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iPhone Xの有機EL(OLED)と液晶の画質比較。有機ELの美しさはメリットだが、寿命が心配

iPhone X

iPhone Xの目玉機能の1つは、ディスプレイだと思う。

液晶から有機EL(OLED)に変更された

このことで、色の再現度が上がり、より高画質になったとされている。

確かに、iPhone Xを初めて手に取ったとき、「キレイだ」とは感じた。

ただ、iPhone 4のRetinaディスプレイを初めて見たときのような感動は無く、

まあ比較すればキレイかな

という程度だ。

長年『液晶の次は有機EL』と言われ、次世代ディスプレイの代名詞だったが、液晶が進化しまくった結果、目立たない存在となっていた。

だが、2017年に入り、大型テレビでの採用事例が増えるなど、遂に普及の兆しも見えてきた。

iPhone Xの有機ELって、実際どんな感じなのか、欠点はあるのかを紹介しようと思う。

この記事の掲載内容は、2018年7月25日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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iPhone XとiPhone 8 Plusの画面スペック比較

Super Retina HDディスプレイ
Super Retina HDディスプレイ

参考までに、iPhone XとiPhone 8 Plusの画面スペックを比較してみる。

スペック iPhone 8 Plus iPhone X
名称 Retina HDディスプレイ Super Retina HDディスプレイ
仕様 PSテクノロジー搭載5.5インチ(対角)ワイドスクリーンLCD 5.8インチ(対角)オールスクリーンOLED 
解像度 1,920 x 1,080ピクセル 2,436 x 1,125ピクセル
ppi 401ppi 458ppi
コントラスト比 1,300:1 1,000,000:1
最大輝度 625cd/m2 625cd/m2

大きな違いは、

  • ディスプレイ名に『Super』がついた
  • ppiが高くなった
  • コントラスト比が『圧倒的に』高くなった

という辺りだと思う。

特に分かりやすいのはコントラスト比で、色の再現度が高い有機ELの特徴が表れていると思う。

では、実際の画面を見るとどうなのか。

iPhone XとiPhone 8 Plusの表示比較

比較1
左:iPhone 8 Plus
右:iPhone X

これは当ブログのトップページを表示した状態。

明るさはほぼ同じです

正直、特別な違いは感じないだろう。
敢えて言えば、iPhone Xは少し黄色っぽい表示に見えると思う。

当ブログの背景色は真っ白ではなくベージュっぽい色なので、よりリアルに再現しているのはiPhone Xだ

比較2
左:iPhone 8 Plus
右:iPhone X

続いて、Yahoo!Japanのトップページを表示してみた。

ここでも、右側のiPhone Xが少し黄色っぽく見える。

Yahoo!の背景色は白なので、どうも有機ELは黄色っぽく見えるものなのだろうかと思った。

有機ELが本来得意とされているのは、黒の表現だ。

ホーム画面
左:iPhone 8 Plus
右:iPhone X

例えば、僕のホーム画面は黒っぽいので、比較してみたが、iPhone Xの方が締まった色のように感じる。

なので、白い部分を表示してもあまり特性は表れないのかもしれないが、テレビと異なり、スマホでは白背景表示の方が多い

家電量販店で、大型テレビの液晶と有機ELを比較するデモをわりとよく見かけるが、あの場合ほとんど有機ELがキレイと感じるだろう。

だが、スマホでずっと動画を見ている人はそんなにいない。

慣れもあるだろうが、有機ELが特別キレイとは感じなかった。

iPhone XとGalaxy S8の表示比較

少し黄色っぽい表示は有機ELの特性なのかなと感じたので、有機EL(OLED)を長年採用しているサムスンのGalaxy S8の表示と比べてみた。

そうすると、、、

比較3
左:iPhone X
右:Galaxy S8

全く違う見栄えだった。

これは写真でもよく分かると思う。

Galaxy S8は明らかに青みがかっている

比べるとそうなのだが、最も色鮮やかに感じるのはGalaxy S8だった

比較4
左:iPhone X
右:Galaxy S8

Yahoo!を表示しても同様の印象。

つまりこの結果は、メーカーによる色合いの調整結果と言えそうだ。

僕の主観だが、

  • Appleは、自然な色合い
  • サムスンは、鮮やかな色合い

をコンセプトにしているように感じる。

有機ELはキレイだけど、派手すぎる

という意見はわりとよく聞く。

それは有機ELの特性もあるだろうが、有機ELのスマホと言えばGalaxyシリーズなので、Galaxyシリーズの特徴と言った方がよいように思った。

そして、この違いは良い、悪いの話ではなく、メーカーの方針なので、利用者の好みで選択すればよいかと思う。

Galaxy S8 SC-02J

iPhone 8 Plus・iPhone X・Galaxy S8の比較

比較5
左:iPhone 8 Plus
中央:iPhone X
右:Galaxy S8

最後に、iPhone 8 Plus・iPhone X・Galaxy S8の3台を並べて見た。

こうして見ると、2つの特徴に改めて気がつく。

  • iPhone 8 PlusとiPhone Xには、色合いに大きな違いがない
  • Galaxy S8とは色合いが全く違う

ということだ。

比較6
左:iPhone 8 Plus
中央:iPhone X
右:Galaxy S8
比較6
左:iPhone 8 Plus
中央:iPhone X
右:Galaxy S8

ここまで違うと見事だなと感じる。

どちらが有機EL本来の色合いなのかは分からない。

だが、1つだけ言えるのはAppleは有機ELの採用にあたって、色合いをかなり細かく調整したということだ。

考えてみれば、Appleが有機EL(OLED)を採用するのは、iPhone Xが初めてではない。

2015年に発売した、Apple Watchは初代から最新のSeries 3まで採用しているわけで、ノウハウはかなり蓄積していると思われる。

売れる数で言えば、iPhoneとApple Watchは桁が違うだろう(iPhoneが圧倒的に多い)。

そういう意味でも、iPhone Xは、

10周年モデルの名にふさわしい、集大成であり、これからの10年のベースモデル

なんだろう。

有機ELに対する懸念事項

iPhone X
iPhone X

そんな感じで、iPhone Xの有機ELディスプレイは、ある意味マイルドな変更と感じたが、懸念はある。

  • ディスプレイの寿命
  • 焼き付き

問題だ。

使ってみた印象としてはほぼ問題なさそうだが、いかんせんiPhone Xは『初号機』

1年ほど経った頃どうなるかは、まだ誰も分からないわけで、そこは心配な部分であり、リスクだ。

有機ELディスプレイの寿命

有機ELディスプレイの欠点の1つと言われているのは、液晶ディスプレイと比較した寿命の短さだ。

2018年現在でも薄型ディスプレイと言えば、液晶であり、液晶ディスプレイはめまぐるしい進化を遂げた。

結果、ディスプレイ寿命も長くなっており、概ね10万時間は使えると言われている。

24時間つけても10年以上使える

というのは恐ろしく長寿命だ。

対して、有機ELは概ね6万時間くらいと言われている。

ざっくり半分くらい。つまり5年程しか持たない計算になるが、、、

十分ですよねw

特にiPhoneはOSのサポート期間が長く、長寿命と言われているが、5年間使い続ける人は少ない。

逆にテレビは10年使う人も珍しく無い(我が家のテレビも2018年でちょうど10年選手)。

今後も技術革新で寿命は長くなるだろうが、スマホで使う分には、現時点でもそれほど問題にはならない。

焼き付き問題

有機ELの特性を活かした『Always On Display』
有機ELの特性を活かした『Always On Display』

もう1つが有機EL特有の現象と言われる、焼き付き問題だ。

これは、ディスプレイの発光方式の違いによると言われている。

簡単に言うと、

  • 液晶は全面が点灯する
  • 有機ELは必要な部分のみ点灯する

という特徴があり、有機ELが黒の表現を得意としているのは、部分発光のお陰だ。

ただ、その反面として、一部が発行し続けることによって、焼き付きが発生する。

Appleもこの問題は認識しているようで、iPhone Xでの採用にあたってかなり気にしたようだ。

なので、発売から2ヶ月以上経過しても、iPhone Xの焼き付き問題はほぼ聞かない。

前述のように、

鮮やか過ぎる色合いにしない

というのも関係している気がする。

正直iPhone Xを使っていて、有機ELの特性を活かした機能を全く見ない。

サムスンのGalaxyシリーズは、『Always On Display』という、時計やカレンダーの常時表示機能を搭載しているが、Appleはそのような機能をまだ提供していない。

この辺りは今後のアップデートに期待してもよいかもしれない。

終わりに

iPhone X本体

iPhone Xが有機EL(OLED)を採用すると聞いて、僕は正直それほどよい印象を持っていなかった。

だが、実際使ってみると、

  • 当初抱いていた懸念(寿命や焼き付き)は問題なし
  • むしろ、有機ELらしさを感じることがほぼない

という結果だった。

はっきり言って、iPhone Xでディスプレイが有機ELに変わったことなんて気づかないのではと感じた。

逆にちょっとした不満を上げれば、iPhone 8 Plusと同等クラスのバッテリーを搭載しているが、

バッテリー駆動時間は延びていない

ということだろうか。
体感的には、iPhone 8 Plusの方が持つと感じる。

このような問題は、世界一売れるスマホ『iPhone』で採用されることで、一気に技術革新が進むと思われる

2号機となる2018年モデルとなる、『iPhone X2(テンツー)』的なモデルはディスプレイがどうなるか1つの注目ポイントだろう。

そういう意味で、iPhone Xは色んな意味で過渡期であり、

次の10年を体感するiPhone

なんだろうなと感じた。

僕は、ガジェット好きなので、かなり悩んだが、買ってとても満足している。

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