2017年モデルのiPhone、「iPhone 8」と「iPhone X」の目玉機能の1つは、ワイヤレス充電規格の『Qi(チー)』に対応したことだ。
- 日本では5年以上から、NTTドコモが『おくだけ充電』を広めてきてた
- Androidの世界では、何年も前から採用されていた
なんて話は確かによく聞く。
事実そうだが、じゃあ普及していたのかと言えば、答えは「No」。
Androidユーザーだって、ほとんど使っている人を見たことがない
使い勝手・充電スピードなどの問題も確かにあったが、イマイチ普及している感じがないのは、
Appleが採用するかどうかを様子見していた
という雰囲気が強かったと思う。
日本ではQiが普及していたが、例えばAppleが独自規格を作ったら、恐らく日本のQi機器は数年で駆逐される。
設備投資する側からすればこれほど恐ろしいことはないし、これは一般ユーザーにも同じことが言える。
僕も今までワイヤレス充電(Qi)は何度か使ったことがあるが、本体に付属している充電器のみで、買ったことはなかった。
だが、iPhoneが対応したことで、規格としての覇権は決まったので、安心して購入できるようになった。
というわけで、スマホケースメーカーとしてお馴染みのSpigen社が販売する、Qi規格対応ワイヤレス充電器『F301W』を購入してみた。
早速紹介しようと思う。
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Spigen『ワイヤレス充電器 F301W』の概要
今回購入したSpigen『ワイヤレス充電器 F301W』は、2017年10月時点でSpigen社が販売するワイヤレス充電器の1種だ。
F301W・F302W・F303Wの3種類があり、
- F301Wはベーシックなタイプ
- F302Wは薄型軽量タイプ
- F303Wはスタンドタイプ
という分類になる。スペックや価格を簡単に比較するとこんな感じだ。
機種名 | タイプ | 9W高速充電 | Amazon価格 |
---|---|---|---|
F301W | 直置き | ○ | 3,140円 |
F302W | 直置き | × | 2,990円 |
F303W | スタンド | ○ | 4,330円 |
という感じになる。
僕は今回F301Wを購入したが、その理由はQi規格のほぼ全てを満たしている、ベーシックなタイプだからだ。
ワイヤレス充電器の本命は、やはりAppleが販売する発売する『ワイヤレス充電パッドAirPower』だと思う。
なので、現状の使い勝手などを試すのが目的となる。
Spigen『ワイヤレス充電器 F301W』開封レポート
まずは簡単に開封レポートを。
パッケージはSpigen社お馴染みの、オレンジとブラックを基調にしたもの。
箱を空けると、まずワイヤレス充電器本体が登場。
同梱品は他に、microUSBケーブルがある。
F301W本体に、microUSB端子を接続し、反対側はUSB端子(Type-A)に接続するだけなので、使用前の準備に迷うことはまずないと思う。
だが、マニュアルは付属しているものの、日本語未対応であることは注意して欲しい。
使った感想とワイヤレス充電の欠点
F301Wを僕が持っているiPhone 8 Plusと並べると、こんな感じになる。
見ての通り、iPhone 8 Plusの方が圧倒的に大きい。
USBケーブルを接続し、通電状態になると緑色のLEDが点灯する。
この状態で、iPhone 8 Plusをおくと充電が始まる。
こんな感じで、青色のLEDが点灯すると充電状態になる。
ケースを付けた状態でも充電可能と言われているが、Spigen社の『ウルトラ・ハイブリッド』を装着状態でも充電出来た。
ただ、お分かりだろうか??
結構不安定な状態になっている
ということに。
恐らくこれがiPhone 8であればそれほど、気にならないが、Plusの場合はサイズ感が合わない。
ちょっと当たれば簡単に落ちたり・ズレたりして、充電状態が解除される。
そして、一番難しいところは、
iPhoneと充電器の『中央付近』を合わせなければ充電されない
ということだ。
単に載せただけでは充電されない。位置が重要となる。
例えば、こんな状態では緑色のLEDが点灯しているので、充電されない。
位置合わせはわりとシビアというのが欠点と言えるかもしれない。
このことは過去にAndroidで使って感じていたことであり、分かっていた。
ただ、最後に使ったのが2014年頃なので、あれから変わっているかなと思っていたが、あまり変わっていないようだった。
そう言う意味でも、F301Wは昔ながらのベーシックなタイプというのを実感した。
ちなみに、9W高速充電を行う場合、Quick Charge対応(GC2.0・GC3.0)のACアダプタを使う必要があり、その場合赤色のLEDが点灯するらしいのだが、僕は対応機器を持っていないため試すことが出来なかった。
終わりに
冒頭でも記載したが、今回購入したF301Wはお試しの位置付けだった。
2017年現在も数年前とそれほど変わっていない
というのが収穫だったが、今回紹介した位置合わせが重要などの欠点を解消した充電器も存在する。
その代表格はやはり、Appleが販売する発売する『ワイヤレス充電パッドAirPower』だろう。
ただ、価格は恐らく1万円~2万円になると言われており、だたの充電器としては高すぎる可能性は高い。
そんな方には、Spigen社が販売する『ワイヤレス充電器 F303W』の方がおすすめかもしれない。
- スタンド型で安定しておける
- 置きながらでも操作しやすい
- 2コイルで充電領域が広い
という特徴はSpigen社の製品ではこの機種だけだ。
複数台の機器を同時に充電はしない
って方には、Amazon実売価格で4,330円とF301W(3,140円)より高くなるが確実に使える『ワイヤレス充電器 F303W』をおすすめする。
今回レビューしたSpigen『ワイヤレス充電器 F301W』は以下です。
ワイヤレス充電器のおすすめモデル・選び方
「iPhone 8」および「iPhone X」の対応以来、ワイヤレス充電器が増えています。おすすめモデルや選び方は以下の記事をご覧ください。
- 高速充電規格に対応していること
- 大型またはスタンドタイプであること
- 構造上壊れにくいので、熱対策をしているなど値段より品質重視
その他のおすすめ製品
▼スタンドタイプかつ横向きで対応で、動画みながら充電できます▼iPhoneと第2世代AirPodsが同時充電できる!
▼ワイヤレス充電は車で使うのが一番便利!
USB充電器ならUSB PD対応のマルチポート充電器がおすすめ
ワイヤレス充電は便利ですが、速度や複数台の充電性能では劣るので、マルチポート充電器を1つ持っておくと便利です