2017年のdocomo夏モデルの発表は、フラグシップ端末のXperia XZシリーズ・Galaxy S8シリーズより、新登場のdocomo withシリーズが注目されたと思う。
対象スマホのご購入で、利用料金が『ずっと』毎月1,500円割引というのがポイントなのだが、僕は発売した2017年6月に「Galaxy Feel SC-04J」を購入した。
料金明細なども揃ったので、
本当に安くなったのか?
を検証してみようと思う。結論を先に言うと、我が家の場合かなり安くなったと感じている。
旧docomo with対象モデルは、「ドコモスタンダードモデル」として販売継続しています。
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従来の割引『月々サポート』・『端末購入サポート』
2017年6月から開始した「docomo with」は、格安SIM対策なんて言われたりもしたが、値引きを目的としたプランだ。
従来の割引の仕組みは、
- 端末購入を2年間(24回)の分割払い(または一括払い)とする
- 分割払い金の一部を、docomoがサポート(=月々サポート)
というもの。
サポートする金額やサービス名がキャリアによって変わっているだけで、基本的に格安SIMも含めて端末購入の仕組みは横並びだった。
docomoに関して言えば、もう1つ『端末購入サポート』というものがあり、これは24ヶ月分の割引を初回購入時に適用し、1年間は機種変更すらも縛るというプランだが、割引は24回という考え方は変わっていない。
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docomo withの概要
しかし、24回の割引というのは、ある意味非常に分かりづらかった。
- いつから始まり、いつ終わるのか
- 途中で解約・機種変更すると割引が止まり、残債が請求される
- 一括購入した場合、月々サポートが終了したあとの『割高感』
これらは全て、割引が24回に限定されていることに起因している。
そして、割引の切れ目が縁の切れ目という感じで、他社にMNPするユーザーも多かったと思う。
そういうわかりにくさを解消する為に生まれたプランが、『docomo with』だ。
内容としては、
- 対象端末を購入する
- 購入方法は一括払いのみ(価格は3万〜4万円程度)
- 購入直後から毎月1,500円引きとなり、機種変更しなければこの割引が永続する
といったもの。
なんと言っても、毎月1,500円引きが永続するというのがポイントだ。
対象機種は限定されるが、その端末を使用していなくても割引は継続するということで、SIMフリー端末や他社のSIMロック解除スマホを利用しても問題ない。
つまり、
- 中華スマホなど1万円程度の格安スマも
- iPhone
も使えてしまうわけで、それがdocomoの格安SIM対策とも言われた理由だ。
docomo withと月々サポートの違い
月々サポートとdocomo withの違いを簡単にまとめると、以下のような感じだ。
分類 | 月々サポート | docomo with |
---|---|---|
割引 | 24回まで | 永続 |
割引金額 | 多め(端末による) | 1,500円固定 |
対象機種 | 基本的に全ての端末 | 限定 |
購入形態 | 一括 or 分割 | 一括のみ |
docomo with最大の特徴は、1,500円の割引が永続することだが、その代わりに割引金額は抑えめとなっている。
docomo withが開始された2017年6月時点で、最新だった「iPhone 7」の月々サポートは毎月2,322円の割引。
価格的にはかなり大きなものとなっている。
docomo with対象端末は「ミドルレンジ中心」
サポート金額が安い理由は、端末価格の安さも起因している。docomo with対象端末は以下の通り。
機種名 | 本体価格 | 発売月 |
---|---|---|
Galaxy A22 5G SC-56B |
22,000円 | 2021年12月 |
Xperia 10 III SO-52B レビュー記事 |
51,480円 | 2021年6月 |
Xperia Ace II SO-41B レビュー記事 |
22,000円 | 2021年5月 | iPhone SE 第2世代 64GB レビュー記事 |
57,024円 | 2020年4月 |
10万円くらいする最新スマホと比較すればかなり安い。
価格・スペック的にみても「ミドルレンジのスマホが中心」と言える。
「円年割引」で機種変更に毎回悩むストレスが軽減する
また、docomo withを選択する一番大きなメリットとして「永年割引」がある。
このことは裏を返せば、
- 同じスマホが長く使える
- 長く使えるので、機種変更に悩むストレスが軽減する
という、隠れたメリットがある。
スマホの種類は増え、購入方法も多彩になったが、興味がない・ついていけないという人にはストレスの原因になっている。
「悩むのも面倒だから、古いけど使い続けている」という人も多く、そんな方にもおすすめの購入方法だ。
docomo withで料金は安くなったのか?
というわけで、気になる料金がどうなったかを紹介しようと思う。
今回、妻の携帯をGalaxy Feel SC-04Jに機種変更した。
それまでは、ガラケー(FOMA)とiPhone(データ通信用)を持っていたが、iPhoneに一本化した。
つまり、docomoの管理上Galaxy Feelユーザーだが、実態はiPhone 6sを接続して利用している。
日割りは適用されるのか?
Galaxy Feel SC-04Jをドコモオンラインショップで購入し、開通させたのは2017年6月20日だ。
以下は、2017年6月分の利用明細だが『docomo with適用額』として割引され、日割りされていることが分かると思う。
なので、月末月初を狙って契約する必要はなさそうと言える。
料金は安くなったのか?
安くなったのか?
という問いについては、利用状況によりけりとは思うのだが、妻の場合は安くなったと感じている。
妻の携帯は、
- 通話専用のガラケー(1,000円の無料通話付き)
- データ通信専用のiPhone(月2,000円程度)
というのを長年続けていた。
docomo with導入後は、
- docomo withを契約
- 端末はiPhoneを利用
- 通話プランは『カケホーダイ・ライト』
- データ通信はシェアパックに加入(シェアパックは僕が契約済)
という感じなのだが、料金は以下のようになる。
月額1,000円
docomo回線が利用でき、5分間のカケホーダイ付きでこの値段ならかなり安い。
これまではガラケーの契約だけで、月1,500円(1,000円の無料通話付き)かかっていたので、安くなったと実感する。
終わりに
docomo withはこの契約のまま長く使うなら確かにお得なサービスだ。
ただ、
1,500円値引きの根拠って一体何なんだろう
という疑問も沸く。
端末価格は約3万円。つまり、24回以上割引を受けたら利用者にとって黒字になることを意味する。
この原資は誰かが負担していることになる。
だったらもう、
通信サービスのみ提供するプラン
をこの価格かもう少し安い価格で提供すればいいわけで、端末購入とセットにしたプランがいよいよ崩壊してきたなと感じる。
近年の大手キャリア料金プランは、docomoがプライスリーダーとなっている印象が強いが、docomoの次の一手はこの辺りが関係するのではと思った。
ドコモスタンダードモデル(旧docomo with)のおすすめモデル
スタンダードモデルのドコモスマートフォンは以下の特徴があります。
価格が安いため、「値下げ」はほぼありません。このため、在庫が豊富で、事務手数料が「無料」のドコモオンラインショップでの購入がおすすめ!。
条件を満たせばSIMロック解除も可能です。
- 3万円〜4万円と安価
- 「スマホおかえしプログラム」の対象外だが、買い切りなので長く使える
- 分離プラン「ギガホ・ギガライト」のメリットが得やすい(新規契約の方におすすめ)
機種名 | 本体価格 | 発売月 |
---|---|---|
Galaxy A22 5G SC-56B |
22,000円 | 2021年12月 |
Xperia 10 III SO-52B レビュー記事 |
51,480円 | 2021年6月 |
Xperia Ace II SO-41B レビュー記事 |
22,000円 | 2021年5月 | iPhone SE 第2世代 64GB レビュー記事 |
57,024円 | 2020年4月 |
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