Apple Watchは日中に身につけて、寝ている時は外す
「腕時計」と考えた時、こう考えるのが「自然」だと思う。
しかし、2019年10月「早朝に倒れるという経験」をして以来、「転倒検出機能」を設定し、24時間365日Apple Watchを身につける運用に切り替えた。
つまり、寝ている時もApple Watchを身につけている。
そうすると、一時期iPhoneで流行った「睡眠分析」が使いやすくなる。
というわけで、「AutoSleep」というアプリを利用して、Apple Watchで睡眠分析を行うように設定してみた。
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Apple Watchは「24時間365日」身につけてこそ意味がある
Apple Watchは2015年の発売当初、「iPhoneの通知を見ること」がメイン機能だった。
その機能は今も変わっていないが、世代を重ねるにつれて「健康管理機能」が充実していく。
- Series 2で「耐水性能」を向上し、ランニングで使いやすく
- Series 3でeSIMに対応し、iPhoneなしでの通信が可能に
- Series 4で転倒検出機能に対応
- Series 4で電気式心拍センサーに対応し、心電図も取得可能に(日本では未認可)
特にSeries 4で、Appleが考える進化の方向性が明確になったと思っていて、利用者の健康管理など、「命を守るデバイス」となった。
iPhone以上に「肌身離さず使う」ことになる、ウェアラブルデバイスらしい進化だと思う。
つまり、Apple Watchは「24時間365日」身につけてこそ意味があるデバイスになった。
2020年9月には「Series 6」が発売されるだろうが、この方向性を理解しておくと、次期モデルの姿が見えてくると思う。
Apple Watchが対応していない健康機能は「睡眠分析」
そう考えた時、Apple Watchがまだ対応していない健康管理機能がある。
睡眠分析
iPhoneが発売した当初から、睡眠分析アプリは存在し、ライフログを取得する人達に愛用されていた。
「Sleep Cycle」などが代表格といえるアプリだが、iPhoneアプリの場合、枕元に置くことで動きなどを検知して、睡眠分析を行っていた。
しかし、「モード切替」が必要だったり、使い勝手も良くなかったので、利用者は徐々に減ったように思う。
その点、Apple Watchの場合、身につけて寝るだけでデータをとってくれる。
このお手軽機能が技術的に可能であることは、サードパーティーアプリが対応していることからも明らか。
しかし、標準機能としては今だ対応していない。
Apple Watchの睡眠分析には「AutoSleep」が便利
では、僕が実際に使っている睡眠分析アプリだが、「AutoSleep」というアプリを使っている。
カテゴリ: ヘルスケア/フィットネス, メディカル
販売元: Tantsissa – TANTSISSA HOLDINGS PTY LTD(サイズ: 27.7 MB)
アプリをインストールし、Apple Watchでも有効化しているだけ。
この手のアプリは、「勝手にデータ収集」してもらうことに意味があると思うので、あえて特別な設定は行っていない。
使い始めたのは2019年11月頃からで、それ以来の睡眠データが蓄積されている。
約半年使っているのだが、毎日見るかというと、見ていない。
気になるのは「正確性」だと思うが、ある日の睡眠分析データを見て欲しい。
この日はソファで午前2時頃まで寝てしまい、その後ベッドに移動したり、トイレに行ったりした。
その辺りが、わりと正確に記録されていることは分かるかと思う。
「疲労蓄積」を感じた時に、睡眠分析を見て「休む」判断に使う
「AutoSleep」は、睡眠データとして以下の情報を取得している。
- 睡眠の評価
- 睡眠時間
- 良質な睡眠
- 睡眠時刻
- 深い睡眠
- 心拍数
僕がこの中で見ることが多いのは、「睡眠の評価」と「深い睡眠」だ。
疲労を感じたとき、最初に考えるのは「睡眠不足」だが、単純に睡眠時間が長ければいいかといえば、そうでもない。
- ソファなど、ベッド以外で寝てしまった
- 前日に飲み会などで深酒した
こういう時に疲労を感じるケースが多く、やはり「睡眠の質」は大きいと実感する。
これを見て、昼寝をするなど、休息を多めにするかを判断するのが便利な使い方。
新型コロナウイルス感染拡大による「巣ごもり」で疲れがたまる
例えば、この記事を書いている2020年5月5日は、新型コロナウイルス感染拡大により、緊急事態宣言が発令され、3週間ほど経った時期。
外出もできず、家族がずっと家にいて、正直ちょっとストレスを感じ始めていて、一人の時間を作るために、夜中まで起きているケースが増えた。
4月中旬から「睡眠の質」の低下が顕著……
これが、「平時」だった2020年1月だとこんな感じになる。
僕の場合、2018年8月以来、フリーランスとなり基本は自宅作業なので、いわゆる「テレワーク」によるストレスはない(むしろそれが日常)。
それより、休校が長引き、子どもを筆頭に「家族が常に家にいる」状況がストレスになってきているようだ……。
終わりに
スマホが普及し始めた2010年頃から「ライフログ」という言葉が流行った。
行動を全て記録する
というものだが、今でも細かくつけている人は少ないと思う。
- 記録が目的化すると、義務感が出て面倒になる
- そもそも、いちいちアプリなどを立ち上げるのが面倒
という欠点があるからだが、「睡眠分析」の場合は特別な操作が不要で、わりと有益なデータがたまることがメリット。
これを行ったからといって、何かが劇的に変わるものではないが、健康管理の1つとして役立つので、Apple Watchユーザーは是非試してみて欲しい。
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