こんにちは。ぽんイケ(@Pon_ike002)です。
docomoでは以前「月々サポート」というスマホ本体への割引サービスがありました。
2019年5月31日で新規受付を終了し、割引期間の終了がもっとも遅い場合でも「2021年6月末」となっています。
- 月々サポートが終わったら料金はどうなるの?
- そもそも月々サポートってどんな制度だっけ?
- 月々サポートが終わったらどうしたらいいの?
昔の携帯料金プランや割引制度はとにかく複雑だったので、割引制度が終了した後の料金がどうなるのか気になりますよね。
そこで本記事では、約4年のキャリアを持つ元携帯ショップ店員のぽんイケが「月々サポート」に関する情報を分かりやすく解説します。
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ドコモの月々サポートとは
まず、最初に伝えたいのは「月々サポート」や「端末購入サポート」は2019年5月31日での新規受付終了しました。
今から新たに契約することはできません。
このため、2019年5月31日までに契約したユーザーが24回の割賦契約を満了すると、それで終わり。
割引終了後、どうするべきかを決める必要があります。
そこでまずは、そもそも「月々サポート」や「端末購入サポート」とはどのようなものだったかを紹介します。
しっかりと割引の内容を把握し、次の行動へ移るためのきっかけとして役立ててみてください。
月々サポート
「月々サポート」はdocomoが行っていた、スマホ本体に対しての割引制度です。
「月々サポート」はdocomoのサービス名で、au・SoftBankも以前は同種のサービスを提供していました。
- au:毎月割
- SoftBank:月月割
月々サポートでは、割引が月ごとに分割して入るようになっており、割引の最大回数が定まっています。
以下は、実際の月々サポートの例です。
上の例では「-2,322円×24回」という部分が月々サポートですね。
月々サポートの適用には、以下のような条件を満たす必要があります。
- 対象端末の購入
- 指定プランへの加入
ただし、上記を満たしたとしても途中で対象外のプランに変更したり、機種変更をしたりした場合は、月々サポートの適用が外れてしまいます。
そのため、スマホ本体の利用期間が24カ月を過ぎている方であれば、機種変更やプラン変更をしても何の問題もありません。
割引が残っている方は、そのまま継続した方がよい場合もあるので、注意しましょう。
端末購入サポート(ダイレクト割)
「端末購入サポート」もdocomoが行っていた、スマホ本体に対しての割引制度です。
「月々サポート」と違う点は、割引が毎月一定額ずつ入るのではなく、一括で入る点です。
例えば、以下のような割引内容になっています。
上の例では「-75,816円」となっている部分が端末購入サポートです。
端末購入サポートの適用には、以下のような条件を満たす必要があります。
- 対象端末の購入
- 指定プランへの加入
ただし、端末購入サポートの場合は以下の点に注意しなければいけません。
「月々サポート」では、条件を満たさなくなった場合はその時点で割引が終了するというだけでしたが「端末購入サポート」では、多額の違約金が発生します。
違約金は端末や端末の使用期間によっても変わります。気になる方はdocomoに問い合わせてみましょう。
ただし、端末購入サポートは2019年10月以降提供されておらず、最低利用期間は「1年間」のケースがほとんどでした。
このため、2024年12月現在違約金が発生する方は皆無でしょう。
ドコモの月々サポート終了後の料金は人によって様々
2019年5月31日の終了ギリギリで契約した方も、2021年6月末で割引が終了になります。
割引終了後の料金は、下がることがほとんどです。
これは、特殊な場合を除いて、ほとんどが「月々の端末代>月々サポートでの割引額」となっているため。
しかし、稀にMNPやキャンペーンの特典によって「月々の端末代<月々サポートでの割引額」となっている場合もあります。
この場合、逆に料金が上がってしまうので注意しましょう。
また、月々サポートの適用条件になっているのは旧プランです。
最新の料金プラン「ギガホ・ギガライト」に変更した方が安くなるケースも多いので、料金シミュレーションを行うなど変更を検討しましょう。
月々サポート終了後の代替は「スマホおかえしプログラム」
2024年12月現在では、本体を安く利用するための制度として「スマホおかえしプログラム」が用意されています。
総務省の指導や電気通信事業法の改正により、端末への割引が規制されたため、以前のような思い切った本体値引きは不可能になりました。
スマホおかえしプログラムでは、厳密に言うと従来のような割引とは違う方向で、ユーザーの負担を軽減する方法をとっています。
上記のように、スマホ本体代が108,000円(税込)の場合で考えると、従来の24回払いと「スマホおかえしプログラム」の比較では、以下のような違いになります。
24回払い | 36回払い (スマホおかえしプログラム) |
|
---|---|---|
1回の支払い額 | 4,500円(税込) | 3,000円(税込) |
スマホ返却 で無料になる額 |
– | 36,000円(税込) |
総支払額 | 108,000円 | 72,000円 |
スマホおかえしプログラムを利用してスマホを返却すると、24回分割と比較して、総支払額が36,000円も減額されます。
ただし、返却するスマホが以下のような状態の場合は修理代がかかったり、そもそもスマホを受け取ってもらえない場合もあるので注意しましょう。
- 本体が破損している
- 電源が入らない
- 液晶表示が異常
- タッチパネルが動作不良
- カメラ、音声、各種ボタン等の機能が正常に作動しない
- SIMトレイが不足、または破損している
- 初期化されていない
- メーカー保証が対象外
(改造されているなど) - ネットワーク利用制限がかかっている
- 基盤が断裂している
2年毎にスマホを変えたい方や、スマホを返却するのに抵抗がない方はぜひ「スマホおかえしプログラム」を利用してみてください。
スマホを返却したくない場合はSIMフリー版購入がおすすめ
「スマホおかえしプログラム」を利用すれば、確かにスマホ代を抑えることが可能です。
しかし「スマホを返却したくない」「2年以上使うつもり」という方も多いでしょう。
そんな方には、メーカー直販のSIMフリー版を購入するのがおすすめです。
日本で人気のiPhone 12を例に見てみましょう。
容量 | 価格 | ||
---|---|---|---|
Apple | docomo | ||
定価 | スマホおかえしプログラム 実質負担額 |
||
64GB | 94,380円(税込) | 101,376円(税込) | 67,584円(税込) |
128GB | 99,880円(税込) | 109,296円(税込) | 72,864円(税込) |
256GB | 111,980円(税込) | 123,552円(税込) | 82,368円(税込) |
「スマホおかえしプログラム」を利用すれば確かにに安いですが、2年後の返却が条件です。
返却したくない方や、そもそも2年以上使う予定という方はSIMフリー版のiPhoneを買う方がお得です。
月々サポート終了後にやるべきこと
月々サポートが終了した場合、そのまま旧プランで継続するのは損になることが多いです。
割引を24カ月フルで受けきったら、以下のいずれかを検討してみましょう。
- 新料金プランに変更
- ahamoに変更
- 他社へ乗り換える
新料金プランに変更
月々サポートが終了したら、まず考えたいのは新料金プランへの変更です。
- 5Gギガホプレミア
- 5Gギガライト
- ギガホプレミア
- ギガライト
現在のdocomoの料金プランはかなりシンプルな内容になっており「大容量」か「小容量」の2択になっています。
データ量 | 料金 | |
---|---|---|
5Gギガホ プレミア |
0〜3GB | 5,665円(税込) |
3GB〜無制限 | 7,315円(税込) | |
5Gギガライト | 0〜1GB | 3,465円(税込) |
1GB〜3GB | 4,565円(税込) | |
3GB〜5GB | 5,665円(税込) | |
5GB〜7GB | 6,765円(税込) | |
ギガホ プレミア |
0〜3GB | 5,555円(税込) |
3GB〜60GB | 7,205円(税込) | |
ギガライト | 0〜1GB | 3,465円(税込) |
1GB〜3GB | 4,565円(税込) | |
3GB〜5GB | 5,665円(税込) | |
5GB〜7GB | 6,765円(税込) |
20GB以上毎月使うヘビーユーザーの方は、ギガホプレミアに即プラン変更しましょう!
ahamoに変更
以下のような条件を満たす方は、オンライン専用プラン「ahamo」がおすすめです。
- ドコモショップ店頭でのサポートが無くても大丈夫
- 毎月のデータ利用量は20GBあればOK
- できる限り料金を安くしたい
データ利用は20GB/月、国内通話5分以内かけ放題の内容で驚異の月額2,970円(税込)!
申し込み手続き・サポート関係等がすべてオンラインのみの対応となっている点さえクリアできれば、間違いなくおすすめのプランです。
他社に乗り換える
以下のような方は、他社に乗り換えるのもおすすめです。
その中でもイチオシは主要キャリアと同様に店舗でのサービスを備えながら、低価格を実現しているUQ mobileとY!mobileです。
- 店頭でのサポートが欲しい
- 20GB以下のデータ量でOK
- 価格もできれば抑えたい
- ハイエンドスマホじゃなくてもOK
ahamoや格安SIMを利用する場合に、一番壁となるのが「実店鋪での店員対応があるかどうか」です。
この課題を解決しているのが、現状ではUQ mobileとY!mobileです。
店舗での対応があり、なおかつ主要キャリアに比べて低価格を実現しています。
ただし、最新のハイエンドスマホは取り扱っていないことがほとんどです。性能面でハイエンドな端末を求める方は注意しましょう。
また、スマホ本体をdocomoで使っていたものをそのまま利用したい場合は「SIMロック解除」が必要です。
「SIMロック解除」について分からない場合は、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
さいごに
以前は当たり前のように行われていた「端末値引き」は2024年現在、総務省の指導や電気通信事業法の改正の影響でほぼ不可能になりました。
悲しい現実ですが、以前のようにスマホ本体の代金が大幅に割引されることはもうありません。
ドコモの月々サポートが終わった後は以下の3つの選択肢から自分に合ったものを選んでアクションを起こしてみてください。
- 新料金プランに変更
- ahamoに変更
- 他社へ乗り換える
月々サポート終了後、そのままの状態で放っておくのが一番もったいないです。
ぜひ、本記事での情報を参考にしてみてください。
ドコモでスマホを買うならオンラインショップがおすすめ
購入手続きはオンラインショップで行うのがおすすめです。
利用するメリットは、以下のようなものがあります。
- 24時間受付可能
- 2,750円以上の購入で送料無料
- 全手続きで事務手数料が「完全無料」
- キャンペーンが多い
- 公式ショップだから安心して購入できる
- 機種変更は「モバイル回線からの注文のみ可能
ドコモ最新キャンペーンページで詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください!
注目の料金プラン「ahamo」・「5Gギガホプレミア」
2021年3月以降、料金プランが大きく変わります。ほとんどの方はプラン変更する価値があるので理解しておきましょう。
「ahamo」が目立っていますが、1,000円値下げされて、テザリング込みで「データ通信無制限」の「5Gギガホプレミア」はヘビーユーザー要チェックプランです
元携帯ショップ店員の僕も驚くようなプランで、各社同種のプランを出しましたが、以下の記事で詳しく解説しています