2017年11月に発売し、2018年9月の後継モデル「iPhone XS」の発表に伴い、わずか10ヶ月で販売終了となった「iPhone X」。
「iPhone 10周年モデル」と言われた、はじめてのフルリニューアルで、後継モデルがすべてiPhone Xベースであることからも、「次の10年の基礎となったモデル」とも言える。
そんなiPhone Xの発売から4年……。
古くささは感じないが、そろそろ機種変更を考える人も多いだろう。
この記事では、iPhone Xから機種変更する際の、オススメiPhoneを紹介しようと思う。
また、ただおすすめを紹介するのではなく、現在利用しているキャリアごとに最適なiPhoneを紹介するので、要点だけ知りたい方は、下記リンクをタップして目的の情報だけ読んでくださいね。
他モデルをお使いの方は、以下の記事をご覧ください。
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2024年時点のiPhone Xユーザーの傾向
2024年11月時点でiPhone Xを使っているのは、主に以下の方だろう。
- 当時の最新フラグシップモデルとして購入した人
- 後継モデル「iPhone XS」の発売後、型落ちとして安くなった時に購入した人
iPhone Xは2017年11月に発売されたモデルだが、販売期間は10か月と短く、2024年11月現在機種変更を考えている方は、購入当時「最新モデル」として購入している人が多いはず。
なので、前者の方には「最新モデル」、後者の方には「型落ちのオススメモデル」を紹介しようと思う。
購入時の最新フラグシップモデルを買うなら「iPhone 13 Pro」
iPhoneを買うときは「最新モデルのフラグシップモデル」
このように決めている人は意外と多い。
僕もそのタイプで、かつては「X系列」、今は「Pro」をずっと買い続けていた。
そんな方は選択の余地なく「iPhone 13 Pro」をオススメする。
ただ、コロナ禍で在宅ワークが増え、出張などの外出が激減した結果、スマホの使い方が変わった人も多いのではないだろうか?
ハイスペックカメラも使う機会がなくて、持てあましている
そんな人もいるだろう。僕はまさにそのパターン。
iPhone 13 Proでとくに強化されたのは「望遠カメラ」。
カメラはデフォルトの「広角カメラ」しか使っていないなら、「Proが必要か?」は考えてもよいかもしれない。
高コスパモデルなら「iPhone 12」
「ハイスペックじゃなくてもいいかな……」と感じている方に、オススメしたいのは「iPhone 12」だ。
近年でiPhoneが大きくかわったのは、2020年10月に発表された「iPhone 12シリーズ」。
- 5G対応
- iPhone 5sっぽい、フレームがエッジのある角張ったデザインに
- 全モデルが「有機EL」ディスプレイに
- ベゼルを削ってディスプレイがより広く
- プロセッサが進化
- 耐水性能が「水深6メートルで最大30分間」に進化
- MagSafe対応で、アクセサリの装着、ワイヤレス充電が便利に
- 同梱アクセサリは「USB-C-Lightningケーブル」のみに
5G対応がどうしても話題になるが、カメラがより進化したり、地味にスペックアップしている。
ディスプレイもiPhone Xの5.8インチから6.1インチに、少しだがおおきくなった。
iPhone X | iPhone 12 | |
---|---|---|
ディスプレイ | 有機EL | |
ディスプレイサイズ | 5.8インチ | 6.1インチ |
高さ | 143.6 mm | 146.7 mm |
幅 | 70.9 mm | 71.5 mm |
厚さ | 7.7 mm | 7.4 mm |
重量 | 174 g | 162 g |
サイズはほぼそのままに「軽くなる」。
スマホにはケース・フィルムなどを使える人が大多数なので、40グラム程度は増えるもの。
ケース・フィルムをつけても「200グラム」程度になる
近年のスマホは画面が大きくなり重くなっているので、iPhone Xのサイズ感と重さを維持したいなら、iPhone 12を選ぶ方がよいだろう。
なお、iPhone 12 Proも型落ちで安く購入できる可能性があるが、サイズ感は同じで「重量アップする(187グラム)」ので注意して欲しい。
画面サイズが小さくてもよいなら「iPhone 12 mini」
iPhone 12シリーズは、「mini」というコンパクトモデルも展開されている。
重量は「133グラム」とさらに軽く、手のひらに収まるコンパクトさが魅力。
コンパクトなiPhoneといえば、4.7インチの「iPhone SE(第2世代)」が思い浮かぶが、実はiPhone 12 miniの方がコンパクト
ディスプレイが大きいので誤解されるが、iPhone 12 miniの方がコンパクト。
コンパクトさを重視するなら「iPhone 12 mini」
というのは覚えておいて欲しい(笑)
iPhone 12よりも、平均1万円程度安いのも魅力だ。
ただ、コンパクトな分、バッテリー駆動時間は短くなるし欠点もあるので、利用スタイルによって判断して欲しい。
契約種別毎のおすすめ購入方法
2024年11月時点のiPhone Xユーザーは大きく分けると、以下のパターンだろう。
- 大手キャリア(docomo・au・SoftBank)でiPhone Xを使っている
- AppleのSIMフリー版を購入し、格安SIMなど通信キャリアを自由に選んで使っている
タイプ別で、おすすめの購入方法と対象機種を紹介しようと思う。
大手キャリア・サブブランドユーザーは「キャリアで購入」
iPhone 13についてはApple・大手キャリア中心だが、iPhone 12は数多くのキャリアで販売されている。
従来「最新モデルのiPhone」は、大手キャリア(docomo・au・SoftBank)でしか販売されないものだった。
ところが、iPhone 12シリーズはサブブランドとはいえ、「Y!mobile」や「UQ mobile」でも販売されている。
このため、利用しているキャリアで購入できる可能性が高いので、素直に機種変更で購入するのが第一の選択肢になるだろう。
また、iPhone 12・13は「5G」対応モデルなので、従来の4G(LTE)からは「契約変更」が必要となる。
この時、5G対応機種への機種変更なら無償だが、AppleなどでSIMフリー版を購入すると、5Gを使う場合「3,300円」の事務手数料が発生するので気をつけて欲しい。
5Gスマホを最初に買うときはキャリアがよいと思います
格安SIMユーザー、3年以上使う・下取りに出さないなら「SIMフリー」
格安SIMを使っている場合は、SIMフリー版を購入しよう。
また、大手キャリアについては2024年11月現在「4年契約の残価設定プラン」が主流となっている。
見かけ上の価格は安いのだが、下取りが前提になっていることに注意が必要。
- 3年以上使うつもり
- 古いiPhoneは家族に譲るなど、下取りに出す気はない
このようなケースなら、SIMフリー版を購入する方がよいだろう。
SIMフリー版について、とくにドコモユーザーからは、
という質問はよく受けるが、ドコモ版と同じようにSIMカードを差し替えるだけで使える。
これを機会に購入してみてはいかがだろうか。
安く買う方法は下取りの活用(Appleの下取りがおすすめ)
iPhoneを機種変更する場合、地味に大きいのが今使っているiPhoneの下取り。
Androidと最大の差別化ポイントともいえる、リセール価値の高さは、2024年現在も健在。
iPhone XSの下取り価格を、Apple公式・大手キャリアで比較すると以下のようになる。
Apple | ドコモ | au | SoftBank | |
---|---|---|---|---|
iPhone X | 最大22,000 円 | 12,600〜24,700 円 | 17,050〜20,350 円 | 19,200 円 |
還元方法 | ギフト券・ポイント・PayPay | |||
還元回数 | 一括 |
金額だけみると魅力は薄いが、実はかなり使いやすいいのがAppleの下取りプログラム「Apple Trade In」。
キャリアの買取は基本的に、端末購入時や購入履歴のある端末に限定されるなど、条件が多い。
しかし、Appleの場合はそのような条件もなく、キャリアの買取と同じく、本体だけ返送すれば、サクッと下取りが完了する(=Lightningケーブルや充電器の返却は不要)。
Apple StoreでSIMフリー版を購入し同時申込みした場合を除き、Appleストアギフト券での還元となるが、iPhoneケース・ケーブルなどのアクセサリ購入に使えばよいかと思う。
終わりに
というわけで、iPhone Xの機種変更候補を紹介してみた。
まとめると以下のような感じだ。
- 購入時の最新フラグシップモデルを買っているなら「iPhone 13 Pro」
- 最新モデルにこだわりがないなら「iPhone 12」
- コンパクトさを重視するなら「iPhone 12 mini」
参考にしていただければ。
この記事でおすすめした機種変更候補のiPhone
この記事でおすすめした、iPhone Xからの機種変更候補としておすすめのiPhoneを紹介します。
▼最新のフラグシップモデルを買うなら「iPhone 13 Pro」
▼一番のおすすめは「iPhone 12シリーズ」