僕はdocomo回線をもう20年近く契約している。
iPhone発売後は、電話用としてガラケーで回線を安価に維持し、データ通信はiPhoneを販売していたau・SoftBankで行っていた。
だが、2013年にdocomoがiPhoneを発売し、分散するメリットが消失。
僕も2014年のiPhone 6購入を機にdocomo回線に一本化した。これに伴い、いわゆるキャリアメール(ドコモメール)も一応使えるようにしていたのだが、利用機会は激減している。
もはやメインの連絡手段ではないので、メールを見ることを忘れることも多いのだが、しばらく前にとんでもない事に気がついた。
いつの間にかドコモメール(メッセージRなども含む)を受信する設定がなくなっていた
ドコモメールなどの設定は、通常キャリアが用意した設定プロファイルを使う。なので、実はiTunesやiCloudから復元してもここは対象外となってしまうようだった。
目次
iPhoneをバックアップから復元する3つの方法

iPhone・iPadのバックアップは主に2種類の方法がある
2017年になっても、Androidと比較してiPhoneが優れていると思うのは、バックアップからの復元機能だ。
iPhone(iPadも含む)バックアップは大きく分けると以下の2種類。
- iCloud
- iTunes
なのだが、iTunesのバックアップはさらに暗号化バックアップというものがある。
方法毎のバックアップ内容を簡単にまとめると以下のような感じだ。
バックアップ方法 | アプリ | アカウント | パスワード | 復元速度 |
---|---|---|---|---|
iCloud | ○ | ○ | × | 遅い |
iTunes | ○ | ○ | × | 早い |
iTunes(暗号化) | ○ | ○ | ○ | 早い |
iCloudとiTunesの大きな違いは復元速度。
iCloudはネットワーク経由で、iTunesはMacなどPCの接続が前提になるため、どうしても速度に差が出てしまう。
そして、暗号化バックアップを行う最大のメリットはパスワード情報も復元されるということ。
多少時間がかかることを除けば(容量にもよるが1時間程度)、バックアップからの復元を実行すれば後は待つだけで移行前の環境がそのまま復元するというのはとても便利。
この復元操作を行えば、例えばメールアカウントなど機密性の高い情報も復元してくれる。ヘルスケアデータなども同様。ただし、アプリ毎に個別で認証しているものは対象外となることが多い。
ドコモメールのプロファイルに関して言うと、暗号化バックアップでも復元対象外だったことが曲者だった。
iPhoneのバックアップ体制
このように、iPhoneのバックアップはいくつかの方法があるのだが、僕はiCloudをデフォルト設定とし、これを緊急用と位置付けている。
理由は、毎日放っておいてもバックアップをしてくれるからだ。
そして、iTunesのバックアップは思い浮かんだ時と、
- 機種変更
- 故障交換
など事前に端末が変わると分かっている時に実施することが多い。長年iPhoneを使っているが、実はある日突然動かなくなったなんて事には1度も遭遇していない。
2016年10月のiPhone 7移行に関しても、事前に分かっていた話なので、iTunesで暗号化バックアップを行い、復元を行っていた。
ちなみにいうと故障時の対応もほぼ同じで、僕はiPhoneに必ずAppleCare+を付けるので、調子が悪くなった場合は、エクスプレス交換サービスでサクッとリフレッシュ品に交換する。
機種変更・故障交換でiPhoneを再セットアップする際はドコモのプロファイルもインストール
暗号化バックアップから復元すると、ほぼ全ての設定が再設定を行う必要もなく、そのまま使える。
僕の場合メインのメールアカウントはGmailで、Gmailはメールアプリで個別に設定している情報になるため、復元後もそのまま使えていた。
なので、サブの位置付けとなるドコモメールの設定がなくなっていることに数ヶ月気づいていなかった。
ドコモメールは、docomoが提供する設定プロファイルを使って設定していたのだが、
暗号化バックアップでこの情報も復元されていると思い込んでいたからだ。
実際は復元の対象外だったのだが。
というわけで、iTunesの暗号化バックアップからiPhoneを復元した場合も、ドコモメールのプロファイルインストールは再度実施する必要がある。
ドコモのプロファイルを再インストールする方法
手順はドコモが提供するマニュアルなどにも記載されているため、簡単に解説。

My docomoに接続
まず、会員サイトのMy docomo(マイドコモ)に接続する。
この時、Wi-Fi接続でなく、ドコモ回線(LTE)で接続するように注意しよう。

iPhone初期設定を選択
そこからプロファイル設定に進み、『iPhone初期設定』を選択する。

dアカウントでログイン
あとはウィザードに従ってdアカウント情報を入力し、

プロファイルを『設定する』を選択

プロファイルのインストールを実行
最終的に『iPhone利用設定』というプロファイルをインストールすれば完了だ。
なお、1度質問を受けたことがあるのだが、この設定を行う際のブラウザは必ず『Safari』を利用するようにして欲しい。
どうもChromeだとプロファイルのインストールに進めないようだ。
終わりに

左がiPhone SE、右がiPhone 5s
約3ヶ月ドコモメールを受信出来ない状況になっていたのだが、再設定を行い受信しても、返信が必要な連絡は1件も無かった。
これをみてもう無くてもいいんじゃないかって正直思ったが、未だにキャリアメールでないと登録出来ないサービスもゼロではないので、一応持っておく意味はある。
この記事を書いた2017年3月は、母のiPhoneをiPhone 6 PlusからiPhone 6sに変更し、僕はサブスマホとしてiPhone SEを購入すした。
このことで、セットアップを続けて行ったのだが、この時にも忘れないようにやっておく必要がある。
こういうのは僕のように中途半端に慣れている人程忘れがちなので、注意して欲しい。
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