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「週3日・16時まで勤務」システムエンジニアのバイトを、前職の会社で3ヶ月体験した率直な感想

週3日16時までの変則勤務体験談

そんな生活を続けていましたが、仕事の区切れ目になった2019年1月中旬で、一旦終了となりました(また呼ばれたら行くスタンス)。

3ヶ月ちょっと経験した「週3日、16時までの短時間勤務」ですが、感想を一言で表せば、

チー
「働き方」って難しい……。

そんな感じでした。

この記事では、

  • 週3日、16時までの短時間勤務を経験した感想
  • 比較的上手く行った秘訣
  • 正直な感想
  • 導入を検討する経営者に知って欲しいこと

などを紹介しようと思います。

この記事の掲載内容は、2021年4月22日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。

週3日・16時までの変則勤務でも収入的には「心強い」存在

肩書きは色々

2019年1月時点における、外向けの肩書きは特別な縛りをつけてません。

なので、システムエンジニアだけするわけでもないし、かといって「プロブロガー」と名乗るのは違うな、と思いそうしてます。

実体はといえば、アフィリエイト収入をメインに暮らしているので、プロブロガーみたいなものとは思いますが。

アフィリエイトは不安定な所得です。

その点、会社に行くとそれだけでお金はもらえるわけで、収入的には心強かったです。

前職の会社でバイトという位置付けとは言え、システムエンジニアという専門職としての契約です

金額は書きませんが、パートとは違うわけで、週3日16時まで(実稼働6時間)でも、結構な収入になります。

総支給額なら新入社員と変わらないレベルと思います(各種控除は除く)。

「じゃあ、これで満足できるんじゃないの?」って思うでしょうけど、なかなかそうも行きません。

チー
全然モチベーションが上がらない……。

会社を辞めた意味とは??

これをものすごく考えてしまうんです。

勝手の分かる会社・人との仕事なのでストレス無く仕事出来る

仲間とする仕事は楽しい

じゃあ、全く同じ条件かもっとよい条件だったとして、他社だったら契約したかと問われたら、答えは「No」です。

今回の仕事は、僕が社員時代に手がけていたシステムの改訂がメインでした。

つまり、

  • 仕事内容
  • お客さんを含む人間関係

さすがに辞めて3ヶ月で劇的に変わるわけもなく、ほぼ今までと同じ感じで仕事が出来ました

なので、ストレスを感じることもないし、仕事自体は楽しかったです。

僕は元々、この仕事が嫌いで辞めたわけではないので。

ものすごく恵まれた環境だったと思います。

週3回なんていう特殊な勤務体系は、会社の理解が何よりも重要なんです

理解してくれる会社・上司・同僚の存在が必要

今回アルバイト的位置付けで契約して仕事しましたが、このような契約を認めたことを含めて、お互いの信頼があったからこそできたことと思っています。

  • 僕も勝手を知った会社じゃないと、提案しない
  • 元社員で信用出来る人じゃないと、会社も認めない

どちらが欠けても多分うまく行かなかったでしょう。

実際、仕事中はほぼ社員時代と変わらず、「いい意味で放置」してくれました。

それは、やはり僕を知ってくれているからだと思ってます。

チー
基本、前職でよく一緒に仕事した上司や同僚は、みんな好きだから

正社員時代とのギャップに苦しむシーンもある

社員ではないのでできないこともある

ただ、やはり社員でないため、厳密に線引きされるシーンがあります。

社員なら許されるけど、外注には許されないこと。
例えば、お金や人員リソースなど内部的な話と、外部(他社)との情報交換ですね。

僕は元社員なので、当然それを知ってます。

分かってますけど、その上で「面倒くさい」って思いました

週3日勤務は良くも悪くも「お金」しかモチベーションにならない

収入的には「心強い」存在

契約としては、個人外注契約(フリーランス契約)としていますが、僕は「バイト」と言い続けました。

何故かと言えば、何もしなくても、そこ(会社)にいればお金になるからです。

社員時代のように、プロジェクトの成功とか、興味が無くなってしまいます。

何故かわかりますか?

プロジェクトの成否が、評価対象にならないからです。

もちろん、

  • 契約を継続するか
  • 単価を上げるか

という意味での評価には繋がりますけど、それって長く継続する前提なんです。

僕はそうじゃないので。

個人外注契約はスキル・経験を切り売りしているだけな感覚になる

買われているのはスキル

モチベーションが上がらない理由は、もう1つあります。

以前、「岡山ブログカレッジ」で働き方をテーマに話をしたとき、

スキルの切り売りしているだけの感覚になる

という話がありました。

第9回岡ブロ

まさにコレなんですよね。

今回僕が呼ばれたのは、「社員時代のスキル」を買われたからです。

そりゃ、辞めて3ヶ月なのでまだまだ「生きたスキル」でしょう。

じゃあ、これが3年ほど経った時も呼ばれるかと問われたら、ないと思います。その頃には、色々変わっていて、「死んだスキル」になっているからです。

外注として人を使う場合、今のスキルを求められるだけで、育ててはもらえません

それは、善悪の話ではなく、当然と思います。

しかし、僕は別に「引退」したわけでは無いので、スキルは高めたいし、お金も稼ぎたいわけです。

そのために、リスクを覚悟で会社を辞めたわけですし。

チー
単なる外注契約を結ぶのは、短期的にはいいけど、長期的にはお互い幸せにならないかもな

そんなことを思いました。

未来志向のないお金稼ぎは、先細るだけだと思うので。

終わりに

「働き方」を考える

3ヶ月ちょっと経験した、

  • 会社勤務
  • フリーランス生活

のパラレルワークですけど、総括としては「まあまあうまく行った」とは思ってます。

僕・同僚・上司・会社・顧客、みんなお互いをよく知っているわけで、そこにはまだ信頼関係が残っていたからでしょう。

実際、手がけていたプロジェクトも、特に大きなトラブルもなく終了しましたし。

実はこの働き方、会社員時代に、正社員としてやってみたかった働き方です

なので、多少形は違うものの、夢は叶ったんですけど、実際経験して思ったのは、

  • 働く人のモチベーションをどう上げさせるか
  • 支えるフルタイム社員(主に上司)の負荷をいかに軽減するか

この2つが課題ですね。

案外後者は忘れられますが、変則勤務を実現するためには、いざという時「穴埋めできる人」が必ず必要です

大抵は「上司」に該当する方と思いますが、その人に負荷が集中し、残業地獄になっては本末転倒なわけです。

日本ではこれから「働き方」に対する議論が盛り上がり、「新しい働き方」を実践する企業も増えるでしょう。

わずか3ヶ月程度の経験ですが、特に経営者の方にとって、参考になればよいなと思います。

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