どうも、iPad仕事術のゆうたです。
iPadを購入しようとすると、種類の多さに驚くでしょう。
- iPadのモデルは何がよいか
- 通信方式は「Wi-Fi版」と「Wi-Fi+Cellular版」のどちらがよいか
- 容量(ストレージ)はどれくらい必要か
とくに難しいのが「通信方式」で、その選び方を前回の記事では解説しました。
要約すると、以下のような感じです。
- コスパのWi-Fiモデル
- 手軽さのWi-Fi+Cellularモデル
そして今回の記事は、通信方式に加えて悩みがちな「容量(ストレージ)」の選び方について紹介します。
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仕事でiPadを使いまくるなら「256GB」以上を推奨
まず、最初に伝えたいこと。
ガッツリiPadを使いたいんだ!
という方は、「可能な限り大容量のWi-Fi+Cellularモデル」を購入してください。
ちなみに僕は「第3世代iPad Pro Wi-Fi+Cellular 1TB」を使っていますが、ストレージの心配がゼロなので快適です。
ただ、実際1TBを使った感想として、iPadで1TBを使い切るのは至難の業と感じました。
なので、現実的には「256GB以上」を推奨。
業務内容や使い方によっては、「オーバースペックかな?」というケースも考えられるので、以降の記事はそうなりたくない方向けの解説と位置付けます。
iPadモデル毎の容量と価格
2024年11月現在、Appleが販売しているiPadシリーズのモデルとストレージは以下の通りです。
モデル名 | 容量 | Wi-Fi版価格(税込) |
---|---|---|
iPad | 64GB | 39,800円 |
256GB | 57,800円 | |
iPad mini | 64GB | 59,800円 |
256GB | 77,800円 | |
iPad Air | 64GB | 69,080円 |
256GB | 87,780円 | |
iPad Pro 11インチ | 128GB | 94,800円 |
256GB | 106,800円 | |
512GB | 130,800円 | |
1TB | 178,800円 | |
2TB | 226,800円 | |
iPad Pro 12.9インチ | 128GB | 129,800円 |
256GB | 141,800円 | |
512GB | 165,800円 | |
1TB | 213,800円 | |
2TB | 261,800円 |
シリーズ毎に容量は違うのですが、実はiPad Proのみ5種類もあり、それ以外は2種類。
「税込4万円以下」という安さは魅力的で、仕事で使えるかどうかはわからないけど、とりあえずiPadを使ってみたいという方は「第9世代iPad Wi-Fi 64GB」を選ぶのがおすすめ。
ただ、僕のように既に仕事で使っていて、ある程度使えることが分かっている場合、64GBでは容量が足りませんでした。
iPadモデル毎の容量(ストレージ)選び基本方針
では、iPadモデル毎のおすすめ容量(ストレージ)はどれなのか。
パソコンと同じで「利用スタイルによる」という大前提はあるんですが、基本方針は以下かなと思います。
モデル名 | 基本方針 |
---|---|
第9世代iPad | 基本は「64GB」 |
iPad mini・Air | 基本は「64GB」。予算に余裕があれば「256GB」 |
iPad Pro | 「128GB」で十分。使いまくるなら利用スタイルに合わせて容量は増やす |
基本的に、1TBなど大きすぎる容量は不要と思います。
例えばiPadでも写真や動画を撮る方は、iPadのストレージを増やすより、iCloudの容量を増やした方が便利でしょう。
iCloudの料金は以下の通り。
容量 | 月額料金(税込) | ファミリー共有 |
---|---|---|
5GB | 無料 | × |
50GB | 130円 | × |
200GB | 400円 | ○ |
2TB | 1,300円 | ○ |
「月額課金」にはなりますが、iPhoneと容量を共有できるし、写真や動画のデータはiCloudに保存されるため、iPadのストレージを節約できます。
iCloudの活用を前提にした、容量選びについては、以下の記事も参考にしてみてください。
通信方式(Wi-Fi or Cellular)と容量の関係性
冒頭に、通信方式と容量(ストレージ)は密接な関係があると書きました。
理由を簡単にまとめると以下の通りです。
- 容量が少なくてもクラウドサービスを駆使すれば、容量不足を補えるので、手軽にネット接続できる「Wi-Fi+Cellularモデル」を推奨
- クラウドサービスを使わないなら「Wi-Fiモデル」でも良いが、データをクラウドに待避できない分、iPadのストレージは大容量を推奨
要するに、
データをクラウドに置くか、iPad内に置くか
ここで判断が分かれます。
利便性が高いのはクラウドでしょうが、業務内容によるため、一概にクラウドがよいとは言い切れません。
「Wi-Fi+Cellularモデル」は低容量でOK
クラウドサービスが充実した今、少ない容量でも問題なく使用できることが増えました。
特にスマホの場合は、写真・動画・音楽など「メディアデータ」がストレージの大半を占めますが、これらは全てクラウド化できます。
クラウド化すれば、iPhone・iPadのストレージはほとんど消費しないため、低容量でも快適に使えるんです。
Appleの提供するiCloudは、月額1,300円支払えば2TBもの容量を使用できます。
容量 | 月額料金(税込) | ファミリー共有 |
---|---|---|
5GB | 無料 | × |
50GB | 130円 | × |
200GB | 400円 | ○ |
2TB | 1,300円 | ○ |
業務用途の場合は、「Microsoft 365」に加入している会社も多いでしょう。
この場合、1TBのOneDriveが使用できます。
僕が仕事で最も頻繁に利用しているEvernoteは、容量無制限(アップロードが制限あり)なので、iPadのストレージが少なくても、全ての資料にアクセス可能です。
これらのサービスを使い、資料を基本クラウドサービスに保存すれば、iPadのストレージは少なくても大丈夫でしょう。
ただ、「いつでもアクセス可能」であることが重要なので、手軽に通信可能な「Wi-Fi+Cellularモデル」をおすすめします。
という考えもあるでしょう。
ただ、外出時の隙間時間に、パッとiPadを取り出して仕事をする時、Wi-Fiがつかめず、資料がすぐに読み込めないのはストレスになるので、おすすめできません。
「Wi-Fiモデル」はなるべく容量の大きいものを選ぶ
「Wi-Fi+Cellularモデル」は、手軽にネットワークアクセスできるのでおすすめです
しかし、Wi-Fi版より平均15,000円程度高く、なんといっても通信費というランニングコストが発生するため、コスパは良くありません。
このため、iPadは「Wi-Fiモデル」の方が人気があるんですが、その場合はなるべく容量の大きいものを選ぶのがおすすめです。
容量を1段階増やすと、平均で2万円程度高くなります。
- 「Wi-Fi+Cellularモデル」を選んで容量を減らす
- 「Wi-Fiモデル」を選んで容量を増やす
は大体同じ価格です。
「第9世代iPad」を例に比較すると以下の通り。
通信方式 | 容量 | 価格(税込) |
---|---|---|
Wi-Fi | 64GB | 39,800円 |
256GB | 57,800円 | |
Wi-Fi+Cellular | 64GB | 56,800円 |
256GB | 74,800円 |
Wi-Fi版を外出中の隙間時間に取り出して使おうとする際は、ほぼ確実に「オフライン環境」になるでしょう。
オフラインでも快適に仕事をするためには、あらかじめ仕事で使う資料等をiPadへダウンロードしておく必要があります。
容量の小さなモデルだと、場合によっては資料を取捨選択する必要があり、快適とはいえません。
Wi-Fiモデルを使うのであれば、容量はなるべく大きなモデルを選ぶことをお勧めします。
アプリによってはクラウド対応していなかったり、容量が大きいものもある
ここまで紹介したことは一般的な話で、使うアプリ等によって細かい条件は変わって来ます。
例えば、僕が動画編集で使っている「Luma Fusion」。
クラウドサービスからのインポートやエクスポートは対応していますが、基本はiPad内にデータが保存されるタイプのアプリです。
このような場合、結局アプリ自体がかなりのストレージを食ってしまい、容量オーバーになるケースがあります。
実際、「第7世代iPad 32GB」を使った時、現在使っている第3世代iPad Pro 12.9インチのバックアップから復元したんですが、アプリの容量が大きすぎて全て復元できませんでした。
「iPadOS」になってから、かなりパソコンに近くなってきたため、その分アプリそのものの容量が大きくなっています。
アプリを厳選したり、データの取捨選択を行う時間は無駄なので、予算が許す限り、大容量を選んだほうが幸せになれるでしょう。
終わりに
iPadの容量選択は、モバイルデータ通信の接続が前提となるiPhoneよりも難しいと思います。
- 自分自身の使っているアプリ(または使おうと思っているアプリ)
- iPadを使用する環境
- 仕事内容
これらから総合的に判断する必要があるからです。
現実には「最低容量」を選ぶ人が多いようですが、イニシャルコストやランニングコストだけを考えて購入してしまうと、あとになって容量不足で買い替えになりかねません。
iPadは長く使える端末なので、長い目でみて容量を選択した方がよいと思いますよ。
モデル名 | 基本方針 |
---|---|
第9世代iPad | 基本は「64GB」 |
iPad mini・Air | 基本は「64GB」。予算に余裕があれば「256GB」 |
iPad Pro | 「128GB」で十分。使いまくるなら利用スタイルに合わせて容量は増やす |
iPad Proを購入する
「iPad Pro」はAmazon・家電量販店・大手キャリアなど幅広く販売されていますが、在庫・納期面で一番おすすめは、Appleでの購入です。
Wi-Fi+Cellular版はAppleではSIMフリー、キャリア版はSIMロックされていますが、条件を満たせばSIMロック解除できます。
キャリアで購入するなら、契約事務手数料が「無料」のオンラインショップがおすすめ!
取り扱い店舗 | Wi-Fi版 | Wi-Fi+Cellular版 |
---|---|---|
Apple Store | ○ | ○ |
大手キャリア | × | ○ |
Amazon | ○ | × |
家電量販店 | ○ | × |
iPadはどのモデルのコスパが高い?
正直ショック受けるくらい、処理スピードに差がない割に、値段はProの半額以下ですからね。
あと、SoftBank・Y!mobileユーザーは条件を満たせば、Yahoo!ショッピングで買うと「最大20%還元」なのでお得!
店舗 | タイプ | 定価(税込) | 値引き | 実質価格 |
---|---|---|---|---|
Apple Store | Wi-Fi | 39,800円 | - | 39,800円 |
Wi-Fi + Cellular | 56,800円 | - | 56,800円 | |
Amazon | Wi-Fi | 39,800円 | 398ポイント | 39,4027円 |
Wi-Fi + Cellular | - | - | - | |
ビックカメラ.com | Wi-Fi | 39,800円 | 398ポイント | 39,4027円 |
Wi-Fi + Cellular | 56,800円 | 568ポイント | 56,232円 | |
ドコモオンラインショップ | Wi-Fi | - | - | - |
Wi-Fi + Cellular | 60,984円 | - | 60,984円 | |
auオンラインショップ | Wi-Fi | - | - | - |
Wi-Fi + Cellular | 58,320円 | - | 58,320円 | |
SoftBankオンラインショップ | Wi-Fi | - | - | - |
Wi-Fi + Cellular | 63,360円 | - | 63,360円 |
現役社長ゆうたのiPad仕事術
iPad Proを仕事で使いまくる「ガチiPadユーザー」で、「株式会社松本鉄工 代表取締役」のゆうたさんが、仕事に役立つiPad活用術を紹介する連載記事を、2019年3月から公開しています。
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