機種変更でスマホが安く買える、端末購入サポートを知ってますか?
docomoなど大手キャリア(MNO)の回線を契約する場合、基本的には2年毎に新しい端末に買いかえるのが一番お得な使い方だと思う。
理由は、
- MNOの高い料金は、通信量に端末価格も実質的に内包されている
- 下取り制度を使えば、1万円以下と安価に機種変更が可能
といった辺り。
特に大きいのは、機種変更でも比較的安く買えるということだ。
MNOを使う上で一番損な使い方は、古い端末を長く大事に使うこと
だというのは覚えておくべきと思う。
そうしたいなら、SIMロック解除して格安SIM(MVNO)を使う方お得だ。
というわけで、ドコモでスマホを機種変更する場合、主に2種類の購入方法がある。
- 端末購入サポートが適用される安いスマホ(旧モデルが中心)
- 月々サポートが適用される通常のスマホ(最新端末が中心)
どちらも『サポート』と名が付いて分かりにくいのだが、位置付けは大きく異なる。
今回、月々サポート終了に伴い、端末購入サポート対象のiPhone SEを購入したのでその内容を紹介しようと思う。
購入済みの端末は、契約期間満了まで割引が継続しますが、新たな端末購入時は新設された「スマホおかえしプログラム」に統一されます。
目次
docomoの月々サポートについて

『端末購入サポート』を理解する前に、まず知って欲しいのは、最も一般的な購入スタイルである『月々サポート』だ。
いわゆる、
- 割賦購入
- 2年の利用でスマホが0円
とか言われるのは、この制度を利用したものだ。
名称はキャリアによって以下のように異なるが、
キャリア | サービス名 |
---|---|
docomo | 月々サポート |
au | 毎月割 |
SoftBank | 月々割 |
端末価格の一部を2年間の分割でキャリアが負担しますという、考え方は全て同じだ。
料金の例で言うと、僕が契約しているdocomoのiPhone 7(128GB)の場合、2017年3月現在だと、

このような料金体系になっている。
ここで言えば、55,728円が月々サポートの対象となるわけだが、これは2年間利用した場合の割引価格となる。
つまり、途中で機種変更や解約した場合、その権利を失うことになり、分割払いをしていた場合、残債として支払い義務が発生する。
いわゆる、回線契約の2年契約(2年縛り)と同じ2年間であることから、混同することも多いのだが、
回線契約と端末購入は『セットではない』
というのは重要なポイントで、例えば解約した場合、2年縛りの満了月以外だと、
- スマホ購入の残債
- 2年契約の違約金
がダブルで請求されるので、注意して欲しい。
この月々サポートは、全てのdocomo端末で提供されているサービスといっても良いと思うが、もう1つ似たような名前のサービスがある。
それが、端末購入サポートだ。
docomoの端末購入サポートについて

『端末購入サポート』は、サポートと名が付くので考え方としては、
キャリアが端末の価格をサポートします
という部分において、月々サポートと同じ考え方となる。
だが、今回僕が購入したiPhone SE 64GBの場合だとこのような料金体系になっている。

お分かりだろうか。
割引が分割ではなく、1回で提供されているということが。
逆に言えば、定価は変わっていないとも言える。
だったら、端末購入サポートの方が圧倒的にお得じゃないかと思うだろうが、世の中そんなうまい話はない。
端末購入サポートのデメリットも当然ある。それは、
- 対象機種が限定される(基本的に旧モデル)
- 1年以内に機種変更・解約すると高額の契約解除料(解約金)を請求される(価格は端末による)
- SIMロック解除は100日経過しないとできない(解除すると違約金を請求される)
といったあたり。
特に大きいのは規定利用期間が12か月間と決められていることで、それを破ると痛い目を見る。
12ヶ月以内での機種変更・解約は契約解除料(解約金)が発生するので注意
端末購入サポートを利用する場合、規定利用期間というものが存在する。
その期間は『12ヶ月』で、この期間は、解約はもちろん機種変更も契約違反となることに注意が必要だ。
具体的な条件は以下。
- 新たな機種のご購入
- FOMA契約・Xi契約間の契約変更
- 解約または電話番号保管
- 「パケットパック」「シェアオプション」または「基本使用料割引サービス」の廃止または廃止予約
この縛りが発生する、規定利用期間は以下の考え方となる。

僕が購入したiPhone SEの場合だと、解除手数料は21,900円(税込 23,652円)。
割引金額のほとんどが、請求されるイメージになるため機種変更・解約時は期間を十分に確認する必要がある。
端末購入サポートと月々サポートの違い
というわけで、月々サポートと端末購入サポートの違いとして一番分かりやすいのは、割引の適用回数となる。
比較すると以下のような感じになる。
サービス名 | 適用回数 |
---|---|
月々サポート | 24回の分割 |
端末購入サポート | 1回(初回適用) |
基本的に割引額は同じなので、どちらが得という話ではない。
少なくとも最新端末を2年に1度ペースで機種変更している人にとって、支払い額は全く安くならないのでメリットは薄い。
端末購入サポートを利用するメリットは?
では、この端末購入サポートを利用するメリットはあるのかと言えば、かなり大きなメリットがある。
一番大きいのは、
1回の支払金額が少額に抑えられること
だと思う。
分割だろうが一括だろうが、2018年現在のスマホは定価が10万円近いものも珍しく無い。
この費用をポーンと一括払いできる人は少ない。特に学生は。
例えば今回購入したiPhone SEで言えば、購入価格は22,680円。定価が69,984円なのでかなり安い。
さらに言えば、僕のようにdポイントで全額支払うような人間だと、1回のポイント利用数が少なくなるというメリットもある。
ただ、誤解しないでほしいが安くなるわけではない。
イメージは『割引の前借』なわけで、月々サポート機種でも端末購入サポート機種でも、基本的にトータルで支払う金額に変わりはない。
1年に1回機種変更出来る
そして、もう1つのメリットが、1年に1回機種変更できるということだ。
端末購入サポートの規定利用期間は12か月間。
つまり、その後の機種変更は自由となる。その時にまた端末購入サポート対象の機種を購入すれば、違約金は発生せず機種変更ができる。
通常の端末は24ヶ月の利用が前提となるが、端末購入サポート対象機種を使い続ければ、1年に1回買い換えることができる
僕は、この制度を利用し、
- 2017年3月1日は『iPhone SE』
- 2018年3月1日は『V20 PRO L-01J』
を購入した。
僕みたいなガジェット好きには嬉しい制度だ。
端末購入サポートのおすすめ購入時期は『毎月1日』
では、端末購入サポート対象の機種を購入するのに、一番おすすめの時期はいつなのか。答えは、
毎月1日
となる。理由は公式サイトの記載を見れば明らかだ。

1日に購入した場合のみ、『当月も規定利用期間となる』のが大きな違い。
つまり、2018年3月の場合、
購入日 | 規定利用期間 | 次回機種変更可能月 |
---|---|---|
2018年3月2日〜31日 | 2019年3月 | 2019年4月 |
2018年3月1日 | 2019年2月 | 2019年3月 |
という感じで、1日に買えば1ヶ月早く規定利用期間が終わるイメージとなる。
この差はかなり大きい。
機種変更値下げされた旧モデルを狙う!
端末購入サポートは基本的に、旧モデルの値下げ品が大半だ。
ただ、年末・年度末などは期間限定で最新モデルが安くなることもある。
この制度を使う人は、新規・MNPユーザーより、機種変更で購入する既存ドコモユーザーが多いと思うが、新規・MNP限定というのも珍しく無い。
なので、過度な期待は禁物だが、是非チェックしてみてほしい。
SIMロック解除の扱いが異なる
端末購入サポートで購入すると、SIMロック解除の扱いも他の端末とは若干異なる。
2017年5月24日以降は、一括購入であれば即日SIMロック解除可能となったが、端末購入サポートを適用している場合は購入日から100日経過した機種でないとSIMロック解除できない。
というわけで、iPhone SEをSIMロック解除してみた。
購入から100日に満たない2017年6月10日にSIMロック解除しようとしても、

上記エラーとなりSIMロック解除はできなかった。
だが、この時表示されている通り2017年6月13日になって手続きを行うと、


無事SIMロック解除が可能だった。
少なくともオンラインでは解除出来ないようなので、何も知らずに手続きして、高額な解除料を請求されるということはないようだ。
終わりに

というわけで僕は、2017年3月1日にiPhone SE 64GBローズゴールドをdポイント一括払いで購入した。

端末購入サポートの規定利用期間は、

2018年2月末日。つまり2018年3月にはまた機種変更できる事になる。
この間の利用条件としては、
- 解約・機種変更しない
- 基本プランをカケホーダイプラン、カケホーダイライトプラン、データプランのいずれかにする
- パケットパック/シェアオプションを契約する
の3つ。
まあ、普通に使っている回線であれば、まず変更しないプランだ。
そう言う意味で、0円スマホがなくなり、MNPのメリットが消失した2017年らしい買い方ともいえる。
それでも、例年3月といえば、新生活商戦で端末が安く買える時期だ。
端末購入サポートは、基本的に新規・MNPが先に対象となるが、機種変更でも利用出来ることが多いというのもポイントなので。
この制度を上手く活用すれば、比較的新しい端末が安くゲット出来ると思う。
是非活用してみて欲しい。
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機種名 | 本体価格 | スマホおかえしプログラム | ||
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対象有無 | 24か月目返却時負担額 | |||
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2020年 夏モデル | ||||
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arrows Be4 F-41A![]() レビュー記事 | 23,760円 | × | - |
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