そんな生活を続けていましたが、仕事の区切れ目になった2019年1月中旬で、一旦終了となりました(また呼ばれたら行くスタンス)。
3ヶ月ちょっと経験した「週3日、16時までの短時間勤務」ですが、感想を一言で表せば、
そんな感じでした。
この記事では、
- 週3日、16時までの短時間勤務を経験した感想
- 比較的上手く行った秘訣
- 正直な感想
- 導入を検討する経営者に知って欲しいこと
などを紹介しようと思います。
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています。
週3日・16時までの変則勤務でも収入的には「心強い」存在
2019年1月時点における、外向けの肩書きは特別な縛りをつけてません。
なので、システムエンジニアだけするわけでもないし、かといって「プロブロガー」と名乗るのは違うな、と思いそうしてます。
実体はといえば、アフィリエイト収入をメインに暮らしているので、プロブロガーみたいなものとは思いますが。
アフィリエイトは不安定な所得です。
その点、会社に行くとそれだけでお金はもらえるわけで、収入的には心強かったです。
前職の会社でバイトという位置付けとは言え、システムエンジニアという専門職としての契約です。
金額は書きませんが、パートとは違うわけで、週3日16時まで(実稼働6時間)でも、結構な収入になります。
総支給額なら新入社員と変わらないレベルと思います(各種控除は除く)。
「じゃあ、これで満足できるんじゃないの?」って思うでしょうけど、なかなかそうも行きません。
会社を辞めた意味とは??
これをものすごく考えてしまうんです。
勝手の分かる会社・人との仕事なのでストレス無く仕事出来る
じゃあ、全く同じ条件かもっとよい条件だったとして、他社だったら契約したかと問われたら、答えは「No」です。
今回の仕事は、僕が社員時代に手がけていたシステムの改訂がメインでした。
つまり、
- 仕事内容
- お客さんを含む人間関係
さすがに辞めて3ヶ月で劇的に変わるわけもなく、ほぼ今までと同じ感じで仕事が出来ました。
なので、ストレスを感じることもないし、仕事自体は楽しかったです。
僕は元々、この仕事が嫌いで辞めたわけではないので。
ものすごく恵まれた環境だったと思います。
週3回なんていう特殊な勤務体系は、会社の理解が何よりも重要なんです。
理解してくれる会社・上司・同僚の存在が必要
今回アルバイト的位置付けで契約して仕事しましたが、このような契約を認めたことを含めて、お互いの信頼があったからこそできたことと思っています。
- 僕も勝手を知った会社じゃないと、提案しない
- 元社員で信用出来る人じゃないと、会社も認めない
どちらが欠けても多分うまく行かなかったでしょう。
実際、仕事中はほぼ社員時代と変わらず、「いい意味で放置」してくれました。
それは、やはり僕を知ってくれているからだと思ってます。
正社員時代とのギャップに苦しむシーンもある
ただ、やはり社員でないため、厳密に線引きされるシーンがあります。
社員なら許されるけど、外注には許されないこと。
例えば、お金や人員リソースなど内部的な話と、外部(他社)との情報交換ですね。
僕は元社員なので、当然それを知ってます。
分かってますけど、その上で「面倒くさい」って思いました。
週3日勤務は良くも悪くも「お金」しかモチベーションにならない
契約としては、個人外注契約(フリーランス契約)としていますが、僕は「バイト」と言い続けました。
何故かと言えば、何もしなくても、そこ(会社)にいればお金になるからです。
社員時代のように、プロジェクトの成功とか、興味が無くなってしまいます。
何故かわかりますか?
プロジェクトの成否が、評価対象にならないからです。
もちろん、
- 契約を継続するか
- 単価を上げるか
という意味での評価には繋がりますけど、それって長く継続する前提なんです。
僕はそうじゃないので。
個人外注契約はスキル・経験を切り売りしているだけな感覚になる
モチベーションが上がらない理由は、もう1つあります。
以前、「岡山ブログカレッジ」で働き方をテーマに話をしたとき、
スキルの切り売りしているだけの感覚になる
という話がありました。
まさにコレなんですよね。
今回僕が呼ばれたのは、「社員時代のスキル」を買われたからです。
そりゃ、辞めて3ヶ月なのでまだまだ「生きたスキル」でしょう。
じゃあ、これが3年ほど経った時も呼ばれるかと問われたら、ないと思います。その頃には、色々変わっていて、「死んだスキル」になっているからです。
外注として人を使う場合、今のスキルを求められるだけで、育ててはもらえません。
それは、善悪の話ではなく、当然と思います。
しかし、僕は別に「引退」したわけでは無いので、スキルは高めたいし、お金も稼ぎたいわけです。
そのために、リスクを覚悟で会社を辞めたわけですし。
そんなことを思いました。
未来志向のないお金稼ぎは、先細るだけだと思うので。
終わりに
3ヶ月ちょっと経験した、
- 会社勤務
- フリーランス生活
のパラレルワークですけど、総括としては「まあまあうまく行った」とは思ってます。
僕・同僚・上司・会社・顧客、みんなお互いをよく知っているわけで、そこにはまだ信頼関係が残っていたからでしょう。
実際、手がけていたプロジェクトも、特に大きなトラブルもなく終了しましたし。
実はこの働き方、会社員時代に、正社員としてやってみたかった働き方です。
なので、多少形は違うものの、夢は叶ったんですけど、実際経験して思ったのは、
- 働く人のモチベーションをどう上げさせるか
- 支えるフルタイム社員(主に上司)の負荷をいかに軽減するか
この2つが課題ですね。
案外後者は忘れられますが、変則勤務を実現するためには、いざという時「穴埋めできる人」が必ず必要です。
大抵は「上司」に該当する方と思いますが、その人に負荷が集中し、残業地獄になっては本末転倒なわけです。
日本ではこれから「働き方」に対する議論が盛り上がり、「新しい働き方」を実践する企業も増えるでしょう。
わずか3ヶ月程度の経験ですが、特に経営者の方にとって、参考になればよいなと思います。