iPhone 8はおくだけで充電できる?ワイヤレス充電『Qi(チー)』を使って感じたメリット・デメリット

ワイヤレス充電規格『Qi』
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2017年モデルのiPhone(iPhone 8)では、ワイヤレス充電に対応すると言われている。

ワイヤレス充電は、Android端末では2011年頃から採用事例があるし、技術的には特に真新しいものではない

このタイミングでAppleが採用する技術は既存記述と異なるのか、ワイヤレス充電のメリット・デメリットなどを、過去に使った経験から紹介しようと思う。

ワイヤレス充電とおくだけ充電の違い

おくだけ充電

おくだけ充電

この記事では敢えて『ワイヤレス充電』と記載しているが、ワイヤレス充電と言われると、

例えば、無線LAN(Wi-Fi)のように、家の中ならどこでも充電出来る技術

と思う方も多いかもしれない。

わりと近い将来そのような技術が一般的になる可能性は高いが、今回話題にするワイヤレス充電というのは、

数センチ(最大4センチ)という、近距離での無線充電技術

を差している。
日本ではNTTドコモが『おくだけ充電』という名前で、何年も前から普及を図っているため、その名前の方が有名かもしれない。

おくだけ充電(誘導充電)とは

ワイヤレス充電規格『Qi』

ワイヤレス充電規格『Qi』

日本ではdocomoの独自技術という認識を持っている人もいるだろうが、おくだけ充電は電磁共鳴技術を使った、『誘導充電』というもので、特別新しい技術ではない。

スマートフォンなどのガジェットが増える前は、電動歯ブラシなど家電でも採用事例は存在する。

そして、この誘導充電には主に2種類の規格が存在する。

規格名規格団体
Qi(チー)ワイヤレスパワーコンソーシアム(WPC)
PowermatAirFuel Alliance

機能的な違いはほぼないが、互換性もないという、Blu-rayとHD DVDのような規格争いの産物とも言える。

日本では、おくだけ充電が『Qi』を採用していることから、規格名も含めてQi(チー)の認知度が圧倒的に高いが、アメリカでは最近Powermatがスターバックスなどで採用され、普及しはじめている。

また、両規格に互換性を持つ充電機器なども増えており、規格の問題も解消しつつあるが、

iPhoneがどちらの規格を採用するか

が最大の注目ポイント。
iPhoneが採用した規格で勝負ありだと個人的には思っている。

iPhoneはどの誘導充電規格を採用するか?

左がLightning、右がUSB-TypeC

Appleが積極的に採用するUSB-TypeC

Appleは伝統的に、インターフェース関係は新しいモノをいち早く採用し、古いモノをドンドン切り捨てていく。近年では、USB-Type Cを12インチMacBook2016年以降のMacBook Proで採用したりした。

ただ、誘導充電に関しては、わざわざ新しい規格を作ることはもちろん、採用もしないと思う。何故なら、誘導充電は補助的なものであり、本命は従来通りケーブル接続による充電だと思うからだ。

iPhoneは長年急速充電をサポートしていなかったが、iPhone 8ではUSB Power Delivery(USB-PD)を採用するといわれており、充電の本命はあくまでもこちらだと思う。

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であれば、誘導充電はシェアの大きい方を採用すると僕は思う。つまり、

  • Qi(チー)のみ
  • 両方に対応

のどちらになると思われる。

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おくだけ充電を使うメリット

Qiのメリット

Qiのメリット

ただ、このおくだけ充電、日本でそれほど普及している様子もないので、「必要なの?」って思う人も多いだろう。

僕もその一人で、実際2014年頃に購入したAndroidスマートフォンで使った事があるのだが、案外使い勝手が悪かった。

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だが、メリットもありそのメリットは最近大きくなったとも思う。
具体的には、

デスクや車での充電に便利

ということだ。

5年くらい前と比較してスマートフォンの重要度はさらに高まった。
今や肌身離さず持っていないと不便だし、落ち着かないという人も多いと思うが、逆にいえば充電が切れるリスクも高まった。

モバイルバッテリーなどを持ち歩くのはもちろんだが、例えば会社のデスクや車を運転中は常に充電して、なるべくフル充電状態をキープしようとする人も多い

そんな人はクレイドルのようなモノを使う人が多く、

  1. 席に着いたら、ケーブルを差し込み
  2. 席を離れるときは、取り外す

ということをするわけだが、これが案外面倒だ。

おくだけ充電だと、充電台におくだけでいいというのがなんともお手軽で、非常に便利だなと感じる。

また、iPhoneの場合だとiPhone 7から遂に防水対応を果たしたが、濡れていた端末にケーブルを挿すのは危ないので、おくだけ充電の方がまだ安全そうな気がする。
※そもそも充電するなという議論は置いておいて

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おくだけ充電を使うデメリット

逆に僕が以前使って感じた、おくだけ充電のデメリット。これはメリットの裏返しとも言えるが、

ちょっと動いたら充電されなくなる

ということだ。
おくだけ充電は専用の台において充電するのだが、当然乗っていなければ充電されない。さらに言えば、位置が重要でずれると充電されなくなるという難点がある。

就寝中はほぼ全ての人が枕元とかにスマホをおいて充電していると思う。
この時、ちょっと寝相が悪かったりするとずれてしまい、朝起きたらフル充電されていないという事態にもなる(僕はこれが結構よくあった)。

もう一つ言うと、今のおくだけ充電では発生しないかもしれないが、充電中に「ブーン」というような動作音がありそれが嫌だった。日中なら全く気にならないレベルだが、就寝中は気になってしまった。

そういう意味で、就寝中の充電には案外使えないというのが欠点だと思う。

終わりに

Qi(チー)規格を採用したおくだけ充電機能は、以前なら全く興味がなかったが、

  • 車での移動が多い
  • Macで行う作業以外、ほぼiPhoneに集約できた

ことから、手軽に充電出来る環境が欲しいという気持ちは高まっていた。

iPhoneで採用されたら、きっと便利だと思うので期待しながら待とうと思う。

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