2021年9月14日(日本時間15日)のAppleスペシャルイベントで、iPhone・Apple Watch・iPadの2021年モデルが発表された。
- 第6世代iPad mini
- 第9世代iPad
の2つだが、目玉は見た目が大きく変わった「iPad mini」。
2020年にiPad AirがUSB-C対応・全面ディスプレイ化などフルリニューアルしたが、iPad miniのリニューアルは基本的に同じ方向性といえるだろう。
第9世代iPadは「iPadのエントリーモデル」としての位置付けは変わらず、着実な進化を遂げた感じだ。
この記事では、第6世代iPad miniと第9世代iPadを紹介しようと思う。
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「第6世代iPad mini」の概要
- ハイエンド&ハイスペックモデルの「iPad Pro」
- ミドルクラスの「iPad Air」
- エントリーモデルの「無印iPad」
iPad miniの位置付けは時期によって異なるが、前モデルにあたる第5世代ではミドルクラスと位置付けられていた。
このため、後継モデルもおそらく同じ位置付けになると考えた時、進化の方向性は「iPad Air」と同じになるというのはある程度予想できた。
それよりは、「iPad miniの後継モデルはでるのか?」の方が注目ポイントだった。
進化ポイントは以下だろうか。
- プロセッサが「A15 Bionicチップ」に進化
- ディスプレイが「8.3インチ」に大型化
- 第2世代「Apple Pencil」に対応
- 充電端子が「USB-C」に変更
- 指紋認証「Touch ID」がディスプレイ側から、トップボタンに変更
- カメラが広角対応
前モデルからはかなり変わったが、コンパクトなiPad Airという認識で間違いないだろう。
価格は「59,800円(税込)〜」で、iPad Airと比較して1万円ほど安い。
「第9世代iPad」の概要
続いて第9世代iPadについて。
こちらは2020年発売の第8世代から、正常進化モデルといえる。
ホームボタンを搭載し、2010年に発売した初代iPadから続く「伝統のデザイン」。
iPadと言われて大多数の方が想像するのはこの形なので、最も身近なiPadといえるだろう。
そういう意味で、「39,800円〜」という価格帯にも大きな意味があり、iPadを使ってみたい人の導入ハードルを下げる目的があると思われる。
Pro・Air・miniと比較すると、プロセッサなど見劣りする面はある。
しかし、第7世代iPadを使ったときに、当時の最新モデルと比較しても遅いと感じなかったので、価格は安くても「遅い」と感じることはほぼないはず。
- プロセッサが「A13 Bionicチップ」に進化
- 最低ストレージが「64GB]に
- 「True Tone」に対応
- カメラが広角対応し「センターフレーム」に対応
価格は「39,800円〜」と第8世代より少し高くなったが、ストレージ容量がアップしたことを考えたら据え置きと考えてよいだろう。
2021年はiPadの方向性が明確になってきた
2019年あたりから、iPhoneの新モデルと同時にミドルクラス以下のiPadが発表されるようになってきた。
Pro(12.9インチと11インチ)・Air・無印・miniのサイズ違いを含めて5モデルは、正直多すぎると思う。
ただ、今回miniが残り、Airと同じ方向性で進化したので、iPadシリーズの方向性が明確になったと感じた。
正直、一番微妙な位置にいるけど、一番売れているであろう「無印のiPad」はなんなのか?
iPhone SEやApple Watch SEと同じ位置付け
と考えたらしっくり来る。
つまり、Touch IDなどレガシーな仕組みを、より新しいプロセッサで提供する、エントリーモデルであると同時に、古いユーザーを繋ぎ止めるモデルということ。
iPhoneほど売れていないにもかかわらず、iPhoneと同じようなモデル構成にする必要があるのかという疑問は残るが、僕のなかではようやく納得できた。
iPadのフロントカメラは「センターフレーム」に対応
2021年モデルのiPad Pro(第5世代)で採用された、「センターフレーム」と呼ばれるフロントカメラの機能。
個人的な印象では、カメラ・マイク・スピーカーが確実に搭載され、パソコンよりも高画質&高音質なので、オンライン会議でiPadを利用する人は多い印象がある。
「センターフレーム」は、フロントカメラに写る被写体(=あなた)をいい感じに、映像の中央におさめてくれる機能。
これをiPad全モデルに搭載してきたのは、コロナ禍のニーズをうまくつかんでいるなと感じた。
終わりに
第7世代以降のiPadは、価格だけみると「廉価版」なのだが、恐ろしくコスパが高いモデルになった。
iPad miniも長らく微妙な位置付けだったが、Airの小型版という位置付けになり分かりやすくなった。
とくにiPad miniは日本では人気があるモデルなので、かなり売れるだろう。
iPadの隠れた魅力は、「製品寿命が非常に長い」ということ。
我が家では2014年に購入した「iPad Air 2」を今でも使っているが、ネットをみたりする程度で、遅いと感じることは皆無。
7年前のデバイスが、我慢しながら使うのではなく、不満なく普通に使えて、最新OSも提供され続けている。
近年は「安価になったので数年で買い替える」というのが、電子機器だと定番なので、iPadの長寿さは「異常」だと思う。
2021年モデルのiPadもきっと長く使えるので、購入を検討している方は、なるべく最新モデルを購入しておくことをおすすめする。
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現役社長ゆうたのiPad仕事術
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