状況は続いているわけで、通信費とトータルで見ると「キャリアのiPhoneの方が安い」という状況になっている。
この状況を改善しようという動きが、回線と端末の「分離プラン」導入を総務省が推し進める理由だ。
ドコモ(キャリア)とApple(SIMフリー)のどちらで買うかの選択基準
2019年現在、iPhoneを利用するパターンは主に3つある。
- 回線を利用している携帯キャリアで購入する
- SIMフリー版を購入し、格安SIMで利用する
- SIMフリー版を購入し、ドコモなど大手キャリアで利用する
実態としては、SIMフリーiPhoneの利用者は「大手キャリア」のSIMを挿していることの方が多い印象があるが、比較軸としては1番と2番がよく比較されている。
SIMフリーiPhoneと一言でいっても、2019年現在はAppleが販売する新品だけでなく、中古ショップなどで購入して利用する人も多いからだろう。
実際、質問を受けることも多いので、僕の見解を書くと以下のようになる。
- 格安SIMを使わないなら、ドコモの場合「ドコモオンラインショップ」で買うのが一番安い
- 「最新のiPhone」を使うなら、格安SIMよりキャリアで購入がおすすめ
- 手持ちの端末を使うか、Androidを使うなら格安SIMは節約効果が大きい
つまり、基本的な考えは、
素直にキャリアで買った方がいいよ
という感じだ。
では、Appleで買うメリットは皆無なのかと言えばそうでもない。
- 複数のスマホを使っている人
- 「毎年」最新のiPhoneを使っている人
に限定すれば契約縛りがないという意味でメリットがある。
ただ、「節約」を考える場合、そもそもiPhoneを使うことそのものが「贅沢」だとは思う。
ドコモ回線を解約する気がないなら、「スマホおかえしプログラム」での購入が無難
- 大手キャリアの割引を含めた販売価格
- AppleのSIMフリー版販売価格
これを比較するとどれくらいの価格差があるのか。改めてまとめてみる。「2年利用価格」に注目して欲しい。
モデル名 | 容量 | |||
---|---|---|---|---|
ドコモ(税込価格) | Apple | |||
一括価格 | 2年利用価格 | |||
iPhone 7 | 32GB | - | - | 販売終了 |
128GB | - | - | ||
iPhone 8 | 64GB | 61,200円 | 40,800円 | |
128GB | - | - | ||
iPhone XS | 64GB | 102,600円 | 68,400円 | |
256GB | 113,400円 | 75,600円 | ||
512GB | 113,400円 | 75,600円 | ||
iPhone XS Max | 64GB | 113,400円 | 75,600円 | |
256GB | 124,200円 | 82,800円 | ||
512GB | 124,200円 | 82,800円 | ||
iPhone XR | 64GB | 68,400円 | 45,600円 | 71,280円 |
128GB | 75,600円 | 50,400円 | 76,780円 | |
256GB | 86,400円 | 57,600円 | - | |
iPhone 11 | 64GB | 79,200円 | 52,800円 | 82,280円 |
128GB | 86,400円 | 57,600円 | 87,780円 | |
256GB | 97,200円 | 71,280円 | 90,800円 | |
iPhone 11 Pro | 64GB | 115,200円 | 77,480円 | 107,480円 |
256GB | 129,600円 | 86,400円 | 122,800円 | |
512GB | 151,200円 | 100,800円 | 149,280円 | |
iPhone 11 Pro Max | 64GB | 126,000円 | 84,000円 | 131,780円 |
256GB | 144,000円 | 96,000円 | 135,800円 | |
512GB | 165,600円 | 110,400円 | 158,580円 | |
iPhone SE(第2世代) | 64GB | 57,024円 | 38,016円 | 49,280円 |
128GB | 62,568円 | 41,712円 | 54,780円 | |
256GB | 75,240円 | 50,160円 | 66,880円 |
おおむねドコモの方が「2〜3万円」安くなる。
そして、「スマホおかえしプログラム」は36回分割払いプランなので、高額なモデルほど割引効果が大きくなる。
従来ドコモは「月々サポート」・「端末購入サポート」という形で、一定期間の通信契約を条件に割引を行っていた。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
しかし、分離プラン「ギガホ・ギガライト」を2019年6月から開始したため、端末購入と通信契約は分離した。
誤解している方も多いのだが、「スマホおかえしプログラム」の購入条件は、「ギガホ・ギガライト」の契約ではない。
そして、これはあくまでも「購入時」の話であって、その後ドコモ回線を解約しても、「スマホおかえしプログラム」で購入したスマホは利用可能だし、分割払いも継続する。
分離プラン「ギガホ・ギガライト」なら、ドコモ端末の有無で通信費の割引もない。
従来通り「SIMロック解除」にも対応しているため、ドコモ回線を解約する気がないなら、素直に「スマホおかえしプログラム」で購入する方がよいと思う。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
格安SIMへ乗り換えるリスク
この記事をご覧の方は、「ドコモユーザー」が多いと思う。
それ以外でも、au・SoftBankの「大手キャリア」を契約している方が大半だろう。その方に質問。
スマホの料金(通信費)はいくらですか?
もちろん、利用状況にって様々だとは思うが、概ね5,000円以上という人がほとんどではないかと多う。
スマホの料金を安くしたいですか?
「No」と答える人はいないだろう。
格安SIMへ乗り換えれば、「月額1,000円から」使えますよ
そう言われたら、「変更しようかな」と考える方も多いはずだ。
この質問は、家電量販店などで格安SIMの営業マンが使う、キャッチコピーといえるものだ。
しかし、格安SIMには以下のようなリスクがある。
- 全体的に大手キャリアと比較して「速度が遅い」
- 平日ランチタイムなど、夜間など混み合う時間帯の速度低下
- 「完全な通話定額サービス」がない
誤解のないように言えば、通信費自体は、格安SIMの方が全てにおいて安い。
ただ、「使いやすいか?」を考慮した場合、格安SIMの安さがメリットに繋がるかは人によるだろう。
使いたいときに使えない
では本末転倒で、特に会社員の場合「平日の昼休み(12時〜13時)」に使えないのは不便と思うが、格安SIMでは総じてこの時間帯は使いものにならない。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
通信量別のドコモ(大手キャリア)と格安SIMの料金比較
僕は、格安SIMの欠点を解消したキャリアとしては、「Y!mobile」一択だと思っている。
「Y!mobile」をおすすめする理由は、以下の記事を参考にして欲しい。
なので、以降は通信量によってドコモとY!mobileのどちらがおすすめかを紹介しようと思う。
基本的な構図としては以下のようになる。
- 価格は格安SIMの方が安い
- 通信速度は大手キャリアの方が早い
- 小容量通信(10GB未満)は、格安SIMが圧倒的に安い
- 大容量通信(10GB以上)は、大手キャリアとの価格差がかなり縮まる
- 家族割引・光回線のセット割の割引・キャンペーン割引は除外した「定価」で比較します
- ドコモは分離プラン「ギガホ・ギガライト」を契約する前提です
- Y!mobileは「データ増量オプション(550円)税込」を適用しています
通信量(月) | ドコモ | Y!mobile |
---|---|---|
1GB | 3,278円 | - |
3GB | 4,378円 | 2,178円 |
5GB | 5,478円 | |
7GB | 6,578円 | |
15GB | 3,278円 | |
25GB | 4,158円 | |
30GB | 6,980円 |
こうして比較すると分かりやすいのだが、10GBあたりまでの通信量だと、格安SIMの節約効果が最も大きくなるが、20GBを超えると大手キャリアとほとんど変わらない。
ドコモは未対応だが、他社の動向を見る限り、大手キャリアの大容量プランは今後「通信量無制限」になっていくだろう。
- 小容量なら格安SIM
- 大容量なら大手キャリア
という棲み分けになっていくと思う。
ちなみに、ここでは通信量を基準に比較しているため掲載していないが、Y!mobileは「10分間までの通話定額」がついている(ドコモも同様のサービスがあるが「オプション料金」が必要)。
電話機能を重視する場合、Y!mobileの節約効果はさらに大きくなるだろう。
通信費と端末代金を合計した料金比較(2年間)
「分離プラン」の開始に伴い、通信費と端末代金を合算した、実質価格の比較にはあまり意味がなくなった。
ただ、1つの指標として以下のケースで比較してみようと思う。
- 2019年9月時点の最新モデル「iPhone XS 64GB」を購入
- 大手キャリアは「ドコモ」、格安SIMは「Y!mobile」
- ドコモは「スマホおかえしプログラム」で購入
- Y!mobileはiPhone XSを販売していないので、AppleのSIMフリー版を購入
- 通信量は10GB程度と20GB程度を想定
10GB以下の小容量通信での料金比較
まず、10GB以下で2年間使用した場合の、月額利用料の内訳。
プランは以下を想定している。
- ドコモは「ギガライト(7GB)」
- Y!mobileは「スマホプランM(9GB)」
明細 | ドコモ | Y!mobile |
---|---|---|
基本使用料 | 157,872円 | 118,272円 |
端末価格 | 87,120円 | 124,080円 |
合計 | 224,992円 | 242,352円 |
2年間の運用価格だと、Y!mobileが「2千円安い」という結果で思いのほか差がつかなかった。
- Y!mobileはSIMフリーiPhone購入者向けの「特別プラン」がある
- SIMカードのみでの契約キャンペーンも充実している
- Y!mobileには「10分までの通話定額」がついている
試算では各種キャンペーンを除外しているが、実際はキャンペーンが適用されるケースの方が多いので、総合的にはY!mobileがかなり安いといえそうだ。
20GB以上の大容量通信での料金比較
しかし、20GBを超える大容量通信になると状況が変わる。
プランは以下を想定している。
- ドコモは「ギガホ(30GB)」
- Y!mobileは「スマホプランL(21GB)」
明細 | ドコモ | Y!mobile |
---|---|---|
基本使用料 | 184,272円 | 171,072円 |
端末価格 | 87,120円 | 124,080円 |
合計 | 271,392円 | 295,152円 |
今度はドコモが「2万円安い」状況となる。
- ドコモの通信量は30GB
- 通信制限時も「1Mbps」で通信できる
ことなどを考慮すれば、価格差以上の安さといえるだろう。
大容量通信なら大手キャリア
というのは、ここからも読みとれる。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
格安SIMとSIMフリーiPhoneは案外安くない
明細 | ドコモ | Y!mobile |
---|---|---|
基本使用料 | 184,272円 | 171,072円 |
端末価格 | 87,120円 | 124,080円 |
合計 | 271,392円 | 295,152円 |
しかし、2年間の運用価格を比較して改めて思うのは、
iPhoneって高い
ということだ。2年間の通信費と端末価格にそれほど差がない。
- ドコモの下取りプログラム
- Appleの下取りプログラム
- 割引クーポン(大体2年使っているとiPhone発売時期に届く)
これらを駆使すれば多少安くなるとは言え、「節約」を考えた場合、iPhoneを使うことそのものが「贅沢」といえる。
格安SIMを検討するより、利用するスマホそのものを見直す方が、節約効果は大きいかもしれない。
その場合「格安スマホ」が候補になるが、僕がiPhoneユーザーにおすすめするのは、「Pixel 3a」だ。
- 食べ物の撮影でも「寄れるポートレートモード」
- 手持ちで星まで撮影できる驚愕の「夜景モード」
- 使いやすい非接触ICカード決済「Google Pay」
- 操作性が良くiPhoneからの移行もスムーズ
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモでiPhoneを購入する時の注意点
ここまで紹介してきたように、大容量通信を行うなら「ドコモ」の方がお得感が高い。
しかし、購入にあたっては注意点が2つある。
これはiPhoneに限った話ではなく、ドコモのスマホ購入すべてにおける注意点だが、是非知っておいて欲しい。
- スマホおかえしプログラムで購入し「2年毎にキッチリ機種変更する」
- 事務手数料、頭金がないオンラインショップで購入する
スマホおかえしプログラムで購入し「2年毎にキッチリ機種変更する」
繰り返しになるが、2019年9月時点のドコモスマホ販売は、以下の2パターン。
- ハイエンドモデルを「スマホおかえしプログラム」で購入する
- それ以外のスタンダードモデルを一括購入する(iPhone 7)
最新モデルを購入する場合は前者になると思うのだが、「スマホおかえしプログラム」は2年間使って返却することでメリットが最大化する。
「3年リース購入」のイメージに近いが、3年間使うメリットは皆無で、2年でキッチリ機種変更するのがポイント。
「月々サポート・端末購入サポート」時代から、大手キャリアでスマホを買うなら「2年毎にキッチリ機種変更する」のが重要だったが、これは今も変わっていない。
2019年現在でも、発売から4年以上経ったiPhone 6を大事に使っている方
まわりにいないだろうか?
結構いると思う。
大事に使うことを否定はしないが、こういう人は大手キャリアの上得意様(=カモ)だと思う。
この記事での価格比較は「2年間」が基準になっているが、今やスマホの進化は少なくなっているので、3〜4年使うことも珍しく無い。
同じ端末を長く使うなら、SIMフリー版を購入した方が良いと思う。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
事務手数料、頭金がないオンラインショップで購入する
「格安SIM」への乗り換えを検討したが、結局大手キャリアに残ることを選択する
こういう事例も実は多い。
ここまで紹介してきたとおり、ヘビーユーザーの場合「大手キャリア」の方が、通信速度や安定性の面でメリットが大きいからだ。
ただ、購入方法だけは注意して欲しい。ドコモスマホを購入する方法は、大きく分けて2種類だ。
- ドコモショップ、家電量販店など店頭で購入する
- 「ドコモオンラインショップ」で購入する
以前は両者に大した差はなかったのだが、2019年現在はオンラインショップが圧倒的にお得だ。
- 24時間受付可能
- 送料無料(2,500円以上ですがスマホ・タブレットで、この条件を満たせないことはほぼない)で届けてくれる
- 全手続きで事務手数料が「完全無料」
- 頭金も0円(端末費用は別途必要です)
- キャンペーンが多い
諸費用を含めれば、
ドコモショップ店頭での購入は、オンラインより1万〜1万5千円高い
という感じなので、よほど急いでいない限りは「ドコモオンラインショップ」での購入をおすすめする。
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
終わりに
長々と紹介してきたが、「ドコモのiPhone」と「SIMフリーiPhone+格安SIM」でどちらがお得なのかまとめると以下のような感じだ。
- 月の通信量が10GB未満なら「SIMフリーiPhone+格安SIM」が安い
- 10GB以上の場合は、「ドコモのiPhone」と価格差が縮まるのでドコモがお得
- 格安SIMを契約するなら「Y!mobile」がおすすめ
今やライフラインとも言える、データ通信は人によって、利用頻度や使い方は様々だ。
だからこそ、
こうすれば『必ず』安くなる、お得になる
という方法は存在しないと思っている。
無駄なお金は誰だって払いたくない。だが、
格安SIMにすれば安くなる
と安易に考えないで欲しい。
この記事で紹介したのは一例だが、この記事で一番僕が伝えたいのは、
言われたことだけ信じないで、自分でよく検討して欲しい
ということだ。
- まだ、料金の高いdocomoなんて使ってるの?
- 格安SIMにしたらめっちゃ安くなったよ〜
なんて言う人は実際いるし、僕も言われたことはある。
しかし、僕はドコモのiPhoneユーザーで
- 端末価格
- 料金
- 通信スピードなど安定性
- 各種割引
- 家族単位での契約
を総合的に検討して、ドコモを使い続ける選択としている。
目先の安さではなく、納得感を持って選択していただけたらと思う。
おすすめのiPhone購入方法と通信キャリア
- 2019年9月時点の最新モデル「iPhone XS 64GB」を購入
- 大手キャリアは「ドコモ」、格安SIMは「Y!mobile」
- ドコモは「スマホおかえしプログラム」で購入
- Y!mobileはiPhone XSを販売していないので、AppleのSIMフリー版を購入
- 通信量は10GB程度と20GB程度を想定
通信量が10GB未満なら「SIMフリーiPhone+Y!mobile」
明細 | ドコモ | Y!mobile |
---|---|---|
基本使用料 | 157,872円 | 118,272円 |
端末価格 | 87,120円 | 124,080円 |
合計 | 224,992円 | 242,352円 |
通信量が10GB以上なら「ドコモのiPhone」
明細 | ドコモ | Y!mobile |
---|---|---|
基本使用料 | 184,272円 | 171,072円 |
端末価格 | 87,120円 | 124,080円 |
合計 | 271,392円 | 295,152円 |
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
今一番コスパの高いモデルは「iPhone 12」
iPhoneの最新モデルの「iPhone 13」と「iPhone 13 Pro」は、価格が高いです。
2019年モデルの「iPhone 11」は、2度目の値下げが実施され今が底値ですが、高コスパモデルとしては「iPhone 12」をオススメします。
- 契約事務手数料が無料の、オンラインショップを活用する
- ストレージは「128GB」を推奨
- カラーはトレンドに左右されず、「好み」で選ぶ
今はとにかくスマホが高いので、少しでも節約しましょうね。
ドコモでiPhoneを買うならオンラインショップがおすすめ
購入手続きはオンラインショップで行うのがおすすめです。
利用するメリットは、以下のようなものがあります。
- 24時間受付可能
- 2,750円以上の購入で送料無料
- 全手続きで事務手数料が「完全無料」
- キャンペーンが多い
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています
iPhoneを格安SIMで使うなら、Y!mobileがおすすめ
iPhoneで格安SIMを使うなら、Y!mobileは大半のモデルが「通信設定プロファイル」のインストール不要で便利です。
- 格安SIMなのに、通信品質がソフトバンク回線と同等で混雑しない
- 家族割、おうち割で家族全員の通信費を削減できる
- PayPayが最大20%還元で利用できる
- オンラインストアのキャンペーンがかなりお得
2024年12月現在、オンラインストアはお得なキャンペーンが豊富なので、是非最新キャンペーン紹介記事も参考にしてくださいね!
通話をあまり使わないなら、UQ mobileも視野に入れてみよう
UQ mobileは以下のような人におすすめです。
- とにかくスマホ代を安くしたい人
- 通話をあまり利用しない人
- 余ったデータ容量を翌月に繰り越したい人
- 大手キャリア並みの通信速度でも、月3,000円以下で使える
- 最新キャンペーンをチェック
UQ mobileとY!mobileの違いを、通話料金・データ通信・キャンペーンの観点から徹底比較し、それぞれに向いている人について解説しているので、以下の記事も合わせてご覧ください。