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親の介護問題を気にせず、仕事ができるのはいつまでか?僕が会社を辞めた2つ目の理由

親の介護をどうするか問題

2018年7月31日で10年間勤めた会社を辞めて、フリーランスになりました。

ピープルソフトウェア株式会社

会社を辞めた理由はいくつかあるんですが、1つ目の理由は「出世して会社に全てのリソースを捧げたくない」というものです。

出世を諦めて会社にとどまれるか

いうなれば、会社での立ち位置の問題なんですが、この記事では2つ目の理由を紹介します。それは、

親の介護問題

です。
恐らく今後、ほぼ全ての人が抱える問題じゃないでしょうか?

この記事の掲載内容は、2021年1月3日時点の情報です。現在の情報とは異なる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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僕の両親について

2018年9月時点での、両親ですが以下のような状況です。

名前 状況
2008年4月30日に他界
74歳
今は健康で、2013年から実家の近所に僕の家族が引っ越している(=近居)

幸いなことに、今は何も問題ありません

父親は10年前に他界しました。突然死でした。

アルコールが原因で肝臓を傷めていたことが原因の1つでしたが、医者の静止も聞かなかったので、まさに自滅だったと思います。

当時色々思うことはありましたが(一人暮らしでしたが、誰かが同居していれば助かったかもしれないという葛藤)、10年も経つと考えも変わります。

介護もなく死んだことは、ある意味ありがたかった

正直に言えばそういう気持ちがあります。

母は介護が必要になる可能性が高い

家族が何事もなく暮らせるのはいつまでか

では、母はどうか。
今は健康ですが、2018年9月時点で74歳。2019年には後期高齢者になるわけで、健康リスクは年々高まります

近居なので、何かあれば大抵気づくでしょうし、ただその結果として、明日から突然介護が必要になるかもしれないです。

『手がかかる』という意味では、5歳と4歳の子供達の方が『今は』負担が大きいです。

  • 子どもの負担は、年々下がる
  • 親の介護リスクは、年々上がる

そんな中で、

自分の仕事と、妻子のことだけを考えて生活できる期間があと何年あるだろう

と考えたんです。

まあ、10年はないと思っています。

10年後といえば、僕は40代後半で、普通に会社員をしていたら、それなりに出世し、給与所得は人生で一番高い時期でしょう

そんな時に親の介護が必要になったらどうするか?

残念ながら、会社が僕の都合に合わせてくれることはありません。

介護できる家族は『僕しかいない』

高まる介護リスク

こんな状況になった時に、取り得る選択肢は以下でしょう。

  1. 所得が減るのを覚悟して、時短勤務しながら介護する
  2. 退職して介護する
  3. 妻など親族に介護をお願いする

とりあえずは1で始めて、最終的に2になる確率が高いと思います。

介護の終わりは、親の死とほぼイコールです。なので、いつかは終わるけど、いつ終わるかは分からない介護生活です。

一定期間会社がサポートしてくれることはあっても、最後まではほぼありえません

そういう意味で、3の選択肢はある意味一番現実的、かつ、男性目線で言うと一番多い選択肢かもしれません。

でも、『妻だけ』に任せるという選択肢は考えていません

普通に考えて、妻だって嫌だと思いますし、母親も何だかんだ遠慮すると思います。義理の母と娘なんて、そんなものでしょう。

そこに『キレイゴト』を持ち込んでも仕方ないです。

そして、僕は一人っ子なので、僕がやるしかないと思っています

10年後にいきなりそうなったら、慌てるし、その時退職すれば所得も大幅に減って、ダブルパンチで慌てます。

10年後といえば、子供達も高校や大学進学を控えている頃です。一番お金が必要な時に、所得が大幅に減る事態は避けたいわけです。

そして、運良く母親の介護が終わったとして、年齢的な順番で言えば、次は義父・義母の介護リスクが高まるわけです(僕の母より10歳ほど歳下)。

全部終わった頃には、僕がもう高齢者でしょう……

10年後やめるなら、今やめる

会社員を辞めました

そう考えた時、僕は前職の会社が好きでしたが、定年まで働くことはほぼあり得ないと思いました。

一時的な所得減少は覚悟の上で、10年後に備えて、

  • 自宅でできる仕事を作る
  • 1箇所に依存しない生活基盤を作る

これをやるなら今しかないと判断しました。

要するに、親を自宅で介護しながらでもできる仕事を、今のうちに作ろうと思いました

そして、僕の基本的な考え方として、

1本柱は危険

というのがありまして、会社の給与所得だけで無く、複数の柱を作ろうと思ったんです。

  • 月50万円の所得を、1箇所からもらう
  • 月5万円の所得を、10箇所からもらう

合計金額は同じです。
後者の方が無駄は多いでしょうが(主に事務手続き)、柔軟性は高いはずです。

こんなものは、いきなり作ろうと思ってもできません。

時間をかけて作るしかないので、今やろうと思いました。

幸い、ブログのアフィリエイト収入があり、今仕事を辞めても、即収入ゼロにはならないので、そういう意味での安心感もありました

終わりに

親の介護をどうするか問題

僕の決断が、正解なのかは分かりません。

ただ、日本という国の未来(超高齢化社会)と自分の置かれた立場を考えた時、

今のままではダメだろう

という確信だけはあります。

言い方は悪いですが、20代〜50代くらいの働き盛りの世代が、仕事ができなくなる大きな要因は主に2つです。

  • 子ども
  • 親の介護

子どもは産まないという選択肢もあります。

ですが、親の介護だけは、逃げようがないと思います。近い将来社会問題になると思っています。

お金で解決できるうちはまだよいですが、数が増えればそれも難しくなる気がします。

この記事をご覧の方は、恐らく20代〜50代くらいの方が多いと思いますが、親の介護のこと考えたことありますか?

かなり重たい問題だと思うんです……

ピープルソフトウェア株式会社
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