iPhoneは2017年9月に発売した、「iPhone 8」以来ワイヤレス充電器「Qi（チー）」に全てのモデルが対応している。
しかし、ワイヤレス充電は、
- 規格を管理するワイヤレスパワーコンソーシアム（WPC）に申請した出力
- メーカー独自で対応した高速充電
両方の仕様があり、非常に分かりづらい。
今回紹介する「mophie wireless charging base」は、iPhoneの充電に最適化されたワイヤレス充電器だ。
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iPhoneのワイヤレス充電は「最大で7.5W対応」
冒頭に記載した通り、ワイヤレス充電の規格は非常にややこしい。
例えば、最新規格の「Qi ver.1.2.4」は15W（Extended Power Profile）での充電をサポートしているのだが、対応するスマホは少ない。
ちなみに、iPhoneは「7.5Wまでの対応」となっている。
製品毎の最大出力を簡単にまとめると以下のようになる。
| 製品名 | 最大出力 | 備考 |
|---|---|---|
| iPhone 8以降のiPhone ※iPhone XSなど |
7.5W | 7.5W充電は対応する充電器のみ |
| Galaxy S8以降のGalaxy | 9W | 9Wは対応する充電器のみ |
| Google Pixel 3/Pixel 3 XL | 10W | 10W充電Pixel Standのみ |
| Xperia XZ2・Xperia XZ3 | 11W | Extended Power Profile対応 |
| HUAWEI Mate 20 Pro | 15W | Extended Power Profile対応 |
| 上記以外 | 5W | Basic Power Profile |
例えば、「Xperia XZ3」はExtended Power Profileに対応し最大で11Wの高速充電が可能だ。
しかし、ワイヤレス充電器も対応していないと、11Wの高速充電はできない。
では、ワイヤレス充電器がExtended Power Profile対応なら、iPhoneは15Wで充電できるかといえば、それも出来ない。
充電するスマホと充電器の双方の対応が一致しなければ、高速充電は出来ない
合致しない場合、5Wの充電になる。
iPhoneのワイヤレス充電対応モデル
では、iPhoneのワイヤレス充電対応状況はどうなっているかと言えば、対応モデルは以下の通り。
2019年現在、流通しているiPhoneはほぼワイヤレス充電には対応している。
例外は、格安SIMで販売されているiPhone 6sとiPhone 7だろうか。
ワイヤレス充電は対応製品でないと使えないため、購入時には気を付けて欲しい。
「mophie wireless charging base」について
前置きが長くなったが、今回紹介する「mophie wireless charging base」はiPhoneでの利用に特化した、ワイヤレス充電器だ。
特徴としては、
- 7.5W出力対応
- Extended Power Profileには非対応
となっており、5Wの充電器としては使えるが、Androidでの利用はあまりおすすめ出来ない。
ネットで日常的にものを買っている方には、不思議な製品だと思うかもしれない。ただ、この製品の販売方法を聞けば恐らく納得するだろう。
「mophie wireless charging base」は、
- Amazonなど一般店舗
- ドコモショップなどで販売する「docomo select」
この2パターンで販売されている。
「ドコモオンラインショップ」での販売価格は「7,538円（税込）」となっており、少々お高い感じだが、ドコモショップでの販売が中心と聞けば、納得いただけるのではないだろうか。
つまり、ネットで購入するにしてもdポイントがどうしても使いたいなど、ドコモユーザー向けの製品と言える。
開封レポート
簡単に開封レポートを。といってもワイヤレス充電器は説明することがほとんどない。
これがパッケージ。
裏面をみると、対応製品としてiPhone 8などが記載されているが、iPhone XSでももちろん使える。
同梱品は以下。
- 本体
- ACアダプタ（USB非対応）
- マニュアル（日本語対応）
専用のACアダプタを使っているため、USBからの給電は出来ないが、それゆえに安定して高速充電が可能なる。
これがACアダプタを接続した状態。
iPhone XS Maxをワイヤレス充電
使い方はいたって簡単で、充電器に載せるだけだ。
充電パットがそれほど大きくないため、位置合わせに若干注意が必要だが、中心部におけば充電されると思う。
↑これならOK。
↑この状態は充電出来なかった。
iPhoneのみ7.5Wの高速充電が可能だが、Android（Galaxy S8）でも充電は可能だった。
終わりに
ワイヤレス充電器は2019年現在、多数の製品が販売されている。
安価な製品も多いのだが、ワイヤレス充電器は使い方が「載せるだけ」ということもあり、壊れにくい。
夏場は熱がこもって充電出来ないこともあるため、多少値段は高くても、長く使えることを重視した製品選びを僕はおすすめしている。
ドコモショップ店頭でも販売している
というのは、品質を担保する意味では選択基準としてありかと思う。
「ドコモオンラインショップ」での販売価格は「7,538円（税込）」と、少々値段は高いが納得できるワイヤレス充電器を選んでいただけたらと思う。
ワイヤレス充電器のおすすめモデル・選び方
「iPhone 8」および「iPhone X」の対応以来、ワイヤレス充電器が増えています。おすすめモデルや選び方は以下の記事をご覧ください。
- 高速充電規格に対応していること
- 大型またはスタンドタイプであること
- 構造上壊れにくいので、熱対策をしているなど値段より品質重視
その他のおすすめ製品
▼スタンドタイプかつ横向きで対応で、動画みながら充電できます▼iPhoneと第2世代AirPodsが同時充電できる！
▼ワイヤレス充電は車で使うのが一番便利！
USB充電器ならUSB PD対応のマルチポート充電器がおすすめ
ワイヤレス充電は便利ですが、速度や複数台の充電性能では劣るので、マルチポート充電器を1つ持っておくと便利です
